曜「あれぇ? こんなところにハンバーガー屋が……」
ウィーン
曜「いやブックオフじゃないんだから……っていうか千歌ちゃん!?」
千歌「あ、曜ちゃん! いらっしゃいませこんちか!いらっしゃいませこんちか!いらっしゃいませこんちか!」
曜「だからブックオフじゃないよ!」
千歌「最近接客態度がなってないってしまねえに言われて、修行に出されたのだ……」
曜「それでブックオフの挨拶はどうかと思うけど……がんばってね千歌ちゃん」
曜「持ち帰りにしようかな」
千歌「オセザキレイクですね」
曜「テイクアウトだよ千歌ちゃん、元ネタに合わせるには語感めちゃくちゃだよ」
千歌「んふふっ、曜ちゃん、メニュー踏んでるのだ」
曜「なんで床にあるの、落としたら拾おうよ千歌ちゃん」
千歌「今度から気をつけるのだ」
千歌「サンシャインバーガー1000個! 千歌だけに?」
曜「いや文化祭の出し物でもそんな発注しないから。1000個も頼まないよ。あと千歌ちゃんは関係ないよ」
曜「5時間!? かかりすぎじゃない?」
千歌「さすがに1000個は冷凍パティ焼いてパンに挟むだけとはいえすぐには出せないのだ」
曜「いやセットひとつだってば! あと冷凍とか言わなくていいからね?」
曜「じゃあこのミカンシェイクで」
千歌「サイズはM、I、K、A、Nがございますが」
曜「……ミカンじゃん! サイズがミカンってなに?」
千歌「コップがなくてミカンの皮を器にするしかないのだ」
曜「なんでそんな状況でお店開けたの?」
千歌「ちなみに容量はミカンの大きさ次第なのだ」
曜「まあそうだろうけど……じゃあいいよミカンで」
曜「いやひとつでいいよ? 花丸ちゃんじゃないよ? 普通サイドとかオススメするとこだよここ?」
曜「ホタテいらないよ! なんで? ホタテの何が出てくるの!?」
千歌「お刺身なのだ」
曜「苦手なの知ってるよね?」
千歌「じゃあバター焼き?」
曜「調理法の問題じゃないよ!」
千歌「それではご一緒にぃ!」
曜「ホタテは……っていらないよ! なんで一緒に言わせるの?」
曜「厨房振り返ってなにがあるの?」
千歌「花丸ちゃんが皿洗いしてるのだ」
曜「花丸ちゃんいるんだ……」
千歌「それではご注文を繰り返します。サンシャインバーガーセットおひとつ、お飲み物ミカンシェイクでよろしかったですか?」
曜「千歌ちゃん、よろしかったですかみたいなバイト敬語はやめた方がいいよ、言い直そうよ」
千歌「わかったのだ、お飲み物はМандаринский коктейльでよろしかったですか?」
曜「そこじゃないよ! なんでロシア語?」
千歌「ラブライブといえばロシア語みたいなところがあるのだ」
千歌「ですかの方ですか?」
曜「そこは繰り返さなくていいよ、ブックオフじゃないから」
曜「どちらかといえばいま私の方がかなりヘルプミーだよ?」
千歌「だいじょうぶ?」
曜「大丈夫だけど……」
千歌「はい、630円になりますのだ」
曜「じゃあTOICAで」
千歌「え……」
曜「え……?」
千歌「なんで630円払わないのだ?」
曜「いや払うよ、TOICAで」
曜「だから払うよ?」
千歌「ちょっと何いってるかわからないのだ」
曜「それいま使うやつじゃないよね?」
千歌「仕方ないからTOICAでいいのだ、早く払うのだ」
曜「ん、んー? いやいいけど……」ピッ
曜「え、なにかもらえるの?」
千歌「レシートなのだ」
曜「それみんなに渡すやつだよ?」
曜「いらないよ? 仮に使っても一膳だよ?」
曜「いやつけないでしょ? ミカンの自然な甘さが好きだよ」
千歌「照れるのだ」
曜「なんで?」
曜「何が当たるの?」ガリガリ
千歌「おめでとうございます! 一等のミカンなのだ!」
曜「んー若干うれしいけどそれ???」
千歌「ありがとうございました~」
千歌「げっ、しまねえいたのだ!?」
志満「どうやらもう少し厳しいところで修行してもらう必要がありそうねぇ」
千歌「ちょっと何いってるかわからないのだ……」
志満「は?」
千歌「ううううううそうそ! ごめんなのだ! 真面目に働くのだ! 許してほしいのだ~!!」
おわり
なんだよその技術力w
σ(∵`)チョットナニイッテルカワカンナイ
コメント