【SS】ことり「日曜日だよ、海未ちゃん」【ラブライブ！】

海未「ん・・・んー・・・今何時ですか・・・」

ことり「えっと、3時9分だよ」

海未「・・・さんじ・・・・・・3時！？」ｶﾞﾊﾞｯ

海未「3時って・・・もう夕方じゃないですか！どうして起こしてくれないのです！」

ことり「だって海未ちゃん気持ちよさそうに寝てたもんー」

海未「それはことりがっ・・・！」

ことり「ことりが？」

海未「・・・っ」

ことり「ねー、ことりがなにー？うみちゃぁーん」

海未「な、なんでもありません・・・」

ことり「珍しくお寝坊さんだね♪」

海未「ことりのせいです・・・」

ことり「だって海未ちゃんが可愛かったんだもん♪」

海未「はぁ・・・あなたも今起きたのですか？」

ことり「あ、ことりはお昼前には起きてたんだよ」

海未「なおさら早く起こしてください！」

ことり「海未ちゃんの寝顔可愛かったから♪」

海未「ぐっ・・・」

海未「せっかくの日曜が・・・」

ことり「ことりはお布団でゴロゴロするの、好きだよ？」

海未「いけません、休みはもっと有意義に使わなくてはダメですよ」

ことり「例えば何するのー？」

海未「例えば・・・掃除洗濯ですとか・・・」

ことり「お洗濯はさっきことりがやっておいたよ！」ﾋﾞｼｯ

海未「あら、そうでしたか。すみませ・・・・・・ことり？」

ことり「なぁに？」

海未「その・・・今何か着けていますか？」

ことり「やーん、海未ちゃんの工　　ー♪」

海未「違います！見せてください！」ｶﾞﾊﾞｯ!

ことり「ちょ・・・ちょっと海未ちゃん・・・」

海未「・・・ことり」

ことり「なぁに？」

海未「まさか何も着けないまま洗濯物を干したわけでは・・・」

ことり「・・・ばれちゃった？えへ」

海未「ことりいいいぃぃぃぃ！！」

海未「ことり！あなたって人は！恥じらいというものがないのですか！」

ことり「お、落ち着いて海未ちゃん」

海未「これが落ち着いてられますか！外から見られたらどうするのです！？」

ことり「大丈夫だよぉ、ここ4階だし、外から見えないようにって簾も買ったし・・・」

海未「そういうことを言ってるんじゃありません！」

ことり「ご、ごめんごめん、冗談だよぉ。ちゃんとタオル巻いてベランダ出たよ」

海未「・・・本当ですか？」

ことり「ほんとだよ！うん、ウソついてないよ！」

海未「・・・・・・はぁ・・・ならまだマシですが・・・本当ならタオルでも辞めてほしいのですよ？」

ことり「う、うんごめんね。次はちゃんと何か来てベランダ出るから」

海未「頼みます・・・」

ことり（本当は面倒で何も巻かなかったけど・・・）

海未「それにしても蒸し暑いですね・・・」

ことり「ねー。梅雨明けかなぁ」

海未「いくら風が入ってくるとはいえ・・・ちょっとこれは暑いですね」

ことり「そうだねー・・・あ、そうだそろそろ扇風機出す？海未ちゃんエアコン苦手だよね？」

海未「扇風機・・・そういえば去年買いましたね。どこかにしまったままでしたか・・・」

ことり「あ、ことりが出すよ。海未ちゃん」

海未「すみませんことり。お願いします」

ことり「はーい♪」ﾄﾃﾄﾃ

海未「・・・・・・」

ことり「どーこだったかなー」

海未（ことりのおしりは可愛いですね）

ことり「あった！海未ちゃんに向けてつけていい？」

海未「はい。お願いします」

ことり「はーい」ﾋﾟｯ

海未「うーん・・・ちょっと涼しくなりましたね」

ことり「ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛」

海未「ことり、正面にいられては風が来ません」

ことり「ﾀﾞｯ゛ﾃ゛ｺ゛ﾚ゛ﾔ゛ﾘ゛ﾀ゛ｸ゛ﾅ゛ﾙ゛ﾝ゛ﾀ゛ﾓ゛ﾝ゛ﾝ゛ﾝ゛」

海未（かわいい）

ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ･･･

海未「うん？雷ですね」

ことり「・・・」

海未「ことり？」

ことり「えっ、あ、うん。そうだね、雨降るのかなぁ。ちょっと曇ってきたね」

海未「・・・・・・」

ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ･･･

ことり（ﾋﾞｸｯ）

海未「・・・ことり」

ことり「んっ、なに海未ちゃん」

海未「何も付けないで風に当たっては体が冷えますよ」

ことり「・・・うん」

海未「・・・ほら、ここへ」ﾊﾟｻｯ

ことり「・・・海未ちゃん」

海未「私も、その・・・」

ことり「え？」

海未「雷は得意ではないので」

ことり「・・・・・・しょうがないなぁ、ことりがそばにいてあげる♪」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

海未「ええ、ありがとうございます」

ことり「えへへ♪」

ｻﾞｱｱｱｱｱｱｧｧｧｧ･･

ことり「雨降ってきちゃったね」

海未「ええ、すごい雨ですね。台風並みです」

ことり「お出かけ、出来ないね」

海未「まぁこの雨風ではどこにも行けませんね」

ｻﾞｱｱｱｱｱｱｧｧｧｧ･･･

ことり「・・・」

海未「・・・」

ことり「・・・あっ！」

海未「どうしました？」

ことり「洗濯物！外に、かけっぱなし・・・」

海未「あ・・・」

ことり「・・・」

海未「・・・」

ｻﾞｱｱｱｱｱｱｧｧｧｧ･･･

ことり「ｸｽｯ」

海未「ふふっ」

海未「この雨では・・・もう一度洗濯した方がよさそうですね」

ことり「そうかなぁ、今ならことりが取ってこれるよ？」

海未「こーとーりー？」ﾑｷﾞｭ

ことり「ふひゃぁん、うみひゃんほっへつれらいれぇ」

海未「今外に出ないように言ったばかりですよ？」ｸﾞﾆｸﾞﾆ

ことり「わはったよぉ、わはったようみひゃぁん！」

海未「分かったならよいのです」

ことり「うぅ～・・・」

海未「そうこうしてる間にもう五時前ですか・・・」

ことり「あっという間だねぇ」ｽﾘｽﾘ

海未「そうですねぇ・・・って何をしてるのですか」

ことり「うみちゃんの体すべすべしてて気持ちいいー♪」

海未「もう、くすぐったいですよ、ことり」

ことり「うみちゃんはことり専用の抱き枕なんだよー♪」

海未「何を言ってるんですか・・・」

海未「んー・・・」

ことり「どうしたの？」

海未「いえ、喉が渇いたので水を飲みに行きたいのですが・・・」

ことり「あっ、それならねぇことりがさっきお水とコップ持ってきたよ」

海未「おや、助かります。では失礼して・・・」

ことり「だめだめ、ことりが注いであげるよー」

海未「は、はぁ」

ことり「んー・・・そうだ！ねぇ海未ちゃん」

海未「はい？」

ことり「お水飲みたい？」

海未「ええまぁ・・・」

ことり「じゃぁー・・・お願いして？」

海未「・・・・・・え？」

ことり「え？じゃないよぉ。お水飲みたかったらことりにお・ね・が・い、して？」

海未「またあなたはよからぬことを・・・」

ことり「よからぬことじゃないよぉ」

海未「・・・して、私はなんと言えば良いのです？」

ことり「うーんとねぇ・・・」

海未「考えていなかったのですか・・・」

ことり「そうだなぁ・・・やっぱり海未ちゃんの言葉でお願いされたいな♪」

海未「と言うと・・・」

ことり「海未ちゃんが考えて♪」

海未「ことり・・・あなたって人はまったく・・・」

ことり「♪」

海未「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ことり「どうしたの？お水いらない？」

海未「・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ」

ことり「海未ちゃん？」

海未「ことり・・・様」

ことり「」

ことり「えっと、海未ちゃん？」

海未「ことり様、私にお水を一杯頂けませんか？」（ｲｹﾒﾝｵｰﾗ）

ことり「・・・・・・」

海未「ことり様？」（ｲｹﾒﾝｵｰﾗ）

ことり「・・・は、はい」

海未「お水を、いただけますか？」（ｲｹﾒﾝｵｰﾗ）

ことり「わかりました・・・」

海未「ふふ、素直な子は好きですよ」

ことり「もぉー・・・海未ちゃんことり以外の子にそんな顔しないで欲しいよぉ・・・」

海未「しませんよ。ことりにしか見せませんから安心してください」

ことり「うぅ～・・・」

海未「ところでお水を・・・」

ことり「・・・じゃあ目、つぶって？」

海未「目をつぶって・・・？そうすると飲めませんが・・・」

ことり「いいからつぶってよぅ！」

海未「分かりました・・・こうですか」

ことり「そのままつぶってて？」

海未「はぁ・・・」

ことり「・・・・・・」ｺｸﾝ

海未「・・・こと、っ・・・ん」ｺﾞｸﾘ

ことり「んっ・・・・・・えへへ・・・」

海未「・・・口移し、ですか・・・まったく・・・」

ことり「お、おかえしだよ！」

海未「何のお返しですか・・・」

ことり「海未ちゃんにしかしないもん！」

ことり「あ、当たり前です！」

間違えた　一番下ことりと海未逆

ことり「・・・」

海未「・・・ご飯の準備しますか」

ことり「う、うん。そうだね」

海未「何作りましょうか・・・にんにく芽の炒め物でも作りましょうか？」

ことり「もー！海未ちゃんのいじわる！」

海未「ふふふ、冗談ですよ」

ことり「・・・ねぇ海未ちゃん？」

海未「なんですか？」

ことり「たまには、こういう日もいいよね？」

海未「・・・まぁ、たまには悪くないですね」

ことり「・・・大好きな人と一緒にいられるっていいね」

海未「ええ・・・そうですね」

ことり「海未ちゃん・・・海未ちゃん大好き・・・」

海未「私もですよ・・・ことり・・・」

おわり