【SS】エマ「わたしもダイビングやってみたいなぁ」果南「お、そんじゃ一緒にやってみる?」【ラブライブ!虹ヶ咲】

【SS】エマ「わたしもダイビングやってみたいなぁ」果南「お、そんじゃ一緒にやってみる?」【ラブライブ!虹ヶ咲】

1:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 11:56:46.72 ID:0QovTbgt

エマ「ほわぁぁ~~」

果南「ん?なに見てるのエマちゃん」

エマ「海の中を泳ぎながら撮った動画だよ、海の中ってキレイだなぁ~」

果南「ほ~中々いい所で撮ってるねぇ」

果南「だけど、実際に目で見る海はもっとキレイなんだよ」

エマ「そう言えば果南ちゃんの家はダイビング屋さんなんだよね」

果南「うん、私も毎日海に潜って泳いでるよ。なにせ家の目の前が海だからね」

エマ「へぇ~海のそばの家かぁ、素敵!!羨ましい~」

エマ「いいなぁ、わたしもダイビングやってみたいなぁ」

果南「お、そんじゃ今度一緒にやってみる?」

エマ「やるぅ~~!!」

 

7:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 12:04:57.27 ID:0QovTbgt

土曜日 果南の家

エマ「こんにちは~」

果南「やぁエマちゃん、いらっしゃい」

エマ「果南ちゃんのおうち、本当に海に囲まれてるんだね~すご~い」キョロキョロ

エマ「見渡す限りの海……水平線……波の音……」

エマ「やっぱりいいなぁ海って、なんだかワクワクしてきたよ」

果南「そんなに海が珍しいの?」

エマ「うん、故郷のスイスには海がなかったからね」

果南「へぇ、そうなんだ。海がない国なんて私にゃ耐えられそうにないや」

エマ「ふふっ、果南ちゃんはよっぽど海が大好きなんだね」

 

10:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 12:11:48.89 ID:0QovTbgt

果南「あれ、そう言えばエマちゃんって泳げるの?」

エマ「一応人並みには、海はなかったけどプールや湖で泳いでいたし」

エマ「スイスの湖も大きくてキレイなんだよ」

エマ「わたしにとっては湖が海みたいなものだったな」

果南「ほほぉ、湖かぁ。それも悪くないかもね」

果南「泳げるのならダイビングも大丈夫そうかな」

エマ「潜った事はないけど……でも楽しみ!!」

果南「うんうんその意気だよ、それじゃさっそく準備しよっか」

エマ「よろしくお願いしま~す」

 

13:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 12:18:06.41 ID:0QovTbgt

果南「まずはウエットスーツに着替えようか」

果南「水着は持って来たかな?」

エマ「うん、持って来た」

果南「先に水着を着てその上からウエットスーツを着るよ」

エマ「果南ちゃん、水着着たよ~」

果南「よしよし、はいこれ、エマちゃんにはこのくらいのサイズだと思うんだけど」スッ

エマ「おぉ~これがウエットスーツ……!!」

果南「下からきっちりジッパーを閉めるんだよ」ジーッ

エマ「わかったぁ」

エマ「─んしょ……うんしょ……」グイグイ

エマ「これ……胸の所でつっかえてジッパーが閉まらないや。もっと大きいサイズ、ないかな?////」

果南「おっと、こりゃ失礼。これより大きいサイズあったかなぁ~ちょっと探してくるね」

 

15:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 12:26:03.72 ID:0QovTbgt

果南「おまたせ、これがうちで1番大きいサイズ。これが入らなかったらどうしよ……」

エマ「ここまで来てウエットスーツが着られないからダイビング出来ないなんてやだよ!!」

エマ「んん~~ふうぅ~~!!」グイグイ

エマ「せーの……よいしょ~~!!」ジーッ!!

エマ「はぁはぁ……着られたよ」

果南「大丈夫?キツくない?」

エマ「胸のあたりが少しキツいけどさっきのよりは大きいから大丈夫」

果南「おぅ……エマちゃんの執念はすごいや」

果南「それ、ちゃんと脱げる?」

エマ「わかんない、脱げない時は脱がすの手伝ってね」

 

17:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 12:35:57.34 ID:0QovTbgt

果南「ま、ちょっとアクシデントはあったけど無事に着替えられたね」

果南「お次はフィンとシュノーケルを付けるよ」

エマ「あ~これこれ!!これを足に付けるとお魚みたいになるよね」

果南「あはは、フィンって魚の尾ビレみたいだよね。わかるわかる」

果南「─よし、これで準備OK!!」

エマ「えへへ、いよいよ海に潜るんだね……ドキドキしてきた」

果南「私がそばについてるからエマちゃんも私から離れないでね」

エマ「はぁ~い」

果南「今日は天気がいいからきっと海の中もキレイだよ~」

果南「それじゃ行くよ、そりゃっ」ザブンッ

エマ「えいっ」ザブンッ

 

19:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 12:45:22.46 ID:0QovTbgt

エマ(思わず目をつぶっちゃったけど、シュノーケルをしてるから目を開けても平気……だよね)パチッ

エマ「……!!」

エマ(わぁ……これが本物の海……)

エマ(水面よりも透明で光が差し込んでてまるでオーロラみたい)

エマ(なんて美しいの……エモすぎだよぉ~♪)キョロキョロ

果南(はは、はしゃいでんねぇ)

果南(あっちの方に行ってみようか、ついてきて)クイクイ

エマ(あ、果南ちゃん移動する。離れないようにしないと)

エマ(おぉ~お魚がいっぱい!!)

果南(この辺の魚は人に慣れてるから逃げたりしないんだよね)

エマ(わっ、お魚がつついてきた。ふふっ、くすぐったいよ~)

果南(うんうん、エマちゃんも魚に好かれたみたいだね♪)

 

21:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 12:54:06.59 ID:0QovTbgt

果南(そろそろあがろうか、エマちゃん)クイッ

エマ(あれ?もう終わり?もう少し潜っていたかったけど)

エマ(あがる前にこの光景をしっかり目に焼き付けておこう)

エマ(日本の海……こんなにキレイなんだ)

エマ(私は忘れない、最高の思い出だよ!!)

果南「─ぷはっ」ザバッ

エマ「ぷはぁ~」ザバッ

果南「初めてのダイビングはどうだっかなん?」

エマ「うん!!すっごく楽しかった!!本物の海が見られて満足だよ~♪」

果南「ふふっ、それはなにより♪エマちゃんに楽しんでもらえて私も嬉しいよ」

 

22:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 13:03:49.42 ID:0QovTbgt

果南「はぁ~私も楽しかった、やっぱりダイビングは気持ちいいねぇ」ジーッ

エマ「ひゃっ!?////果南ちゃん!?」

果南「んあ?どしたの?」

エマ「脱ぐなら脱ぐって言ってくれないと、目のやり場に困るよ~////」

果南「あはは、ごめんごめん。ついいつもの癖で」

エマ「いつも人前で脱いでるの?恥ずかしくないの?」

果南「別に恥ずかしくはないかな、中に水着着てるし」

エマ「水着でも十分恥ずかしいような……」

果南「女の子同士なんだから気にしない気にしない」

 

24:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 13:10:10.50 ID:0QovTbgt

果南「ほら、エマちゃんも脱ぎな」

エマ「んっ……ふんっ……」グイグイ

エマ「─ジッパーが……やっぱり脱げないや……」

果南「あ~やっぱそうなるよね……」

果南「どれ、私がやってみよう。ちょっといいかな」スッ

果南「んっ……こりゃ手強い、よく着られたね」グイグイ

エマ「着る時は夢中だったから」

果南「─よいしょっ!!」ジーッ!!

エマ「きゃあっ!!////」プルンッ

果南「おっと失礼─ん~確かにこの格好は目のやり場に困るかも////私も少し自重しようかな……」

 

27:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 13:18:36.15 ID:0QovTbgt

果南「それじゃ、道具片付けて来るね」

エマ「はーい、ありがとうございましたぁ」

エマ「楽しかったな~─ん?なんだろこれ?」

エマ「バイク……?でも海に浮かんでるから船……?」

果南「戻ったよっと、ん?どしたの?」

エマ「あ、果南ちゃん。これはなぁに?」

果南「あぁ、そりゃジェットスキーさ。それに乗って海の上を走るんだよ」

エマ「海の上を走るぅ!?」パァァ

エマ「すごーい!!ね、ね、これわたしも乗ってみたい!!」グイグイ

果南「お、そんじゃお次はジェットスキーで海のドライブと行きますか!!」

エマ「いえ~~い♪行こう行こう♪」

 

28:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 13:24:51.44 ID:0QovTbgt

果南「運転は私がするからエマちゃんは後ろに乗ってね」

エマ「わたしも運転してみた~い」

果南「いや一応これ乗るのには免許が欲しいから……今回は後ろで我慢して」

エマ「そっかぁ、わたし免許持ってないや……残念」

果南「もし免許を取ったら運転させてあげるよ」

エマ「わかった、今日は果南ちゃんに運転は任せるよ」

果南「さ、しっかり私に掴まって」

エマ「はぁい」ギュッ

エマ「果南ちゃんの背中大きい~お父さんみたい」

果南「それは喜んでいいのかなん……?」

果南「─ま、いいや。それじゃ行くよ~発進!!」グゥンッ!!

 

29:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 13:30:32.13 ID:0QovTbgt

ブイィィィン!!

エマ「きゃーっ!!速~~い♪」

果南「お、エマちゃんは絶叫マシンとか平気なタイプ?」

エマ「うん!!大好き~!!」

果南「はは、じゃあもっとスピード上げちゃうよ!!」グンッ

エマ「ひゃあぁ~~気持ちいい~!!」

果南「曲がるよ~えいっ」グインッ

エマ「わわっ!?んん~~!!」ムンギュー

果南「おっと、大丈夫?」

エマ「うん!!楽しいね~ジェットスキーも」

果南「結構スリルがあるでしょ?たまにこれで学校に行ったりしてるんだ」

エマ「ジェットスキーで学校に!?かっこいい~♪」

エマ「─決めた、わたしもいつか免許取ってジェットスキーで学校に行こうっと」

 

30:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 13:38:34.81 ID:0QovTbgt

果南「ふぃ~ただいま」

エマ「あはは、びしょびしょだ。水着を着ててよかったよ」

果南「エマちゃんが喜んでくれるから私もついはしゃいじゃったよ」

果南「ダイビングにジェットスキーとやってきたけど、疲れてない?」

エマ「楽しくて疲れなんて感じないよ」グゥ~

エマ「─あ……ごめん////」

果南「ふふっお腹空いたね、そろそろお昼ご飯食べよっか」

エマ「ご飯~♪なに食べるの?」

果南「そりゃあもちろん目の前に見える海のごちそうさ」

果南「せっかくだから今度は魚釣りでもしてみる?」

エマ「あ~いいねぇやりた~い」

エマ「でも、お魚が釣れるまでわたしのお腹がもってくれるかな……」

 

31:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 13:45:38.28 ID:0QovTbgt

果南「よっと」シュッ

エマ「それっ」シュッ

果南「さて、あとは糸が引くまでひたすら待つだけだ」ノビー

エマ「早くかからないかな~」

果南「慌てない慌てない、そんなすぐ釣れるもんじゃないよ」

エマ「わたしがお魚だったらすぐ餌食べちゃうのに」

果南「はは、エマちゃんが魚だったら簡単に釣れそうだねぇ」

果南「ま、気長に待って。海でも見ながらボーッとしよーよ」

果南「あぁ~」ボーッ

エマ「果南ちゃんってよく動き回ってるイメージがあったからそういう姿はちょっと意外だね」

果南「確かに体を動かすのは好きだけどたまにはこうしてのんびりするのも好きなんだよね」

エマ「そうだね、わたしもよく日なたぼっこするよ」

エマ「ん~今日は暖かいねぇ、海もキレイで波の音も聞こえて飽きないよ」ボーッ

 

32:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 13:54:45.90 ID:0QovTbgt

果南「そういえばさっきスイスに海はないって言ってたけど」

果南「スイスってどんな所なの?」

エマ「そうだねぇ~スイスは海はないけど山や草原があちこちにあるよ」

エマ「私の実家も山に囲まれててね、空気がとてもおいしいんだ」

果南「へぇ、私の家とは逆だ」

エマ「あとは食べ物がとてもおいしいの!!」

エマ「スイスと言えばチーズ、チーズフォンデュにラクレットチーズ……家でもよく作って食べてたよ」

果南「ほほう、チーズかぁ。おいしそうだね~」

エマ「今度ごちそうしてあげるよ」

果南「お、そりゃ楽しみだねぇ♪」グゥ~

果南「─あはは、私もお腹空いてきた」

エマ「わたしもだよ~」グゥ~~

 

33:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 14:01:00.40 ID:0QovTbgt

ピンピン

果南「お、エマちゃん引いてる」

エマ「えっ?ほんと?」ガシッ

エマ「あわわわっ!!えっとえっとえっと~~」

果南「落ち着いて、あまり強く引っ張ったら逃げられる」

果南「魚の動きに合わせて竿を振るんだ、リールを巻くのも忘れずにね」

果南「ほら、私と一緒にやるよ」スッ

エマ「う、うん」グッ

果南「それ右っ、左っ、また左っ」

エマ「それっそれっそれっ!!」

果南「リール巻いて」

エマ「うんっ」キリキリキリ

果南「もう少しだよエマちゃん」

果南「今だ、竿を引くんだ」

エマ「よ、よーし!!え~いっ!!」グイッ

ザバ~ン!!

 

34:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 14:08:05.81 ID:0QovTbgt

エマ「あ」

果南「おぉ~こりゃ中々の大物だ」

果南「おめでとうエマちゃん、やったね♪」ニコッ

エマ「あ、あはは……やったぁ」ガクッ

果南「およ?どしたの?」

エマ「ホッとしたら気が抜けちゃった」

果南「そかそか、とにかくこれで1匹ゲット」

エマ「あれ?果南ちゃんの竿も引いてない?」

果南「え?─あ、本当だ。どれどれ」ガシッ

果南「こっちも大物の予感……結構手強いね、この~」グイッグイッキリキリキリ

果南「そぉれ~~!!」ザバッ

エマ「わぁ、わたしのお魚より大きい~!!」

果南「へへっやったねぇ~♪」

果南「よし、この調子でどんどん釣っていこ~」

エマ「おぉ~~!!」

 

35:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 14:13:47.44 ID:0QovTbgt

果南「いや~大漁大漁♪」

エマ「いっぱいお魚釣れたねぇ♪」

果南「エマちゃんもすぐに落ち着いて出来たからね、うまいじゃん釣り」

エマ「えへへ、ありがとう」

果南「これだけ釣れれば十分かな、新鮮な内に捌いて食べよう」

エマ「待ってました~♪わたしもうお腹ぺこぺこ~」

果南「エマちゃんも一緒に捌いてみる?」

エマ「うん、やる~」

エマ「確か……こうやるんだっけ」スッスッ

果南「おぉ~魚捌けるんだ、大したもんだねぇ」

エマ「ふふ、実家でお母さんに教えてもらったんだよ。スイスでもお魚は食べるからね」

果南「なら心強い、2人でやれば早く捌けるね」スッスッ

エマ「果南ちゃんも手際がいいね~」

果南「おうとも、なんたって私は包丁人だからね」ドヤァ

果南「包丁の『ほ』は『ホスピタリティ』だよ、覚えておきな」

エマ「よくわからないけど覚えておく~」

 

36:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 14:21:35.93 ID:0QovTbgt

果南「魚を捌いたらキレイにお皿に盛り付けて……と」

果南「じゃーん、完成~♪」

エマ「わぁ~いおいしそ~~♪」ジュルリ

果南「それじゃ食べよっか」

エマ「いただきま~す」スッ

果南「おっとごめんよ、ストップ~」

エマ「え?なになに?」ピタッ

果南「一応しょうゆやわさびを用意はしたけど」

果南「まずはなにも付けずに食べてごらん」

エマ「このまま?」パクッ

エマ「!!」

エマ「な、なぁにこれ……!?」

エマ「甘ぁ~~い♡おいっしぃ~~♡」トローン

果南「でしょ?魚ってそのまま食べると甘いんだよ」

果南「そしてそこにしょうゆをちょいと付けると」

エマ「んああぁぁ~~もっとおいっしぃ~~♡」トロローン

果南「新鮮な魚を食べたらもう他の魚は食べられないよ」モグモグ

エマ「本当だねぇ~これはやめられないよ~」モグモグ

 

37:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 14:27:14.53 ID:0QovTbgt

果南「─ん~思ったよりお刺身多いなぁ」

エマ「わたしはまだまだ食べられるよ」

果南「はは、まるでマルみたいだ」

果南「そうだ、ちょっと味変してみる?」

エマ「味変?」

果南「捌いたお刺身をご飯の上に……乗せる!!」

エマ「こ、これは……!!」

果南「そう、海鮮丼の出来上がり~」

エマ「あぁ~お刺身とご飯なんて反則だよぉ~♪」

エマ「これはご飯が止まらない……あむあむぱくぱく」

果南「お刺身も一気になくなったね、よかったよかった」

エマ「はぁ……これは贅沢だね、最高……」

エマ「果南ちゃんのおうちに来てよかったよ♪」ペカーッ

果南「ダイビングの時より喜んでないかなん?」

エマ「そ、そんな事ないよ~~////」

 

38:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 14:31:49.98 ID:0QovTbgt

エマ「ふぅ……ごちそうさまでした、お腹いっぱい」

果南「おいしかったね、今日はエマちゃんと一緒だから楽しいご飯になったよ」

エマ「わたしも果南ちゃんと一緒にご飯が食べられて嬉しかったよ」

果南「このあとはどうしようか」

エマ「そうだねぇ~」

エマ「また海を見たいな、ここの海はとてもキレイだから」

果南「ふーん」

果南「─ね、エマちゃん。よかったら今日うちに泊まっていかない?」

エマ「え?でもわたし着替えとか持って来てないよ」

果南「私の……じゃ小さいと思うけどパジャマくらいなら貸してあげるよ」

果南「海のもうひとつの顔を見せてあげたいんだ」

エマ「もうひとつの顔?」

果南「うん、とりあえず夜になるまで待って欲しい」

エマ「わかったぁ、そういう事ならお世話になります」

 

39:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 14:37:30.40 ID:0QovTbgt

果南「そろそろいいかな、エマちゃん、外に出よう」

エマ「昼間お腹いっぱい食べたから眠い……」クシクシ

果南「悪いね、でもこの景色を見たら眠気も吹き飛ぶよ」

エマ「?」

果南「ほら、見てごらん」

エマ「う、わあぁぁ……!!」

エマ「星がこんなにたくさん……キレイ……!!」

果南「今日は晴れてるからきっと星もよく見えると思った、大当たり♪」

果南「合わせて海も見てみるとどう?」

エマ「海……」

エマ「昼間は賑やかだった波の音も今は静かで」

エマ「海に星の灯りが反射して足元にまで星空が広がってるみたい……すごい……キレイ……!!」

エマ「これが海のもうひとつの顔?」

果南「そう、昼間とはまた違っていいもんでしょ」

エマ「うん、一粒で2度おいしいってやつだね」

果南「はは、そんな感じ」

 

40:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 14:43:30.35 ID:0QovTbgt

エマ「くしゅんっ!!」

果南「おっと、大丈夫?まだ夜は肌寒いね」

果南「そうだ……おいで、一緒にハグしよ」スッ

エマ「わぁ、それじゃ失礼しま~す」ポフン

エマ「えへへ……果南ちゃん暖か~い♪」スリスリ

果南「そろそろ戻る?」ギュッ

エマ「ううん、せっかく外に出たんだからもう少しだけこの景色を見ていたい」

果南「そかそか、いいよ」

エマ「─あのね果南ちゃん、わたしの実家も夜は星がとてもキレイなんだよ」

エマ「高い山の上、澄んだ空気の中で見る星はまるで手が届きそうなほどなの」

果南「へぇ~それはぜひ見ていたいもんだねぇ」

エマ「今度里帰りする時果南ちゃんも一緒に来る?家族にも紹介してあげるよ」

果南「そうだね、その時は私もついていっちゃおうかな」

果南「エマちゃんの家族もスイスでこの星空を見ているのかな?」

エマ「うん、きっとそうだよ。空は繋がっているんだから」

 

41:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 14:47:20.12 ID:0QovTbgt

果南「うぇっくし!!」

エマ「大丈夫果南ちゃん?」

果南「はは、風邪を引くほどやわな体じゃないよ」

エマ「でも風邪を引いたら大変だよ、私はもう満足したから、そろそろ戻ろ」

果南「エマちゃんが満足してくれたなら……わかったよ」

果南「それじゃエマちゃんはそっちの布団に」

エマ「せっかくくっついてるんだからこのまま一緒に寝ようよ」ギュッ

果南「え?まぁ私は別にいいけど」

エマ「えへへ、いつも寮ではひとりで寝てるからたまには誰かと一緒だと嬉しいなぁ」

果南「そんなもんかね~」

エマ「果南ちゃんと一緒だとまるで妹と寝てるみたいだよ」

果南「お父さんになったり妹になったり忙しいねまったく」

果南「それじゃおやすみ、エマちゃん」

エマ「おやすみ、果南ちゃん」

 

42:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 14:52:02.64 ID:0QovTbgt

次の日

エマ「ん……ふわぁ」クシクシ

果南「やぁ、おはようエマちゃん」

エマ「おはよう果南ちゃん……」

果南「エマちゃんの言った通り誰かと一緒に寝るってのも悪くないね、おかげでぐっすり眠れたよ」

エマ「わたしもぐっすり眠れた~」

エマ「でもまだ頭がボーッとする……」フラフラ

果南「海を見に行こっか、朝日を浴びれば目も体もバッチリ覚めるよ」

エマ「あぁ~海風が気持ちいい~これは目が覚めるねぇ」

果南「朝の海もおつなもんでしょ」

エマ「うん、朝から海が見られるなんて最高~♪」

エマ「─ありがとう果南ちゃん」

エマ「ダイビングもジェットスキーも釣りもお料理も天体観測も……全部楽しかった」

エマ「果南ちゃんのおかげでもっと海が大好きになれた」

エマ「また、遊びに来てもいいかな?」

果南「もちろん、いつでもおいで。エマちゃんなら大歓迎だよ」

エマ「えへへ♪うんっ、今度はジェットスキーの免許も取って来るからね!!」

 

43:(こんにゃく) 2023/05/17(水) 14:52:37.19 ID:0QovTbgt

終わりです、最後まで読んでいただきありがとうございました

 

16:(SB-iPhone) 2023/05/17(水) 12:27:48.37 ID:dCJoqPeY

昼間からエマかな供給助かる

 

46:(もんじゃ) 2023/05/17(水) 16:51:37.16 ID:7dev1tjS

これがアルプス連峰ってやつですか

 

47:(たこやき) 2023/05/17(水) 17:06:17.83 ID:iGmRgOtF

エエヤン

 

48:(SB-iPhone) 2023/05/17(水) 17:15:50.79 ID:zVyDHWZm

謎のカプSS助かる

 

49:(えびふりゃー) 2023/05/17(水) 17:55:46.20 ID:ADVn6HNi

エマかな…そういうのもあるのか!

 

50:(茸) 2023/05/17(水) 18:00:06.19 ID:ckakiFQE

海と山の2人

 

51:(もんじゃ) 2023/05/17(水) 18:57:21.50 ID:NbAqu/Jt

エマかな(ん)良いなぁ
新しい扉開いたわ

 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1684292206/

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