きな子「CEO、CEOー」夏美「なんですの?」
きなCはいいぞ
夏美「そうでしたか」カタカタカタカタ
きな子「?」
夏美「…」カチカチッ
きな子「CEOはパソコンとにらめっこするの好きっすね」
夏美「…」カチカチッ
きな子「きな子ともにらめっこしないっすか?」
夏美「はぁ?…なにを言ってるんですの」カタカタカタ
きな子「ねぇ、きな子、きな子とにらめっこ!」
夏美「あーもぉ鬱陶しい!」
きな子「わわっ」ヨロッ
きな子「きな子、泣きそうかも、っす」
夏美「え?」クルッ
きな子「きな子、泣きそうかも、っす」
夏美「いや、ごめんなさい、本当に」アセアセ
きな子「あーあ、せっかくきな子たちが晩ご飯作ったのになぁ…」
夏美「…」
きな子「にらめっこして遊んでるCEOはご飯の手伝い1つもしてくれてないっす…でもCEOはにらめっこが仕事かもなので口出し出来ないっす」
夏美「遊びじゃないですの」ジトッ
夏美「けど、ごめんなさい、せっかく呼びに来てくれたのに」
きな子「許さないっす」
夏美「え」
きな子「許さないっす、CEOご飯抜きっす」
夏美「えぇ…」
きな子「この合宿はきな子がお家を貸してるわけですので、きな子がルールのようなものっす」
夏美「職権乱用って言うんですのよ、そういうのって」
きな子「食券らんよう?」ボソボソ
きな子「はぁ~」
夏美「なんですの、そのため息は」ジトッ
きな子「CEOはCEOのくせに職員のきな子のこと、何にもわかってないっすね」
夏美「雇った覚えはございませんの」
きな子「きな子それ知ってるっす、記者会見とかで『記憶にございません』ってやつ」
夏美「事実ですの」パタンッ
きな子「?、パソコンとにらめっこはもういいんすか?」
夏美「あなたが傍にいては集中出来ないですので」スンッ
きな子「きな子、そんなに魅力的っすか?きな子のことをそんなにも…えへへー」クネクネ
夏美「めんどくさっ」
きな子「むっ」プクッ
きな子「待つっす!」ニギッ
夏美「な、なんですのよ…」
きな子「きな子の件がまだ終わってないっす、話があるっす」
夏美「ない」
きな子「ある」
夏美「ないですの」
きな子「あるっす、探検隊くらいあるっす」
夏美「あなた歳お幾つ?」
きな子「話そらすなっす、権力者はいつもそうやってお茶を濁してけむにまくっす」
夏美「あーはいはいわかりました、聞きます聞きます、なんですの、ほらこちらにあなたも座って、さっきから目の前に立ちっぱなしで鬱陶しいですの」ポンポン
夏美「はいはい」クタッ
きな子「あの、CEOに問いたいことが」
夏美「なんなりと」
きな子「CEOは、CEOとはどうあるべきだと思いますか」
夏美「唐突ですの…」
きな子「CEOの考える、CEOのあるべき姿とは」
夏美「…」
きな子「…」
夏美「にゃは!それはもっちろん!お金を稼いで~」
きな子「はいブブー」
夏美「なんですのよ」
きな子「ブブーっす」
きな子「お金よりも大切な物が…」
夏美「ない」
きな子「ある」
夏美「ないですの」
きな子「あるっす、」
夏美「あーはいはい、探検隊くらいあるんですのよね、はいもうわかりました」
きな子「ねぇ!」
夏美「言いたかったんですの?」
夏美「え?」
きな子「CEOが大切にすべきは職員っす、CEOは職員や仲間のことを第一に考えるべきっす」
夏美「まぁ…そうですわね…雇ってはいませんが」
きな子「ですので、きな子の…なんだ…その…」
夏美「?」
きな子「きな子の、、、精神状態というか、心を満足させる?…、義務が、あのー、CEOにはあると思ってます。思うっす」
夏美「どこ見て話してるんですのさっきから、そこになにか居ますの?猫みたいに虚空をじっと見て話されると怖いのですが…」
きな子「だ、だって…こんなこと…」
夏美「なに?」
きな子「CEOの方見ながら、こんなこと話せない…むり…」ボソボソ
夏美「ちょいちょい、何ブツブツ言ってるんですの」
ピトッ
きな子「んなぁぁああああ!!」ドンッ
夏美「うぎゃぁあああああ!!」ズテーン
夏美「が、がはっ…あなたに吹っ飛ばされたんですのよ…」
きな子「ご、ごめんなさいっ…手貸すっす」
夏美「うぅ…」
ニギッ
きな子「…っ!」ドキッ
夏美「もう…なんなんですのもう…」ヨッコイセ
きな子「な、なつみちゃんが、その、いきなり近くにくっついてくるから…」
夏美「はぁ?」
きな子「その…」
夏美「…」ジッ
きな子「…」シュン
夏美「はぁ…」
夏美「…」
きな子「…」
夏美「なんですの…黙ったりして」
きな子「もうちょっとそっち、寄っていいでしょうか」
夏美「え?」
きな子「そっちにもう少しだけ寄って座ってもいいでしょうか!!!」
夏美「声でか!耳元で声デカ!!」
きな子「ご、ごめんなさいっす」
夏美「い、いいですけど…なんなんですの、」
夏美「5ミリ!!!5ミリくらいしか!!!!」
きな子「げ、限界…今のきな子には、勇気が…」ボソボソ
夏美「はぁ?なに言ってるんですの?」
きな子「な、なんでもないっすがけど?」アセアセ
夏美「語尾、もうキャラがおかしいのですけど」
きな子「ん”んっ、、、すーーはーー…」
夏美「…」
きな子「え?」
夏美「CEOとして、職員のメンタルケアが足りていなかったかもしれません」
きな子「?」
夏美「なんなりと言ってくださいですの、どうしたらあなたのメンタルはケアされるか、教えてくれればやれることはやりますので」
きな子「ほ、ほんとっすか!」
夏美「もちろん…、さっきのようにドスコイされたらこちらの身がもちませんので」
きな子「ごめんなさいっす…どすこい?」
夏美「…」フフッ
きな子「え?」
夏美「いえ、なんでもないですの」
きな子「?」
きな子「なんでもいい?」
夏美「出来ることなら」
きな子「なら、その…えーと…なー」
夏美「なー?」
きな子「えと…えーと…あの」
夏美「こら」ムニュッ
きな子「!?」
夏美「目そらなさの、人と話す時は相手の目を見て話す、職員としての常識ですの」
きな子「ひゃ、ひゃい、…」
夏美「分かればいいですの」
夏美「…」
きな子「あ、あの!」
夏美「はい」
きな子「き、きな子と今晩、同じお布団で…一緒に…その…」
夏美「いいですよ」
きな子「へ?」
夏美「あなたと一緒に寝たらいいのでしょう?、そんなこと言いあぐねてたんですの?」
きな子「だっ、だって。…きな子と一緒になんて…」
夏美「ふふっ、そんなことで職員のメンタルケアができるならお易い御用ですの」
きな子「わぁ!そしたら今夜、きな子のお部屋で2人でパーティっすね!」
夏美「え?パーティとは?」ボソッ
夏美「そんな?そんなに??」
きな子「やったー!!」ワーイ
夏美「オニナッツに惚れて夜這いは禁止ですの」
きな子「よ、よばい!?///」
夏美「ジョーク」
きな子「じょーく…」
夏美「それじゃ、ご飯食べに行きますよ」
きな子「それきな子が言いにきたっすのに」
夏美「あなたが忘れてたーってあの2人に報告しなくては」
夏美「なんでですの!!」
きな子「なんででもっす、CEOが…」
夏美「なつみ」
きな子「?」キョトン
夏美「名前、CEOじゃなくて、なつみって呼んで欲しいですの」
きな子「…!」パァッ
夏美「ほら、さっさと行く」テクテク
きな子「えへへー」
テクテク
ニギッ
きな子「これもメンタルケアっす!」ニコニコ
夏美「はぁーあ」
きな子「あ、なつみちゃん笑ってる」
夏美「笑ってないですの」
きな子「笑ったっすよー絶対」ニコニコ
夏美「おばか。」
おわり
やっぱりきなCなんだよなぁ
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