【Aqours】松浦梨子
乙女だ……
メイ*> _ <リ 私が果南さんとなんて……///
嘘付け絶対メノるゾ
梨子「どうしたの果南さん?」
果南「や、さっきチカと曜がお互いの名字で自分の名前を言う遊びしててさ」
果南「『渡辺千歌!』『高海曜!』『『きゃ~~♡』』って(笑」
梨子「もう、2人ってば……」クスクス
果南「……」
果南「松浦梨子…」ボソッ
梨子「はぃぇぇぇっっ!?」
果南「あ、ゴメン。桜内果南の方がいい?」
梨子「ち、ちがっ……!そういうことじゃなくてぇ…///」ハワワ
果南「あははっ」
全国に3人くらいいそう
果南「ごめんごめん。でも、別にからかってる訳じゃないと言うか――」
梨子「へぇぇっ?!///」
果南「何と言えばいいのかな……」
果南「私がもし男の子だったら絶対に梨子のこと放っておかないと言うか……」
果南「それでいざ見てみればこんなに可愛くて綺麗な子なんだもん。あの時はビックリしたなぁ」
梨子「そ、そんな……かわ……///」
果南「見た目だけじゃないよ。料理、絵、そしてピアノ。色んなことが出来て凄いなって思ったし――」
果南「優しい所とか、ちょっとドジで慌てん坊な所とか――」
果南「内面も凄く素敵な子だなって梨子のこと知っていくうちにどんどんそう思ったんだ」
梨子「……///」
梨子「~~~!!///」首フリフリ
梨子「そんなっ。私なんて別にそんな……!いい奥さんとか……!!」///
果南「え~?絶対なれるって。自信持ちなよっ」
梨子「うぅ……///」
果南「(高海梨子。渡辺梨子。黒澤梨子。国木田梨子。津島梨子。小原梨子……)」
果南「(うん!松浦梨子が一番しっくり来る!)」
果南「(と言うか何だろう。自分で想像しておきながらちょっとだけ胸がチクってした……)」
果南「……」首ブンブン
梨子「?」
梨子「果南さんっ!!///」
果南「ダイビングの案内から戻ったらさ。『お帰りなさい』って出迎えてくれたりさ」
梨子「果南さああん……///」
果南「予約の電話取った梨子が『はい。松浦ダイビングです』って言ったりさ」
果南「うーん。いいね……!」
梨子「~~~っ!///」
梨子「(果南さんが言ったみたいな生活を――)」
梨子「~~~!?!!?!!」←一気に色々イメージ
梨子「(ま、松浦梨子……)」カァァァァッ
果南「り、梨子……。大丈夫?顔が真っ赤――」
梨子「果南さんのせいですぅっ!!」シュッポー!
果南「……私も一緒に居ちゃダメ?何となく今は梨子と一緒に居たいんだケド」
梨子「駄目です!冗談はその位にして!」タタッ
パタン
果南「あ~……。行ってらっしゃ~い……」
果南「(お、今の行ってらっしゃいは逆に私がお嫁さんみたいだった)」
果南「(桜内果南……。ふむ、こちらもいいかも……)」
果南「(何でこんな想像ばっかりしちゃうんだろ)」
果南「(何で他の皆の名字で想像した時胸がチクってしたんだろ)」
梨子『冗談はその位にして!』
果南「……冗談、かぁ」
果南「……」
果南「んー?」
果南「元々それ程冗談で言ったつもりでもなかったけど、私――」
果南「割と本気にしちゃっているかも……」
果南「~~~~!!」机ツップシ
梨子「(松浦、梨子……)」
梨子「(~~~!! も、もう~!全然集中出来ないよぉ~~!!///)」
===
果南「はぁ……」
果南「(桜内梨子から、松浦梨子に……)」
果南「……」
果南「(どうしよ)」
果南「(ちょっと、叶ってくれたりしないかな。このお願い……)」
―おしまい―
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