【SS】彼方「しずくちゃん、昨日の夜…22時頃って何してた?」 しずく「?」【ラブライブ!虹ヶ咲】

小説の最後 菊池 寛〜代表作:恩讐の彼方に、蘭学事始

【SS】彼方「しずくちゃん、昨日の夜…22時頃って何してた?」 しずく「?」【ラブライブ!虹ヶ咲】

1:(茸) 2023/05/01(月) 09:40:39.30 ID:12/VbC9E

しずく「宿題片付けて…寝る準備、ですね…」

彼方「そう、なんだ…」

しずく「何か?」

彼方「あー…いや…」

しずく「? 何か気になることでもあるんですか?」

彼方「うーん…」

彼方「見間違いだったから良いんだけど、その…ね?」

彼方「昨日のバイト上がり…22時頃にしずくちゃんにそっくりな女の子が男の人と歩いてたから…」

彼方「まさか! って思って」

しずく「えー…」

彼方「ご、ごめんね! 疑ったわけじゃなくて、心配しただけでっ」

しずく「彼方さんから見た私って、そう言うことする女の子なんですね…」ウルウル

彼方「わぁぁぁぁっ!」

彼方「ごめんね! ごめんっ! ほんとにごめん!」

 

8:(茸) 2023/05/01(月) 09:49:51.07 ID:12/VbC9E

しずく「むー…」

彼方「ごめんね~」

しずく「…良いですよ。悲しいですけど」

彼方「うぅ」

しずく「でも、そんなに似てました?」

彼方「それはもうっ」

彼方「そこまで明るくはなかったから、完全一致とは言えないけど」

彼方「ニジガクの制服、ハーフアップにちょっと大きめのリボン」

彼方「恐らくは茶系統の髪色…で、ほんとにしずくちゃんくらいの背丈」

しずく「…本当ですか?」

彼方「う、うんっ」

彼方「ほんと」

しずく「私、その時は家にいましたし」

しずく「家族もいたので、100%私ではないことだけは確かですよ」

しずく「でも…」

しずく「そこまで酷似してると気味が悪いかも…」

彼方「他人の空似だよ。きっと…彼方ちゃん疲れてたし」

しずく「…」

 

13:(茸) 2023/05/01(月) 10:01:06.93 ID:12/VbC9E

~~~~~~

かすみ「いんぼーだよ! いんぼー!」

かすみ「誰かが…」

かすみ「私達の人気を妬む誰かが貶めようとしてるんだよ!」

かすみ「一番、それやってそうな人だし!」

しずく「ふふっ」ニコッ

>ァァァァァ゛ァ゛!!!

栞子「陰謀なんて…大げさでは?」

しずく「うん…ただ似てるだけだとは思うんだけど」

しずく「制服だったって言うから、一応栞子さんにはと思って」

栞子「私の裁量にも限度はありますが…」

栞子「確かにPTAや教師陣に知られる前に対処できるに越したことはないですね…」

かすみ「へもは…あひほへひはふはひ?」

栞子「頬、冷やしておいた方が良いですよ」サワサワ

栞子「出来ることは少ないですが、念のためパトロールのようなことをするのは可能ですよ」

栞子「バイト上がりの22時頃…というお話ですが、それ以前の時間帯にもどこかにいるはずですから」

しずく「じゃ、じゃぁ私も!」

栞子「しずくさんは家が遠いので――」

しずく「栞子さんのところ…泊めてくれたり…」チラッ

栞子「うっ…」

しずく「…」ジーッ

栞子「くっ…」

しずく「…」ウルウル

栞子「っ…きょ、許可…許可が下りたら…」

 

17:(茸) 2023/05/01(月) 10:20:57.24 ID:12/VbC9E

~下りた。~

栞子「…」

薫子「…」

栞子「…」

薫子「…」

薫子「…そんな、睨まなくたっていいんじゃない?」

栞子「睨んではいませんが…」

薫子「未成年者だけより、万が一に言い訳が利くでしょ?」

薫子「姉が夕飯をご馳走してくれた帰りです。とでも言えるし」

栞子「それはそうですが、遊びではないんですよ?」

薫子「一応、教育実習生なんだけど…知ってる?」

栞子「はい」

しずく「あの、薫子さんは分かるんですが…」チラッ

遥「私はお姉ちゃんが心配で…」

彼方「目撃者だからねぇ…」

しずく「なるほど…」

 

19:(茸) 2023/05/01(月) 10:40:02.35 ID:12/VbC9E

薫子「そう言えば、彼方ちゃん…だっけ?」

彼方「そうです」

薫子「22時ころって言ってたけど、バイトは22時前に退勤してるよね?」

彼方「店長の意向で21時半退勤ですね」

彼方「他の高校生もみんな…22時以降働かせるとヤバいから帰れって」

彼方「業務が残ってても強制です」

栞子「18歳未満は原則として22時以降禁止とされていますから」

栞子「…だからこそ、彼方さんが見かけたという女生徒が気になりますね」
栞子「かすみさんは冗談めかしていましたが、最悪の場合、援助交際という可能性もありますから」

薫子「アタシ達に似て、親子とかで出かけてただけかもしれないけどね」

栞子「それならいいんです。それであるならば…」

遥「後顧の憂いは断っておきたいですよね。分かります」ギュッ

彼方「?」

しずく「ちなみにですけど、彼方さんが目撃した時ってこの先のどの道に向かったんですか?」

彼方「あーっと…」

彼方「向こうの道を、右に曲がってたかな」

しずく「…うーん」

しずく「マップ上だと変なホテルとかはなさそうですけど…」

 

22:(茸) 2023/05/01(月) 11:01:44.86 ID:12/VbC9E

薫子「ひとまず、その道に従って歩いてみようか」

薫子「伏せられてるだけで怪しい何かがあるかもしれないし」

栞子「そうですね…」

しずく「…」

彼方「じゃぁ、付いてきて」

彼方「遥ちゃん。はぐれちゃだめだよ~?」ギュッ

遥「うんっ」

栞子「…」

彼方「…こっちをまっすぐ」

彼方「…」

彼方「ここ。この辺にいるのを見たんだよね」

彼方「かな…私が向こうからあっちに歩いてるときに、ここに男の人と一緒にいた」

彼方「それで…こっちに歩いて行った」

薫子「声はかけた?」

彼方「いえ…本当にしずくちゃんだったかは怪しくて…」

しずく「…あの、私、ここに立ってみるので同じ位置から見て貰って良いですか?」

しずく「薫子さんは男性役で隣にお願いします」

薫子「そうだね。栞子達は昨日見たってところに戻って貰って良い?」

栞子「分かりました」

 

25:(茸) 2023/05/01(月) 11:26:04.00 ID:12/VbC9E

栞子「確かに、暗がりで髪色は不確かですが…」

遥「うーん…しずくさんって感じがする」

彼方「昨日の夜もこんな感じだったんだよねぇ」

遥「…」パシャッ

遥「写真だとこんな感じだけど…どう?」

彼方「ほぼ同じだねぇ…しずくちゃんにも見て貰おっか」

栞子「…しずくさんが嘘をついている可能性もありますね」テクテク

彼方「え…」

栞子「やむを得ない事情で、何か、こう…」

彼方「ま、まっさか~」

遥「そ、そうだよっ」

遥「きっと…」

しずく「彼方さんどうでした?」

彼方「あーうん…しずくちゃんって感じだった」

遥「撮るとこんな感じに見えます」

しずく「…」

薫子「しずくちゃんだね」

しずく「私…ですね…」

 

27:(茸) 2023/05/01(月) 12:03:57.84 ID:12/VbC9E

しずく「で、でも本当に私じゃないんです」

しずく「本当に…」

薫子「分かってるよ。大丈夫」

薫子「…」スッ

薫子「もうすぐ22時だけど…今日は来ないかもね」

栞子「毎日決まった時間に決まった場所で…というわけでもないでしょうから」

栞子「今日はひとまず、解散しましょうか」

彼方「そうだね~」

彼方「彼方ちゃんの見間違いだったと思うし」

彼方「ごめんなさい。迷惑かけちゃって」

栞子「いえ、問題はそもそもニジガクの制服。というところであって」

栞子「しずくさんか否か。という点については副目標でしたから」

栞子「しずくさんがそんなこと、するはずがないので」

しずく「うん…」

薫子「解散って言っても、歩いて帰すのもあれだし車で送るよ」

彼方「ありがとうございます」

遥「すみません。ありがとうございます」

 

31:(茸) 2023/05/01(月) 12:48:13.70 ID:12/VbC9E

しずく「…ごめんね。わがままで迷惑かけて」

栞子「いえ。そう何度も謝罪頂かなくて大丈夫ですよ」

栞子「私だって、自分と似た人がそういうことしている。と言われたら不安になります」

栞子「その正体を突き止めたくなるのも当然でしょう」

しずく「…」

しずく「私がいないときに居て、私がいるときに居なかったら…」

しずく「やっぱり、私だって思われちゃうかな」

栞子「そんなあからさまなこと、する意味はないかと」

しずく「…でも、そういう裏の裏をかいてるとしたら?」

栞子「では、しずくさんなのですか?」

しずく「ううん」

栞子「ならそれでいいではないですか」

栞子「しずくさんではないと、しずくさん自身が言う」

栞子「ご家族がその証人になれる」

栞子「私達だって、しずくさんの言葉を信じたいと思っています」

しずく「…でも、ちょっとは疑ってる?」

栞子「ドッキリの可能性も考えてはいました」

しずく「…」

栞子「ですが、ここまできて隠し続けるのは質が悪いですし」

栞子「しずくさんではないと、今は思っていますよ」

栞子「…もう休みましょう」

 

34:(茸) 2023/05/01(月) 19:24:47.14 ID:12/VbC9E

かすみ「ふ~ん…じゃぁ、結局いなかったんだ?」

しずく「うん…」

かすみ「ならもういいんじゃないの?」

かすみ「他人の空似ってことで、忘れちゃいなよ」

しずく「うん…そう、しようとは思ってる」

果林「彼方が責任取って、今度写真でも撮ってくるって」

彼方「!?」

愛「撮ってくる…責任だけに?」

彼方「…」

彼方「うーん。絶対にとは言えないけど、見かけたらそうするね~」

歩夢「私達も一応、ね?」

栞子「そうですね。生徒会長として数日はパトロールしようと思っていますし」

ランジュ「しずくのこと見ておけばいいんじゃないの?」

栞子「いえ、問題なのはニジガクの生徒という点なので」

ランジュ「そう…」

ランジュ「…そうだわ!」

ランジュ「しずく! お泊りしましょ!」

ランジュ「しずくのお家に、また行きたいわ」

栞子「明日も学校ですよ? ランジュ」

ランジュ「無問題ラ! ね? しずく。いいでしょ?」

しずく「えっと…そう、ですね。一応聞いてはみます」

 

37:(茸) 2023/05/01(月) 20:57:34.89 ID:12/VbC9E

しずく「お母さん、あのね…」

しずく「そう、今度は逆にって…」

しずく「いい?」

しずく「一人だけ。うん、明日も学校だから流石に…」

しずく「うん、うん…?」

しずく「…今朝?」

しずく「今朝は私、栞子さんのところに泊まってたから…」

しずく「え?」

しずく「帰ってないよ!」

しずく「昨日はあのまま栞子さんのところに泊まるって私…」

しずく「帰ってない…」

しずく「…」

しずく「…帰って来たの? 私が?」

 

45:(茸) 2023/05/01(月) 22:48:11.15 ID:12/VbC9E

しずく「…」

ランジュ「しずく! どうだった? 遊びに行っても良いの?」

しずく「…」

果林「しずくちゃん?」

栞子「あまりにも急で駄目だったのでは?」

ランジュ「そうなの?」

しずく「…」ギュッ

ランジュ「!?」

ランジュ「しずく…? どうしたのよ」

しずく「大丈夫です…母は、来ても大丈夫って」

果林「けど…それ以外に何か言われたのね?」

しずく「あの…」

しずく「その、栞子さん」

栞子「なんでしょう?」

しずく「私、昨日はずっと栞子さんと一緒だったよね?」

栞子「ええ。間違いなく。寝るまでお話していましたし、お隣にいましたよ」

しずく「でも…」

しずく「でもね? 昨日の夜…私、家に帰ってきたって…お母さんが」

彼方「えっ…」

愛「つまり…ドッペルゲンガーがいるってこと?」

しずく「…かも、しれません」

 

48:(茸) 2023/05/01(月) 23:18:39.21 ID:12/VbC9E

歩夢「まさかそんな…気のせいとかじゃないかな…?」

しずく「だったらよかったんですが…」

彼方「ん~…」

ランジュ「心配しないで。今日はランジュがずっとそばにいてあげるわ」ギュッ

ランジュ「誰が来たって、たとえしずくの偽物が来たって追い払ってあげるわ」

しずく「はい…」

ガチャッ

しずく「!」ビクッ

せつ菜「…?」

侑「あれ…? どうしたの皆…そんな怖い顔して」

ミア「何か悪さしてたんじゃないよな?」チラッ

ランジュ「違うわ」

璃奈「…」チラッ

栞子「私がいて、そんなこと許すわけがありませんよ」

果林「少し…」

果林「ううん、とても厄介なことが起きているのよ」

侑「え?」

しずく「…」ウルウル

せつ菜「冗談や、ただ事ではなさそうですね…詳しく教えてください」

 

56:(茸) 2023/05/02(火) 21:44:52.38 ID:uLipX4no

せつ菜「…なるほど」

ミア「ドッペルゲンガーって本人が見ると死んじゃうって話じゃなかったか?」

侑「えっ」

かすみ「それがほんとかどうかは別として」

かすみ「彼方先輩が見たけど、しず子たちは見れなかった」

かすみ「だけど、しお子の家にいるはずのしず子が昨日は家に帰ってた」

かすみ「って…なると…」

果林「もう一人のしずくちゃんはしずくちゃんを避けてる可能性があるんじゃない?」

エマ「確かに…そうだよね」

しずく「だと…良いですけど」

ランジュ「どっちにしても、今日はランジュが一緒にいるから」

せつ菜「寮に泊まるんですか?」

栞子「いえ、ランジュがしずくさんのところに泊まるんです」

しずく「怖いですけど、確かめないわけにもいきませんし…」

しずく「何より、私が泊まることでそっちに迷惑が掛からないとも限らないですし…」

璃奈「それなら、私のところがいいかも」

璃奈「基本的に私しかいないし、防犯もしっかりしてるから」

璃奈「人の悪戯なら防げる可能性が高い」

せつ菜「ただ、連日の外泊が難しいという話であれば今日のところはしずくさんの家に向かうほかありませんね」

せつ菜「そこでなのですが、私もご一緒しても?」

しずく「せつ菜さんも?」

せつ菜「ランジュさんだけでは不安というわけではありませんが、人は多い方が良いでしょうから」

しずく「…ありがとうございます」

 

58:(茸) 2023/05/02(火) 22:16:10.24 ID:uLipX4no

ランジュ「どう? しずくの部屋…何か変わりある?」

しずく「正直、細部まで覚えているわけではなくて…」

しずく「でも、何かが変わったようには…」キョロキョロ

菜々「見えないところに何か仕掛けた…という可能性もあります」

菜々「例えば…電源タップに盗聴器、とか」スッ

ランジュ「それがしずくに化けた不審者だったらでしょ?」

ランジュ「しずくのママやオフィーリアを誤魔化せるの?」

しずく「簡単ではないと思います」

ランジュ「でも騙せてた」

菜々「怪異…ドッペルゲンガーが実在するとは認めたくありませんが」

菜々「事実としてある以上は、覚悟しておいた方が良いでしょう」

ランジュ「大丈夫よ。ランジュがいるもの」

菜々「ふふっ、心強いですね」

しずく「はい…お願いします」

ランジュ「今日はもう一日中、ずーっとしずくのそばを離れないわ!」

ランジュ「お風呂もトイレも!」

しずく「トイレは大丈夫ですから!」

 

63:(茸) 2023/05/03(水) 21:46:38.05 ID:KH1Zz2jf

ランジュ「前は、みんなで一緒に来たのよね」

菜々「そうでしたね」

ランジュ「外でバーベキューをしたりもして…」

ランジュ「賑やかで、とっても…」

ランジュ「ふふっ」

ランジュ「でも」

ランジュ「3人で、ゆっくりお風呂に浸かる…」

ランジュ「こういうのも悪くないわ」

菜々「中々出来ることではないんですよ」

菜々「普通のお家だと、何人も入ることが出来るほど浴室が広くなかったりしますからね」

ランジュ「そうなのね…じゃぁ、かすみや彼方、せつ菜達の家なんかも難しいの?」

菜々「3人は…難しいかもしれませんね」

しずく「2人なら大丈夫ですよ」

しずく「かすみさんと彼方さんは」

ランジュ「あらっ。泊ったことがあるの?」

しずく「かすみさんの方ですけど」

しずく「彼方さんは時々、妹の遥さんと一緒にって言っていたから」

ランジュ「へぇ…」

ランジュ「今度、行ってみたいわ」

菜々「そうですね。QU4RTZのみなさんは宿泊したことがあるって言っていましたし」

ランジュ「しずくも一緒に。ね?」

しずく「そうですね」

 

67:(茸) 2023/05/03(水) 22:43:33.66 ID:KH1Zz2jf

ランジュ「そう言えば、彼方が見かけたのは22時辺りなのよね?」

ランジュ「しずくのママがしずくを見たのは何時なのかしら」

菜々「確かに…もし、それが22時頃だとしたら」

菜々「ドッペルゲンガーの出現する時間帯が決まっているということになります」

しずく「お風呂を上がったら聞いてみますね」

しずく「…ちょっと、変な話になるけど」

ランジュ「22時付近にしずくがもう一人、どこかに出てくる」

ランジュ「…」

ランジュ「ねぇ、せつ菜…菜々としずくはドッペルゲンガーには詳しい?」
しずく「一般的な噂程度は知っています」

菜々「私もです」

菜々「脚色というと語弊がありますが、怪談物の創作におけるドッペルゲンガーというのも多少なら」

ランジュ「なら、しずくが夜の街と家に現れた理由は分かるの?」

しずく「ドッペルゲンガーは本人。この場合は私に縁のある場所に現れるという特徴があるらしいです」

菜々「つまり…」

しずく「でも、不思議なのは夜の街も男性と一緒だったというのも私には全く関係ないはずなんです」

菜々「そもそも、ドッペルゲンガーは他者と会話をしないと言われていますからね」

菜々「男性と一緒だった。ご家族が違和感を覚えないほどに普通に接するというのであれば、いささか妙ですね」

 

69:(茸) 2023/05/03(水) 23:57:20.58 ID:KH1Zz2jf

しずく「だからこそ、ドッペルゲンガーではないはずなんですけど」

しずく「でも…」

ランジュ「家族は誤魔化せるはずがない…だったかしら」

しずく「…」コクッ

しずく「そう思いたいです」

菜々「とにかく、情報を集めましょう」

菜々「私は先にしずくさんのお部屋に戻ります」

菜々「ランジュさんとしずくさんはお母様にお話を伺ってきてください」

ランジュ「分かったわ」

ランジュ「あなたも気を付けて」

菜々「大丈夫ですよ。いえ、大丈夫…とは言い難いですが」

しずく「ドッペルゲンガーに〇されるのはその本体である私だけですから」
ランジュ「!」

ランジュ「そんなことはさせないわ!」ギュッ

しずく「らっ、ランジュさんっ!?」

しずく「あ、あのっ…」

ランジュ「させないわ」ムギュッ

しずく「!」

菜々「裸、ですよ…お二人とも」

しずく「…///」

 

71:(茸) 2023/05/04(木) 00:23:28.03 ID:myBGOXgC

しずく「…もうっ、ランジュさんってば」

ランジュ「そんな怒らなくたっていいじゃない」

しずく「怒ってはいませんよ」

しずく「ランジュさんが無自覚なのは今に始まったことではありませんし」
ランジュ「無自…」

しずく「あっ、お母さんっ」

しずく「昨日の夜…私が帰ってきたのって何時頃か覚えてる?」

しずく「えっと…」

しずく「何時頃だったかなって…気になって…」

しずく「あはは…」

しずく「21時過ぎ…?」

しずく「22時とかじゃなく?」

しずく「大事なことなの!」

しずく「正確に教えて!」

ランジュ「ごめんなさい。ちょっと、調べたいことがあるの」サッ

しずく「…」

ランジュ「…落ち着いて、しずく」

ランジュ「22時近くってことが分かれば大丈夫」

しずく「でもっ」

ランジュ「21時から22時…24分の1にまで絞れたなら十分でしょ?」

しずく「…っ」

 

80:(茸) 2023/05/06(土) 19:22:50.36 ID:mc1YHXvQ

菜々「なるほど…とするならば」

菜々「21-23の2時間を出没時間と考えておいた方が良いでしょう」

菜々「もちろん、21時前や23時以降も普通にいる可能性がある」

菜々「というのは、しずくさんが朝に登校したことからもありますが…」

しずく「…」

ランジュ「聞いた話、今朝のしずくは誰よりも早くに家を出ていたらしいわ」

菜々「それであればいいのですが…」

菜々「とにかく、今日はどこに現れるかですね」

しずく「もし、この家に現れたら…」

ランジュ「その時はランジュが何とかするわ」

菜々「私も一緒にいますから」

しずく「…」コクッ

菜々「グループの方でやり取りしていますが、20時現在、誰もしずくさんを目撃していないそうです」

ランジュ「あと1時間くらいね…一番気になるのは彼方のところだわ」

菜々「遥さんと侑さん歩夢さんが一緒にいてくださるそうです」

 

82:(茸) 2023/05/06(土) 19:40:37.03 ID:mc1YHXvQ

しずく「何も、起こらないと良いんですけど…」

菜々「ただのドッペルゲンガーであれば先ほどしずくさんが言われたとおりにしずくさん以外に危害を加えることはないと思います」

菜々「しかし、伝承で知られるドッペルゲンガーの特徴に一致しない特性があることから」

菜々「例外がないとは言い切れませんし、その為に彼方さんを一人にはしないようにという計らいですから」

菜々「きっと、大丈夫です」

しずく「…」

ランジュ「もし危害を加えるならしずくの家族が無事じゃなかったはずよ」
ランジュ「でも無事、何にもなかった。なら大丈夫だと思うわ」

菜々「ほんとう…目的が分かりませんね」

しずく「男の人と夜の街、家に居ないときに帰宅…」

ランジュ「帰ってきたのは帰りたかったとして、もう一個が意味不明だわ」
菜々「男性と一緒にいた…となると、その、やはり…」

しずく「違っ…う…と、思いたい…です…」

ランジュ「そういうことに興味あったって不思議じゃないわ」

しずく「違うんですっ」

ランジュ「そんな恥ずかしがらなくたっていいじゃない」

 

83:(茸) 2023/05/06(土) 19:48:44.93 ID:mc1YHXvQ

ランジュ「ランジュだって詳しいわけじゃないけど」

ランジュ「興味があると言えばあるわ」

ランジュ「やっぱり…多少…」

ランジュ「動画サイトにあげたライブ映像とかを見てると、破廉恥なコメントがあったりするから」

ランジュ「A・ZU・NAのライブ動画でも色々言われてるわ」

しずく「うっ」

菜々「///」フイッ

菜々「…」

菜々「ら、ランジュさんは元々…?」

ランジュ「ん~…」

ランジュ「どういうこと? って思って調べたりしているうちに知ったわ」

しずく「なんっ…なんで調べちゃったんですかっ?」

ランジュ「だって気になるじゃない」

菜々「知識欲…っ」

ランジュ「そうだわっ」

トゥルルル…

しずく「何を――」

果林『もしもし?』

ランジュ「果林! 工  なこと聞いても良いかしら!」

菜々「!?」

しずく「!?」

果林『!?』

 

86:(茸) 2023/05/06(土) 19:55:36.62 ID:mc1YHXvQ

果林『待って』

果林『待って頂戴…』

果林『…しずくちゃん達と一緒にいるんじゃなかったかしら』

ランジュ「そうよ」

ランジュ「でも、しずくの偽物が男の人と一緒にいたのがしずくが工  なことに興味あった説が出てきてるの」

しずく「出てないですっ!」

ランジュ「可能性はあるじゃない」

しずく「だとしても止めてくださいっ」グイッ

ランジュ「なによぅ…大事なことなのに」

果林『ええと…ドッペルゲンガー…だったかしら』

果林『あれが出てくる理由を調べてるってこと?』

菜々「簡単に言うとそうなります」

菜々「家に帰ってきたのは帰りたかったから。では、男性と一緒にいたのは? と」

果林『それが性的なことに興味があったからってことなの?』

ランジュ「その可能性があるって思って」

果林『性的なことそっちのけでお金が欲しい可能性もあるけど』

ランジュ「!」

ランジュ「さすが果林ね! そっちの専門家だわ!」

果林『やめて』

果林『その不名誉な褒め方、やめて』

 

87:(茸) 2023/05/06(土) 20:10:23.81 ID:mc1YHXvQ

菜々「ま、真面目な話ですが…女の子が男性と夜一緒にいる理由として思い当たるのは何でしょう?」

果林『それは…ねぇ…そういうことになっちゃうんじゃないかしら』

ランジュ「そういうことって?」

果林『…』

果林『ランジュの好きな工  な事よ』

ランジュ「果林の方が好きでしょ?」

果林『切るわよ?』

しずく「で、でも私…そういうの、そこまで興味ないですっ」

ランジュ「そこまで?」

しずく「あっ、いえ、そのっ…」

しずく「…」

菜々「そ…」

菜々「それは、そう、でしょう!」

菜々「人間、誰だって性への興味は多かれ少なかれあるはずです」

菜々「も、もちろん私もないといえばウソになりますし」

菜々「あの純真無垢に思えるエマさんにだってきっと、あると思います」

果林『…まぁ』

果林『それが表面化してドッペルゲンガーが夜の街にいたって仮定したとして』

果林『今日はどうなるのかしら』

ランジュ「…また、男の人と歩いているんじゃないかしら」

しずく「ち、違いますよっ! きっと、違いますっ!」

 

92:(茸) 2023/05/06(土) 23:39:49.20 ID:GXPufn3P

果林『でももし、しずくちゃんのその時の意識が関係あるなら』

果林『この話のせいで意識が行って、彼方が見たっていう場所に現れるんじゃないかしら』

しずく「違うのに…」

菜々「潜在意識…というものもありますよ」

菜々「意識はしていないものの、心のどこかにはあるもの…と言いますか」
ランジュ「だとしたら家に帰りたかった理由は何かしら」

ランジュ「栞子とのお泊りがつまらなかった?」

しずく「そんなことは…」

しずく「…」

しずく「おそらく、ですけど…オフィーリアのことが気になっていたのかもしれません」

しずく「いつもは急に帰らないってことにならないので…」

果林『そう…』

果林『じゃぁ、今はどうかしら』

しずく「今は…」

菜々「無意識下であるのなら、パッと出てくることもないのでは?」

果林『うーん…』

果林『やっぱり、さっきの今だし性的なことかしら』

しずく「違いますっ!」

 

94:(茸) 2023/05/06(土) 23:50:33.35 ID:GXPufn3P

ランジュ「今は家にいるから、オフィーリアのことじゃないでしょ?」

しずく「それは、はい…」

菜々「…もう21時過ぎてますね」

しずく「えっ、あっ」

ランジュ「彼方達の方は?」

菜々「彼方さんがもうすぐ退勤するらしいですが」

菜々「今のところ、しずくさんらしい人物は見かけていないとのことです」

果林『彼方が見かけたのは退勤してからだから…』

果林『本当に違うかはもう暫くしないとよね』

しずく「違いますよ」

しずく「違いますから…」

果林『コンコンッ』

菜々「果林さん?」

果林『…ちょっとうるさくし過ぎたかしら』

果林『話も終わったし切るわね』

ランジュ「謝謝、果林またね」

しずく「おやすみなさい。果林さん」

菜々「夜分にすみませんでした」

果林『…良いのよ。お休み』

ブツッ…

しずく「…」

しずく「この分だと、家も大丈夫そうですね」

菜々「そうですね…あとは彼方さん達がどうか…」

 

102:(茸) 2023/05/08(月) 22:55:31.01 ID:qRMDB3s9

菜々「では、彼方さんの方も特に何もなかったんですね?」

彼方『うんー大丈夫だったよ~』

歩夢『彼方さんがお仕事してる時も、特になかったし』

歩夢『もういなくなったのかも』

しずく「そうでしょうか…」

ランジュ「そうだと良いわね」

ランジュ「21時から23時までの間…って予想が正しければ今日はもう大丈夫だったんだもの」

菜々「もちろん、最悪の可能性を挙げるのなら私達の関知しないどこかに現れたかもしれませんが」

侑『最悪は最悪として、今日はひとまず無事だったって思っておこうよ』

しずく「そう、ですね…」

しずく「そうですよね。その方が良いですよね。侑先輩」

しずく「彼方さんも、歩夢さんもこんな時間までお付き合いいただいてすみませんでした」

彼方『良いよ~困ったときはお互い様お互い様~』

侑『彼方さんのところにお泊りできたし、むしろ感謝だよ』

歩夢『もうっ、侑ちゃんってば…』

菜々「ふふっ…では、明日も学校ですし。この辺で」

菜々「おやすみなさい」

彼方『おやすみ~』

 

104:(茸) 2023/05/08(月) 23:20:55.99 ID:qRMDB3s9

ブツッ…

ランジュ「一安心ね」

菜々「こうなってくると、明日…日中に居眠りしてしまわないかが心配になりますね」

ランジュ「ランジュはバッチリよ。全然平気だわ」

菜々「ランジュさんは元気が有り余ってますね…しずくさんは大丈夫ですか?」

しずく「早起きは慣れているので…」

しずく「ご迷惑かけてすみません…明日からはもう、きっと…」

ランジュ「良いのよ。しずくとお泊りできて嬉しかったわっ」ギュッ

ランジュ「こんなことがなくたって、アタシはしずくと一緒にいたかったもの」

ランジュ「迷惑なんて思ってないわ」

菜々「そうですよ。迷惑だなんて」

菜々「…」

ギュッ

しずく「!」

菜々「今日だけ、みんなくっついて寝ましょうか」

菜々「3人、川の字で」

ランジュ「愛がいたら中川だけに? とか言いそうねっ」

しずく「た、確かに…ちょっとだけ想像できます…」

菜々「怒られますよ」

ランジュ「聞いてないから大丈夫よっ。栞子もいないし」

しずく「栞子さんもさすがにそんな告げ口はしないのでは…」

ランジュ「するわ。する…栞子ったらもう…酷いんだからっ」

菜々「しーっ」

菜々「もう、0時近いんですからお静かに」

ランジュ「…そうね。おやすみ。しずく。せっ…菜々」

 

106:(茸) 2023/05/09(火) 00:01:35.86 ID:Cs6+CMV4

璃奈「今日は私の家に来る?」

しずく「えっ?」

かすみ「昨日、せつ菜先輩とランジュ先輩3人で泊まったでしょ?」

かすみ「それが羨ましいって」

璃奈「せっかくだからみんなで泊まりあったりするのも楽しいと思う」

璃奈「QU4RTZはそうやってライブ考えたりしてたし」

かすみ「まぁねー」

かすみ「しず子はユニットメンバじゃないけど、1年生みんなでどうかなーって思ったりしなかったり」

かすみ「しお子も来るよ」

しずく「栞子さんも?」

かすみ「りな子が声かけたら二つ返事だった」

璃奈「しずくちゃんも含めてみんなでって言ったから」

しずく「そうなんだ…」

しずく「うーん…」

しずく「行きたい…」

しずく「行きたい、けど…ここ最近、お泊り立て続けだし…」

しずく「うーん…」

しずく「駄目かもしれないけど、聞いてはみるね」

かすみ「駄目そうなら大丈夫だから。無理しなくていいからね」

しずく「うん」

 

120:(茸) 2023/05/12(金) 09:50:57.43 ID:hiu8S6ij

かすみ「そう言えば、あれ見たけど…21時~23時で確定で良いの?」

しずく「うん。たぶんだけど…」

璃奈「昨日は現れなかったって話だけど、ほんと?」

しずく「家には来なかったし、彼方さん達も見なかったって話だから」

しずく「もちろん、私の知らないどこかにいた可能性もあるとは思ってる」

しずく「けど、それを不安に思ってても疲れちゃうだけだから」

しずく「ひとまず、昨日は何もなかったってことにしたい」

璃奈「そうだね。それが良い」

璃奈「…もしかしたら、一昨日昨日の2日間でした何かが功を奏して」

璃奈「知らず知らずのうちに解決できたかもしれないし」

かすみ「パジャマパーティー?」

しずく「パーティーってほど賑やかしてないよ」

しずく「あー…でも、ランジュさんは賑やかだったかも」

かすみ「なんとなく想像はつく」

かすみ「でもじゃあ…何? ナニしたの?」

しずく「してないよ。なにも…たぶん、泊まって泊めてお喋りしただけ」

しずく「…けど。ランジュさん達との通学は楽しかったっ」

かすみ「あー分かる。せつ…菜々先輩は静かそうだけど、ランジュ先輩は話が尽きなそう」

しずく「まさにその通りで、ランジュさんって結構、ブレーキ効かなくて…」

>キーンコーンカーンコーン

璃奈「あ…」

しずく「教室戻らないと…またあとで、部活でねっ」

かすみ「あーい」フリフリ

 

123:(茸) 2023/05/12(金) 10:10:12.64 ID:hiu8S6ij

ガラッ

しずく「こんにちはー」

しずく「…あれっ。私がいちば…、じゃないか」

しずく「彼方さんだけだ…」

彼方「スヤピ…」

しずく「ふふっ」

しずく「…昨日もありがとうございました」

しずく「夜遅いのに、電話付き合ってくれて」

しずく「…」

彼方「気にしないで~」

しずく「!?」ガタッ

彼方「おぉっと~気を付けて気を付けて」

彼方「びっくりさせちゃったねぇ」

彼方「ぁふぅ…」コシコシ

しずく「お、起きてたんですか?」

彼方「ん~まぁねぇ…」

彼方「しずくちゃん。今日は調子良さそうだね~」

しずく「昨日は現れなくて…少し安心したからかもしれません」

しずく「…」

彼方「彼方ちゃんが最初に、あり得ない、人違いだ~って自己完結していれば――」

しずく「いえ、それでも家に現れた私の説明がつきませんから」

しずく「もし、そこで言われることなく家で鉢合わせになっていたとしたら…」

しずく「そうしたら、もう、私は…」

彼方「しずくちゃん…」ギュッ

彼方「よしよ~し…大丈夫。だいじょうぶ~」

しずく「っ…」

 

125:(茸) 2023/05/12(金) 10:33:00.20 ID:hiu8S6ij

彼方「不安なら、少し整理してみよっか」

しずく「?」

彼方「まず、1番目に目撃したのは彼方ちゃん」

彼方「時間は21時半に退勤後、帰宅途中の22時頃の路上」

彼方「男の人と一緒に歩いているしずくちゃんらしき人を見た」

彼方「時計は見てなかったから不確かだけど、22時半はいってなかったと思う」

彼方「2番目に目撃したのはしずくちゃんのお母さん。だよね?」

しずく「はい」

しずく「22時近く…と、時計は見ていなかったらしいので不確かですが、そのあたりだと」

彼方「そこで、余裕をもって21時から、23時までを出没時間と判断した」

彼方「だけど、昨日は彼方ちゃん達もしずくちゃん達も目撃しなかった」

しずく「そうです」

しずく「そこで、せつ菜さん達と話した結果、私の無意識な欲求が関係しているのでは…となって」

彼方「ん~…?」

しずく「2回目、家に現れたのはオフィーリアに会いたかったから」
しずく「1回目は…」

しずく「い、1回目は…その、わ、私、違う、けどっ」

しずく「やらしい…こと、したかったのかもって…」フイッ

彼方「あー」

彼方「でもでも。しずくちゃんって夜中の外出とかは経験浅そうだし」

彼方「そういう、夜の街に出かけるっていう子供視点の悪事に興味があっただけかもしれない」

彼方「彼方ちゃんが見た男の人と歩いてるっていうのは勘違いで、ただ並んじゃってただけかもしれない」

彼方「そこは出来るだけ、断定せずに考えておこ~?」ナデナデ

 

127:(茸) 2023/05/12(金) 11:05:34.11 ID:hiu8S6ij

彼方「しずくちゃんの無意識が関係してるとしたらだよ~?」

彼方「昨日現れなかったのは、しずくちゃんが家にいたのと、夜の街にいる自分を想像して怖がっていたからって考えられないかな~」

彼方「出てこないで~出てこないで~って強く思ってたから現れなかった」

彼方「どうかな?」

しずく「それならいいんですけど…」

しずく「でも、ことの発端が気になります」

しずく「言っちゃえば、怪奇現象じゃないですか」

しずく「私が2人いるなんて」

しずく「似た別人ならまだしも、家に帰ってきたんです」

しずく「意味が分からないですよ…私、そんな超能力持ってません」

彼方「それは確かに…」

彼方「…しずくちゃんの猛烈なファンが変装してるとか」

しずく「もっと恐ろしいじゃないですかっ!」

しずく「お母さんが分からないほど似てる変装って…やですよ。そんなの」

彼方「う~ん…怪奇現象。かなぁ…」

彼方「ゲームの世界みたいだねぇ」

しずく「そう、ですね…」

ガラッ

しずく「!」ビクッ

栞子「?」

愛「どしたー?」

彼方「あはは…おはよ~」

しずく「…」ギューッ

彼方「大丈夫大丈夫」

 

145:(茸) 2023/05/17(水) 08:50:10.32 ID:qdcq3rw+

侑「もうみんな揃ってる…かな?」

しずく「え?」

侑「しずくちゃん、昨日は良く眠れた?」

しずく「は、はいっ」

侑「なら良かった」

侑「寝不足とかであんまり体調良くなければ休んでもいいよ」

しずく「心配させてすみません。大丈夫です」

侑「そっか、それならひと安心だね」

侑「えーっと他に確認とか…」キョロキョロ

彼方「は~い。侑ちゃん侑ちゃん」

侑「彼方さんどうぞ」

彼方「知ってる人もいると思うけど、一応」

彼方「今日、果林ちゃんは体調不良で学校お休みだよ~」

しずく「!?」ビクッ

エマ「朝、起こしに行ったら風邪だから~って」

せつ菜「風邪…ですか? 直接会えました?」

エマ「ううん。移るとあれだから入って来ないでって」

せつ菜「…」

エマ「せつ菜ちゃん?」

しずく「わ、私…お見舞い行ってきます!」ガタッ

歩夢「えっ!? しずくちゃん!?」

ランジュ「ランジュも行きたいわ!」ガタッ

ミア「ランジュは遊びに行きたいだけだろ!」

栞子「廊下は走らないでください!」

 

151:(茸) 2023/05/17(水) 10:09:25.99 ID:qdcq3rw+

タタタタタタッ…

しずく「はぁっ…はぁっ…はぁっ…っ…」

ドンドンッ

しずく「果林さん! 果林さん!」

しずく「果林さん!」

ドンドンッ

ランジュ「落ち着いて」ギュッ

タタタタタタッ…

せつ菜「本当に風邪だったら大迷惑ですよ」

しずく「で、でもっ」

しずく「でもっ…」ポロポロ

コンコンッ

せつ菜「果林さん。果林さん…いらっしゃいますか?」

せつ菜「…」

ランジュ「反応がないわ」

タタタッ

エマ「はぁ…はぁ…せつ菜ちゃん速いね~」

せつ菜「エマさん、果林さんの部屋の合鍵持っていますよね?」

エマ「うん…? 持ってるよ~?」

せつ菜「開けて頂けませんか?」

エマ「でも」

せつ菜「…」

せつ菜「果林さんの反応がないんです!」

せつ菜「中で倒れているかもしれません!」

エマ「!」

エマ「すぐ開けるね!」

 

154:(茸) 2023/05/17(水) 12:12:29.11 ID:qdcq3rw+

ガチャンッ…

ガチャッ!

エマ「果林ちゃっ…」ビクッ

せつ菜「!」スッ

ランジュ「変な臭いが凄いわ…」

エマ「昨日はこんなことなかったのに…」

エマ「果林ちゃん!」

タタタッ

果林「…」

エマ「!」

せつ菜「なん…」ビクッ

エマ「待ってて! すぐ紐ほどくから!」スッ

ランジュ「ランジュも手伝うわ!」ガタッ

 

156:(茸) 2023/05/17(水) 12:25:35.30 ID:qdcq3rw+

~病院~

タタタタタッ

侑「果林さんは!?」

エマ「みんな…」

せつ菜「お医者様曰く、脱水症状とのことです」

せつ菜「…」

せつ菜「体調不良で身動きがとれず…と、いった状況だったのでしょう」

歩夢「そう、なんだ…」

愛「じゃぁ今、点滴?」

エマ「え? あ、う、うん…」

ランジュ「ちょっと、せつ菜」

ランジュ「どうしてそんな嘘…」コソッ

せつ菜「…流石に、あんなこと言えませんよ」コソッ

せつ菜「…裸で拘束されていたなんて」

せつ菜「しかも…」フイッ

ランジュ「…」

ランジュ「…そう、ね…」

ランジュ「そうよね…」

 

163:(茸) 2023/05/17(水) 20:13:47.00 ID:qdcq3rw+

ランジュ「…」スタスタ…

ランジュ「…」キョロキョロ

しずく「…」

ランジュ「しずっ…」フルフル

スタスタ…

ランジュ「…しずく、一人で離れてたら危ないわ」

しずく「私のせい、ですよね…きっと…」

ランジュ「まだそうと決まったわけじゃ――」

しずく「なら不審者に押し入られたんですか!?」

しずく「管理人さんがいて、防犯カメラがあって、エントランスには部外者が一切立ち入れないようになってるのに!」

しずく「どう考えたって!」

しずく「どう、考えたって…」

しずく「もう一人の私以外はあり得ないじゃないですか!」

しずく「それとも、エマさんが実は合鍵で押し入ったとでも言うんですか!?」

しずく「言えませんよね…」

しずく「だって、防犯カメラには私が映ってたんですから」

ランジュ「それは」

しずく「…ふふっ」

しずく「…まさか、せつ菜さんと管理人さんがグルで偽映像を再生したって言うんですか?」

ランジュ「…」

ランジュ「でも、今のしずくのそばにはランジュ達がいたわ」ギュッ

ランジュ「だから、ここにいるしずくは何も悪くない」

ランジュ「それは絶対よ」

 

166:(茸) 2023/05/17(水) 21:03:46.49 ID:qdcq3rw+

しずく「…なんで」

しずく「なんでこんなことになったんですか…」

しずく「なんで私が2人も…」

せつ菜「生き別れの双子がいたことは?」

ランジュ「!」

ランジュ「びっくりするじゃない」

せつ菜「すみません…気づいたらいなかったもので」

しずく「絶対あり得ません」

しずく「そもそも、お母さんはずっとお母さんですし」

しずく「離婚も何もありませんから」

せつ菜「…ではドッペルゲンガーの方があり得ると?」

しずく「…状況的にはですが」

 

168:(茸) 2023/05/17(水) 22:48:48.99 ID:qdcq3rw+

せつ菜「…でも、その」

せつ菜「仮に昨日話した仮説が正しいのだとしたらですよ?」

せつ菜「しずくさんは果林さんのこと…」

しずく「違います…」

しずく「私、果林さんのことあんな…っ」

ランジュ「あれはちょっとやりすぎだったわ」

ランジュ「裸にして、縛って…ずっと…」

しずく「違います…」

ランジュ「分かってるわ」

ランジュ「…ねぇ、今日はどうにか果林のそばにいられないかしら」

ランジュ「果林に話を聞いた方が良いと思うの」

せつ菜「そうですね…」

せつ菜「脱水症状とはいえ、重度なせいで入院が必要らしいですし」

せつ菜「…」

せつ菜「看護師さん達に掛け合ってみましょう」

 

173:(茸) 2023/05/18(木) 09:15:37.90 ID:98cCmJpv

せつ菜「果林さんが寮に入っていたのは不幸中の幸いですね…」

せつ菜「こう言ってしまうとあれですが」

せつ菜「ご両親がすぐには駆けつけられませんし」

せつ菜「おかげで、委任という形で付き添い宿泊の許可が下りましたから」

せつ菜「ただ…」

せつ菜「問題は次に誰が狙われるか…です」

ランジュ「ねぇ、しずくはそういうことをしたい相手っていないの?」

しずく「えっ?」

ランジュ「性行為したい相手」

しずく「!」

せつ菜「ちょっ、ちょっと待ってくださいっ。いきなりそんなっ///」

ランジュ「どうしてせつ菜が照れるの? 性行為をしたい相手がいるって別に恥ずかしいことじゃないでしょ?」

せつ菜「せ…い、居るのと言うのとでは話が違いますよっ」

せつ菜「ランジュさんこそ、どうしてそう、恥じらいもなく…」

ランジュ「そもそも性行為を恥ずかしいことだって思っていることがナンセンスだわ」

せつ菜「これが文化の違い…?」

しずく「…」

ランジュ「しずくも言い難いかしら?」

 

176:(茸) 2023/05/18(木) 09:45:07.00 ID:98cCmJpv

しずく「私…」

せつ菜「無理に言わなくてもいいんですよ?」

ランジュ「けど、しずくの抱えてる思いがもう一人のしずくの意思なら」

ランジュ「それを知らないとどうにもならないわ」

しずく「そう、ですね…」

ランジュ「…」

ランジュ「ランジュは栞子としたいわ」

せつ菜「!?」

しずく「!」

ランジュ「栞子もせつ菜達みたいに恥ずかしいことだって思ってるみたいで」

ランジュ「こういう話題を必死に避けようとするのが可愛いから」

ランジュ「…突き詰めようとすると怒るのよ。栞子」

ランジュ「真っ赤になって、いい加減にしてくださいっ! って」

せつ菜「なっななななななな…なんっ…」

ランジュ「あとは果林も…ほら、自信があるみたいな素振りみせるから」

ランジュ「どっちの方が上かって勝負してみたくなるじゃない?」

せつ菜「だ、ダメですよそんなっ誰か一人にしないと…っ」

せつ菜「し、しずくさんもそう思っ」

しずく「…それもアリですね…」ボソッ

せつ菜「しずくさん!?」

 

180:(茸) 2023/05/18(木) 10:18:34.49 ID:98cCmJpv

しずく「興味がない…と言えば、嘘になります…」

せつ菜「え…」

しずく「ランジュさんが言うみたいに、果林さんって長けていそうで…その…」

しずく「し、したい…とか、されたい…とか///」

しずく「思って…いましたし…」

しずく「ふ、普段は穏やかに包み込むだけの彼方さんも実際はどうなんだろうって気になりますし」

しずく「厳しめの栞子さんはどうなんだろうって」

しずく「無垢そうなエマさんはどうなんだろうって」

しずく「璃奈さんは実は色々知ってるのかも…とかっ」

しずく「…」チラッ

せつ菜「!?」ビクッ

しずく「本当は興味津々で、こっそりしてるんだろうなぁとか…っ」

せつ菜「っっっ///」

しずく「い、色々…考えたりしてて…」

しずく「私…っ」

しずく「私、本当はすっごく…」

ランジュ「それで、昨日は果林とあんなやり取りをしたから…」

しずく「はい…」

しずく「たぶん、果林さんを意識しちゃっていたんだと思います」

 

182:(茸) 2023/05/18(木) 10:42:57.67 ID:98cCmJpv

しずく「…」

ランジュ「…なるほどね」

ランジュ「じゃぁ、やっぱり、ランジュが電話をかけなければ果林は」

しずく「違いますっ」

しずく「違います…もう一人の私がいけないんです…」

しずく「でも…」

しずく「でも、きっと…悪いのはそれを動かす私の心なんです…」

しずく「私が…」

しずく「私が何にも考えなければ、何にも心動かされなければ」

しずく「きっと…」

しずく「だから…」

せつ菜「いけません!」パシンッ

しずく「っ」

せつ菜「…すみません。でも、ダメですよ。そんな考え」

せつ菜「心を壊してしまえば、居なくなってしまえば」

せつ菜「そんな自己犠牲は許せません」

せつ菜「…それに、果林さんの犠牲でしずくさんの心がもう一人に指向性を与えていると分かりましたから」

せつ菜「悪いことばかりではありませんよ」

 

183:(茸) 2023/05/18(木) 11:08:33.43 ID:98cCmJpv

しずく「そう、ですか?」

せつ菜「それはもう」

せつ菜「このおかげでしずくさんが自傷行為を求めない限り狙われないと確信できますから」

せつ菜「安心してお休みになってください」

しずく「はい…」

せつ菜「ひとまず、果林さんの傍付きはエマさんとしずくさんで交代しましょう」

せつ菜「21時頃…あと3時間ほどですね。私としずくさんで交代」

せつ菜「0時頃に私が宿泊用の部屋に戻って明日を迎えるという形にしましょう」

ランジュ「ランジュは?」

せつ菜「ランジュさんは念のため、しずくさんやエマさんのお傍にいるということで」

ランジュ「分かったわ」

しずく「…分かりました」

せつ菜「では、その方針をエマさんにお伝えしつつ、しずくさんはそのままエマさんと代わってきてください」

しずく「分かりました。行ってきます」

せつ菜「よろしくお願いします」

ガラッ…

せつ菜「…」

ランジュ「…」

ランジュ「…せつ菜?」

せつ菜「ランジュさん。ご法度ではありますが…これからお話しする計画通りに行動してください」

ランジュ「何をするの?」

せつ菜「もう一人のしずくさんを誘い出して、捕まえます」

ランジュ「出来るの?」

せつ菜「出来ますよ。ランジュさんとエマさんの協力があれば」

ランジュ「いいわ。乗ってあげる!」

 

186:(茸) 2023/05/18(木) 13:00:53.81 ID:98cCmJpv

コンコンッ

しずく「果林さん、エマさん。私です」

カラッ…

エマ「…しずくちゃん?」

しずく「はい。私です」

しずく「…」

しずく「あっ、心配しないでください」

しずく「21時まではもう一人の私が出没することはないのはここ数日の行動パターンからも分かりますし…」

しずく「なんて、私が言っても…」

エマ「ううん。大丈夫」

エマ「…ごめんね。疑っちゃって」

しずく「いえ」

しずく「…」

しずく「果林さんは、まだ?」

エマ「うん。まだ目を覚ましてなくて」

エマ「でも、暫くすれば目を覚ますだろうからって…」

エマ「…」

しずく「エマさんはひとまず、私達に貸し出してくれたお部屋に戻って休んでください」

しずく「ずっと気を張っていたら疲れちゃいますから」

しずく「もう一人の私が出没するぎりぎりまでは私が見守っておくので」

エマ「…うん」

しずく「大丈夫です。きっと、大丈夫です」ニコッ

 

187:(茸) 2023/05/18(木) 19:43:42.92 ID:98cCmJpv

しずく「…」

しずく「…」

しずく「…果林さん」スッ

果林「…」

しずく「…ごめんなさい。私のせいで」

しずく「…」

しずく「…っ」グッ

しずく「せつ菜さんは私に自傷の意思がなければ…」

しずく「なんて言っていたけど…」

しずく「…」

しずく「違いますよ」

しずく「自傷したい…だから自傷する。それが許されているならもう一人の私は現れない」

しずく「そうではなく、自傷したくても出来ない」

しずく「そういう状況でなければ…なんですよ」

しずく「…そう」

しずく「今の私がまさに…その状態なんです」

しずく「…」

しずく「…ごめんなさい」

 

192:(茸) 2023/05/19(金) 12:38:33.45 ID:yY1kyYf6

しずく「…」

しずく「…」チラッ

カチッ

カチッ

カチッ…

しずく「…もうすぐ、21時」

しずく「そろそろ、もう一人の私が訪ねてきて」

しずく「それで、私のことを…」

しずく「ううん、もしかしたら私に成り代わるのかもしれない」

しずく「もう一人の私さえいなければ…って、思ってるから」

しずく「もう一人の私っていうのが、偽物じゃなくて私自身の可能性だってあるんだもん」

しずく「…」

しずく「…」

しずく「…はぁ」

しずく「…」

しずく「…っ」ポロポロ

しずく「もっといろいろ、したかった…」

しずく「もっと、もっと長く生きて…もっとっ…っ」

しずく「っ…」バチンッ

しずく「だめっ…生きていたいなんて、考えちゃ駄目っ」

しずく「したかったことなんて考えちゃ駄目っ」

しずく「他のところに行っちゃう…また、誰かが犠牲になっちゃう…っ」

しずく「っ…」ポロポロ

 

193:(茸) 2023/05/19(金) 12:46:41.68 ID:yY1kyYf6

カチッ…

カチッ

カチッ…

しずく「来る…もうすぐ…っ」

しずく「…っ」ギュッ

しずく「来て…来て…来て…」

しずく「私のところに…」

しずく「私のこと、〇しに…っ」

コンコンッ

しずく「!」

しずく「は、はいっ」

菜々『私です。中川菜々です。果林さん、しずくさん』

しずく「え…あ、は、はいっ。どうぞっ」ガタッ

ガラッ

菜々「お疲れ様です。しずくさん」

菜々「変わりはありませんでしたか?」

しずく「はい…」チラッ

しずく「果林さんも目を覚ましてくれなくて…もう一人の私も…」

菜々「まだ21時を回ったばかリですから」

菜々「しずくさんの偽物が現れるまでは、数十分ほどの猶予はあるかと」

しずく「そう、でしょうか…」

しずく「…じゃ、じゃぁ、私はお部屋に、戻りますね」スッ

ガシッ

しずく「!」

菜々「そのお顔で戻られたら、ランジュさん達に心配させてしまいますよ」

しずく「っ…」

菜々「時間はありますから、少し休んでいってください」

 

195:(茸) 2023/05/19(金) 13:03:40.73 ID:yY1kyYf6

菜々「果林さんが目を覚まさない不安は分かりますが」

菜々「大丈夫ですよ。お医者様もそう言ってくださっていますし」

しずく「でも…」

菜々「…」

菜々「果林さんは強い人ですから」

しずく「…」

菜々「もしも、自責の念を抱いてしまうのであれば」

菜々「今夜は私と一緒に果林さんの傍に居ましょう」

菜々「慰めと思うかもしれませんが、出来る限りを尽くしたのとでは心の重みも変わってくるでしょう」

しずく「…いえ」

しずく「でも」

菜々「それとも、この後…もう一人の自分が来た時に巻き込みたくないと?」

しずく「!」

菜々「…分かりますよ」

菜々「どうあったって、何を言われたって、もしも…と、思わずにはいられません」

菜々「それは根強く、今回に至っては強力な釣り餌となるだろうことも察しがつきます」

菜々「しずくさんがそれを良しとして、犠牲になろうとするだろうことも」

菜々「ですが…」

ヴィーッ

ヴィーッ…ヴィーッ…

菜々「?」スッ

菜々「…エマさんから電話ですね」

しずく「えっ」

菜々「戻らないことを心配したのかもしれません」

菜々「こっちに残るって、一言伝えて頂けますか?」スッ

しずく「…」

菜々「大丈夫ですから」

しずく「…はい」コクッ

 

198:(茸) 2023/05/19(金) 13:38:54.54 ID:yY1kyYf6

しずく「…っ」ピッ

しずく「もしも――」

エマ『ガタンッ!!』

しずく「!?」

しずく「エマさ――」

ガシッ

しずく「むぐっ…」

菜々「しーっ…SOSだった場合、大声を出したら電話に気づかれてしまいます」

しずく「っ…」コクッ

エマ『ど、どうしたの…? ランジュちゃん…』

ランジュ『エマも見たでしょ? 果林の惨状』

ランジュ『裸にされて、ひもで縛られて…ベッドがびちゃびちゃになるくらいされ続けた姿』

エマ『見たけど…』

ランジュ『なら分かるでしょ?』

エマ『分からないよっ』

ランジュ『…ほんと?』

エマ『ガタタッ』

エマ『ら、ランジュちゃん…っ』

ランジュ『ランジュね? エマとシてみたいの…もう一人のしずくに、されちゃう前に』

エマ『ま、待って…待ってよ。ランジュちゃん…っ』

ランジュ『待てないわ』

エマ『ガタッ…ガタンッ…カタンッ…』

しずく「!???!!??!?!!」

 

201:(茸) 2023/05/19(金) 13:57:11.33 ID:yY1kyYf6

しずく「…え、あ、あのっ」

菜々「…ランジュさんが、まさか…」

しずく「は、早く止めに行かないとっ!」

菜々「待ってください…1人で行っても返り討ちにあうかもしれません」

しずく「ならっ」

菜々「果林さんを置いていけません!」

しずく「っ…」

エマ『はぁ…はぁっ…っ…んっ…ま、待って、ランジュちゃんっ』

エマ『ギシッ…キシッ…』

エマ『待って…』

ランジュ『イヤよ』

エマ『違うの…』

エマ『あのね…わたし…』

エマ『こういうのじゃなくて…もっと…普通に…』

エマ『好きって…』

ランジュ『エマ…』

しずく「え…」

菜々「…両想い…なんでしょうか…?」

しずく「…」

エマ『ランジュちゃ――』

エマ『コンコンッ』

エマ『え、あ、わわっ…は、は~い』

エマ『 『すみません。菜々さんと交代で戻ってきました。入っても良いですか?』』

しずく「!?」

菜々「!」

 

204:(茸) 2023/05/19(金) 14:18:49.24 ID:yY1kyYf6

エマ『ま、待ってね~いまあけ…』

エマ『ガラッ』

エマ『えっ、あっ…』

エマ『 『あ、ご、ごめんなさいっ…もしかしたらと思ってつい…

ランジュ『しずく…本当にしずくなの?』

しずく『そうですよ? あの…もしかして、疑われて…』

しずく『いえ、そう、ですよね…私…怪しいですし…』

しずく『…』

しずく『ところで、あの…』

しずく『…』

しずく『どうして、どちらも髪一つ乱れていないんですか?』

ランジュ『ふふふっ』

しずく『あの、な、何か怖いので…わた――』

ガシッ

エマ『逃がさないよ~?』

しずく『なっ!』

菜々「しずくさんっ、急いで向かいましょう!」

しずく「は、はいっ!」ガタッ

 

212:(茸) 2023/05/19(金) 16:50:33.80 ID:yY1kyYf6

タタタタタタッ

ガラッ!!

しずく「エマさんっ、ランジュさんっ!」

しずく「…」

しずく「…?」キョロキョロ

しずく「あの…もう一人の私は…」

ランジュ「捕まえたわよ…ほら」スッ

jΣミイ˶x_x˶リ

しずく「…」ジッ

しずく「…」チラッ

しずく「…」

しずく「…えっ?」

しずく「なん…ですか…? これ」

エマ「わたしが腕を掴んでたんだけど…」

エマ「急に、ぽんっ…って破裂するような音がしたの」

エマ「そうしたら、このちっちゃい子がすすす~って動き出して」

ランジュ「ランジュが…」

ランジュ「…」

ランジュ「捕まえたわ!」

せつ菜「…」チラッ

jΣミイ˶x_x˶リ キュウ…

せつ菜「…」チラッ

せつ菜「虫みたいに叩いたんですか?」

ランジュ「…」フイッ

せつ菜「…」ジーッ

ランジュ「…」

ランジュ「…だ、だって…」

ランジュ「…逃がさない為だったのよ」

 

222:(茸) 2023/05/19(金) 22:01:17.92 ID:S5yX1GAz

jΣミイx_xリ 「ん…」

jΣミイx_xリ 「んぅ…」

jΣミイ˶˘ _ ˘˶リ 「…」

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「ランエマ…」

しずく「…」

しずく「…叩き起こしたら駄目ですか?」

菜々「な、何が起こるか分からない以上は控えた方が良いかと」

エマ「果林ちゃんのことも聞きたいけど…」

エマ「でも、びっくりしたよ~」

エマ「ほんっとうにしずくちゃんと瓜二つだったんだ~」

エマ「しずくちゃんがここに来ないって知ってなかったら危なかったと思う」

ランジュ「そうね。菜々の計画通り上手くいって良かった」

しずく「…計画?」

菜々「ええ」

菜々「しずくさんが心の底から興味がわくようなことをすれば、確実にもう一人を引っ張り出せると思ったんです」

菜々「そこで、ランジュさんとエマさんには一芝居うって頂いたんです」

菜々「果林さんが性的に襲われたことをきっかけに、ランジュさんがエマさんに…と」

しずく「な、なんでそんな…///」

菜々「ランジュさんがそういうことに興味があると暴露していたので、信憑性が増すかなと思いまして」

エマ「とっても恥ずかしかったよ~///」

 

223:(茸) 2023/05/19(金) 22:21:06.97 ID:S5yX1GAz

ランジュ「でも、エマが良いならランジュ…その覚悟はあるわ」

エマ「えぇっ!?」

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ ドキドキ

エマ「ら、ランジュちゃん…? もう、演技は…」

ランジュ「演技じゃないわ」

ランジュ「本気よ。エマ」

エマ「で、でもでも…」

エマ「でも…」

しずく「…?」チラッ

jΣミイ˶˘ ᴗ º˶リ「…」

エマ「…」

エマ「か、考えさせて貰ってもいいかな…?」

エマ「その、どう受け止めたらいいか…わたし、分からなくて…」

ランジュ「大丈夫よ。今すぐどうこうなりたいわけじゃないから」

ランジュ「あくまで、その気になって貰えたらってだけだもの」

しずく「…」ニコッ

jΣミイ˶º – º˶リ !!

jΣミイ˶= – =˶リ スッ…

しずく「…」

jΣミイ˶= – =˶リ スヤァ…

しずく「ふふっ」スッ

ガシッ

jΣミイ˶x _x˶リ ミ゛ッ!

 

226:(茸) 2023/05/19(金) 22:40:54.87 ID:S5yX1GAz

しずく「…あなた、誰なの? 私?」

jΣミイ˶º – º˶リ ミィ

しずく「普通に答えて」

しずく「…私、怒ってるんだよ?」

jΣミイ˶º – º˶リ「…」

ポンッ!

しずく「!」

菜々「し、しずくさんと全く同じ姿に…!」

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「ごめんなさい。何でもするから許して💙」

しずく「…」イラッ

グッッ

エマ「しずくちゃん落ち着いて~」ガシッ

しずく「止めないでくださいっ!」

しずく「わ、わた…私の姿で…媚びるような…っ」

ランジュ「…」

ランジュ「なら答えて」

jΣミイ˶º – º˶リ「…」

ランジュ「果林に酷いことしたのは貴女なの?」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「💙」

しずく「…」ガタッ

エマ「落ち着いて~」ギュッ

菜々「…どうしてあんなことを?」

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「刺激的な夜を味わいたくて…💙」

菜々「その結果、果林さんは数日に入院を余儀なくされたんですよ?」

jΣミイ˶•̥ _•̥˶リ「ごめんなさい…」

しずく「謝って済むことじゃない!」

しずく「酷いよ…酷い…っ…」

jΣミイ˶•̥ _•̥˶リ「ごめんなさい…」

 

229:(茸) 2023/05/19(金) 23:02:49.04 ID:S5yX1GAz

エマ「どこから来たの?」

jΣミイ˶•̥ _•̥˶リ「…」フルフル

jΣミイ˶•̥ _•̥˶リ「…気づいたらどこかにいるんです」

jΣミイ˶•̥ _•̥˶リ「それで…こうしたいって導かれるように身体が動いて…」

ランジュ「どうやって果林をあんな目に合わせたのかしら…」

jΣミイ˶º – º˶リ「…コホン」

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「果林ちゃん。ごめんね~。カギを果林ちゃんの部屋の中に置いちゃったみたい。入れて~」

エマ「わ、わたしの声!?」

jΣミイ˶º – º˶リ「そうしてドアを開けて貰った瞬間に」

ポンッ

jΣミイ˶º ᴗ º˶リ ススス…

ポンッ

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「ベッドの下に隠れて、寝静まった後に…💙」

しずく「…」

しずく「衝動に駆られて…みたいな話とは正反対に計画的な話なような」

jΣミイ˶º – º˶リ「…」

jΣミイ˶˘ – ˘˶リ「…」

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「…」

菜々「さっきの話…嘘なのでは?」

jΣミイ˶= – =˶リ スヤァ…

しずく「…」

しずく「…はんぺんの玩具になる?」ニコッ

jΣミイ˶º – º˶リ !!

jΣミイ˶•̥ _•̥˶リ「ごめんなさい…」

エマ「起きちゃったことは仕方がないよ…幸い、果林ちゃんは数日ゆっくり休めば大丈夫だから…」

エマ「それよりも、この子をこのまま帰すわけにはいかないよね?」

菜々「そうですね…」

 

233:(茸) 2023/05/19(金) 23:17:26.78 ID:S5yX1GAz

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「…エマさん💙」スリスリ

エマ「え――」

ガシッ

jΣミイ˶x _x˶リ ミ゛ィ゛ッ!

しずく「私が教育します」ググッ

jΣミイx_xリ ミ゛ィ゛ィ゛ッ!

ランジュ「落ち着いてしずく。潰れちゃうわ」

しずく「あ…つい…」パッ

jΣミイ˶•̥ _•̥˶リ ミィィ

スリスリ

エマ「う、う~ん…どうしよう…」

しずく「あんな嘘つくような危険生物は厳しく躾けるべきです!」

しずく「私に任せてくださいっ」

菜々「しずくさんは万が一、ご家族に見られた場合が危険かと」

しずく「それは…」

ランジュ「なら、寮組のランジュとエマで見る…」

ランジュ「あるいは、栞子なんか良さそう――」

jΣミイ˶º ᴗ º˶リ !!

しずく「駄目です」

jΣミイ˶•̥ _•̥˶リ

菜々「では、やはりランジュさん。お願いできますか?」

ランジュ「分かったわ」スッ

ランジュ「言っておくけど、厳しいわよ?」

jΣミイ˶•̥ _•̥˶リ

 

236:(茸) 2023/05/19(金) 23:29:46.31 ID:S5yX1GAz

~数日後~

ガチャッ

ランジュ「帰ったわ」

トテテテッ

ポンッ

しずく「お帰りなさい。ランジュさんっ」ギュッ

しずく「…お風呂にする? ご飯にする? それとも…わ・た・し?💙」

ランジュ「…ダメって言ったでしょ?」ググッ

しずく「あんっ…ランジュさんの意地悪…💙」

ポンッ

jΣミイ˶º ᴗ º˶リ ミィ

ランジュ「しずくの姿になるのは構わないけど」

ランジュ「そういう、工  な素振りみせるとしずくに怒られるわ」

ランジュ「昨日も怒られてたじゃない」

jΣミイ˶º – º˶リ「…」

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「私×私…」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「それもありなのでは…💙」

ランジュ「強かね…アナタ」

 

241:(茸) 2023/05/19(金) 23:44:11.52 ID:S5yX1GAz

jΣミイ˶º – º˶リ「ねぇ、ランジュさん…」

ランジュ「…」

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「好きなように…躾…して、いいんですよ💙」

jΣミイ˶º – º˶リ「清純な桜坂しずく」

jΣミイ˶º – º˶リ「無垢な桜坂しずく」

jΣミイ˶º – º˶リ「快活な桜坂しずく」

jΣミイ˶º – º˶リ「淫靡な桜坂しずく」

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「どうとだって…💙」

ランジュ「駄目よ。エマやミア、果林にしずくだって様子を見に来るんだから」

jΣミイ˶º – º˶リ「…」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「…でも、みんなそういう風に求めてきてますよ?」

ランジュ「えっ?」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「エマさんは大人しい桜坂しずく、ミアさんは魅惑的な桜坂しずく」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「果林さんは攻めの桜坂しずく…」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「私は…」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「…ふふっ。これを言ったら怒られちゃう💙」

ランジュ「え…どういう…」

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「私はみんなの…理想のヒロインですから」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「心の赴くままに…求めて良いんですよ?」

ランジュ「本当なの…?」

ランジュ「でも、ランジュはなにも…」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「…してみたくないですか? 桜坂しずくと…」ボソッ

ランジュ「…」

ポンッ

しずく「…ふふっ」ギュッ

 

245:(茸) 2023/05/19(金) 23:57:10.04 ID:S5yX1GAz

~~~~~~~~

しずく「…」

しずく「…」

しずく「…最近、ランジュさん達が余所余所しい気がする」

かすみ「そう?」

しずく「うん…」

しずく「なんだか避けられてるって言うか…」

しずく「後ろめたい…みたいな…」

かすみ「気にし過ぎでしょ」

かすみ「…」

しずく「…ねぇ、今日。かすみさんのお家に行っちゃだめかな」

かすみ「は? え、なんで急に」

しずく「ほら。この前…果林さんの件で結局1年生でお泊りできなかったし」

かすみ「あー」

かすみ「じゃぁ、他の――」

しずく「だめっ!」

かすみ「びっっくりした…急に怒鳴るの止めてよ」

しずく「ごめんね…でも、かすみさんと2人が良いの…だめ?」

かすみ「別に…いい、けど…」

しずく「やったっ! ありがとうかすみさんっ」ギュッ

 

250:(茸) 2023/05/20(土) 00:13:06.52 ID:Js5BeH4B

~~~~~

彼方「かすみちゃん?」

しずく「はい…ちょっと用事があって」

彼方「う~ん…見てないなぁ」

しずく「そうですか…」

しずく「あの、そう言えば…あれから私の偽物ってどこかで目撃したりしてます?」

彼方「あーうん。時々ね。スーパーに遊びに…でも、ランジュちゃん達が見てくれてるんでしょ?」

しずく「はい。一応…大人しく、良い子にしてるらしいんですけど…」

しずく「この前、私の姿で犬用の首輪してて…」

彼方「えぇ…」

しずく「はぁ…」

タタタタッ

しずく「?」

ランジュ「しずく!」ギュッ

しずく「!?」

ランジュ「駄目じゃないっもうっ…部屋から出るなら行先言ってくれなきゃ…」

しずく「えっ、あのっ…」

ランジュ「ほらっ、さっさと部屋に戻りましょっ」グイッ

しずく「違っ…待っ…私は本物のほうで…っ」

ランジュ「何言ってるのよ。本物の方は、さっきかすみと一緒に帰るって連絡あったわ」

しずく「えっ?」

ランジュ「行くわよ、しずく」

彼方「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて」グイッ

ランジュ「彼方…」

彼方「しずくちゃん、鞄は?」

しずく「その荷物をかすみさんが持ってどこか…」

しずく「…」

しずく「!?」

しずく「やられた!!」

しずく「も~~~~~~~っ!!!」

 

255:(茸) 2023/05/20(土) 00:23:13.63 ID:Js5BeH4B

プルルルッ

かすみ「ん…彼方先輩からだ」

しずく「…待って…出ないで…」グイッ

かすみ「ちょっ…し、しず子…?」

プルルルッ…

しずく「あとで折り返せばいいよ…今は、私のことだけ…」

しずく「…ね?」

かすみ「っ…」

しずく「かすみさん…」スッ

かすみ「っ…///」

かすみ「ごめんっ」フイッ

ピッ

かすみ「もしも――」

しずく『かすみさん!! 隣の私!!! 殴って!!!』

かすみ「は!?」

しずく「もう…私ってば…酷いなぁ」

ポンッ

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「かすみさん。また今度、しようね?」

かすみ「はぁぁああ!?」

スススススッ…

かすみ「なん…なの…」

しずく『かすみさん! 殴った!?』

かすみ「殴れるわけないじゃん! もーっ」ピッ

かすみ「はぁ…」

かすみ「…ばーか」

 

257:(茸) 2023/05/20(土) 00:37:04.70 ID:Js5BeH4B

~~~~

侑「この前さ…告白…してくれたでしょ…?」

しずく「ふぇ!?」

~~~~~

歩夢「あ、あのねしずくちゃん…昨日の…その、き、キスの件…だけどっ」

しずく「!?」

~~~~~

遥「し、しずくさんはてっきりお姉ちゃん狙いかと思ってたんですけど…///」

しずく「えっ」

~~~~~

果林「しずくちゃん…私、もうしずくちゃんじゃないとダメみたい…」

しずく「か、果林さん…?」

~~~~~

栞子「冷静に考えると3000円はちょっと高いと思います」

しずく「何の話ですか?」

栞子「あっ…いえ、間違えました。忘れてください」

ガシッ

しずく「…」ニコッ

しずく「…」

しずく「…」

しずく「…もーっ!」

しずく「いい加減にしてーっ!」

jΣミイ˶˘ ᴗ ˘˶リ「嬉しい癖に…」ボソッ

しずく「!」ジロッ

ガサッ

しずく「待てーっ!」

しずく「ぜっっったいに、ゆるさないんだからっっ!」

 

258:(茸) 2023/05/20(土) 00:42:59.17 ID:Js5BeH4B

jΣミイ˶º ᴗº˶リ  これ以上は終わりが見えなくなるので、おしまいですよ

 

260:(もこりん) 2023/05/20(土) 01:12:33.48 ID:kYtRcu1A

ミイリほんと可愛い

 

264:(たこやき) 2023/05/20(土) 06:03:24.04 ID:a/HaXH3v

一生読めそうだが終わっちまった 楽しかったぜ乙

 

268:(もんじゃ) 2023/05/20(土) 11:01:29.00 ID:40gO/5+l

序盤のホラーから終盤のコメディへの落差がすごい

 

269:(もんじゃ) 2023/05/20(土) 11:15:33.73 ID:Gqdc22YF

意味が分かると怖い話

 

270:(たまごやき) 2023/05/20(土) 14:29:17.45 ID:i/fR/xsx

優秀なミイ子スレとして布教したいけどネタバレになるというジレンマ

 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1682901639/