ホームシックのダイヤちゃんを救え!【SS】
穂乃果「よーし!みんな集まったね!じゃあ出発しようっ!」
絵里「いや、ちょっと待って?」
穂乃果「え?何絵里ちゃん?」
絵里「何でこんな真夜中に大学なんかに行くのよ…?」
希「そうやね。ウチら急に呼び出されて何も聞いてないし」
凛「凛も」
にこ「そうよ。まず説明しなさいよ」
穂乃果「あーそうだったね…実はねぇ…これ!」スッ
希「ん?何それ手紙?」
希「へぇ…それで今からウチらで助けに行こうって事…?」
穂乃果「そういう事!」
にこ「あんたねぇ…今何時だと思ってんのよ!?もう日付変わるわよ!?」
凛「今から行っても逆に迷惑になるんじゃないかにゃ?」
絵里「凛の言う通りね。深夜にこの人数で押しかけたら普通に迷惑だし……日を改めてまたの機会にしましょう…?」
穂乃果「いやーそれがね…この依頼人は今すぐにでも来てほしいみたい。手紙にもこれを読んだらすぐ来てくださいって書いてるし…」
絵里「いやっ…それにしたって時間帯を考えなさいよ…もう寝てるかもしれないのに…」
希「まあまあ、取り敢えず行ってみん?それで寝てたらまた次の日にしよ?相手も相当切羽詰まってる状況みたいやし」
絵里「まぁ…そこまで言うなら…」
穂乃果「あ、今から読むからちょっと待ってね…ん?絵里ちゃんそのジーンズどうしたの?」
絵里「え?何が?」
穂乃果「いや…なんかそれ絵里ちゃんが着てるの見たことなかったから…気になって」
絵里「あ、気付いた?いや〜そうなのよ!この前新宿行った時に気に入って買っちゃったのよね〜!ほら、この部分とかお洒落でしょ?このダメージジーンズ」スッ
希「絵里ち、今そういうのいらんねん」
絵里「あっごめんなさい…」ストッ
にこ「…」
穂乃果「じゃあ読むね?」ペラッ
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μ’sの皆さん初めまして、鹿角聖良と申します。
今日は皆さんにお願いがあってこの手紙を出しました。
私達はかつて別々のグループでスクールアイドルの活動をしていましたが、その縁があってか高校を卒業と同時に上京、同じ大学に入りルームメイトになりました。
そのルームメイトである黒澤ダイヤさんが何とホームシックになってしまい、寮に引き篭もって大学にも顔を出さなくなりました。
何とか元気になってもらおうと頑張ったのですが…最近では部屋で塞ぎ込んでうわ言のように妹さんの名前を呟き続けるだけで彼女の一日が終わってしまうような状況です。
そんなダイヤさんですが実はμ’sの大ファン…特に絢瀬絵里さんのファンで、絢瀬絵里さんの所属するユニットグループ、BiBiのライブを見ている時だけ笑顔を取り戻すのです。
そこで私はμ’sの皆さんに協力してもらい、落ち込むダイヤさんを元気づけてあげようと思い付き、この手紙を送りました。
どうかμ’sの皆さんの力でダイヤさんを笑顔にしてあげてくれないでしょうか?
どうかお願いします。
正直藁にもすがる気持ちです。
この手紙を読んだら今すぐに来てください。
なるべく早く来てくれる事を願ってます。
皆さんの来訪お待ちしてます。
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穂乃果「…って」
希「なるほどね…そのダイヤちゃんって子が落ち込んでて、それでウチらのファンやから呼んで元気にしてあげたいって事やね」
にこ「よっぽど助けてほしいんでしょうね…最後の方なんか早く来てくれって気持ちが凄い伝わってくるわ」
凛「とゆうか絵里ちゃんのファンなんだねその子」
希「せやね、よかったやん絵里ち」
絵里「な、何か照れちゃうわねこういうの…///でも、そうねぇ…そこまで私のファンだって言ってくれているなら何とか元気にしてあげたいわね」
にこ「…」
穂乃果「そうだね。話を聞く限りじゃかなりの落ち込みようらしいし…だから穂乃果達でダイヤちゃんを元気にして今まで通りの生活に戻してあげようよ!」
希「そうやね!」
凛「面白くなってきたにゃ!」
絵里「そうと決まれば行きましょうか!」
穂乃果「よーし!待っててねダイヤちゃん…じゃあ出発するよっ!」
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大学寮
穂乃果「さて、着いたけど…あ、この部屋だね!」
にこ「よかった、明かりも点いてるし起きてるみたいね」
絵里「でも周りは凄く静かね…やっぱり他の人達は寝てるのかしら…?みんなあんまり大声は出しちゃダメよ?」
希「そうやね。騒いだら近所迷惑になるよ?」
穂乃果「もー分かってるって…じゃあ鳴らすよ?」ピンポ-ン
『はい、どちら様でしょうか?』
穂乃果「あっどうもこんばんは、μ’sの高坂穂乃果です。あのーこの前貰った手紙を読んでここに来たんですけど…」
『!?ち、ちょっと待っててください!』プツッ
穂乃果「……」
ガチャッ
聖良「あ、どうも皆さん!よくお越しくださいました!」
穂乃果「えっと…あなたが手紙をくれた鹿角聖良ちゃん…?」
聖良「はい!初めまして、鹿角聖良と申します。さぁ、どうぞ中へ!」スッ
絵里「あ、じゃあ失礼します」スッ
凛「お邪魔しまーす」スッ
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希「えっと…それで、ダイヤちゃんの様子はどうなん?」
聖良「それが…あれからもうずっと部屋に篭もりっきりで…呼び掛けには応じてくれるんですけどそれ以外は部屋に閉じこもったままなんですよ…」
絵里「うーん…思った以上に深刻のようね」
聖良「はい……それに最近ではご飯も碌に食べない有様で…」
凛「それはマズイにゃー…」
聖良「正直私の方も何をやってもお手上げ状態で…もうどうしたらいいか分からないんです…このままダイヤさんが引き篭もったままになってしまうんじゃないかと心配で…」
穂乃果「大丈夫だよ!その為に穂乃果達が来たんだから!」
希「そうそう、ウチらが来たからには必ずダイヤちゃんを笑顔にして見せるから!」
凛「ドーンと大船に乗った気持ちでいるにゃ!」
聖良「皆さん…!ありがとうございます!」ペコッ
にこ「…それで、肝心のダイヤちゃんはどこにいるのよ?」
聖良「あ、そうですね。では案内します」スタスタ
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───
|。 |「…」
聖良「…この部屋の中にダイヤさんがいるんですけど…」
凛「凄い静かだね」
希「じゃあ…取り敢えず絵里ち、ダイヤちゃんと話をしてみよっか」スッ
絵里「えっ?私?」
希「うん。だってダイヤちゃん絵里ちのファンみたいやし…そうやろ聖良ちゃん?」
聖良「はい。それはもう熱狂的なファンですね」
穂乃果「じゃあ絵里ちゃんが適任だね。憧れの人が目の前にいたらきっと喜んですぐ元気になっちゃうよ!」
絵里「そ、そうかしら…?ま、まぁみんながそう言うなら話をしてみようかしら」テレッ
にこ「…」
聖良「じゃあ絵里さん、ちょっと呼び掛けますのでドアの前へ」スッ
絵里「ええ」スタスタ
聖良「…ダイヤさん!ダイヤさーん!μ’sの皆さんが来てくれましたよー!」コンコンッ
|。 |「…」
ガラララッ
|c||σ.-|。|「…」
希「お、あれがダイヤちゃん?」
聖良「はい、そうです」
穂乃果「確かにちょっと元気なさそうだね…」
凛「何で顔半分しか出してないの…?」
絵里「あっ、あのー初めましてダイヤちゃん。μ’sの絢瀬絵里です」
|c||σ.-|。|「…」
絵里「何かあの…私のファンだって言ってくれてるみたいで…凄く嬉しい気持ちで一杯です」
|c||σ.-|。|「…」
絵里「今日はあのー…ダイヤちゃんが落ち込んでるって聞いて力になれればいいかなと思って駆けつけて来ました…私なんかでよければ一緒に話でも…」
ガラララッ ピシャッ
|。|「…」
絵里「あ、あれ…?」
希「え…全然笑顔になってないやん…」
穂乃果「普通に閉めてったね…」
聖良「おかしいですね…絵里さんを見たら元気になってくれると思ったんですけど…」
希「冷蔵庫に隠してたアイスを妹に食べられてるのを見たような目で見てたやん…」
絵里「…」
穂乃果「まぁでも…ちゃんと反応はしてたよね…?」
凛「うん…」
にこ「ひょっとしてにこ達がいたから…?」
希「あっそういうこと…?絵里ちだけに来てほしかった感じなんかなぁ…」
聖良「いやいやっそんな事ありませんよ!ダイヤさんはどちらかといえば絵里さん寄りの箱推しなんですよ!」
穂乃果「絵里ちゃん寄りの箱推し…?」
希「どういう事…?初めて聞いた単語やけど…」
凛「それよりどうする…?このままじゃあの子が部屋から出てこないよ?」
絵里「そうね…どうしましょうか…」
にこ「…………さいよ」ボソッ
絵里「え?」
にこ「バレエダンス…しなさいよ」
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
にこ「…今気持ちいいんでしょ?結局、私のファンなのねって浮かれてて」
絵里「いや、別にそんなこと…」
にこ「にこの気持ちも考えなさいよ…私、BiBiのファンです。特に絢瀬絵里さんのファンですって言われたにこの気持ちも」
絵里「…」
凛「ンフッw」
穂乃果「…っ」プルプルッ
にこ「どっちか片一方が人気出るつもりでやってないから」
希「ンフフフッw」プルプルッ
絵里「…今日誰の為に来てると思ってるのよ」
にこ「…ダイヤちゃんの為でしょうが……これ」スッ
絵里「…?何よこれ」
にこ「あんたのお婆様からバレエの衣装、借りてきたから…それ着て踊りなさい」
絵里「いや…何であなたがお婆様の事知ってるのよ…?いつ会ったのよ…?」
にこ「何でもいいでしょうが…それより、あんたがそれを着てまた踊るって聞いたら凄く喜んでたわよ?」
絵里「え、本当?お婆様が?」
にこ「…ええ」
絵里「…じゃあ…やるわ」
にこ「…なら早く着替えなさいよ」
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
穂乃果「…ん?どうしたのにこちゃん?」
にこ「あのー今から絵里がバレエダンス…」
凛「バレエダンス…?あ、やってくれるの?」
希「おー確かに絵里ちのダンス見たら元気出るかもしれんね」
にこ「ええ…あんたはさっさとそれ着替えてきなさいよ」
絵里「もう…分かったわよ」ガララッ
聖良「あ…そこ私の部屋…」
希「ンフッw何勝手に入ってんねんw」
聖良「いや、まぁ別にいいんですけど…」
凛「にしたってあんな我が物顔で入っていかないでしょw」
穂乃果「それじゃあ絵里ちゃんが着替えるまで待ってようか」
聖良「…私とダイヤさんは…μ’sやA-RISEの皆さんに憧れてスクールアイドルをはじめたんですよ」
穂乃果「へぇ〜そうなんだ〜」
凛「何か照れるにゃ〜」
ガラララッ
穂乃果「…あ、やっと着替え終わっ………」
絵里「………」ギッチギチッ (当時の採寸のまま、衣装が腹巻きみたいになっており、ブラもパンツも完全にはみ出てる状態)
穂乃果「…………………………………」
凛「ッ……ンフフフフフッwww」プルプルッ
希「っ…何で当時の採寸のままやねんっ…」プルプルッ
絵里「……ちょっとにこ、どういうことよ…何で衣装の採寸変えてないのよ…?」
にこ「知らないわよ…あんたのお婆様に衣装借りたいって言ったらそれを渡されたのよ」
絵里「にしても他になかったの…?これもう完全に下着見えちゃってるじゃない…息もしづらいし…踊りにくいし…」
にこ「うるさいわね…文句ならあんたのお婆様に言いなさいよ。もうそれしか衣装無いし、音楽も準備してあるからさっさと踊りなさいよ」スッ
絵里「もう…分かったわよ…」スタスタ
穂乃果「…じゃあ、聖良ちゃんお願い」
聖良「あ、はい」スッ
|。 |「…」
聖良「ダイヤさん!ダイヤさーん!絵里さんがダンスを披露してくれるみたいですよー!」コンコンッ
|。 |「…」
ガラララッ
|c||σ.-|。|「…」
穂乃果「…にこちゃん」
にこ「…」ポチ
〜〜〜〜♫(BGM:白鳥の湖)
絵里「…」スッ
穂乃果「…」
絵里「…」クルクルッ
凛「…」
絵里「…」タンッ
希「…」
絵里「…」ピョンッ
絵里、終始流し気味で白鳥の湖を踊る
にこ「…」
絵里「…」シュタッ
ガラララッ ピシャッ
|。 |「…」
絵里「…」
にこ「…」ポチッ
穂乃果「うーん…全然出てこないねぇ…?」
凛「ね、絵里ちゃんのダンス見ても無反応だったし…」
希「そうやね…曲が流れても何も反応ないしまあそうかぁ…ってなって…でも踊り出したら間違いなく喜ぶと思ったんやけどね」
聖良「あのー何とか出来ないでしょうか…?」
穂乃果「うーん…絵里ちゃんでダメなら穂乃果達が何やってもなぁ…」
希「せやねん、もうちょい絵里ちが頑張ってくれないと」
凛「今のままじゃ全然出てくる気がしないよね…」
絵里「…」
絵里「ちょっとにこ、怒られてるじゃないの」
にこ「…何よ今のバレエダンス…流してんの丸出しじゃないの」
絵里「はぁ?」
にこ「一回自分のバレエダンス披露したらそれでいいのあんたは!!?」
絵里「はぁ!?何なのよあなたさっきからっ…!…ちょっとみんなごめんね?来なさいにこ」グイッ
穂乃果「ちょっ…2人共喧嘩は…」
絵里「何なの?舐めてんの?」パッ
にこ「いや舐めてんの?じゃないでしょ!何よさっきのはぁっ!!!!!」
絵里「な、何がよ!?」
にこ「何サラッと流してんのよ!?」
絵里「はぁ!?」
にこ「やる舞台じゃないのここは!?」
絵里「やってるじゃないのちゃんとここで!!」
にこ「もう一期の8話でピーク過ぎたんじゃないの!!?」
絵里「…はぁっ!!?」
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
にこ「いやもうバレエだけじゃないわよ!!体にも目がいくんじゃっ…!○※%#☆…」モゴモゴ
絵里「えぇっ!?」
希「ンフフフフッwww」
凛「www」
穂乃果「ど、どうしたのにこちゃんwww」
絵里「何てぇっ!?」
にこ「…バレエ以上のものが体になってんでしょうが!!」ムネペチンッ!
絵里「さわるなっ!!!!!」
希「…声デカいなぁ…近所迷惑になってまうであれ」
穂乃果「ちょっ…早く止めよう?凛ちゃんも一緒に来てよ」
凛「ええ?凛も?」
穂乃果「うん…穂乃果だけじゃ止められる気がしないし…」
凛「もー…分かったよ」
穂乃果「ねぇちょっと2人共…喧嘩は止めようよ…声デカいし…近所迷惑だよ…?」
凛「そうだよ。それに今の会話がダイナちゃんに聞こえたら大変だよ?」
穂乃果「ん?」
希「はい?」
凛「え?何?」
穂乃果「え…今誰って言ったの?」
凛「…ダイナちゃんでしょ…?」
穂乃果「いやいやっwダイヤちゃんねw」
凛「あっ…ダイヤちゃん…」
希「ダイナちゃんwwwンフフフフwww」
絵里「…」
穂乃果「ほら、2人も仲直りしようよ…ダイヤちゃんを出さなきゃいけないんだから…喧嘩なんてしてる場合じゃないよ」
絵里「…分かってるわよ」
希「まぁでも…にこっちの言う通りちょっと流してる感じはあったかなぁ…」
凛「確かに、この前動画で見た時はもっとキレがあったにゃ」
絵里「いやっ…ああいうもんだし…」
穂乃果「うーん…どうすればいいんだろう…?」
にこ「……次、コットンキャンディえいえいおー!バージョンでバレエやりなさいよ」
穂乃果「…ンフッw」
希「んんっ…」プルプルッ
凛「…っw」プルプルッ
にこ「…スベってるとかあんたが判断するの10年早いのよ…何様のつもりよ」
穂乃果「…」
絵里「…そもそもコットンキャンディえいえいおー!バージョンって何よ…!?そんなのやったことないわよ…!μ’sの曲ですらないし…!それよりもまずはダイヤちゃんを部屋から出してあげなきゃいけないのよ…!そこの所分かってるの…!?」
にこ「まずは出してあげなきゃとか、そこの所分かってるの?とか…あんたちょっと上から目線の時があんのよ」
希「ンフフフッ」プルプルッ
にこ「…気を付けなさい」
絵里「…」
凛「…ケホッ」プルプルッ
絵里「…大体あなたさっきからやりなさいって何よ!?まだやってみたらどう?とかの言い方ならまだ分かるわよ!何でやりなさいとか命令口調で言われなきゃいけないのよ!?」
にこ「やってみたらどう?」
絵里「…」
にこ「…にこの妹達もカッコいいって言ってたわよ?あんたのバレエ」
絵里「…本当に?」
にこ「…ええ」
絵里「…じゃあ…やるわ」
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
穂乃果「…ん?どうしたの?また何かやるの?」
にこ「あのー絵里がコットンキャンディえいえいおー!バージョンでバレエを…」
凛「…あ、今度は違う曲でやるの?」
希「へぇ…あの曲でもバレエ出来るんやね絵里ち」
にこ「もう曲の準備は出来てるから…早くスタンバイしなさいよ」
絵里「ええ…」スタスタ
穂乃果「……じゃあ聖良ちゃん、またお願い出来る?」
聖良「あ、はい勿論です!」スタスタ
|。 |「…」
聖良「ダイヤさん!ダイヤさーん!絵里さんがまたダンスを披露してくれるみたいですよー!」コンコンッ
|。 |「…」
ガラララッ
|c||σ.-|。|「…」
穂乃果「…にこちゃん」
にこ「…」ポチ
絵里「…っ!っ!っ!!」ヨッシャ!ヨッシャ!ワッショイッ! ヨッシャ!ヨッシャ!ワッショイ!
穂乃果「ぐっ…」プルプルッ
希「…ンフフッw」
凛「っwww」
絵里「!…っ!!」ダイスキッダケノオマツリハジマッタッ!
絵里、先程とは比べ物にならない程のキレッキレのダンスを披露する
絵里「…〜〜っ〜〜〜〜っ!!」ヨッシャ!ヨッシャ!ワッショイッ! ヨッシャ!ヨッシャ!ワッショイ!
ダイスキッナモノミンナデタベタイナッ!
絵里「…あっ、あのっ!初めましてっ!黒澤っ…ルビィですっ!」キリッ
凛「ブフッwww」
穂乃果「ンハハハハッwww」
希「歌わんでええねんwww」
絵里「っ!」バッ!
ソレデハキイテクダサイ! クロサワルビィデ!コットンキャンディ!エイ!エイ!オ-!
|c||^.-|。|
凛「…ん?」チラッ
|c||^.-|。|
凛「…!見て!ちょっと笑ってるよ!」
穂乃果「あっ!ホントだ!絵里ちゃんファイトだよっ!」
希「絵里ち!手抜かんといてな!?絶対手抜くんやないで!!」
絵里「っ!っ!っ!」コットンキャンディ!エイ!エイ!オ-! フ-ワフワパワ-!ウケトッチャウ?
|c||^.-^|。|「ンマァ-ッ!」ガララッ
穂乃果「あーっ!出てきた出てきたっ!」
希「頑張って絵里ち!もうちょいや!」
絵里「…っ!!!?」ブチィッ!!
凛「あっ…」
あまりにも激しい踊りに耐えきれず衣装が破ける
|c||^.-^|。|「…」
ガラララッ! ピシャッ!
|。 |「…」
絵里「っ…」ダンッ!
穂乃果「あぁっ!」
希「あ…!もー!」
穂乃果「くぅー!惜しー!」
希「なんやねんなもー!」
にこ「…」
絵里「ッ…!ッ…!ハァッ…!」ハァハァ
聖良「いやぁ…惜しかったですねぇ…」
凛「もうちょっとだったのにねぇ…」
希「ツいてないなぁ…あのタイミングで衣装が破けるなんて」
穂乃果「まぁでも、希望が見えてきたよね!ちょっと笑ってたし!次こそは行けるよねっ!」
にこ「…」
希「…?にこっち…?」
にこ「…途中からあんた、自分の為に踊ってたでしょ」
希「ングッ」
穂乃果「…っ」
凛「」プルプル
絵里「ハァ…ハァ…なっ…何がよっ…!」
にこ「また私の高評価に繋がるわねみたいなのがちょっと見えてたわよ」
絵里「っ…まだ言ってんのあんたっ…!?本当いい加減に……」
にこ「……何よその言い方」
絵里「はぁ?何がよ─── にこ「あんたって言い方無いでしょうがぁっ!!!!!」
絵里「はぁっ!?自分だってあんたってっ…!っ…ち、ちょっとみんなごめんね?来なさいにこ」グイッ
穂乃果「あぁっ…また…」
にこ「そんな言い方って無いでしょうが!!」
絵里「何よ!!いやもう何か知らないけど…私がバレエを踊るってなった時、あなたちょっとテンション下がってるじゃない!!何なの!?妬いてるの!?」
にこ「…」
絵里「やりなさいよじゃあ!!あなた代わりに踊りなさいよ!!この衣装貸してあげるから!!」
にこ「いや自分でも妬いてるかどうかも分からないっ!!だからにこだってぇ!!」
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
にこ「ラブライブで力出せてないとか言われてっ…!!」
穂乃果「フフフフフ…」プルプルッ
希「っ…」プルプルッ
凛「…んんっ」プルプルッ
にこ「それならにこももっと頑張らなきゃいけないなーって思うけどもっ…!!あんたがちょっと上から見られたらっ……っ!…あ、頑張ってるなこの子みたいなのがバレたら余計やりにくくなるでしょうが!!」
絵里「何言ってるか分かんないわよ!!!!!」
穂乃果「フフフフフッwww」
希「ンフフフフッwww」
凛「www」
絵里「分かるわけないでしょうが!!何で今の話をまとめたらBiBiでしょになるのよ!?意味分かんないわよ!!…さっきから訳の分からないことをペラペラペラペラッ…!!トークの一つもまともに出来ないで…!」
にこ「トークライブの話いつまでやってんのよあんたはぁっ!!!!!!」
※にこは年末に開かれたμ’sのトークライブで盛大にスベってます
穂乃果「ンハハハハッwww」
希「まだ引きずってたんかいwww」
凛「滅茶苦茶スベってたもんねwww」
絵里「あなたのトークが炸裂しなかったから私がこんな事やってるんじゃないの!!!!!」
にこ「年末のトークライブでにこが落ち込んでんのあんた一番見てたでしょうが!!!!!何で今それ言うのよっ…!?」
穂乃果「っwww…っ……ちょっともう…これ完全にダイヤちゃんに聞こえてるよね……?」
希「止めよ止めよ!これ以上聞かせたらダイヤちゃんがファンやめてまうで!」
凛「もー…騒ぎ過ぎだよ2人共…一回落ち着こうよ…」
希「トークどころじゃないねん、ダイヤちゃんを出さなあかんねんって」
穂乃果「そうだよ、あんなの聞かせたら笑う方も笑えなくなっちゃうよ…」
絵里「…」
にこ「…」
聖良「あのー…本当に大丈夫ですか…?」
穂乃果「いやっ…あの、本当に大丈夫だから…」
聖良「本当にダイヤさんを部屋から出してくれるんですよね…?」
穂乃果「も、勿論勿論!あの…次こそはちゃんと出してあげるから…」
にこ「…次、腹話術やりなさいよ」
穂乃果「…」
凛「…」
希「…」
絵里「いやっ…何で腹話術なのよ…?あなたが最初に言い出した事でしょうが…何で私が出来る前提で話進めてるのよ…」
にこ「…にこはあんたのこと凄いと思った事は一度も無いわよ」
穂乃果「………」
凛「」
希「…っ…」
にこ「にこにも凄いって思わせてみなさいよ」
絵里「…」
にこ「…これ…人形持ってきてるから」スッ
ノcソσ . σル(亜里沙ちゃん人形)
穂乃果「ッ!ンンッ…」プルプルッ
凛「ゲフンッ!ゲフッ」プルプルッ
希「っ…っ」プルプルッ
絵里「…いいわ、やってやるわよ」
絵里、準備を始める
穂乃果「…ん?何?また何かやるの?」
にこ「あの…絵里が今から腹話術…」
凛「え?腹話術やるの?絵里ちゃんが?」
希「へぇー…絵里ち腹話術出来るんや」
にこ「…じゃあ準備も出来たみたいだし、ダイヤちゃん呼んでもらっていい?」
聖良「あ、はい。分かりました」スッ
|。 |「…」
聖良「ダイヤさん!ダイヤさーん!絵里さんがまた何か披露してくれるみたいですよー!」コンコンッ
|。 |「…」
ガラララッ
|c||σ.-|。|「…」
絵里「あ、どうもダイヤちゃん…あの…今日はあなたに紹介したい子がいるの。ほら、出てきて自己紹介して?」スッ
ノcソσ . σル『こんばんは!初めまして!絢瀬亜里沙です!(声真似)』
凛「…え、何あのクオリティ…」
穂乃果「っ…声全然似てない」
希「普通に口開けて喋っとるやんけw」
|c||σ.-|。|「…」
ノcソσ . σル『あ!見てお姉ちゃん!あんな所に、パリス・ヒルトンがいるよ!(声真似)』
絵里「こら亜里沙!誰がパリス・ヒルトンよ!あの子はね?ダイヤちゃんって言うのよ?」
ノcソσ . σル『ハラショー!亜里沙、間違えちゃった!(声真似)』
凛「ンフフフフッwww」
希「ッwwwハラショーの使い方間違ってるやろwww」
穂乃果「そんな言い方しないでしょ亜里沙ちゃんwww」
ノcソσ . σル『ええっ!?それは大変だねお姉ちゃん!何で部屋から出られなくなっちゃったか聞いてみようよ!(声真似)』
絵里「そうね。ノcソσ . σル『何で部屋かっ…ゲフンッ!………何で部屋から出られなくなっちゃったか、直接聞いてみましょうか」
ノcソσ . σル『そうだね!その方が良いねお姉ちゃん!(声真似)』
絵里「じゃあ、今から行って聞いてみましょうか!」
ノcソσ . σル『そうだねお姉ちゃん!(声真似)』
絵里「えーっと… ノcソσ . σル『じゃあ行k…ゲフンッ!……じゃあ行きましょうか!」
ノcソσ . σル『うん!分かったよお姉ちゃん!(声真似)』
希「グダグダやんけwww」
穂乃果「さっきから何回お姉ちゃんって言ってるのwww」
凛「www」
|c||σ.-|。|「…」
ノcソσ . σル『ダイヤちゃん!何で部屋から出てこないの?みんな凄く心配してるよ!(声真似)』
絵里「亜里沙、それは凄くデリケートな問題だから直接聞いたら失礼よ?」
ノcソσ . σル「あ、そうだね!ごめんねダイヤちゃん!(声真似)」
希「さっき聞きに行こう言うたんちゃうんかいwww」
穂乃果「絶対固まってなさすぎだよwww」
ノcソσ . σル『…あのね、ダイヤちゃんに伝えたい事があるの…実は亜里沙も一年ま───
パラパラパラパラパラパラパラパラッ!!
絵里「…」
絵里、ヘリが通過中の為、一時中断する
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
ノcソσ . σル『…亜里沙も一年前までずっと部屋に引き篭もってたの…でも、そんな時に外に連れ出してくれたのが腹話術の世界だったの!(声真似)』
希「ンフフフフwww」
穂乃果「怒られるよ亜里沙ちゃんにwww」
凛「腹話術の世界って何www」
絵里「ちょっと亜里沙、そこまで言っていいの?それ以上言うと、あなたの腹話術人生が、駄目になって、二度と喋れなくなっちゃうわよ!?」
ノcソσ . σル『いいの!ダイヤちゃっゲフンッ!うぅんっ…ダイヤちゃんの為だったら、亜里沙の腹話術人生、駄目になってもいいの!(声真似)』
|c||#`.-|。|
ガラララッ! バンッ!
|。 |「…」
希「あー…やっぱりダメだったかぁ…」
凛「うん…なんとなくこうなる気はしてたにゃ」
絵里「…」
聖良「そうですね…私が見る限りあれはかなり怒ってましたね」
穂乃果「あーやっぱそうなんだ…」
絵里「…」
にこ「…ヘリコプター待ちとか、今要らないと思うわよ?」
凛「ンッw」
希「いやっw…まあまあ確かに…さっきヘリ通って行ったけども…」
にこ「今要ると思う?あんたの浅はかなテクニック今要ると思う?」
絵里「…」
にこ「止めてくれるわよ…もしカメラ回しても無駄だったら…何あんたの判断でヘリコプター待ちしてんのよ」
穂乃果「ンフフフ..」プルプルッ
凛「ッw」プルプルッ
希「っ…」プルプルッ
絵里「…」
にこ「あそこで学びなさいよ」
希「ンフッ」プルプルッ
穂乃果「…っwww」プルプルッ
凛「ww」プルプルッ
絵里「…はぁっ!?」
にこ「あんたがこれまで学んできた浅はかなロケのやり方とか、ここじゃ必要ないのよ」
絵里「…だからって何であなたにそんな事言われなきゃいけないのよ」
にこ「分かってないからでしょうがっ…!!」
絵里「分かってないからっ…!?っ…ちょっとみんなごめんね?来なさいにこ」グイッ
穂乃果「あぁ…」
凛「また…」
にこ「全部分かったフリして進めようとしてんじゃないわよ!!」
絵里「はぁ!?」
にこ「あんたはにこより何も優れてないわよ!!?」
絵里「あなただって私と一ミリも大して変わんないわよ!!何でそんな事言われなきゃいけないのよ!?」
にこ「何にも分かってないあっさはかなあんたの腹話術ときたらもうっ…!!」
絵里「あなたが人形持ってきてやれって言うからやったんでしょうが私やった事ないのに!!私はイベントで綺羅ツバサに教えてもらっただけよ!!綺羅ツバサに一回教えてもらっただけよっ!!」
凛「ンフフフフッw」プルプルッ
穂乃果「ツバサさん腹話術出来るんだwww」
絵里「そうよ!!イベントの休憩中に私、腹話術出来るのよって言われたからちょっと見せてもらっただけよ!!それで、あ、これなら私も出来るかもって思って今日やってみたら全然駄目だったわよ!!」
にこ「パルス・ヒリトンの所だけだったわねぇ!?」
絵里「…」
にこ「あれは良かったと思うわよ!パルス・ヒリトンの所は!」
穂乃果「パルス・ヒリトンwww」
希「誰やねんwww」
にこ「揚げ足取んなっ!!」
絵里「…揚げ足じゃないわよ!!あなたが一々一々いつもちょっと出来てないんでしょうが!!」
にこ「あんた愛情が無いのよ!!!!!」
絵里「はぁっ!?」
にこ「優しい一言が全然無いのよ…!!ダイヤちゃんに圧迫感を与えてるだけよっ!!」
絵里「意味が分からない…!あなた本当に意味が分からないわよ…!?」
にこ「あんたと喋ってると脳がキュッってなるわっ!!!!!」
穂乃果「ンハハハハハッwww」
希「ンフフフフッwww」
凛「wwwwwww」
にこ「分かろうとしてちょうだいよっ!!」
絵里「大体あなたさっきから偉そうに指示してるけど、あなた自分が出来ない事を私にやらせようとしてるんじゃないの!?」
にこ「出来るわよっ!!あんたより完璧にこなす自信しかないわっ!!」
絵里「だったら証明してみせなさいよ!!今からダイヤちゃんの前でにっこにっこにーしてみなさいよ!!人一人笑顔に出来ないで何が宇宙ナンバー1アイドルよ!!」
にこ「…やってやるわよにっこにっこにーぐらい!!」
絵里「ええやりなさいよ!!やってみなさいよこの合法ロリアイドルがっ!!!!!」
にこ「誰が合法ロリアイドルよ!!!!!?」
希「ンフフフフッwww」
凛「www」
穂乃果「なっw仲良くしようよ2人共www」
絵里「うるさいわね!!早くこっち来なさいよ!!」グイッ
スタスタ
絵里「ちょっといいみんな?にこが何かやるみたいよ?ほら早く行きなさいよ…!」グイッ
にこ「急かすんじゃないわよ!ちゃんとガツンと決めてやるわよ!こういうのはタイミングが重要で……」
絵里「聖良ちゃん早く行ってちょうだい!」
聖良「え!?は、はいっ!」スッ
にこ「ちょっ…」
|。 |「…」
聖良「ダイヤさん!ダイヤさーん!今度はにこさんが何かしてくれるみたいですよー!」コンコンッ
|。 |「…」
ガラララッ
|c||σ.-|。|「…」
にこ「……あっ…あのー…ダイヤちゃん初めまして、にこです。あの…ダイヤちゃんが落ち込んでるって聞いて…あの…聖良ちゃんも凄く心配してるわよ?」
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
絵里「…」
|c||σ.-|。|「…」
にこ「その…家族に会えなくて…ホームシックになって落ち込む気持ちも分かるけど…でも、上京してそれが自分の決めた道なら…ちゃんと覚悟を決めて、進んだ方が良いと思うわ」
|c||σ.-|。|「…」
にこ「それに、上京してからあなたと一緒に過ごしているのは聖良ちゃんなんだから…聖良ちゃんのことを…家族だと思って接していかなきゃダメだと思うわよ?」
希「…めっちゃ真面目な事喋ってるやん…」
穂乃果「どうやって切り出していくんだろうね…?」
|c||σ.-|。|「…」
にこ「あなたもスクールアイドルやってたなら…人を笑顔にさせる事がどれだけ大切か分かっている筈でしょ?でも今のあなたはみんなを笑顔にするどころか、一番近くにいる人を悲しませているのよ?やっぱりそれじゃいけないと思うのよにこは」
|c||σ.-|。|「…」
にこ「…あなたの家族だって、今の姿をみたらきっと心配するだろうし…ルビィちゃんだって元気になったお姉ちゃんに会いたいと思ってる筈よ?にこにも妹がいるからあなたの気持ちもよく分かるけど…でもやっぱり、同じ姉としては、妹を悲しませる事だけはしちゃダメだとにこは思う」
絵里「…」
凛「全然にっこにっこにーする気配無いんだけどwww」
希「ただ説教してるだけやんwww」
|c||σ.-|。|「…」
にこ「…ダイヤちゃんだって───絵里「早く言いなさいよにっこにっこにーをっ!!!!!」バチンッ!
にこ「痛っ…っ!!タイミングが重要だって言ってるでしょ!!?」
絵里「ちょっとこっち来なさいよっ!!」グイッ
穂乃果「あぁっ…!また…!」
希「これで何回目やねん…」
絵里「全然出来てないじゃない!!何なのよあなた!?」パッ
にこ「タイミングが重要だって言ってるでしょうがっ…!!」
絵里「普通に説教してただけじゃないの!!よくそれで平然と私のこと責められたわねぇ!?」
にこ「あんたが急かすから上手く出来なかったんでしょうが!!ああいうのは空気を読んで自分のタイミングでやらなきゃいけないのよ!!」
絵里「全く読めてなかったじゃない!!寧ろ空気漏れで周りが換気されていったわよ!!あなたおっぱいから空気が漏れてんじゃないの!?だからそんなに小さいんじゃないの!?網戸なのあなたのおっぱいは!?」
にこ「…」
穂乃果「ンフフフフwww」
希「言い過ぎやろwww」
絵里「はぁ!?」
にこ「空気が読めてないとか…おっぱいが小さいとか…コンプレックス一辺に2つつ、つ、ついていくのはダメなんじゃないの!?」
絵里「何てぇっ!!?」
凛「つつつってwww」
希「というかあの格好やでwww」
穂乃果「ンフフフフッwww」
絵里「…コンプレックス一辺に2つつつつって何よ!?」(衣装の残骸が腹にこびり付いてる状態)
にこ「…ちゃんと間をとってにこのタイミングで行けたらダイヤちゃんを出せたわよ!!」
希「ちょいちょいちょい2人共!もうええやろ…?いつまでやってんねん…」
凛「そうだよ…楽しくしようよ…あともうちょっとなんだよ?」
にこ「…」
穂乃果「…あのさぁ…折角、こうしてファンだって言ってくれてるんだからさぁ…ちゃんとやらないとダメだと思うよ?」
絵里「…」
聖良「あのー…何とか出来ないでしょうか…?」
穂乃果「それは…」
希「…」
凛「…」
にこ「…ハァ…」
絵里「…」
にこ「…唄いなさい」
絵里「…」
絵里「…いやっ…これだけファンだって言ってくれてるきっかけとか言ったら余計唄いづらいじゃない…あなた潰す気…!?ねぇ!」
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
にこ「…にこはあんたをやっかんでる時もあるわよ?確かに」
絵里「…」
にこ「…あんたの方が人気あるし」
穂乃果「ンフフフフ…」プルプルッ
希「ッ…」プルプルッ
凛「っ…」プルプルッ
にこ「あんたとかの…高い評価を聞いて…嫉妬する時とか、正直に言えばあるわ」
絵里「…」
にこ「でもだからと言って…!仲間を蹴落としてまで自分を上げようとするような…浅はかな女でもない!」
絵里「…」
にこ「…信じて?」
絵里「……ごめん」
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
穂乃果「…ん?何かやるの?大丈夫…?」
希「ちゃんと唄える…?」
絵里「ええ…もう大丈夫よ」スッ
絵里、ダイヤちゃんの部屋の前にスタンバイする
穂乃果「…じゃあ聖良ちゃん、ごめんけど…もう一回呼んでくれる?」
聖良「あ、はい」スッ
|。 |「…」
聖良「ダイヤさん!ダイヤさーん!今度こそ絵里さんが元気になる物を披露してくれるみたいですよー!」コンコンッ
|。 |「…」
ガラララッ
|c||σ.-|。|「…」
穂乃果「…それで、何を唄うの?」
凛「何かテーマとか決めたらいいんじゃない?」
にこ「そうね…じゃあ、お姉ちゃんがホームシックになって、心配するルビィちゃんの唄とかどう?」
希「おーええやん、今の状況にピッタリのテーマやん」
絵里「……………………」
凛「…凄い集中してるにゃ」
穂乃果「唄の構成を考えてるんだよきっと」
絵里「……………よしっ!」
穂乃果「あ、決まったみたいだね」
希「じゃあ絵里ち、いってみよう!」
|c||σ.-|。|「…」
絵里「……っ……私のぉ〜♪お〜ねぃちゃぁっ〜♪♪泣いてぇ〜…いるのかなぁ〜♪」
|c||σ.-|。|「…」
絵里「抱きしめてぇ〜♪あげたいよぉ〜♪今のぉ〜♪お姉ちゃんのぉ〜♪肩幅をぉ〜♪」
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
絵里「うぉ〜ねぃちゅぁあぁぁぁんっ〜↓」
穂乃果「ンフフフフッwww」
希「www」
凛「www」
希「食べる側なんかいwww」
穂乃果「作ってあげる方じゃないんだねwww」
凛「www………あ!でも見て!」スッ
|c||^.-|。|
凛「また笑顔になってるよ!」
希「え、嘘やろ?あの唄で?」
穂乃果「ルビィちゃんが絡むとああなるんだね…何にせよ今度こそいける筈だよ!」
|c||^.-^||。|「ンマァァァァッ!!」ガララッ!
凛「うわぁっ!?もの凄いテンション上がってるにゃ!!」
希「もう全身出かかってるやん!これいけるで!」
穂乃果「今までで一番のチャンスだよっ!!頑張って絵里ちゃん!」
絵里「うぉ〜ねぃちぁっ〜♪うぉ〜ねぃちゅぁ〜〜♪ルビィのぉ〜パジャマのぉ〜袖を〜通してぇ〜ほしいよぉ〜〜〜♪♪♪」
穂乃果「ンフフフフwww」
希「っwwwそれぐらい自分でやれやwww」
絵里「うぉ〜ねぃちゅぁ〜♪ご飯もぉ〜♪炊き始めたとこですぅ〜〜♪♪」
希「ンフフフフッwww」
穂乃果「ッwwwwww」
凛「wwwwww」
|c||^.-^||。|
絵里「うぉ〜ねぃちゅぁ〜♪散髪にぃ〜♪行く時期がぁ近づいてるんじゃないのぉ〜〜♪♪」
凛「なっがwww」
希「長いなぁwww」
穂乃果「いつまで唄う気なのwww」
絵里「うぉ〜ねぃちゅゃぁっ〜〜♪ルビィはぁ〜♪お母さんがしゅきだよぉ〜〜〜♪♪」
|c||´.-`||。|
ガラララ ピシャ
|。 |「…」
凛「あっ…」
穂乃果「あぁっ…!」
希「うわぁー!もー!惜っしー!」
絵里「…」
穂乃果「そうだよねぇ…もうあと一歩って感じだったのにね…」
凛「…でも何か、最後凄く悲しそうな顔してたよね…?」
希「うーん…正直、ウチもちょっと理由が分からんねん…何で今ので出てこなかったんかが…」
絵里「…」
にこ「…ダイヤちゃんの家族に踏み込み過ぎてんのよあんたは!」
穂乃果「…」
絵里「いやっ…それはそうでしょう…ルビィちゃんになりきって唄ってるんだから…そりゃ踏み込み過ぎてるってなるでしょうが…」
にこ「…パジャマの件りは何なのよ?」
希「っ…」
にこ「ルビィちゃんが着るパジャマ余計に着せたくなるだけでしょうが!」
凛「ンフッ…」プルプルッ
絵里「………ちょっとごめんねみんな、あなたちょっと来なさいこっち」グイッ
穂乃果「えぇ…また…」
にこ「こっちでダイヤちゃんが寂しくなるだけでしょうが!!」
絵里「……唄ったらいいじゃないそれならあなたが!何で私が唄ったらそんな風になるの!?何なの!?」
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
絵里「私が!!!!トークライブ!!!!何を話そうか考えてる時!!!!あなた隣でホストクラブの写真集ばっかり読み漁ってたんじゃないの!!?」
にこ「…」
凛「クフフフフフフッw」
穂乃果「んんんっ!」プルプルッ
希「ちょww絵里ちアカンwwwそれホンマに言ったらアカンやつやwww」
絵里「私が散々こんなに頑張ってやってるのにあなたがケチばっかり付けてくるから言われるでしょうそれは!!」
にこ「…あんたこの前、にこの家に泊まりに来てみんなが寝静まった後!!寝ている虎太郎のパンツずり下ろして興味津々でちんちん弄ってたでしょうが!!!!!」
絵里「やめなさいよそれぇっ!!!!!!!!!!」
穂乃果「ンハハハハハハッwwwwww」
凛「ッwwwwwwッwwwwww」
希「なwww何してんねん絵里ちwwwwww」
にこ「それを聞いた時のママの何とも言えない顔が今でも忘れられないわよっ…!!」
絵里「何で言うのよお母様に!?もうあなたの家遊びに行けないじゃないの!!」
にこ「あんたから虎太郎を守る為に言ったのよっ!!遊びに来るってどうせちんちん弄りに来るだけでしょうが!!弟のちんちんシコシコしに来るだけでしょうがこのシコリチカ!!オチンコシコリーチカおいっ!!!!!」
絵里「…」
凛「クフフフフwww」
穂乃果「www…ちょっ…どうしよう…これ以上あの2人を喋らせたらμ’sの評判が下がっちゃうよ…」
希「早く止めよ!これ以上はホンマにアカン!」
穂乃果「ちょっともう…いい加減にしなよ2人共!何で喧嘩ばっかりするの!?」
希「そうやで!さっきからちんちんだの何だのって…下品やでホンマに!」
絵里「いやっ…だってにこが…」
凛「…ねぇ2人共、仮にもアイドルなんだしさぁ…そういう下品な話はやめようよ…にこちゃんも、前に人を笑顔にさせるのがアイドルの仕事だって言ってたでしょ?でも今はそれが全然出来てないにゃ」
にこ「…」
聖良「……あの…もう、ダメなんでしょうか…?」
穂乃果「…ごめんね聖良ちゃん、何とか力になりたかったんだけど…」
聖良「そんな…」
希「…どうする…?もう帰ろうか?」
穂乃果「そうだね…もうこんな時間だし…また日を改めてここに来よう?」
凛「結局ダイヤちゃんを出せずに終わっちゃうんだね……」
絵里「…」
にこ「…」
──────────────
─────────
ホームシックになったダイヤちゃんを元気付けたい。そんな純粋な気持ちで頑張っていたμ’sメンバーの絵里だが…結局全て空回りに終わってしまう。このままダイヤちゃんの心を癒す事が出来ずに終わってしまうのか…そんな時、にこが絵里に最後にこんな提案をする。
──────────────
─────────
にこ「…最後にもう一回、バレエダンスしなさいよ」
穂乃果「…」
希「…」
凛「…」
絵里「…何を言ってるのよ…?もうバレエは何回もやって失敗してるじゃない…」
にこ「…大丈夫よ、最後にあんたが踊りやすい曲選んできたから」
絵里「踊りやすい曲ですって…?」
にこ「ええ…それはもうあんたにピッタリの曲よ」
絵里「…分かった…やってみるわ」スタスタ
絵里、ダイヤちゃんの部屋の前にスタンバイする
穂乃果「…ん?何?今度は何するの?」
にこ「あの…絵里が最後に新しいバージョンでバレエを…」
凛「新しいバージョン…?凛達も見た事ないやつなの?」
希「へぇ〜…それは楽しみやね」
絵里「…こっちはいつでもいいわよ」
穂乃果「…じゃあ聖良ちゃん、最後にもう一回お願い出来る?」
聖良「…はい」スッ
|。 |「…」
聖良「ダイヤさん!ダイヤさーん!今度こそ絵里さんが凄いダンスを披露してくれるみたいですよー!」コンコンッ
|。 |「…」
ガラララッ
|c||σ.-|。|「…」
穂乃果「…じゃあにこちゃんお願い」
にこ「…」ポチ
〜♪
絵里「…?」スッ
穂乃果「っ…」
〜♪
絵里「?…??」クルッ
凛「っ…これっ…」プルプルッ
放て!心に刻んだ夢も♪未来さえ置き去りにして♪
絵里「…!?」ピクッ
希「ンフッw」プルプルッ
絵里「っ!???!??!?」
限界など♪知らない♪意味ない!この力が♪光散らすその先に遥かなおも───
ポチッ!!
絵里「っ!歌えるわけなっ…踊れるわけないでしょうが!!」
穂乃果「っwww」
希「ンフフフフwww」
凛「www」
絵里「正解あるじゃないの!!」
穂乃果「only my railgunってwww」
希「いやまぁ名曲やけどもwww」
凛「うんwこれは絵里ちゃんにピッタリだにゃwww」
絵里「おかしいでしょうがあなたのチョイス!!何でよりによってその曲選んだのよ!?もっと踊りやすい曲選びなさいよ!!」
にこ「………踊れないの?only my railgunじゃあ?オチンコ チン レローチカおいっ!!!!!」
絵里「…」
穂乃果「ッ…ンフフフフッwww」
凛「www」
希「何を言うてんのにこっちwww」
聖良「あ、あのっ!ちょっともうっ…今日は本当に帰ってくださいっ!」アタフタッ
希「wwwちょっともうw今日はもう帰ろう?www」グイッ
穂乃果「ごめんね聖良ちゃんね?もう帰ろ2人共ww」グイッ
にこ「ちょっ…放しなさいよ!!」ジタバタ
絵里「放して希っ…!!こいつには言いたい事がまだあるんだからっ…!!」ジタバタ
にこ「こいつって言い方無いでしょうが!!!!!」グググッ
絵里「あなたの下ネタって周りが笑えないぐらいドン引きするのが多いのよ!!どこで養ってきたのよその言葉!?ホストクラブにばっかり通ってるからそういう発想しか生まれないんじゃないの!!!?」グググッ
にこ「チビ達の世話があるのに行けるわけないでしょうがそんな所!!大体人の弟のちんちん弄って遊んでる奴に言われたくないわよこのナメチカ!!オチンコナメチカおいっ!!!!!」
希「っwwwwww」
聖良「いやっ…もう二度と来ないでくださいっ!!」
穂乃果「ンフッww…それじゃあね聖良ちゃん!ダイヤちゃん!」スタスタ
凛「おwおやすみにゃww」スタスタ
ガチャッ
ナニヨッ!! ナンナノヨッ!!
ウルサイネンフタリトモッ!!
バタンッ
|c||σ.-|。|「…」
ガラララッ バタンッ
|。 |「…」
終わり
※この物語はフィクションです。
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面白かった
引用元:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1675495525/
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