せつ菜「勇者の剣を手に入れました!!」【短編SS】
エマ「わたしが何で怒ってるか分かる?せつ菜ちゃん。」ゴゴゴゴゴ
せつ菜(正座)「はい、すみませんでした……」シュン
~遡ること数時間前・宮島~
せつ菜「さあやっと着きました!!宮島上陸です!!」
ランジュ「きゃあ!本当に海の上に鳥居があるのね!!かっこいいわ!!」
エマ「ファンミの前日にみんなで観光する時間が作れてよかったね。わたし厳島神社行ってみたかったんだ~!」
愛「見て見て、鹿たっくさん来たよ!なになに?撫でてほしいって?仕方ないなあ、鹿だけに!!」アハハハ
エマ「神社お参りした後、みんなへのお土産も買おうね。」
みんな「はーい。」
せつ菜「すごいです!!海の上を歩いているみたいです!!」
エマ「あっちにおみくじがあるよ、わたし、引いてみたいなぁ。」
愛「よし、じゃあ引いてみよっか!!」
ランジュ「アタシ、ホテルの方に気になるお店があったから先に船に乗って見に行っててもいいかしら??ホテルまでの道は分かってるから大丈夫よ!」
エマ「ランジュちゃん、おみくじいいの?」
ランジュ「ランジュの運命はランジュが切り開くものよ!!それに、こうしてみんなでここに来られただけでもう幸せだわ!!」
エマ「ふふっ、ランジュちゃんらしいね。じゃあ、並びにいこっか。」
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エマ「こ、こうかなぁ??」カシャカシャ
せつ菜「……??平吉……??こんなの見たことありません!!きっとガチャのURみたいなものに違いありません!!」ペカー
愛「あちゃー、愛さん今日の運勢は凶だった~、今日だけに!!」アハハハ
愛「そうだ!これってもう一回引いて凶が出たらある意味すっごくラッキーじゃない??愛さんもう一回やってみよーっと!」
せつ菜「でしたら私は先にお土産を買いに行っておきましょう!」
エマ「そうだね、もしかしたらランジュちゃんを待たせちゃうかも知れないし。せつ菜ちゃん、よろしくね。」
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せつ菜「うーん、いろいろあって迷いますね。……これはお好み焼きセット?これでみなさんに私が腕によりをかけてお好み焼きを振る舞うのもありですね!」ペカー
~その頃・広島パルコ~
ランジュ(キャップ・ハートグラサン)「きゃあっ!ランジュたちのグッズがこんなにたくさんあるわ!!……こっちは他の学校のスクールアイドルのグッズもあるのね!!全部欲しいわ!!」
ランジュ「こっちでは同好会のみんなと記念写真を撮れるのね!!」
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エマ「結ぶ??」
愛「そうそう!悪いおみくじが出ちゃったときは神社で結んで帰るんだよ、そうすると神様がいい運勢に変えてくれるんだ!そうだ!二本あるからエマっちも結んでみる?」
エマ「やったぁ!やるやる~」
愛「そうそう、そうやって折り曲げて紐みたいにして……」
エマ「愛ちゃんが幸せになりますように~」ムスビムスビ
愛「エマっちが結んでくれたからめっちゃ幸せになりそうだよ!ありがとう!」
エマ「えへへ~、じゃあ、私たちも船に乗ってホテルに戻ろっか」
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せつ菜「う~ん、なかなか決まりませんね。……おや、何でしょうか、修学旅行でしょうか、子どもがたくさんいますね……。」
せつ菜「はっ、あれは!!私も欲しいです!!買いましょう!!」
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せつ菜「ふぅ、いい買い物をしてしまいましたね!!さあホテルに帰りましょう!!」ペカー
エマ「わたし、みんなへのお土産を買ってきてって言ったよね?」
せつ菜(正座)「はい、言いました……」
愛(うわぁ、エマっちめっちゃ怒ってるじゃん。)
エマ「なのに……!!なんで……」
せつ菜「申し訳ございませんでした!!!」ドゲザァ
エマ(木刀持ってる)「広島には、おいしいお菓子がたくさんあるって聞いて、わたし楽しみにしてたんだよ?」
せつ菜「で、でも日曜日帰る前に買えば大丈夫です!今日駅でもたくさんお土産が売っているのを見ました!!」アセアセ
愛「そうだよ、エマっち!なんだったらファンのみんなにおすすめのお土産聞いちゃおうよ!よーしこれでMCのネタが……」
愛(あぁ、やっぱりそういうことかぁ)
せつ菜「あぁ!そういえばお釣りでこれも買っていたんですよ!……えっと、確かポーチの中に……」ガサゴソ
せつ菜「ありました!中四国限定・ハイチュウ瀬戸内レモン味!」ペカー
エマ「ガキの使いじゃないんだよぉ!!!」
愛(せっつー、火に油そそいでんじゃん……)
せつ菜・愛(いまボーノって言った……)
エマ「じゃあ、明日も早いしお風呂入って寝る準備しないとね。」スタッ
ガチャッ
ランジュ「遅くなったわね!ランジュが帰ったわよ!」
愛「おかえりランジュ!遅かったね。行きたかったところにはいけた??」
ランジュ「行けたわ!すっごく楽しかったの!!あと、これ!駅の中で売ってたから、みんなで食べようと思って買ってきたの!!」
ランジュ「揚げもみじよ!冷めないように電車に乗らずに走って帰ってきたわ!」
エマ「……ランジュちゃん……」
ランジュ「ど、どうしたのよエマ?遅くなって悪かったわ……?」アタフタ
エマ「ありがとう、ランジュちゃん!」ダキッ
ランジュ「え、ええ、どういたしまして……?」
愛「せっつー、後でランジュにお礼言っときなよ?」ボソッ
せつ菜「はい、助かりました……」ホッ
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侑「せつ菜ちゃん、それ超かっこいいね!私にも貸してよ!」キラキラ
せつ菜「さすが侑さん、お目が高いですね!!」ブンブン
侑・せつ菜「ワイワイキャッキャ」
せつ菜ちゃんが持ち帰った木刀は侑ちゃんにだけ好評だったけど、そのうち二人とも飽きちゃって、しずくちゃんのエイエ戦サーの小道具にする案も出たけど、結局部室の肥やしになったのはまた別の話。
おしまい
引用元:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1682298080/
東京編へ続く
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