愛「りなりーがやってるゲーム、愛さんにもやらせてよ!」
愛「いつも部室で楽しそうにやってるの見て、愛さんもやりたいと思ってたんだよね!」
璃奈「うん。もちろん、大歓迎」
璃奈「でも・・・愛さんもやりたかったなら、言ってくれれば良かったのに」
愛「いやー、だってさ!せっつーとゆうゆう、それからぽむぽむとりなりーのいつメンで、コントローラ埋まってるじゃん」
愛「誰か追い出してまでやらせて貰うのは、悪いかな~と思って」
璃奈「愛さんがやりたいなら、いくらでも私が変わってあげたよ」
愛「まあまあ、細かいことは気にせずにさ!二人だけで楽しもうじゃん!」
璃奈「うん。そうだね」
愛「よし・・・ところでこれはスマブラ、で合ってるよね?」
璃奈「ううん。これは、『ARMS』ってゲーム」
璃奈「対戦ゲームという点では同じだけど、二つは全く別もの。ARMSの方が操作が少ないから、やりやすいと思う」
璃奈「簡単に言っちゃえば、パンチと掴みとガード、それから移動だけ」
愛「へー。初心者の愛さんには、わかりやすくて良いね!」
璃奈「とりあえず習うより慣れろで、対戦してみた方が良いかも」
璃奈「操作は教えるから、まずはキャラを選んで」
愛「は~い。じゃあ愛さんに少し似てる、この金髪お姉さんにしようかな・・・」
璃奈「私は、これ」カチカチ
愛「あはは。ごついオッサン選ぶんだね」
璃奈「基本操作は、こんな感じ」
愛「なるほど。つまりパンチにはガードすれば良いけど、ガードは”つかみ”に弱いわけか」
璃奈「そう。でも”つかみ”はパンチに弱いから、ちょうど三すくみになってる」
愛「それで、ゲージが溜まったら必殺ラッシュが使える・・・なるほど、大体わかった」
璃奈「とりあえず、一回やってみよう」
愛「ん。負けないぞ!」
璃奈「こっちこそ」カチカチ
愛「あー!!今のは不用意なつかみだった!」
璃奈「・・・よし」カチカチ
愛「あっ!やばい!やばい!やばい!」ガチャガチャ
璃奈「・・・」ガチャカチカチカチガチャガチャ
愛「あ~!また負けかー・・・」
璃奈「でも、危なかった…さすが愛さん、上達早い」
愛「ん。ありがと!要は、相手の拳を見切って返せば良いわけでしょ?」
愛「愛さんは、反射神経は割と良いからね!」
璃奈「もう既に、初めて2ヶ月経つ侑さんを超えてる」
愛「えー、ホント?」
愛「おっ。りなりー燃えてる~!さっきと違うキャラ?」
璃奈「悪いけど・・・ゲームで愛さんに負けるわけにはいかない」
愛「ふふっ。愛さんも、負けないよ!」
璃奈「ステージはランダム、と・・・それじゃ愛さん。準備はいい?」
愛「よし来い!」
璃奈「・・・いっちょ」
愛「アームズ!!」
ガラガラガラ
果林「あら。二人とも・・・まだ部室残ってたのね」
愛「!!?ちょっとりなりー、一旦タンマ!」
璃奈「・・・」ガチャガチャ
愛「りなりー、りなりー!」ユサユサ
璃奈「・・・ハッ。あれ、果林さん」
果林「どうやら、良いところで邪魔しちゃったみたいね」
果林「モデルの仕事で使う書類を、うっかり部室に置き忘れちゃって・・・今日中に記入しなくちゃならないものだから、わざわざ取りに来たのよ」
愛「ふーん…」
果林「それにしても・・・愛が璃奈ちゃんと一緒にゲームをしてるのは珍しいわね」
愛「ん。部室でりなりーとゲームするのは、初めてだと思う」
璃奈「愛さん、すごく上手なんだよ」
果林「へぇ・・・隠れた特技ね」
果林「ワタシも?」
璃奈「璃奈ちゃんボード、『ワクワク』」
果林「うーん・・・そういうゲームはめっぽうダメなのよ」
果林「悪いけど今回は、パスさせて貰うわ」
璃奈「ボード、『ションボリ』」
愛「ちぇー。愛さんの腕前、見せたかったのになー・・・」
果林「ふふ。愛ったら、よほど自信が付いたのね」
愛「お、いいね。これは負けるわけにはいかないよ!」
璃奈「・・・燃えてきた」
璃奈「今度はわたし、このキャラ使うね」ポチッ
愛「あれ。なんか変な見た目してて、あまり強くなさそうじゃない?」
璃奈「ワタシの得意キャラだよ。絶対に、負けない!」
愛「げっ。りなりーの得意なキャラはヤバイかも…」
果林「くすっ。璃奈ちゃんにコテンパンにされないように、頑張るのよ」ヒラヒラ
愛「ん。DiverDivaの名誉のためにも、負けないぞー!」
果林「璃奈ちゃんも頑張って」
璃奈「うん。絶対、負けない」
愛「じゃありなりー、準備はいいね?」
璃奈「いいよ。・・・いっちょ?」
愛「アームズ!!!!」
果林(楽しそうにゲームするのね)
愛「うおおおぉぉぉ!!」カチカチカチカチ
璃奈「・・・」ガチャガチャ
愛「ヤバイっ…ヤバイ!!」カチャッカチャ
璃奈「・・・」カチャッカチカチカチ
愛「りなりー、それずるいって!!」カチャカチャカチ
璃奈「ずるくない、これは勝負」
果林(確かに、璃奈ちゃんのアレはずるいわね)
愛「あっ、負けた~~~!!!」
璃奈「・・・よしっ」
果林「でも愛も善戦してたじゃない」
璃奈「まさか、ここまで追い詰められるとは・・・璃奈ちゃんボード『恐るべし』」
愛「もっかい!もっかいしよ!」
果林「負けたくない気持ちは分かるけど、既にけっこう遅いわよ?」
愛「それでも、このままじゃ引き下がれないよ」
璃奈「うん。受けて立つよ、愛さん」
愛「それで、カリンはどうするの?」
果林「・・・」
果林「二人が戦うの見てるの…結構楽しいから、もう一試合だけ付き合うわ」
愛「お、いいね~!」
璃奈(果林さん本当は、やりたいんじゃ・・・)
璃奈(さすが愛さん・・・鋭い)
璃奈「でも私は、このままでいくよ」
愛「ん・・・ちょっと待って、精神統一」コキコキ
璃奈「じゃあ私も」指パキポキ
愛「・・・ふぅーーーっ」
璃奈「璃奈ちゃんボード、『全集中』・・・」
果林(あのボード、意味あるのかしらね?)
璃奈「・・・スゥ」
果林(すごい緊張感・・・!)
愛「・・・いっちょ」
璃奈「アームズ!」
せつ菜「皆さん!!!!!!!!!!!!!!もう下校の時間ですよ!!!!!!!!!」ガラガラガラ
愛「ぎゃあああああああ!!!!」
璃奈「・・・ぅぉっ」ビクッ
果林「・・・!」ビクゥゥゥッ
愛「せ、せっつー・・・声デカ過ぎ」ドキドキ
璃奈「心臓、止まるかと思った」ドキドキ
せつ菜「そ、それはすみません…!何やら部室にまだ人が残っているようでしたので、お声かけをと、、、」
せつ菜「ってあれ、ARMSをやっているのですか?愛さんと果林さんも一緒と言うのは、珍しいですね」
果林「あぁ、でも私は見ているだけ…」
せつ菜「と言うことは!!!ここに私も加われば、2vs2のチーム戦が出来るという訳ですよね!!」キラキラ
せつ菜「くぅー、熱いですね!!打倒DiverDivaです!!」
せつ菜「璃奈さん、頑張りましょうね!!!」
璃奈「・・・」
愛「だってよ、カリン。どうするの?」
果林「えぇ・・・?初心者の私なんかが混ざって、大丈夫かしら?」
果林「それにその組み合わせだと、向こうは経験者二人になっちゃうじゃない」
愛「んー、確かに」
せつ菜「あ、多分大丈夫ですよ!!」
せつ菜「むしろ璃奈さんの足引っ張ってしまうかもしれませんね!」
果林「・・・せつ菜」
璃奈「仮に、もしそうだとしても大丈夫。ゲームは、楽しむことが一番大事だから」
愛「うんうん。そうだよね!」
璃奈「果林さん。一緒にやろ?」
愛「まぁ愛さんに任せなって!DiverDivaは負けないぞー!」
果林「・・・うん」
愛「よしきた!」
せつ菜「うおお!!!燃えますね!!!」
璃奈「よし。じゃあ私が果林さんに操作方法教えるから、少し待ってて」
せつ菜(あれ?そこからですか?)
果林「よろしくね、璃奈ちゃん」
璃奈「任せて。えーと、まずは使うキャラを選択して・・・」
せつ菜「す、すみません・・・私また何か、空回りしてませんでしたか?」ヒソヒソ
愛「あー、気にしない気にしない。結果的にせつ菜のお陰で、カリンも参加してくれることになったしさ」ヒソヒソ
せつ菜「今日は自主練習をしようと、生徒会の雑務があるから遅くなると家には伝えてあるんです」
せつ菜「ところが案外暗くなって来てしまったので、予定を早めて帰ろうかと思っていたのですが・・・」
愛「部室に残って、一緒にゲームってわけだ」
せつ菜「うっ・・・やっぱり、まずいですかね」
愛「まぁまぁ、たまには良いじゃん!メンバー間の仲を育むのだって、大事な活動だよ?」
愛「それに・・・この四人で集まって何かするなんて、滅多にないことじゃん?楽しまないと損だよ!」
せつ菜「・・・えぇ。その通りです」
愛「せっつー、どしたの?」
せつ菜「私も少しは・・・カタブツから抜け出すことが出来たでしょうか」
愛「なに。そんなこと、気にしてたんだ?」
せつ菜「はい。そして、こういう高校生らしい事にずっと憧れてました!」
せつ菜「放課後、部室に残ってダラダラ時間を過ごす・・・毎日となると頂けませんが、一度くらい私もやってみたかったんです!!!」
愛「あはは。せっつー、良いじゃん」
愛「せっつーがしたいなら、アタシが幾らでも付き合ってあげる!」
せつ菜「ふふっ。程々に、ですよ!」
璃奈「それで、このボタンを押すと腕が両方飛んで・・・」
果林「へぇ。なるほど」
璃奈(せつ菜さんと愛さんって、あんな風に楽しそうに話すんだ)
果林(せつ菜と愛って、あんなに楽しそうに話すのね・・・知らなかったわ)
果林「確かに、シンプルはシンプルだけど・・・実際にやってみないと何とも言えないわね」
愛「じゃあ早速、チーム戦してみよっか!」
せつ菜「はいっ!!!!」
璃奈「おー」
璃奈「あ。えーと、果林さん。最初はこのキャラと、このアームが使いやすいかな・・・」
果林「ありがとう。なかなか、カッコイイじゃない」
せつ菜「果林さんのイメージにも、ピッタリ合ってます!」
果林「ふふっ。そう?」
璃奈「よし。それじゃ、早速行くよ・・・」
璃奈「いっちょ?」
せつ菜「ARMS!!!!!!!!!!!」
愛(声デカっ)
せつ菜はなんやかんや器用そうだからそれなりなイメージ
果林(なるほど。2vs2と言っても実質、1vs1が同じフィールドに2組できるだけなのね)
果林(それで、私の相手は・・・)
せつ菜「果林さん!負けませんよ!!」
果林「ふふっ。私だって勝負するからには、負けるつもりはないわ」
せつ菜「受けて立ちます!!せつ菜パンチ!!!✊せつ菜ブロウ!!!👊」
果林(これ、けっこう防ぐの難しいわね・・・ならこっちもお返しよ)✊✊
せつ菜「グハァぁぁあ!!やりますね、果林さん!!」
果林「ふふっ。どうも」
あと、序盤にARMSのゲーム解説入れちゃったんで勘違いさせてしまったかもしれませんが、四人が放課後の部室でゲームするという事が主題であり
このゲームへマニアックに踏み込むことは無いのでご安心ください
それではおやすみなさい
璃奈「・・・」カチカチカチ
せつ菜「うおお!!!二方向からパンチが飛んできました!!!」ガチャガチャ
果林「ふふふ」ポチポチ
せつ菜「果林さん!初めてにしては上手過ぎます!!」カチャカチャカチャ
果林「せつ菜こそ、下手だって言う割には良いパンチ出すじゃない?」カチャッカチャカチャ
せつ菜「!!・・・ありがとうございます!!」ポチポチ
愛「・・・っし」カチャカチャ
璃奈「・・・」ガチャガチャガチャチャチャ
璃奈「えへん、歩夢さん相手に練習した」カチャカチャカチャチャ
愛「へー・・・歩夢って、上手いの?」ポチポチ
璃奈「歩夢さんは・・・実はかなりのゲーマーなんじゃないかと思ってる」カチャカチャ
愛「え、歩夢が・・・?」ガチャチャチャチャガチャガチャガチャ
璃奈「動きがたまに、ゲーマーのそれに見える時がある」カチャカチャ
愛「ふーん・・・」ガチャガチャ
せつ菜「うおおおおお!!!!やばいです!!!!!」ガチャガチャッカチャ
せつ菜「璃奈さん!!!助けてください!!助けてください!!!」
璃奈「待ってて、すぐ行く」ガチャガチャガチャ
せつ菜「やばいです…やばいです!」
果林「ふふっ。逃がさないわよ」✊ポチッ
璃奈「・・・」👊👊ポチポチ
果林「あら璃奈ちゃん、すごいパンチね」
璃奈「・・・」エヘン
果林「そうね。まずは、せつ菜から狙うってところかしら」カチカチャ
せつ菜「ひぃっ!」カチャカチャ
璃奈「させないよ」ガチャガチャカチャカチャカチ
愛「よし、行くぞー!!」ポチポチ👊
~~~~~~~~~~
せつ菜「うおお!!せつ菜スカーレットファイアー!!!!」
果林「・・・」ポチポチ
せつ菜「あれ!ガードされてしまいました」
璃奈「・・・ぶふっ。せつ菜さん、必殺技出す前に叫んじゃダメ」カチャカチャ
愛「せっつー、面白すぎ」ガチャガチャガチャ
せつ菜「ですが・・・必殺技はやはり、叫ばなくては」ポチポチガチャ
せつ菜「私は、そういうヒーローが好きなんですよ!!」カチャカチャ
果林「・・・」✊ポチッ
せつ菜「あぁ!やられてしまいました…後はお願いします」
璃奈「ん。任せて」
璃奈「・・・」✊✊✊
愛「うわっ!逆転された!」
せつ菜「凄い!さすが璃奈さんです!!」
璃奈「ギリギリの戦いだった」
果林「まさか2対1から逆転されるなんて、、、凄いわねぇ」
璃奈「璃奈ちゃんボード『えへん』」
愛「DiverDivaも、もっと修行しなきゃ」
果林「ふふ、そうね」
せつ菜「あ、私もこの辺で上がらせていただきます!」
愛「そっか。りなりー、アタシ達はどうする?」
璃奈「うーん。愛さんが続けたいなら、私も付き合う」
愛「そう?・・・」
璃奈「…うんっ」
果林「ふふっ。程々にしておくのよ」
菜々「戸締りだけ、よろしくお願いしますね」
愛「はーい」
果林「じゃあ、また明日」
菜々「お疲れ様でした」
愛「まったねー!」
璃奈「おつかれさまでした」ペコリ
菜々「えぇ。といっても僅かですが」テクテク
菜々「ところで、果林さんがゲームに興味がおありとは、少々意外でした」
果林「普段は全然やらないんだけど…二人があまりに楽しそうにしてるものだから」
果林「ついつい、眺めちゃったのよ」
菜々「ふふ。分かる気がします」
菜々「これからも、ゲームを続ける気は無いのですか?」
果林「うーん。やっぱり私は、見ている方が楽しいわ」
果林「また思い出したように、やらせてもらうかもしれないけど」
菜々「なるほど、そうですか」
菜々「まぁ、あの二人なら羽目を外しすぎる事も無いでしょう」
菜々「それに・・・」
果林「それに?」
菜々「恐らくですが・・・璃奈さん達は、二人きりでゲームしたいとも思っていたはずです」
菜々「そこに加えて頂いたのですから、あまりうるさい事を言うつもりはありませんよ」
果林「やっぱり、そう思った?」
菜々「あの二人は、とりわけ仲が良いですからね」クスッ
果林「せつ菜は気が付いた?」
菜々「…何にですか?」
果林「ゲームしてる時の、愛のことよ」
菜々「愛さん?どうかしたのですか?」
果林「それが、可愛らしいことにね・・・」
愛「おっ。やるなぁ」ガチャガチャポチポチ
璃奈「・・・」カチャカチャカチャカチャ
愛「これならどうだ」ポチポチ✊
璃奈「・・・いたっ」
愛「よしっ。いけるかも」ガチャガチャポチポチ
愛「うわっ、なにそれ!」ガチャガチャ
璃奈「・・・」✊✊ポチポチ
愛「あ!ちょっ、ちょ!!」カチャッカチャカチャ
愛「あちゃー。負けた・・・」
璃奈「璃奈ちゃんボード、『WIN』」
璃奈「あ・・・もう、こんな時間」
愛「そろそろ、帰ろっか。途中まで送るよ」
璃奈「うん」
~~~~~~~~~~
愛「うーー、寒くない?」テクテク
璃奈「寒い。こんな遅くまで学校残ったの、初めてかも・・・」テクテク
愛「夏が終わったばかりなのに、風が冷たいな~・・・」ブルブル
璃奈「でも、今日は楽しかった・・・ありがとう、愛さん」
愛「ううん、こちらこそ!」
愛「うん」テクテク
璃奈「オンライン対戦とか、一人でするのも好きだけど・・・」
璃奈「でも一箇所に集まって、ワイワイしながらゲームするのが一番楽しい」
愛「ん。やっぱ、そうだよね!」
璃奈「本当…?そんなに顔、変わってる?」
愛「うん!敵を倒した時に、えっへんって顔したり、やってやるぞーって顔したり!」
璃奈「そ、そうかな・・・」
愛「そうだよ!」
璃奈「というか愛さん、そんなに私の顔見てるの?」
愛「え?」
愛「ゲームも楽しいけど、りなりーのこと見てるのもすごく好き!」
璃奈「…そうなんだ」
愛「あ。別に、手抜いてるわけじゃないよ!たまに、チラッチラッとね?」
璃奈「・・・なんか、恥ずかしい」
愛「そう?別にいいじゃん。減るもんじゃないしさ」
愛「えぇ~?」
愛「愛さん、寂しいぞー!」
璃奈「わ、私はここでお別れ・・・また明日」ダッ
愛「あ。りなりー、気をつけてね!バイバイ!」
璃奈「バイバイ」タッタッタッ
愛「変な、りなりー…」
璃奈(なんで)
璃奈(なんでこんなに、ドキドキするんだろ)
璃奈(でも私・・・今、すっごく嬉しい)
璃奈「また明日も…愛さんとゲーム、出来るかな」
~~~~~~~~~~
侑「うわっ!愛さん上手い!!」カチャカチャ
愛「でしょ?ほれほれ!」✊✊ポチポチ
せつ菜「愛さんと璃奈さんが組むと、手がつけられませんね!」カチャッカチャ
かすみ「はいっ、はいっ!次かすみんもやりたいです!」
せつ菜「では、私が変わりますね」
しずく「かすみさん、大丈夫?」
しずく「以前璃奈さんにコテンパンにされて以来、二度とやらないって言ってませんでしたっけ?」
かすみ「ぐぐっ…今日こそ、りな子を倒すから!!」
璃奈「望むところだよ」
歩夢「わ、私はそんなに上手くないけど…」
侑「そうだよ!歩夢けっこう上手くてさ」
愛「じゃあコントローラ、歩夢に渡すね」
歩夢「あまり…期待しないでね?」
愛「まぁ。楽しむのが、一番だからね!」
「そんなつもりは無いんだけど、ごめんね…!」✊👊✊👊ポチポチ
「さっすが歩夢!」
「まだまだ!かすみんの辞書に、諦めると言う言葉はありませんからね!!」
せつ菜「確かに、見ている方もかなり面白いですね。これ」
果林「そうでしょ」
愛「ふふっ。だよね~!」
せつ菜(・・・それに)
愛「なんのこと?」
果林「愛はずっと、璃奈ちゃんの事見てるのね?」
愛「えっ。そうかな」
果林「昨日から、ずっとそうよ」
愛「ふふっ。そう言われるとなんか、恥ずかしいんだけどさ」
果林「コロッコロ、ねぇ」
璃奈(・・・)カチャッポチッ
せつ菜「どちらかと言えば、淡々と殺戮しているように見えますが・・・」
愛「そう言われてみれば昨日の方が、もう少しイキイキしてた気もする」
果林「ふーん?」
せつ菜(璃奈さんの気持ち…なんとなく分かる気がしますよ)
愛「え?」
果林「そうね。璃奈ちゃんに信頼されてるのよ、きっと」
せつ菜(オタクに優しいギャルを、突き詰めたような人ですからね。愛さんは!)
愛「んー。愛さん、関係あるのかな…」
果林「口元、にやけてるわよ」クスッ
愛「えっ。あ、そうだったら嬉しいけど!!///」
果林「何も取ろうなんて、思ってないけど」
せつ菜「くすっ」
愛「…/// アタシも、ゲームしてくる!」
果林「行ってらっしゃい」
愛「ゆうゆう、次変わって!!」
侑「あ、愛さん。私のカタキ取ってよ!」
愛「任せて!」
璃奈「愛さん」ボード『>▽<』
璃奈「今日は私より、前に座って」
愛「ちぇー。はいはい」
果林(璃奈ちゃんに、愛。それから歩夢・・・見るからに危ない卓が出来上がったわね)
しずく「かすみさん。次こそ頑張って?」
かすみ「う、うぅ…今度こそは、今度こそはー!!」
歩夢「うんっ!」
愛「よし来い!」
かすみ「負けませんよ!」
璃奈「それじゃ、行こっか。・・・いっちょ?」
「「「アームズ!!!」」」
終わり
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