【SS】しずく「怖い話でもしよっか」【ラブライブ!虹ヶ咲】

ラブライブ
しずくちゃんは小説を書きたい! 『番外編』【ボイロ劇場】

【SS】しずく「怖い話でもしよっか」【ラブライブ!虹ヶ咲】

1:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:10:08.53 ID:Gs3xuGWa

※人を選ぶ内容なのでご注意ください

 

4:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:11:32.89 ID:Gs3xuGWa

 ざあざあと流れる川は、空の暗雲さえも呑み込んでしまうほど深く見える。私たちは砂利の混じる河原に腰を降ろしていた。

 ゆらゆらと揺れる、いつ誰が点火したか分からない焚火を見つめながら、そんな一言を呟いた。

璃奈「怖い話?」

しずく「うん。だって、こんなに暑いんだもん。ちょっとは涼しい気持ちになりたくない?」

 私はそう言いながらパタパタと手で自らを仰ぐ。七月も下旬。日が落ち切っても尚、蒸し暑さは変わらなかった。いや、季節だとか太陽の高さだとか、そんなのは一切関係ないのかもしれないが。

かすみ「しず子ってさ、意外と暑がりだよね」

しずく「そうかな。かすみさんは暑くないの?」

かすみ「私は……」

 そう言いながら、かすみさんは他の二人に視線を送る。二人共顔を横に振っていた。

かすみ「まあ、暑がってるのはしず子だけだよ。でも怖い話には賛成。だって、暇だもんね」

 

6:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:12:56.92 ID:Gs3xuGWa

栞子「怖い話、ですか……」

 乗り気なかすみさんに対し、栞子さんはやや怯えた声を漏らした。

かすみ「あれ。あれれ? しお子、もしかして怖いの~? えぇ~?」

 かすみさんは面白がってぶにぶにと軟体動物のような指で突く。栞子さんは腫れぼったい唇を尖らし不満を表していた。

栞子「かすみさん。如何なことがあろうと、人の心とはそう簡単に変わらないものなんですよ」

かすみ「そうやって強がっちゃって~」

 つんつん。ぶにぶに。

璃奈「かすみちゃん」

かすみ「なにりな子」

璃奈「自分が怖いからって、栞子ちゃんをからかうのはやめた方がいい」

かすみ「な……っ。そ、そんなことないしぃ? かすみん、怖いのなんか平気ですけど~???」

 全く。私は一つ、ため息を吐いた。璃奈さんは眼球に突き刺さった枝をそのままに、私へと視線を向ける。

 

7:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:14:17.97 ID:Gs3xuGWa

璃奈「じゃあ、発起人のしずくちゃん。かすみちゃんは何が来ても平気なようなのでどうぞ」

しずく「よしきたっ」

 私はなまっちろい腕で拳を握る。

栞子「あ、あのっ。そこまで本気にならなくてもいいんですよ……?」

かすみ「う、うんうんっ。しず子もほら……っ。初級編? みたいなっ。最初は軽いジャブだよねっ!?」

 私は痣だらけの二人をいなし、静かに口を開いた。

 

8:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:15:39.22 ID:Gs3xuGWa

──

しずく「これはね、とある女の子のお話」

しずく「その女の子は、そこから出たいって気持ちと、出たくないって気持ちを持っていたの」

しずく「でもね、時を経るごとに、出たくないって気持ちより出たいって気持ちの方が大きくなっていったんだ」

しずく「だから、女の子は走り出したの。そこから出るために」

しずく「出るためにはフタを開けなきゃいけないの。何の変哲もない、つるりと光る陶器のフタだよ」

しずく「女の子は急いでフタを開けたの。これでようやく、ここから出られるって、そう思ったから」

しずく「でも、次に目にしたのはその下のフタ。フタを開けたらその下にも、フタがあったの」

しずく「フタの下にフタ。それってなんだか、マスクの下にマスクを付けてる、昔のレスラー漫画みたいだよね。え? 知らない? そっかそっか」

 

10:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:17:00.41 ID:Gs3xuGWa

しずく「話を戻すね。女の子はその事実に驚いたけど、またすぐにフタを開けたの。でも、その下にもフタがあった」

しずく「女の子は何度も何度も同じ動作を繰り返したの。でも、いくらめくっても、壊れる勢いでフタを開けても、底が見えない」

しずく「そうしてどれほど時が経ったんだろうね。女の子は床に膝を突いて遂に諦めちゃったの。ああ、もういいやって」

しずく「するとね、どこか清々しい気持ちがしたの。太陽の光を目一杯吸い込んだバスタオルを嗅いだような、そんな気持ち」

しずく「女の子はそのまま、顔を恍惚に染めながら意識がどんどん遠のいていくの。そうして次に目覚めた時──」

──

しずく「私のベッドに、壮大な日本地図が出来上がっていたの。おしまい」

 締めの言葉を吐いた後、場に何とも言えない雰囲気が流れた。かすみさんと栞子さんは破裂しそうな体を抱きしめ合い、一方で璃奈さんはドンと構えていた。

 

12:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:18:21.67 ID:Gs3xuGWa

璃奈「つまり、便器のフタをいくら開けてもキリがない夢で、目が覚めたらおねしょしちゃってたと」

しずく「うん。正解。さすが璃奈さん」

璃奈「えへへ。璃奈ちゃんボード……って、そっか。ここにはないんだった」

 璃奈さんはあるべき物がない現状を見て若干落胆していた。

かすみ・栞子「……は?」

 対して、怯え切った二人は素っ頓狂な声を上げていた。よくもまあ、あの口で発声ができるものだと思う。

しずく「だからほら。私がおねしょをした怖い話だよ。まさか高校生にもなっておねしょしちゃうなんてね……。お母さんになんて言えばいいか……怖いでしょ?」

 くすり。やけに熱い指先を唇に当てながら笑う。

栞子「そ、そういう話ですかぁ~……」

 栞子さんはヘナヘナと脱力し、べちゃりと水音を建てながら石河原に倒れた。

 

13:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:19:43.95 ID:Gs3xuGWa

かすみ「ま、まあ? かすみんは全然っ。これっぽっちも怖くなかったけどね!」

 かすみさんは……なんだろう。真逆の方向を向いた右足で仁王立ちしつつ、折れた腕で腕組み? みたいなことをしていた。

璃奈「怖くない人はそんな小鹿みたいに震えないと思う」

かすみ「こ、小鹿じゃないし……」

しずく「栞子さんは平気?」

栞子「あ、はい……。ありがとうございます」

 栞子さんの青い血管の浮かび上がった腕を掴んで体勢を立て直す。この体じゃあ、一人で起き上がるだけでも苦戦するだろう。

 なんというか、着ぐるみでも着ている感覚に近いんだろうか。

璃奈「それじゃ。次は誰が怖い話する?」

栞子「えぇっ。まだするんですかぁっ。もっと明るい話にしましょうよ!」

かすみ「じゃあ、ここは僭越ながらかすみんが……」

栞子「……かすみさんなら、大丈夫ですかね」

かすみ「なにその嬉しくない信頼っ!?」

しずく「あははは。じゃあ、よろしくねかすみさん」

 ケラケラと笑いつつ、溶け落ちる感覚を味わいながら続きを促した。

 

14:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:21:05.07 ID:Gs3xuGWa

──

かすみ「さて、かすみんの背筋が震えてか   ち になっちゃう激烈怖い話を……え、そういう前振りいらない?」

かすみ「えぇ~。今ってかすみんのターンでしょ? 好きに喋らせ……あ~っ! はいはい! 分かった分かったっ! 真面目に話しますぅ!!」

かすみ「えぇと、これは暗い路地裏を歩いていた女の子の話なんだけど」

かすみ「普通に歩いていたら突然、後頭部に何かを押し付けられるの。振り向いて正体を確認しようと思ったんだけど」

かすみ「『動くな。動いたら……どうなるか分かるな?』」

かすみ「って脅されたの。そこで女の子は気付いたんだ。頭の後ろに突きつけられてるのは銃だって」

かすみ「女の子はがくぶるしながらも何とか声を振り絞ったの」

かすみ「『ど、どうすれば解放してくれますか……?』」

 

15:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:22:26.43 ID:Gs3xuGWa

かすみ「でも、後ろにいる人は今の状況を楽しんでいたのか」

かすみ「『何もするな。ここから動かない。それだけでいい』」

かすみ「そう言ったの。その後、自分と会話するのも禁止って新たにルールも決められてね、そこから動かないことにしたの」

かすみ「でも、女の子は耐えられなかった。たぶん、怖かったのかな。自分を〇そうとする人と同じ時を過ごすだなんて、普通の神経じゃ耐えられないよね」

かすみ「だから、女の子は走った。すぐ近くに曲がり角があったから、そこまで辿り着ければって、淡い希望に縋りながら」

かすみ「でもね、そんな願いは叶わなかった。ぴゅっと銃声がすると、腰の周辺から何かが流れる感覚があったの」

かすみ「女の子の意識はそのまま遠のき──」

──

かすみ「そして、目が覚めたら壮大な世界地図が作られてましたとさ」

 ばっと、かすみさんは翼を広げる鳥のように両腕を広げた。その動作に栞子さんは尻餅を突き、その数秒後、またしても「は?」と声を漏らした。

 

16:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:23:49.04 ID:Gs3xuGWa

璃奈「つまり、後ろにいた人が持っていたのは銃は銃でも水鉄砲。女の子は腰周辺を撃たれて、目が覚めたらおねしょをしていたと」

かすみ「そそっ。さすがりな子。理解がはや~いっ」

 嬉々としながら二人は腕を絡め合っていた。あれで握手をしているつもりなんだろうか。

栞子「くっ……一度ならず二度までも……。完璧に敗北です……っ」

 対して、栞子さんはまたしてもがっくりと地面に項垂れていた。足に突き刺さった枝付近から体液がちょっとずつ漏れている。

かすみ「へっへ~ん。しお子~。かすみんの話なら~大丈夫なんじゃなかったの~?」

栞子「ぐっ、ぐぬぬ……っ!」

しずく「ぐぬぬって、本当に言うんだ」

栞子「もうっ、分かりましたっ! 今度は私に任せてくださいっ! 古今東西、津々浦々に伝承されてきた怖い話の中から──」

 とまあ、長い長い前口上が終わった後、口裂け女のようになっている栞子さんは、開きっ放しの口から言葉を紡いだ。

 

17:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:25:10.31 ID:Gs3xuGWa

──

栞子「えぇと、これは私の話なんですけど。私は空を飛んでいたんです。えっ、古今東西関係ない? 枝葉末節は無視してください。はい」

栞子「話を戻します。空中を飛んでいる私は、時折邪魔してくる大小様々な惑星を避けなければなりませんでした」

栞子「ほっ、やっ、とぉっ、と、何とか回避行動を取る私ですが、空を飛び慣れていなかったんですね」

栞子「凹凸の激しい惑星を避けることができませんでした。色んな惑星に弾かれては、また別の惑星に弾かれる」

栞子「そうして空中を錐揉みしながら飛んでいくと……」

栞子「えぇと。あの……」

栞子「飛んで、行くと……」

栞子「どうしたんでしたっけ……」

──

栞子「すみません。この先を忘れてしまいました。おっとと」

 栞子さんは頭蓋骨からこぼれかけた脳漿を何とか押し留めた。私たちの中でも一番損傷の激しいのは彼女だ。何か忘れてしまっても仕方が無いだろう。

 

18:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:26:34.61 ID:Gs3xuGWa

しずく「忘れちゃったなら仕方ないよ。でも、ちょっとファンタジーなお話っぽくて素敵だったよ」

栞子「そ、そうですか? 物語を褒められたのは初めてなので嬉しいです。まあ実体験なんですが」

 栞子さんは頬を赤く……染めることはできなかった。逆に、私は羞恥を感じていないにも関わらず頬が熱い。

 いや、全身だ。全身が沸騰するほど熱い。

かすみ「じゃあ、次はりな子だね。りな子はできそう?」

 意識を場に戻す。今は怖い話に集中しよう。私はなまっちろくて多少水気を含んでいるだけ。一番思考がクリアだろう。

璃奈「問題ない。と言いたいところだけど、私の実体験には面白おかしく語れることはない」

璃奈「だから、そうだね……」

 璃奈さんは少し間を置いてから、近くの川に軽く触れる。しかし、ガスで膨らんだ指をすぐに引っ込めた。その後すぐ、誰にも聞こえないような声で、冷たい、そう呟いた。

璃奈「みんなに馴染みが無くて、みんなに馴染みのある川の話でもしようかな」

 

19:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:28:05.36 ID:Gs3xuGWa

──

璃奈「その川は、不思議な川なんだ。渡ることが許される人。渡ることが許されない人。その両方がいる」

璃奈「渡ることが許される人は、橋を使うか、船を使うか、それとも泳いで渡るか。その三つの方法がある」

璃奈「ちなみに、泳いで渡るのは罪のある人。誰かを〇したとか、盗みを働いたとか……若くしながら亡くなった人とか」

璃奈「でもね、泳いで渡るのはとても現実的じゃない。その川は触れるだけで凍えそうなほど冷たくてね、泳ぎ切るまでに力尽きちゃうの」

璃奈「力尽きたらどうなるって? さあね。何でもなくなるんじゃないかな」

 

20:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:29:27.06 ID:Gs3xuGWa

璃奈「話を戻すよ。じゃあ、罪のある人はどうすればそこを泳ぎ切ることができるのか。簡単だよ。冷たさを感じるよりももっと、体を熱くすればいい」

璃奈「だからきっと、火葬があるんだろうね。三途の川を泳いでも大丈夫なように。体を冷やさないように。無事に天国にいけるように」

璃奈「ただ、それだけの話だよ」

──

 璃奈さんの話の後、ふっと……目の前にあった焚火が消える。代わりに、私の体の熱が最高潮まで達したことが分かった。

璃奈「だからほら、しずくちゃん」

 

21:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:30:50.10 ID:Gs3xuGWa

 はっと、私は顔を上げる。するとそこには、私の見知った璃奈さんたちがいた。彼女の手が、優しく自分に触れる。すると、相変わらずスライムのような感触が伝わった。

 私がそう、見えているだけ。璃奈さんは、みんなは……。

 璃奈さんの表情は、柔和な笑みを浮かべたような気がした。

璃奈「準備万端なら、いかなきゃ」

 その言葉に、瞼が揺れる。何かを伝えようと唇が動くものの、歯が幾度か鳴っただけだった。

かすみ「しず子はさ、もう渡れるでしょ? 大丈夫だよ。ここで見ていてあげるから」

 笑いかけられる。でも、その笑みは無理をしていることが分かった。決壊しそうな感情に蓋をしているだけだ。

 

22:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:32:12.69 ID:Gs3xuGWa

栞子「大丈夫です。私たちもすぐにいきますから。だから早く、冷めてしまいますよ?」

 瞼から何滴もの涙がこぼれ落ちる。ははっ……。涙なんて、こんな体になっても出るんだね……。

 私は乱暴に瞼を拭い、意を決して口を開いた。

しずく「うん……うんっ! 私、先にいって待ってるからっ! またねみんなっ!」

しずく「あんまり待たせちゃ……いやだからね……?」

 そうして私が最後に見たみんなの顔は、どこか晴れやかで、でも、どこか諦めに満ちた表情だった。

 決して振り返らない。振り返ったら、きっとだめだ。

 私は底が見えない川に身を浸し、ゆっくりと最奥を目指して泳いでいった。

 

23:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:33:33.86 ID:Gs3xuGWa

「──また、ね」

 最後に聞こえたその声は、一体誰のものだったのだろう。渡り切ったその後もまだ、私の耳に、胸に、心に、残響のように響き続けている。

 

24:(ささかまぼこ) 2023/07/29(土) 21:34:55.92 ID:Gs3xuGWa

──

『○○川で起きた、多くのキャンプ客を襲った鉄砲水の事故。長らく堆積していた天然のダムが、突如決壊して起こった不幸な事故と言われています。

 桜坂しずくさんとその友人もまた、その中にいました。桜坂さんのご遺体は事故後すぐ見つかり、そのまま荼毘に付されました。

 しかし、桜坂さんと一緒にいた他の三人のご遺体だけが、事件から数年経過した今も見つかっていません。

 専門家は河口の外、つまり海の遥か向こうにまで流され、ここから見つけるのは困難を極めると意見を述べていました。

 ご遺族の懸命な捜索は今尚続いていますが、自衛隊の捜索隊はだいぶ前に撤収しており、この状況を絶望視する声も多いです。

 皆さんも、真夏の海・川・山のキャンプには最大限の注意を払い、万全の準備を持って行動しましょう──』

おわり

 

28:(もんじゃ) 2023/07/29(土) 22:37:48.90 ID:uGBM1LCz

怖い話じゃなくて悲しい話じゃないか😭

 

25:(SB-iPhone) 2023/07/29(土) 21:44:06.53 ID:bdVK0+VH

おつ
よく雰囲気出てたと思う

 

27:(茸) 2023/07/29(土) 22:26:14.11 ID:5KQkvLlV


読み返すと腑に落ちなかった部分が分かってよかった

 

26:(しうまい) 2023/07/29(土) 21:50:27.05 ID:at5x3XyQ

泣いた

 

31:(もこりん) 2023/07/29(土) 22:48:10.21 ID:cNfukpCB

怖いなぁと思って見てたけど悲しくて堪らない

 

34:(もんじゃ) 2023/07/29(土) 23:51:39.94 ID:mMmZyfiX

いつか後輩をみんなが見つけてくれると信じてる

 

37:(茸) 2023/07/30(日) 03:52:33.39 ID:ThHqrjaQ

凄い
あとから読み直したSSは久し振りだわ

 

32:(たこやき) 2023/07/29(土) 23:02:59.80 ID:oqMCcLtS

ただの暑がり汗かきしず子だと思ってたのに…

 

引用元: https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1690632608/

コメント

タイトルとURLをコピーしました