花丸「歩夢さん、何してるの?」歩夢「ふふっ、クソゲーだよ」【短編集】
歩夢「あ、違う違う。そういうんじゃないよ!?」
歩夢「んー、簡単に説明するならあまり評価が芳しくないゲームって言ったらいいのかな?」
歩夢「説明が難しいなぁ」
花丸「み、未来ずら〜……」
歩夢「うーん、むしろ過去だとおもうよ」
花丸「ずら〜……」
歩夢「ふふっまぁ理解するのには少し早熟だね」
花丸「歩夢さんは大人だね」
歩夢「よかったらこれを貸すよ?少しでも理解できると思うよ!」
花丸「ホント!?ありがとう!」
花丸「ふー今日も練習疲れた」
花丸「そういえば、歩夢さんからゲーム借りたんだっけ」
花丸「やってみよ」
〜1時間後〜
花丸「な、何が面白いんだろうこれ」
花丸「チュートリアル?が無駄に長いし」
花丸「初期モンスター?が異様に弱い……」
花丸「何より説明がわかりにくいずら……」
花丸「絶妙に善子ちゃんみたいな言い回しで説明するから頭がこんがらがるよ…」
歩夢「おはよう、花丸ちゃん」
花丸「歩夢さんおはようございます」
花丸「これ、返すずら」
歩夢「え、もう?1日しか経ってないのに……」
花丸「クソゲーを理解するにはまだ早かったずら」
花丸「そもそも普通のゲームすらあんまりやったことないのにやるもんじゃなかったよ……」
歩夢「あっ……そっかぁ」
花丸「で、でも少し歩夢さんのデータを見たけどマルがちょっと引くくらい強いモンスターがいてかっこよかったずら!」
歩夢「ほ、褒めてるのかなぁ」
歩夢「そうだね、ありがとう。花丸ちゃん」
花丸「どんとこいずら!」
歩夢「じゃあ次はSIR○Nを持っていこうかな」
花丸「マル知ってるよ。それすごく怖いホラーゲームってこと」
歩夢「うふふっバレちゃったかぁ」
花丸「もうっ!どうぶつ○森とかにしようよ〜」
歩夢「わかってるよ!でも善子ちゃんそういうの持ってるかな?」
花丸「持ってると思うずら、ど○森がどうとかルビィちゃんに話してるの聞いたから」
歩夢「ふふっそっか。楽しみだね」
花丸「うん!」
善子「えっ」
善子(うぅっついに来たわね、この質問)
善子(というかこの人と話すと調子狂うのよね)
善子(私と違って陽の民だし)
穂乃果「ねー聞いてるー?善子ちゃーん」
善子「ヨハネ。聞いてるわよ」
善子「元々天の方にいたけど私の美貌のせいで追放された……」
穂乃果「ふーん」
善子「アンタから振ってきたんだから興味を持ちなさいよ」
善子「なら聞くんじゃないわよ」
穂乃果「なんかにこちゃんみたいな理由かなって」
善子「……まぁ言い方が違うだけで似たようなもんよ」
穂乃果「へぇ〜」
善子「アンタねぇ……わざとなの?」
穂乃果「え?」
善子「……なんでもない」
穂乃果「でも、善子ちゃんがとってもべっぴんさんってことはわかったよ!」
善子「べっぴんさんって…」
善子「間違えてはないけど……」
善子「そんなの高齢者しか使わないわよ」
穂乃果「あ!一個上だからっておばあちゃん扱いした!」
善子「張り倒すわよ」
穂乃果「ごめんごめん、冗談だよ〜」
穂乃果「善子ちゃんと仲良くなりたくてさ」
善子「……」
善子(案外陽の民も悪い奴らばかりじゃないのね)
善子(まぁ穂乃果や千歌を見てたらそんなことないってわかってたけどね)
善子「……そりゃどうも」
穂乃果「結構長い間があったね」
善子「私だって考え事くらいするわよ」
穂乃果「善子ちゃんでも?設定かなぁ?」
善子「歯を食いしばりなさい」
穂乃果「ホントごめん」
菜々「あれ、ことりさんじゃないですか?」
ことり「あ、せつ菜ちゃん」
菜々「あ、えっと……できればこの状態では菜々と……」
ことり「あっ……そういえば……」
ことり「ごめんね?菜々ちゃん」
菜々「い、いえ!私の方こそ気を使わせてしまって」
ことり「ううん、私が不注意なのが悪いの!」
ことり「そうだ、お詫びとして菜々ちゃんの洋服を見に行きましょう!」
菜々「えぇ!?」
ことり「いいでしょ?」
菜々「……もしかしてですがお詫びと称して洋服目当てですか?」
ことり「……」
ことり「違うよ」
ことり「だって菜々ちゃん、可愛いのに服装が……ね?」
菜々「え?変ですかね?」
ことり「……ううん」
菜々「ことりさん。時にはその優しさが刃にもなるんですよ」
ことり「で、でも!スクールアイドルの時の衣装はすごくいいから!」
菜々「あれはエマさんとかすみさんがデザインを考案して服飾同好会に依頼して作ったものですけどね」
ことり「」
菜々「薄々気付いてましたし……」
菜々「ほら、みてください」
新しく服を買いました!
【画像】
ファン①
中学生みたいで可愛い!
ファン②
小柄だからまるでちっちゃい子みたい!
ファン③
かわいい
ことり「あはは……」
菜々「この通りですよ」
ことり「でも可愛いってコメントおおいよ?」
菜々「中学生みたいで、ですがね」
菜々「同級生ですが、助かります」
ことり「じゃあいこー!れっつごー!」
菜々「ちょっことりさん!手を引っ張らないで〜!!」ペカー
ことり(ふふっなんだかんだ言っていい笑顔だね!)
ことり「はいどうぞ、これをきてね」
菜々「オコトワリシマス」
ことり「なんで〜!?」
菜々「メイド服は私服じゃないからです」
かすみ「……」戦々恐々
果南「ねぇ」
かすみ「はいぃ!!!」
果南「なんでそんな私にビビってんの?」
かすみ「び、ビビってなんかいませんよ!?」
果南「声、裏返ってるよ?飴食べる?」
かすみ「ひえぇ!大丈夫です〜!!」
果南「その『ひえぇ!』ての。ビビってなきゃ出ない声だよね?」
かすみ「違うんです!!何か!かすみんが!!何か怒らせたのかと!!」
果南「怒ってないけど」
かすみ「すみませんでした!!!本当にすみませんでした!!」
果南「あれぇ?」
果南「え?」
かすみ「すみません、松浦先輩」
果南「うんやめてね。松浦先輩はすごい距離取られてるみたいだからやめてね」
かすみ「……はい」
かすみ「本当にかすみんに怒ってないんですよね?」
果南「怒ってないけど、怒らせるようなことしたの?」
かすみ「…….いやしてないです」
果南「なんか心当たりある間だね」
かすみ「」
かすみ「果南先輩の上履きにコッペパンを入れたのはかすみ……私です」
かすみ「それで、怒ってるのかと」
果南「……まぁ食べ物を上履きに入れるのは良くないね」
かすみ「うっ……返す言葉もありません……」
果南「でもそんなことで怒らないよ。というか怒ってないし」
かすみ「え?怒ってないんですか?」
果南「さっきから怒ってないって言ってるじゃん」
かすみ「は、はい」
果南「とってもおいしかったよ。コッペパン」イケボォイケメンスマァイル
かすみ「はええええ!!!!??」
果南「いちごジャム入れたんだけどね」ハグッ
果南「とっても、絡み合うね」ギューーーー
かすみ「はう!?」
かすみ「か、果南……先輩……!!」
かすみ「優しくてかっこよくてとっても好き好きぃぃ!!!!」メロメロメローーン
海未「来てくれてありがと〜!!」キャピィ
海未「海未ちゃんね〜今日とっても頑張るよぉ〜」ニッコニコ
海未「今日みんな楽しんでくれたらぁ〜」
海未「海未ちゃん〜とぉってもぉ〜」
海未「うれs……」
梨子「……」
海未「……」
梨子「……」
海未「……」
海未「死になさい。梨子」ハサミ
海未「そうか!私が死ねばいいんですね!」クビニハサミ
梨子「ちょっとまって!!待ってください!!」
梨子「お願いしますからぁ!!!!」号泣
海未「…シテ……コロシテ……」号泣
うみりこ「グスッ……おぇっ……うぅ……」
うみりこ「すんっ……ずるる……ごくんっ……」号泣
梨子「い、いやいや……私こそ急に入ったから」
梨子「びっくりさせたみたいで……」
海未「いや、元を辿れば私がこんなところで……」
海未「こんな破廉恥なことを!!!」オーイオイオイオイオイ
梨子「破廉恥ではないけど……」
海未「うぅ……かすみが可愛くて真似をしたかったんです……」
梨子「かすみちゃんのあれ、破廉恥だと思ってたんだ」
海未「そ、そうですか!?」
梨子「すごい食いつき!!可愛かったよ!?」
海未「……梨子のも見たいです」
梨子「えっ」
海未「私だけずるいです!!見たいです!!」
梨子「えぇー!?……こほんっ」
梨子「新人スクールアイドルのぉ〜りこっぴーだぞ〜!!」
梨子「海未ちゃん。今日のライブぅ〜頑張ろうねっ」キャピィ
海未「うんっ梨子ちゃん」キャピィ
璃奈「……」
海未「……」
梨子「……」
うみりこ「一緒に死にましょう。璃奈(ちゃん)」
璃奈「ひぇえ!?無理心中ダメ絶対!!」
花陽「えぇ!?」
愛「だめ?」
花陽「ダメじゃないけど、凛ちゃんとか璃奈ちゃんは?」
愛「2人ともゲームするって家に帰ったよ!」
花陽「イエニカエッチャッタノォ!?」
愛「さ!さ!!クレープが逃げちゃう前に!!」
愛「れっつごー!」
花陽「ちょ……ひっぱらないで〜!」ダレカタスケテー
愛「宇治金時まである!!愛さん迷っちゃう!」
花陽「私白米ムースのクレープにしよっと」
愛「……それ美味しいの?」
花陽「……わかんないです。初めて食べますし」
愛「な、なかなか見かけによらずチャレンジャーだね」
花陽「お、お米の新しい発見になれば……と思って」
愛「愛さんは結局チョコバナナにしたよ〜」
愛「ベターだけどビターじゃないチョコだぞっ!なんつって!」
花陽「お、お待たせしました」
愛「時間かかったね〜」
花陽「……ムースを一から作ってたのを見た時は流石に引きました」
愛「えぇ……?嘘でしょ……?」
花陽「ふふっ冗談です」
花陽「お金を出すのに手間取ってただけです」
愛「やるなぁ!花陽〜!」
愛「花陽ー!!アタシテンションハンパなーい!!」モッギューベイベー
花陽「ぴゃあ!?愛さんっ苦しいよ〜」
愛「もちもちほっぺ気持ちいいなぁ!!」
愛「一家に1人かよちんだ!!」
花陽「うふふっ何それ〜」ニコニコ
愛「忘れるところだった!クレープ食べよ!」
愛「うーん!チョコバナナ美味しい!」
花陽「では、私も一口……ぱくっ」
花陽「えぇぇぇ〜!?」
愛「ど、どんな味なの!?」
花陽「えっと……なんというか、一口食べてみて!」
愛「う、うん」ハムッ
愛「えぇぇぇ〜!?」
4コマ劇場感あってすき
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