【ラブライブ!】(うみまきください)【SS】
(お願いします)
(ファミチキでもいいですか)
(はい)
(はいじゃないが)
(いいえ)
(海未「何してるのですか?」
真姫「んー」グルグル
海未「そんなに身体にリボンを巻き付けたら鬱血しちゃいますよ」
真姫「はいっ!」
海未「???」
真姫「ば、バレンタインはマッキーをめしあがれ!」
海未「あ、はい……」
真姫(全然喜んでないじゃない!希の嘘つき!)
はい)
海未ちゃんと真姫ちゃんの子供はすごい美人になりそうだね
この二人のどうあがいても将来一緒に居れない感狂おしいほど好き
結ばれそうにない2人のために紛争する7人とかでもいいから早く
>>11
奔走じゃなく紛争するのか…
海未「…ねえ、真姫」
真姫「…何?」
海未「こうして、一緒に音楽室で曲を作っていられるのも…あとどれくらいでしょうか」
真姫「そのことは考えないようにしようって言ったじゃない……」
海未「でも…逃げていても、私たちが卒業してしまう日は確実に近づいているんです!」
海未「私たちは…ずっと一緒には居られないんです…っ」
真姫「そんな事言われても…嫌よ…」
(期待せざるを得ない)
(即興で見切り発車だからな期待すんなよ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
海未(三年生たちが卒業して、μ’sは解散した)
海未(それからというもの、私は抜け殻のようになって日々を過ごしていた)
海未(彼女たちが残していった、「別れ」への恐怖を抱えながら)
海未(卒業まで…あと数ヶ月)
海未(結局、スクールアイドルは続けず)
海未(新たな部員を迎えたアイドル部に作詞の提供をするだけになりました)
海未(あのμ’sでないと、私はアイドルを続けられる自信が無かったのです…)
ことり「海未ちゃん」
ことり「もう今更かもしれないけど…これでよかったの?」
海未「本当に今更ですね…」
ことり「だって…海未ちゃん三年生になってから全然楽しそうじゃないもん」
海未「それは…」
ことり「やっぱり後悔してるんでしょ?」
海未「アイドルの事ですか?それなら…」
ことり「ううん、それもなんだけど…」
ことり「真姫ちゃんとのこと」
海未「…!」
ことり(やっぱり…)
ことり「この前、見ちゃったんだ」
ことり「真姫ちゃんが泣きながら音楽室から飛び出してきたとこ」
ことり「そして、呆然と立ち尽くしてた海未ちゃんも」
海未「…っ」
海未「しょうがないじゃないですか…」
海未「私たちは…っ…ずっと一緒には…居られないんですから…ッ!」
海未「真姫を悲しませない為には…私を忘れてもらうしかないんです…!」
海未「あの音楽室で二年も一緒に過ごしてきて…私たちは近くなりすぎた…!」
海未「あの先輩たちだってそう…近すぎたから…」
海未「『別れ』がこんなに辛いものだなんて…」
海未「穂乃果とことりとはずっと一緒で…気づきもしなかった…!」
ことり「…」
ことり「それは…違うよ…」
ことり「海未ちゃんの大馬鹿ッ!!」
ことり「真姫ちゃんが悲しまない為には忘れてもらうしかない?」
ことり「あんなに泣いてたのに?」
ことり「今更忘れてくれなんて…そんなの悲しくないわけないよ!」
ことり「絵里ちゃんたちに未練たらたらのくせに!」
ことり「忘れちゃったら…本当に一生お別れだよ…」
ことり「一生会えないって…決まった訳じゃないのに…!」
海未「それは…」
海未「っ…」
海未「私だって…っ…本当は忘れて欲しくなんてない…!」
海未「でも…どうしようも、っ…なくて…っ…どうしたらいいか…わからなくてぇ…っ…!」
海未「うっ…ううう…っ」
海未「どうすればいいんですかぁ…っ!」
海未「おしえて…くださいっ…ことりぃ…っ!」
ことり「そんなの…ことりも分かんないけど…」
ことり「もう、自分に嘘つくの…やめよ?」
ことり「ことりが留学しそうになって、穂乃果ちゃんがスクールアイドル辞めますって言ったとき」
ことり「海未ちゃんが言ったことだよ?」
海未「はい…」
海未「結局私は、あの頃から…何も変わっていなかったのですね…」
海未「…真姫に謝りに行ってきます」
ことり「真姫ちゃんなら…きっとまた音楽室で海未ちゃんのこと待ってると思うよ」
海未「私も…何故だかそのような気がします」
ことり「あ、そうだ」
海未「何ですか?」
ことり「海未ちゃんに宿題ね」
ことり「真姫ちゃんに告白してきてください♪」
海未「う…う゛ぇぇっ!?」
海未「な…何でそうなるんですか!///」
ことり「えー?だって海未ちゃんって真姫ちゃんのこと好きでしょ?」
ことり(ことりの好きな人のことだもん…分かるよ)
海未「ま…真姫のことは信頼の置ける友人として好きなのであって…///」
ことり「アイドル辞めたのに作詞は続けたのだって、真姫ちゃんと少しでも一緒に居たかったからでしょ?」
海未「うっ…」
海未「ぅぅ…分かりました!」
海未「大切な幼馴染にここまで背中を押してもらったのです」
海未「ここで行かねば園田の名が廃ります!」
海未「それでは…行ってきます!」
ことり「うん!ファイトだよ♪」
海未「…ことり」
ことり「…?」
海未「ありがとう」ニコッ
タッタッタッ…
ことり「…もう。いつもは敬語のくせに」
ことり「ズルいなぁ…。」グスッ
ガラガラッ
海未「真姫!!」
真姫「…!!」
真姫「海未…」
海未「ああ…やはりここに居たのですね…よかった…」
真姫「今更…何しに来たのよ…」
真姫「忘れてくれなんて言ったくせに…」
海未「…真姫」
海未「その件はッ!本当にッ!」
海未「申し訳ありませんでしたッッ!!!」ガバッ
真姫「ち、ちょっと…!いきなり土下座なんてされても困るわよ!!」
海未「本当は忘れて欲しくなんかありません!」
海未「そう遠くない先…真姫と別れなければならない時が来ると思うと…怖くて」
海未「せめて真姫だけは悲しませまいと…あんなことを言ってしまいました…」
真姫「…」
海未「でも…ことりに言われました」
海未「忘れてしまったら、それで本当の別れだと」
海未「だから…ずっと忘れないでいてください」
海未「私は…真姫の事が好きなんです!!」
真姫「…う゛ぇぇっ!?///」
真姫「そ…それって…///」
海未「信頼する仲間だとか、一緒に過ごしてきた親友だとか…女同士とか」
海未「そんなものを超えて、私は」
海未「真姫の事を愛しているんです!!」
真姫「海未…」
真姫「私だって…」
真姫「忘れてくれなんて言われてどんな気持ちになったと思ってるの!?」
真姫「μ’sに入った頃…ううん、それよりもっと前から好きだった人に!!」
真姫「アイドルを辞める、それでも作詞は続けるって言われて」
真姫「少しでもここが海未の居場所になってたって思えて嬉しかった」
真姫「忘れられる訳ないじゃない…」
真姫「初めて好きになった人だもの…」
海未「真姫…本当にすみませんでした」
真姫「…もういいわ」
真姫「海未が不器用で鈍感なのは今に始まったことじゃないし」
海未「真姫…!」
真姫「好きよ、海未」
真姫「愛してる」
海未「いざ、面と向かって言われると恥ずかしいですね…///」
海未「…もう忘れろなんて言いません」
海未「絶対に忘れないでいて下さい」
海未「今日から、私最後の作詞を始めようと思います」
海未「私が書く、最後の歌…一緒に作ってくれますか?」
真姫「…はい!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
真姫(もう…今日で最後なのね…)
真姫(今日…海未たちが卒業してしまう…)
真姫(泣かないって決めたんだ)
真姫(この学院での最後の思い出は、笑顔で飾りたい)
先生「最後に、生徒会長の西木野真姫さんから卒業生への歌のプレゼントです」
真姫(海未と作った、最後の曲―)
真姫「―聞いてください……『SENTIMENTAL StepS』―」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『音楽室で待っていてください 海未』
真姫(いつの間にか、ポケットにこんな紙が入っていた)
真姫(海未、まだかな…)
ガラガラッ
海未「真姫、すみません…お待たせしました」
真姫「遅い…式が終わってから随分経ってるじゃない」
海未「その…在校生の方々に次々告白されてしまいまして…」
真姫「ふーん?海未ったら彼女を自分で待たせておきながら後輩に現を抜かしちゃうタイプだったのね」プクー
海未「す…すみません…」
海未「でも、告白は全てきっぱりと断らせて頂きましたよ?」
海未「私は真姫一筋ですから」
真姫「…ふん。そんなので騙されるほど真姫ちゃんは安くないんだから///」
海未「真姫」
海未「今日、私は音ノ木坂学院を去ります」
海未「これから私が歩む道は真姫の道とは決して交わることのない道」
海未「会う機会も、著しく減ってしまうことでしょう」
海未「でも…この音楽室で過ごした日々は、通いあった心は…ずっと一緒です」
海未「その証に、これを贈らせてください」スッ
真姫「星の形の…シルバーリング…綺麗…」
海未「これを買った私は今一文無しです」
真姫「もう、そういうのは野暮よ」
海未「そうですね。ふふっ」
海未「真姫、貴女がこの指輪の事,,,私の事を忘れないで居てくれたなら」
海未「貴方が大学を卒業するとき,,,また逢いましょう」
真姫「海未…」ポロポロ…
真姫「…もう!最後は笑顔で送るって…決めたのに…っ!」
真姫「グスッ…こんなことされたら…泣くしかないじゃない…!」
真姫「わたし…っ…絶対立派になってみせるから…っ」
真姫「うみに…まけないくらい…っ…ヒグッ…」
真姫「だから…っ…まってて…!!」
海未「…ええ…いつまでも…待っています…っ!」
真姫「ん…」
海未「…ん…ちゅ…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『〇〇大学 医学部 卒業式』
真姫(あれからずっと、海未のあの言葉を励みにひたすら頑張ってきた)
真姫(あの指輪だって、ひと時も肌身から外す事は無かった)
真姫(そして今日…あの約束の日を迎えたんだ)
真姫「海未…どこかしら」
真姫「まさか忘れちゃった…なんて」
真姫「…ううん。私が海未を信じないでどうするのよ!」
真姫「まだ式終わったばっかりだし!」
「……。」
タッタッタッ…
ギュッ!
「真姫」
「…結婚しよう。」
(おわり)
(持論:愛ばんは三年,センステは二年,そしぺは一年の卒業曲)
おつ
(あなたは最高です)
引用元: undefined
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