彼方「しずくちゃんが10年前の姿に戻っちゃった……」
果林「こーら、彼方~。もう既に寝る体勢になるの止めなさい」
エマ「彼方ちゃんすやぴなのかなー?」
エマ「練習終わったら膝枕してあげるね♪ だからそれまでがんばろ~?」
彼方「めっちゃやる気出てきた。彼方ちゃん頑張るよ~!!」 ガバッ
果林「現金ねぇ……」
エマ「果林ちゃんにもしてあげようか?」
果林「またの機会にするわ」
──タッタッタッタッタッタ!!
──バァンッ!!
エマ「うわお!?」ビクッ!!
果林「っ!?」ビクッ!!
彼方「うぇ!?」ビクッ!!
彼方「な、何事~?」
果林「か、かすみちゃん?」
エマ「い、いきなりドア開いたからビックリしたよぉ~……」
かすみ「す、すみません……」
かすみ「た、ただ!! 緊急事態だったんです!!」
“スー、スー”zzz
エマ「あれ? かすみちゃん、そのおんぶ中のすやぴしている子だぁれ?」キョトン
果林「あら、本当ね」
果林「かすみちゃん、ダメじゃない。学校に子供連れ込んで。妹さん……ではなさそうねぇ~。従姉妹かしら?」
“スースー”zzz
彼方(あ、あれ……あの子なんか見た事ある気が……)
かすみ「……子なんです」ボソッ
エマ「え?」
かすみ「…………」
かすみ「こ、この子!!」
かすみ「しず子なんですぅぅぅうううう!!」
彼方「……へ?」
果林「は?」
エマ「え?」
しずく(5歳)「zzz」スヤスヤ
「「「え、えぇぇぇぇぇえええええ!?」」」
果林「よ、よく見ると確かにしずくちゃんそっくりね」
かすみ「果林先輩、そっくりとかじゃなくて! この子しず子なんですってば!!」
果林「いつもの冗談じゃなくて?」
かすみ「こんな冗談言いませんよぉおお!!」
彼方「か、彼方ちゃんビックリして目が覚めちゃったよ~」
彼方「いったい何があったのー……?」
スタスタスタスタ
璃奈「そ、それについては私が説明する。璃奈ちゃんボード『ぶるぶる』」
エマ「璃奈ちゃん!」
かすみ「りな子来るのおっそいよ!!」
璃奈「確認してたこともあったし、何よりもかすみちゃんが早すぎて追いつけなかった。ごめんなさい」
果林「か、かすみちゃん。あまり大きな声出してるとその……えっと、しずくちゃん? 起きちゃうから……」
かすみ「あっ……ご、ごめんなさい」
璃奈「とりあえず、説明するね」
璃奈「世間話をしながら部室に向かってた」
璃奈「ここ最近、演劇とスクールアイドルの練習。鎌倉からの通学の長さでしずくちゃん、疲れが溜まっていたみたい」
璃奈「今日も早起きで眠かったみたいで、授業中もウトウトしちゃってたって言ってた」
璃奈「そんなしずくちゃんから眠気が覚める何かを持っていないか聞かれたの」
璃奈「丁度栄養ドリンク持っていたから、いるか聞いたら」
璃奈「欲しいって言われた」
璃奈「歩きながら飲むのもお行儀悪いからって適当な空き教室によって椅子に座りながら、しずくちゃんが栄養ドリンクを飲んだ」
璃奈「そうして子供の姿になってしまった」
エマ「」
彼方「」
果林「は?」
璃奈「うん」
果林「話が繋がらないわ」
果林「栄養ドリンク……飲んだだけなのよね?」
璃奈「うん」
果林「………………」
スタスタスタスタ
カラカラカラ
果林「………………」スゥゥゥゥゥゥ
エマ「か、果林ちゃん? 窓なんて空けて急にどう──」
果林「なんで栄養ドリンク飲んで子供の姿になるのよぉぉぉぉぉおおおおおおおッ!!!!」
彼方「果林ちゃん!?」
エマ「『VIVID WORLD』のラスサビより大きな声出してるよ!?」
かすみ「かすみんもりな子から電話で呼び出されてこのしず子見た時すっごく驚きましたもん……」
璃奈「この姿になった時のしずくちゃんはなぜか眠っていたから、かすみちゃんが先輩達に相談しようって言ってそのまま部室にすっ飛んでった」
かすみ「こんなの落ち着いていられなかったもん」
璃奈「気持ちはすごく分かる」
彼方「と、とりあえずその栄養ドリンクって市販のやつなの……?」
エマ「私もすっごく気になる……」
璃奈「実はその栄養ドリンク、父からの貰い物で私も普段から飲んでいたの」
璃奈「しずくちゃんに起きた現象を緊急電話して聞いたら、父が仕事で作った試作品栄養ドリンクだった事が判明した」
彼方「え、えぇ……」
璃奈「ほんっっっとうに稀だけれど幼少期姿になってしまうという副作用が起きる可能性、あったみたい」
璃奈「娘にそんな栄養ドリンク渡して呑ませるなって本気で怒っちゃった。しばらく口聞かない。璃奈ちゃんボード『激おこ』」
璃奈「……ただ……そんな物をしずくちゃんにあげちゃった私が一番悪い……」
果林「璃奈ちゃん……」
エマ「璃奈ちゃん、こんな事起きるなんて予想出来ないし仕方ないよ……」
かすみ「とりあえず、これしず子元の姿に戻れるのかな……?」
璃奈「それに関してはちゃんと確認した。しばらく時間経てば元に戻れるみたい」
かすみ「よかったぁ……」
彼方「それならひとまずは安心だね~」
エマ「他に副作用とかないかな……?」
璃奈「それも全くないみたい」
果林(皆スルーしているけれど、璃奈ちゃんのお父さん何者なのよ……)
エマ「そうだねー、ソファなんかどうかな?」
彼方「それあり~。彼方ちゃんの枕使お~」
テキパキテキパキ
果林(同好会のお姉ちゃんとママは手際がいいわね)
しずく「……ん~……」
しずく「…………ふぇ……?」
かすみ「あっ、しず子起きちゃった」
璃奈「しずくちゃん……その、ごめんね」
璃奈「そんな姿になっちゃったの、私のせいで……」
しずく「…………」ウトウト
しずく「…………」キョトン
しずく「おねえちゃん達、だぁれ?」
璃奈「え?」
かすみ「へ?」
かすみ「……え、えっと」
果林「り、璃奈ちゃん……これ……」
璃奈「う、うん」
璃奈「どうやら、精神も子供に戻っちゃっているみたい」
エマ「信じられないよ……」
彼方「今日だけで一年分の驚きを使っている気がするよ……」
しずく「……お、おねえちゃん達、だれなのぉ~……?」オドオド
彼方「!?(しずくちゃん!!)」
エマ「!?(な、泣いちゃいそう!!)」
彼方「え、えっと! 彼方ちゃん達は~、しずくちゃんのお父さんとお母さんの友達なんだ!」
果林「彼方!?」
エマ「そ、そーなのー! 二人共忙しいみたいで、今日は私達がしずくちゃんのお世話を任せてもらったんだぁ~!!」
かすみ「エマ先輩!?」
彼方「!!」クワッ!!
彼方「合・わ・せ・て」クチパクパク
かすみ「え、えっとぉ……」
しずく「……」ウルウル
かすみ「そ、そーなの! かすみん達が今日はしず子のお世話をするよー!!」
璃奈「う、うん! よろしくね、しずくちゃん!」
しずく「み、みんなそーなんだ」
しずく「そっか……おとうさんもおかーさんも忙しいもんね」
しずく「わたし、おうさかしずくです! おねえちゃん達、よろしくねー」ニッコリ
彼方「」
エマ「」
果林「」
かすみ「」
璃奈「」
ありがとう
かすみ「………………」
スタスタスタスタ
カラカラカラ
果林「しずくちゃんかわいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
かすみ「かすみんと同じくらいかわいいいいいいいいいいいいいい!!!」
しずく「!?」ビクゥッ!!
エマ「ちょ、ちょっと二人共!!」
彼方「しずくちゃんビックリしちゃうじゃん! 変なことするの止めてよ~!」
エマ「しずくちゃん、あの二人は気にしないでねっ」ニッコリ
しずく「う、うん……」
彼方(け、けど本当に……)
エマ(かわいい……!!)
しずく「おねえちゃん達、お名前なんていうの?」
彼方「私はね~、近江彼方って言うの~。彼方ちゃんって呼んでね~」
エマ「私はエマ! エマ・ヴェルデだよ~! よろしくねっ、しずくちゃんっ!」
しずく「うん! かなたちゃん、エマちゃん。よろしくおねがいいたします」ペコリ
エマ「まって、この子いい子」
彼方「可愛すぎる……」
エマ「果林ちゃん、今更キメ顔してももう遅いよ」
果林「う、うるさいわね……///」
かすみ「私は~、かすみんだよ~! よろしくね、ミニしず子ぉ~!!」
璃奈(なんともない、ちゃんと元に戻るって分かってからかすみちゃんの調子戻ってきた。よかった……)
しずく「か、かすみんちゃん……?」
しずく「なんか……へんなお名前だねー」
かすみ「」
しずく「それに、わたしのなまえはおうさかしずくだからしず子じゃあないよ~?」キョトン
かすみ「え、えっとぉ……その……」
しずく「ん?」
かすみ「か、かすみんはスクールアイドルでぇ、変な名前じゃなくてぇ~」
しずく「ほんとにかすみんってお名前なの?」
かすみ「………………」
かすみ「中須かすみだよ、よろしくね」
彼方(申し訳ないけどこの流れはちょっと面白かったよかすみちゃん)
しずく「りなちゃん……」ジー
璃奈「ど、どうしたの?」オドオド
しずく「ねぇ、もっとお顔ちかづけて?」
璃奈「え? う、うん」ササッ
しずく「………………」ジー
璃奈(お目目ぱっちり……ほっぺもちもちしてそう……しずくちゃん、すっごくかわいい。好き)
しずく「りなちゃん、すっごくきれーなおめめしてるね。わたし、りなちゃんすきー」ニッコリ
璃奈「」
璃奈「………………」
璃奈「みんな」
彼方「ん?」
璃奈「私には責任がある」
璃奈「だからこのしずくちゃんは」
ダキッ、ギュュュュュュ……!!
璃奈「私が育てる……ッ!!」
彼方「おう、待てい」
かすみ「りな子に母性本能湧いちゃった……」
しずく「おまごとしよー?」
かすみ「お、おまごと?」
彼方「おままごと……の事じゃないかなあ?」
果林「あーなるほど」
しずく「そうそう! やろー?」キラキラ
エマ(おまごと……かわいい、かわいいかわいい……!!)
かすみ「エマ先輩、目が怖くなってますよ?」
エマ「そ、そんな事ないよ~?」キリッ
かすみ「目と声のトーンがあってないです……」
彼方「えへへ~しずくちゃんは今も昔も可愛いね~」ナデナデ
彼方「私達とおままごとしよっか~?」
しずく「わー!」パァァァァ
しずく「うん!」ニッコリ
果林「ちょっと恥ずかしいけれど……部活始まるまでの気分転換になりそうね」
エマ「ふふ、そうだねー」
しずく「じゃあ! キャスティングなんだけどー」
果林「ん?」
かすみ(あっ)
璃奈(この感じ……)
しずく「エマちゃんはらいめいの力を受け継いだ伝説のゆーしゃ様! クールな方で、平凡な村人だったんだけどある時村にやってきたひとりの詩人が唄った話を聴いて──」ペラペラペラペラ
エマ「お、おままごと……?」
果林「」
かすみ「おままごとかっこ演劇かっこ閉じの始まりですね……」
彼方「しずくちゃんらしいね~」
──
スタスタスタスタ
侑「いやぁ、今日の学年別集会、二年生だけすっごく長かったね」
愛「あはは、来年は三年生だししょーがないっしょ」
歩夢「そうだよね……進路、どうしようかなぁ」
侑「歩夢は先の事考えるのが早いよね~」
歩夢「侑ちゃんがゆっくり考えすぎなんだってば」
侑「あはは、そうかも」ニコッ
歩夢「笑い事じゃないよー、もー」プクー
菜々「ふふっ、歩夢さんは本当に真面目ですね。侑さんも愛さんも見習った方が良いかもですよ」
愛「まーそうだよねー。少しずつ考えたほーが良いのかも」
侑「時間経つの、ほんっと早いもんね」
愛「ほんとねー」
菜々「ええ、この後すぐにせつ菜に変身しますので。部室で」
歩夢「ついに変身って言っちゃった……」
菜々「へ?」
歩夢「んーん、菜々ちゃんらしくて良いと思うよ」
菜々「えへへ」ペカァ
歩夢(かわいい)
ザワザワザワザワ
ギャーギャー!!
愛「ん? 何か部室から声が……」
侑「なんか騒がしいね。何かあったのかな?」
菜々「ふー……また一年生と三年生の皆さんがおふざけしているのかもしれませんね。全く……」
歩夢「あはは……」
スタスタスタスタ
ガラガラ
菜々「みなさん? なんの騒──」
果林「くーはっはっはっはっは!!!! ──甘かったわねぇ勇者ぁ? ……姫はもらっていくぜぇ……!!」
しずく「ゆ、ゆうしゃさま!! たすけてぇぇぇえええ!!」
エマ「おのれ……魔王……絶対に許さん(低音)」
かすみ「ゆ、勇者様! 追いかけようたぬー! たぬきかすみんも、い、一緒に、行くたぬー!!////」カァァァァ
璃奈「勇者、乗れ。馬車を用意した」
エマ「御者……!! たすかる……(低音)」
菜々「」
侑「」
愛「」
歩夢「えぇ……」
スレ立て代行、保守してくれた方々本当にありがとうございます。本日の夜続き更新します。
彼方「ふっははー!! どこでもロッカーのおかげでどこへでも行けるでござる~! 勇者殿! 拙者もぉ──あっ、皆おはよー」
エマ「すっごい、時間経つの早いねー」
かすみ「……そうですね……」
果林「もうみんな来たの!?」
菜々「……これは、どういうことでしょうか?」
しずく「ふぇ?」
侑「え!? 果林さんが抱えてるその子……!!」
歩夢「か、かわいい~……!!」キラキラ
侑「果林さん、その子誰!?」キラキラ
果林「え、えっとぉ……」
愛「なんかすっごくミニチュアしずくって感じがするね~!」
果林「この子はその……」
菜々「……とりあえず、その子を一旦降ろして頂いてもよろしいでしょうか?」
果林「え、えぇ」
果林「ごめんなさい、ちょっと降ろすわね~」 スッ
しずく「うん」 スタッ
果林「せ、せつ菜? なんか目が怖いわよ~……?」
菜々「至急生徒会室に来て頂いてもよろしいでしょうか?」
菜々「子供を連れ込むなんて信じられません。きっちりと事情聴取させて頂きますからね」
果林「まってまってまって」
果林「私が連れ込んだんじゃないわよ!?」
璃奈「せつ菜さん、みんな。私が説明するからちょっと廊下に来て」クイクイ
愛「え? ここじゃダメなの?」
璃奈「うん、ダメ」
侑「なんか複雑な事情がありそうだね。分かった。廊下に行くよ」
歩夢「事情も気になるけど皆の行動も気になるよ」
かすみ「見なかったことにして下さい、歩夢先輩」
エマ「私結構楽しかったよ~」ニコニコ
──
────
愛「………………」
侑「………………」
歩夢「………………」
菜々「………………」
璃奈「説明終わった」
彼方「みんな見事に呆然としているね~」
歩夢「そ、それもそうだよ」
愛「こんな事って、あるんだね……」
菜々「漫画みたいです……」
しずく「……うぅ……」
ササッ
彼方「おぉ?」
しずく「…………」モジモジ
エマ「彼方ちゃんの後ろに隠れちゃったねー」ニコニコ
彼方「彼方ちゃんの所に来てくれるなんて、感激ですな~」ニコッ
しずく「………………」ジー
侑「か、可愛い……!!」
侑「これは、ときめくよぉ……!!」
かすみ「とりあえず皆さん、ミニしず子にご挨拶を。この子なんか警戒心強くって挨拶しないとこんなになっちゃうんです」
歩夢「昔の侑ちゃんは誰にでも付いてっちゃってたし、これくらいの方が親は安心できるよね」
侑「いつの話してるのさぁ……」
歩夢「私は上原歩夢だよっ」
愛「アタシは宮下愛!」
しずく「ゆうちゃん、あゆむちゃん、あいちゃん……! 私はおうさかしずく、よろしくおねがいいたします」ペコリ
侑「はぁぁぁあああああ!!」キラキラ
歩夢「可愛過ぎるぅ……!! しずくちゃん、おいで~」ニコニコ
彼方「ほーらしずくちゃん? みんなとっても優しいから大丈夫だよ~、安心して」
しずく「う、うん! みんな優しそうー!」ニパー
歩夢「ッ~~~~~!!///」
侑「持って帰りたい……」
侑「しっかり者のしずくちゃんとのギャップが凄いよ……ときめいちゃう~!!」クビフリフリ
しずく「……あれ、あなたは?」キョトン
菜々「え? わ、私は……」モジモジ
菜々(ど、どうしましょう。あまりにも非現実的な展開についていけません)
菜々(けど、同時にこんな事を体験出来ることにテンションが上がってしまいます!)
菜々(ただ、今の私は中川菜々。生徒会長としてしっかりと接していかなければ!)
菜々(ファイト! 私!)
しずく「う、うん。よろしくね」
しずく「ななさん」
菜々「え? さ、さん?」
愛「あっれ~、なんかせっつーだけ距離置かれてるね~」ニマニマ
菜々「し、しずくさん? 私も皆さんのように気軽に菜々ちゃんで良いんですよ……?」
しずく「だって、なんかこわい……」プルプル
菜々「」
歩夢「な、菜々ちゃん……拗ねないで? ほら、せつ菜ちゃんになって元気だそ?」
菜々「……」プクー
歩夢「完璧に拗ねちゃってる……」
侑「それで皆はしずくちゃんと何してたの?」
エマ「おままごと~♪」
愛「お、おままごと!? そんな風には見えなかったんだけど……」
かすみ「設定がめっちゃくちゃ凝ったおままごとです」
かすみ「それにしても──しず子!!」
しずく「なぁに?」
かすみ「なんでかすみんが勇者の味方のたぬき役なの!? かすみんお姫様とかやりたかったし、動物ならもっとかわいいの猫とかがやりたかったのにぃ!」
かすみ「中途半端になりきれなくて、恥ずかしかったんだけど!」
しずく「かすみちゃん、なんかすごくたぬきっぽいから」
かすみ「むきー! もっと可愛いのにしてよー!」
璃奈「たぬき可愛いと思うけど」
璃奈「死んだフリとか得意らしいよ? たぬき」
かすみ「なんのフォローにもなってないよそれぇ!!」
しずく「ほんとーにすごい!」キャッキャ
エマ「えへへ~、お上手な子だねしずくちゃん~」ナデナデ
しずく「えへへ……もっとなでなでして!」
歩夢「え、エマさん! 次私がなでなでしたい!」
愛「愛さんも予約! 一緒に写真撮ろーよしずく!」
しずく「あわわわわ」アタフタアタフタ
彼方「人気者ですなぁ~微笑ましい限りだよ~」
彼方「おぉ?」
ギュュュュュュ
しずく「……ぅぅ」
彼方「どうしたのしずくちゃん~?」
しずく「……こ、こんなに色々なひとにかまってもらえるの初めてで、ちょっときんちょーしちゃう……///」
歩夢(やばい、閉じ込めていた感情が溢れ出しそう。抱っこしてあげたい)
侑「ぐ、グイグイ行き過ぎたかな……?」
彼方「そっかそっかぁ~」
彼方「しずくちゃん可愛いからみんな構いたくなっちゃうんだよ~。思いっきり甘えていいよー」
しずく「う、うん!」
エマ「しずくちゃんは彼方に懐いてるね~」
果林「ちょっと妬いちゃうわね」
しずく「み、みんな大好きだよ?」
しずく「けど、かなたちゃんは一番さいしょにご挨拶してくれたし、なんか安心するから……近くにいたい……」モジモジ
彼方「」
彼方「この子は今日から彼方ちゃんの二人目の妹です」
璃奈「違う、私の子。渡さない」
かすみ「桜坂家の子だよ」
桜坂家の子だよってツッコミ好き
菜々「私は含まれていないんでしょうね……」ポツーン
歩夢「な、菜々ちゃ~ん」アセアセ
侑「……せつ菜ちゃん」クイクイ
菜々「侑さん」
侑「耳、貸して」
菜々「? はい?」 スッ
侑「────」ヒソヒソ
菜々「……それで、いけるんでしょうか?」
侑「本当の自分をさらけ出す。それでいいんじゃないかな?」ニカッ
菜々「……ふふっ、そうですね」
菜々「──しずくさん!」
しずく「ふぇ!?」
菜々「見ていてください」メガネスッ
ファサァ
せつ菜「私は中川菜々であり、優木せつ菜なんです! よろしくお願いします!」ペカァ
しずく「わ、わああああああ!!」パァァァァ
しずく「すごい! 別人みたいになった……!!」
しずく「ななちゃんかっこいい! 役者さんみたい!!」
せつ菜「え、えへへへへへへ」
せつ菜「もっと呼んでください!!」
しずく「ななちゃん!」
せつ菜「くっふふふふ……!! しずくさん、可愛過ぎます!!」
果林「デレッデレじゃない……」
歩夢「侑ちゃん、せつ菜ちゃんになんて言ったの?」
侑「せつ菜ちゃんになって挨拶してみてって伝えただけだよ」
愛「さっすがゆうゆだね」
しずく「おまごとしよ!」
エマ「いつ聞いてもおまごとって言い方可愛い~」ホッコリ
彼方「ときめいちゃうよね~」ホッコリ
歩夢「あれ、だけどそろそろ練習の時間だよね?」
せつ菜「いえ、歩夢さん!」
せつ菜「しずくさんとのおままごとはただのおままごとではありません!」
せつ菜「設定がかなり練られた、演劇のようなおままごとです!」
せつ菜「これはスクールアイドルの表現力にも繋がるので、一種の練習ですよ!」
せつ菜「だからやりましょう!」
せつ菜「しずくさんとおままごと!!」
せつ菜「やりましょう!!!!」
歩夢「え、あぁ……うん」
璃奈「すっごい早口……」
彼方「せつ菜ちゃんもおままごとしたかったんだね~」
侑「しずくちゃん! おねえちゃん達とおままごとしよっか!」
しずく「わーい!」
かすみ「ねぇ、りな子」
璃奈「なぁにかすみちゃん」
かすみ「このしず子の動画、しず子が元に戻った時に見せたくない?」ニヤニヤ
璃奈「興味はあるけど恐怖もある」
璃奈「璃奈ちゃんボード『がくぶる』」
かすみ「にっしっしっし……たぬきの恨みです……動画撮って──」
しずく「かすみちゃん! 次はお姫様役おねがいしていーかな? 設定は──」
かすみ「りな子、さっきの動画の話は無しで」
璃奈「自己完結しないで」
果林「ふふ、次はもっと気合い入れていこうかしら」
エマ「果林ちゃん、さっきノリノリだったもんね~」
愛「愛さんも燃えてきたよー!」
歩夢「私もちょっとドキドキしてる!」
せつ菜「みなさん! あくまでも練習なのでしっかりと全力で演技するんですよ?」
彼方「みんな気合十分だね~」
彼方「さぁ、しずく監督」
しずく「へ!?」
彼方「キャスティング、よろしくね~」ナデナデ
しずく「うん!!」ニッコリ
後でしずくちゃんが動画見たらめちゃくちゃ恥ずかしがるであろう点も地味にポイント高い
愛「やー! おままごと、ほんっと面白かった~!」
せつ菜「無事、終わりを迎える事が出来て良かったですね! 大団円でした!」
歩夢「あはは、まさか1時間半掛かるとは思わなかったけれどね」
璃奈「魔王の悪い囁きに騙され闇堕ちしてしまいお姫様を暗殺しようとする勇者様の幼馴染役の歩夢さんの演技が迫真過ぎて怖かった。璃奈ちゃんボード『しろめ』」
かすみ「あれほんっっっっっとうに怖かったです……」
歩夢「や、やめてよ~。ほら、せつ菜ちゃんも言ってたけれど、あくまでも練習だから全力で……」
侑「あはは、泣いているかすみちゃんも可愛かったよ。私、勇者役やれてよかったって思った」ニコッ
かすみ「えぇー!? ほんとですか侑先輩~! かすみんもお姫様役やれて良かったです~!///」テレテレ
歩夢「………………」
果林「歩夢、目が演技している時に戻っているわよ?」ガクブルガクブル
エマ(ちょっとビビってる果林ちゃんかわいい)
彼方「わかるわかる~。彼方ちゃんも鬼役楽しかったよ~」
愛「定期的にこの練習続けても良いんじゃないかな!?」
せつ菜「いいですね! 私も賛成です!」
ワイワイ
キャッキャ
しずく「………………」
彼方「あれ? しずくちゃんどうしたの~?」
しずく「へ?」
しずく「あ、いや! んーん!! ちがうの!!」クビフリフリ
しずく「すっごく、楽しかった!」
しずく「ほんとに、ほんとうに楽しかった」
しずく「みんな演技じょーずだし、一つのミュージカルみたいなおままごとできて」
しずく「この時間がずっと続けばいいのに! っておもった!」
しずく「だけど……」ウツムキ
しずく「………………」
しずく「最近、私のまわりにおまごとしてくれる子はいなくなっちゃったの」
しずく「しずくちゃんとやるおまごとは難しくていやだって言って」
しずく「私と遊んでくれなくなっちゃったの……」
しずく「私とやる……おままごと。楽しかった?」
かすみ「……ぷぷ」
しずく「か、かすみちゃん?」
かすみ「そんな事心配してたのしず子~?」
かすみ「全く、しず子はいくつになっても心配性だな~」ニヤニヤ
璃奈「本当だね」
彼方「本質は変わらないよね~」ニマニマ
しずく「え? えぇ?」
果林「ふふっ、きっと皆考えている事は一緒よね」
愛「だね!」
エマ「言葉にして伝えてあげようよ♪」
せつ菜「そうですね!」
歩夢「ふふ、私も賛成! 皆、せーので合わせよ?」
侑「いいね、やろっか皆!」
彼方「しずくちゃん、聞いて~」
しずく「………………」ポカーン
歩夢「せーっの!」
果林「楽しかったわよ!」
エマ「楽しかったぁー!」
彼方「楽しかったよ~!」
侑「楽しかったっ!」
歩夢「楽しかった!」
せつ菜「楽しかったです!」
愛「楽しかったよっ!」
かすみ「楽しかった!」
璃奈「楽しかったっ」
しずく「──っ!!」
しずく「………………!!」
しずく「……あは、は……えへへ……!!」
しずく「みんな」
しずく「わたしも」
しずく「──楽しかった!!」
素晴らしい
しずく「友達も……いなくなっちゃったし……」
しずく「だけれど、設定を作るのもだいすきだし、やめられないの」
しずく「だから、今日もほんとうはちょっと心配で……みんな楽しいのかなって」
しずく「だからそのぉ……確認しちゃって……」モジモジ
歩夢「あはは、心配になっちゃう気持ち分かるな~」ナデナデ
歩夢「けど、大丈夫。本当に楽しかったよ、しずくちゃん!」
しずく「あゆむちゃん……!!」
しずく「ありがとう! あゆむちゃんの演技すっごくはくしんで、私も楽しかった!」
歩夢「あ、あはは……ありがと」
しずく「ゆうちゃん、なぁに?」
侑「このおままごと、辞める必要なんてないよ」
しずく「へ?」
侑「だってさ、しずくちゃんは設定を考えるの事も好きだし、それを活かしたこんなおままごとも大好きなんでしょ?」
しずく「うん……」コクリ
侑「大好きな気持ち、抑える必要なんて全くないよ」
侑「大丈夫だよ」
侑「私も、私達同好会の皆は」
侑「しずくちゃんの事──大好きだからっ」
しずく「!!」
かすみ「かすみちゃん……」
スッ
かすみ「かすみんの背中に乗って!」
しずく「え!?」
かすみ「ほら早く早くー」
しずく「う、うん」トテトテ
ダキッ、ギュ スタ
しずく「わわっ」
かすみ「これで皆とおんなじ目線になったでしょ?」
しずく「う、うん! すっごいたかい!」
かすみ「しず子~」
かすみ「友達いなくなっちゃったとか言ってたでしょ?」
しずく「……うん」
かすみ「安心してよ」
かすみ「かすみん達、みーんな」
かすみ「ずっと、ずぅ~っと! しず子の友達だからっ!」
かすみ「ねっ? りな子っ」ニカッ
璃奈「うんっ! 私達は皆」
果林「仲間で」
エマ「ライバルだけど」
愛「その前に友達だもん!」
しずく「みんな……」
せつ菜「これからもたっくさん遊びましょ! しずくさん!」
彼方「大賛成~!」
しずく「……うん! これからもたっくさんあそぼうね!」
せつ菜「どうかしましたか?」
侑「講堂、少し使えたりしないかな?」
せつ菜「講堂ですか? 多分使えると思いますよ? 本日の使用予定はどの部活も無かったので」
侑「じゃあさ! この後ちょっと使わせてもらおうよ!」
歩夢「あ、侑ちゃんの考えている事分かった」
愛「あはは! 愛さんも分かった!」
せつ菜「……そういう事ですか、分かりました」
せつ菜「今からちょっと使用許可を申請してきますね!」タッタッタッ
侑「ありがとう! せつ菜ちゃん!」
侑「みんな、聞いてっ」
果林「あら、また侑が良い提案してくれるのね?」
エマ「侑ちゃん、聞かせて聞かせて~!」
彼方「彼方ちゃん達、なんでもしますぞ~?」
かすみ「かすみんもです!」
璃奈「私も」
しずく「ん~?」キョトン
侑「スクールアイドルとしての歌を」
侑「この子に届けてあげようよ!」
侑「……ま、まぁ歌わない私が提案するのもアレかもだけどー」
果林「ふふっ、良いんじゃない? 大賛成よ」
エマ「侑ちゃん名案だよー! いい子いい子!」ダキッ、ナデナデ
侑「あはは、ありがとう」
歩夢「うん! 皆で聞かせてあげよ!」
かすみ「普通に歌うのじゃ面白くないですから、しず子が一番感動した人を指名してもらうとか面白そうですよね」
璃奈「かすみちゃん名案。負けないよ」
prrrrr!!
侑「あっ、せつ菜ちゃん! ──うん、うん! 分かったっ、ありがとうね!」
ピッ
侑「皆、講堂使用許可取れたって!」
愛「さすがせっつー! 仕事が刹那的に早い! せつ菜だけに!」
侑「ぷっはははははは!!」
歩夢「もー! 二人共遊んでないでいくよー!」
かすみ「それじゃ、しず子! このまま行こっか!」
しずく「な、なにが起きるのぉ?」
彼方「ふふーん」
彼方「お姉ちゃん達がいっちばん大好きな事をー」
彼方「しずくちゃんに見せてあげる~」
──
────
しずく(みんなが歌ったお歌)
しずく(ほんっとーにすごかった!)
しずく(演劇ではないのに、凄く引き込まれて)
しずく(みんながそれぞれつくる歌の世界のなかに、はいっていくみたいだった!)
しずく(一人一人が物語の主人公のようで)
しずく(すごく、すっごく感動した!)
しずく(となりで一緒に見ていたゆうちゃんも、とっても楽しそうに盛り上がっていて!)
しずく(わたしも声をだしていっぱいみんなを応えんした!)
しずく(見ている私達もひとつになっているようで、すっっっっごく楽しかった!)
しずく(これが、スクールアイドル!!)
しずく(いつか、私もスクールアイドルになりたい!!)
しずく(夢がひとつ、ひろがった気分でした!)
歩夢「ね、寝顔もかわいい~……!!」
かすみ「あはは、疲れて眠っちゃったみたいですね」
エマ「子供は起きている時に全力だからね~。電池切れちゃったのかな」ニコニコ
彼方「いやー、それにしても彼方ちゃんも動けなくなっちゃったよ~」
果林「全曲終わった後、彼方に抱き着いていっぱい感想を言った後すぐに寝ちゃったものね~」
璃奈「私に来てくれても良かったのに。璃奈ちゃんボード『にやにや』」
せつ菜「わ、私だっていつでもしずくさんを抱きとめる準備をしていましたよ!?」
愛「せっつー、しー! あんまり大きな声出すとしずく起きちゃうから」
せつ菜「あっ、ごめんなさい……」シュン
侑「横でぴょんぴょん跳ねながら応援するしずくちゃん、可愛かったな~」ニコニコ
侑「誰が一番良かったかについては結局、『ヒトリダケナンテエラベナイヨー!』って言っててすっごい共感しちゃった!」
かすみ「彼方先輩はいつも眠いじゃないですか」
彼方「かすみちゃん、彼方ちゃんはやる時はやる子だぞ~?」
エマ「でもいいね! 私達に舞い降りた天使の様なちっちゃいしずくちゃんとお昼寝タイム!」
果林「普段じゃ絶対出来ないものね、ちっちゃいしずくちゃんとお昼寝なんて。賛成よ~」
せつ菜「お昼寝は良いですが、講堂の使用時間と下校時間も決まっていますからアラームはセットしましょう!」
璃奈「彼方さんwithしずくちゃんの隣は私がいく」
愛「いや! そこはジャンケンでしょ! 早い者勝ちはナシだぞりなりー!」
璃奈「むっ、愛さんが立ち塞がるとは……負けない。璃奈ちゃんボード『メラメラ』」
歩夢「ふふっ、しずくちゃん起きたらビックリするかなぁ?」
侑「かもね! もしかしたらタイミング的に、元の姿に戻るかもだし」
璃奈「確かに、栄養ドリンクの副作用もそろそろ切れると思う。あくまでも予想だけど」
彼方「まぁまぁみんな。いつまでもおしゃべりはダメダメ~」
彼方「寝ると決めたらすぐにすやぴするのだ~」
エマ「だねー」
かすみ「この子の寝顔見てたら、かすみんも眠くなってきちゃいました」
彼方「それじゃあ、みんな~」
彼方「おやす……み~……」スヤスヤ
──
────
これがわたてんですか
しずく「……んん?」
しずく(あれ? 私、寝ちゃってたのかな)
しずく(……なんだか、幸せな夢を見ていた気がする)
しずく(優しいお姉さん達と遊んで)
しずく(歌を聴いて)
しずく(スクールアイドルを目指すきっかけを作ったあの頃を思い出すような夢を)
しずく「……ん?」
しずく(なんか……すっごく柔らかくて良い匂いが……)
しずく「……へ!?」
彼方「すやすや……zzz」
しずく「へ? え? か、彼方さん!?」
しずく(な、なんで私彼方さんに抱き着いてるの!?)
しずく(しかも、何故かみんな寝てる!? ここ、講堂だよね!?) キョロキョロ
しずく「ど、どういうこと……?」
彼方「んー……?」
しずく「あっ、彼方さん、起きました?」
しずく「これ、何があって」
彼方「えへへ……しずくちゃん、離さないよ~」
ギュュュュュュ
しずく「え、えぇええええ///」
彼方「スヤスヤ」zzz
しずく(彼方さん寝ぼけてる!?)
しずく(というか……彼方さんすっごく良い匂い……あー、もっとこの匂い感じて……──)
しずく(──い、いやいや! ダメよ桜坂しずく! 先輩の匂いを嗅ぐなんてハレンチな事ダメです!!)
彼方「むにゃむにゃ……可愛いしずくちゃんは……渡さないぞ~……」
しずく「っ!?/////」カァァァァァ
しずく(ど、どんな夢を見ているんですかこの人は~!!/////)
しずく「な、何がどうなってるのー!?」
彼方(しずくちゃんは無事元の姿に戻り、翌日を迎えた)
彼方(ちっちゃくなっていた事は全然覚えていないみたいで、私達の思い出にしようと提案があり)
彼方(内緒という事になった)
彼方「んー? どしたのしずくちゃん?」
しずく「………………」
しずく「み、皆さんの様子が変なんです!」
彼方「えぇ~? 朝練の時、特にそんな感じはしなかったけれど?」
しずく「なんか皆さん異常に!」
しずく「私に優しいんですよ!」
しずく「『しずくちゃん! 練習疲れたでしょ、マッサージしてあげる!』」
しずく「『しずくちゃん、喉乾いてない? 何かあったらいつでも教えてねっ』」
しずく「『しずく! ほらこれタオル! しずくの為に持ってきたんだよねー!』」
しずく「『しずくさん! 疲れた時はなんでも言ってくださいねっ!? なんでもしてあげます!』」
しずく「これ同時に言われた言葉ですよ!?」
彼方「しずくちゃんの演技力本当に凄いね~。誰が誰の言葉かすぐに分かるよー」
しずく「嬉しいお言葉ですけれど今は触れないで話を聞いてくださいー!!」
しずく「三年生の果林さんとエマさんは何かとすぐになでなでしてくれますし」
しずく「かすみさんと璃奈さんも、わざわざ昼間私の教室にまで来て『何か手伝う事ない?』って聞いてくれたんですよ!?」
しずく「明らかに皆さん変ですよー!!」
彼方「あははは~」
彼方「まぁ、あれだね」
彼方「しずくちゃん可愛いからみんな構いたくなっちゃうんだよ~。思いっきり甘えていいよー」
しずく「う、うぅ……彼方さんまでそんな事言う……///」
しずく「もうっ、いつもの皆に戻って下さいぃぃぃいいいいい!!」
読んでくれた方々、レスくれた方々本当にありがとうございました。励みになります。
それではおやすみなさい。
↓以下過去作。全て単品です。
しずく「そろそろそのキャラやめたら?」かすみ「あ?」璃奈「……ちっ」
遥「しずくさん、今日もウチに泊まっていくんですか?」しずく「はい!」
素晴らしいものを本当にありがとうございます…
乙
とてもよかった
乙
すごくよかった
ありがとうございました!!!!!
乙
次回作も楽しみにしてるよ