【SS】花帆「7月度Fes×LIVEお疲れ様でした!」梢「ええ、お疲れ様」【ラブライブ!蓮ノ空】
花帆「あの日披露した曲はどれも大好きなんですけど、あたしは特に眩耀夜行が大好きになっちゃいました!」
梢「そうね、私も大好きよ……それにしてもこの話もう何度目になるのかしら」
花帆「あはは……すみません、ライブすると余韻がしばらく抜けなくって」
梢「気持ちは分かるわ、次のFes×LIVEに向けて切り替えを――なんて言う程時間が経った訳でもないし、多めに見ましょう」ニコッ
花帆「わ~い!」
花帆「そういえばその眩耀夜行なんですけど」
花帆「途中のMCで、織姫と彦星になぞらえた振り付けの話があったじゃないですか?」
梢「確かに話したわね」
花帆「あれってどっちが彦星でどっちが織姫とかあるんですか?」
梢「っ!!///」ゴホッゴホッ
花帆「梢センパイ!?大丈夫ですか!?」サスサス
梢「え、ええ……///平気よ、平気……///」
梢(ごく自然に、当たり前のように、私と花帆さんを織姫と彦星に見立てていたけれど……///)
梢(つまり夫婦……なのよね///)
花帆「んー、やっぱりあたしが彦星かなぁ……お仕事を放ったらかしてる梢センパイって想像出来ないし」アハハ
梢(花帆さんも花帆さんで当たり前のように続けるのね……///)
梢「仕事を放り出してしまうのは織姫も同じではなかったかしら?」
花帆「そう言えば!それじゃあ、あたしと梢センパイだったら大丈夫!ですね!」フンス
梢「……?何が大丈夫なの?」
花帆「いやぁ、織姫と彦星って遊び呆けて神様に引き離されちゃうじゃないですか」
花帆「一年に一度だけ会わせてあげるから、って言われてそれをモチベーションにまたお仕事を頑張るようになって」
花帆「めでたしめでたし……で終わるけど、あんまりめでたくないと思いませんか!?」
梢「それはまぁ……そうね」
花帆「だって結婚した後もしっかりお仕事も頑張っていれば、一日と言わず一年中ずーっと一緒にいられたのに!」
花帆「あたしが梢センパイと結婚したら、楽しすぎて彦星みたいにだらーっとしちゃうかもですけど」
花帆「梢センパイが織姫なら、そんなあたしをビシッ!と厳しく言ってくれるかなーって思って」
梢「け、結婚……///」
花帆「まぁあたしなんかじゃ、梢センパイの彦星にはなれないと思いますけど……」アハハ
梢「…………」
梢「確かに、彦星は少し違うかもしれないわね」
花帆「うわぁ~!天の川だ~!あたしと梢センパイの間に燦然と輝く天の川が~!」ガーン
梢「どちらかと言えば花帆さんが織姫だと思うの」ウィンク
花帆「えっ///あたしがですか?///」
梢「大まかに言ってしまうと、織姫に変化を齎したい神様に連れられて来たのが彦星でしょう?」
梢「上手く花を咲かせられずに、いなくなってしまいそうだった花帆さんと」
梢「スクールアイドルという“変化”を示した私」
花帆「……!!」
梢「始めから織姫と彦星を私たちのようだ、と思っていたの」
花帆「わぁ……!」ポカーン
梢「か、花帆さん……?何か言ってくれると助かるのだけれど……///」
梢「一人で長々と恥ずかしい台詞を言ってしまったみたいで……///」
花帆「いや、その、感心しちゃった、というか……感動したというか……!」
梢「そ、そう……?それならば良かったのだけれど……///」
花帆「あっ!と、いうことは!無事にあたしと梢センパイは結婚!めでたしめでたしパチパチパチ~!!」パチパチパチ
梢「ぱ、ぱちぱち~///」パチパチ
花帆「良かったぁ……あたしだったら梢センパイと一年に一度しか会えないなんて、そんなの絶対イヤだもん」シュン
梢「そう、ね……私もそれは困るわ」
梢「そうだ……花帆さん、手を出してくれる?」
花帆「えっ?あ、はい!」スッ
梢「ありがとう」ギュッ
花帆「わっ!///」
梢「これで私たちはずっと一緒ね」ニコッ
花帆「固く繋いだ この手はもう 離さな~い♪……ですねっ!」アハハッ
梢「ええ、そうね」ウフフッ
梢「それに例え天の川が私たちの間を隔てようと関係ない、必ず迎えに行くわ」
梢「だって私と“一生”スリーズブーケ、やってくれるのでしょう?」ウィンク
花帆「っ……///」ドキッ
花帆「はい!……はい!!///」
花帆「でも迎えを待っているだけの花帆じゃありませんよ!」フンスッ
花帆「あたしだって天の川を泳いででも、梢センパイに逢いに行きますから!!」
梢「ふふっ、それはありがたいけれど……花帆さんが動くと逸れてしまいそうだから、大人しく待っていてもらえると助かるかもしれないわね」
花帆「あーっ!イジワル言わないで下さいよー!」プクーッ
梢「ふふふっ、ごめんなさい」ニコニコ
梢「ところでそろそろ手を……季節柄、手汗が気になってきたのだけれど……///」モジモジ
花帆「さっきイジワル言ったから離してあげませ~ん!」ギュッ
梢「花帆さん……///それは謝るから、ね?///」アセアセ
花帆「あと少しだけ……こうしていたいんですっ!えへへっ♡///」ギュッ
梢「もう……寮に着くまでよ」ギュッ
花帆「は~い!……あっ!今日も晩ごはん一緒に食べましょうね!」
花帆「今日の献立何だろう……もうお腹ぺこぺこ~!」
梢「ふふっ、そうね」ニコッ
おわり
素晴らしいわね、花丸よ!!!!!
最近梢先輩が振られる話ばっかりだったから癒やされるわ
素晴らしい名著ね
後世に語り継いでいきたいわ
よく頑張ったわね。花丸よ
今回のスリーズブーケの新曲まだ聴いてないんだけど、梢先輩うかれポンチ路線か季節系路線かプロテインつくる路線のどれなの。
>>16
季節路線だと思いきゃ織姫だの彦星だののメッセージ聞くと浮かれポンチ要素も取り込んでた
>>17
パイセンの得意分野じゃん。
早く聴かなきゃ。
素晴らしいわ
引用元: https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1690977512/
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