綴理「にゃあるどえんど」【SS】
綴理『人類、ほろんじゃったね』
お麩『にゃあ』
綴理『あれ、ボクも人類か。じゃあまだほろんでない?』
お麩『にゃあ?』
綴理『うーん…』
綴理『お腹すいたね。おでん食べよっか』
お麩『にゃあ!』
綴理『昨日いっぱい植えたから、土の中おでんだらけかもしれない』
綴理『食べきれなかったらどうしよう…?』
お麩『にゃあ~』
綴理『そうだね。食べきれなかったら、後で食べよう』
綴理『楽しみ』フフフ
お麩『んにゃあ』ココホレ
綴理『そこは…赤巻?』
お麩『にゃあ!」
綴理『おいしい赤巻できてるかな…できてるといいな……』ホリホリ
綴理『む。出てきた!』バサッ
赤巻『にゃあ』ヒョコ
綴理『にゃあ』
赤巻『にゃあ!』
綴理『赤巻がない』
赤巻『にゃあ!!』
綴理『ボクの赤巻は…?』
赤巻『にゃあ!!!』
綴理『うーん…赤巻…』
綴理『あ、そうだ。忘れてた』
綴理『土に埋めると”にゃあ”になるんだった』
お麩『にゃあ』
赤巻『にゃあ』
綴理『もしかして他のおでんも……』ホリホリ
こんぶ『にゃあ!』
ちくわ『にゃあ!』
はんぺん『にゃあ!』
綴理『みんな、”にゃあ”…!』
綴理『前にもこんなことあったような…また同じことしたんだ、ボク…』
綴理『おでん食べたかった…』
お麩『にゃあ?』
綴理『”にゃあ”は食べないよ。土の味するし』
お麩『にゃあ…』
綴理『お腹すいた…』ユラユラ
「…………い…」
綴理『”にゃあ”にも、ごはん食べさせてあげないと……』ユラユラ
「…………さい……」
綴理『おでん…おでん………』
「起きてください、綴理先輩」
綴理「……」
綴理「あれ…。ボク、外にいたのに……」
さやか「なに寝ぼけてるんですか。もう朝ですよ、さあ起きて!」
綴理「朝…」
綴理「……」
綴理「お腹すいた…」
さやか「朝食、用意してありますよ」
綴理「…ありがとう、さや」
さやか「先輩、寝言で変なこと仰ってましたけど…一体どんな夢を見ていたんですか?」
綴理「……」
綴理「うーん、忘れた」
さやか「そうですか…?まあ夢のことですからね」
綴理「あ、おでんの夢だったかもしれない」
さやか「それは先輩が今食べたいだけでしょう?」
綴理「そう、かな。…そうかも」
さやか「ふふふ。おでんなら、ちゃんと仕込んでありますよ!」
綴理「わーい」
綴理『うちに”にゃあ”が増えた』
赤巻『にゃあ』
こんぶ『にゃあ』
ちくわ『にゃあ』
はんぺん『にゃあ』
綴理『壮観…!』
赤巻『にゃあ!』
綴理『こんぶの”にゃあ”は薄っぺら~』
こんぶ『にゃあ~』ヒラヒラ
綴理『この子は穴あいてるからちくわだ』
ちくわ『にゃあ?』
綴理『まっしろ。キミははんぺんの”にゃあ”?』
はんぺん『にゃあ!』
綴理『”にゃあ”がいっぱい』
お麩『にゃあ』
綴理『うん。もちろんキミのことも忘れてないよ』
お麩『にゃあ~!』
お麩『にゃあ?』
綴理『そう、ボクのおでんがないんだ』
綴理『あと、”にゃあ”たちのエサも』
お麩『にゃあー』
綴理『え、”にゃあ”は食べなくても平気?』
お麩『にゃあ』
綴理『そっか。じゃあボクのごはんを探さなきゃ』
綴理『冷蔵庫…なにもない』ガチャ
お麩『にゃあ…』
綴理『…お出かけしよっか』
お麩『にゃあ!』
お麩『にゃっにゃっ』
綴理『村まで降りてきた。ごはんあるかな』テクテク
お麩『にゃあー』
綴理『……ん?あれは』
お麩『ノー…ノー…』
お麩『ノーーー…』
綴理『…”にゃあ”の群れだ』
お麩『にゃ、にゃあ…』
綴理『そうだね。危険なかおり…あまり近づかないようにしよう』
お麩『にゃあ…』
綴理『仕方ないね。とりあえず、家に帰って…』
『んにゃあああ!!』
綴理『!!』
綴理『今…赤巻の”にゃあ”の声が…!』
お麩『にゃあ!!』
綴理『うん。助けに行かなきゃ…!』
赤巻『にゃ、にゃあ…』
こんぶ『にゃあ…』ヒラヒラ
はんぺん『…にゃにゃあ!』バッ
ちくわ『にゃっ!?』
はんぺん『…にゃあ!』
お麩『ノー…ノー……』ジリジリ
お麩『ノーーーーー!!』フシャー!
綴理『喧嘩、やめて…!』ササッ
はんぺん『にゃ…!』
お麩『ノー…』ギロリ
綴理『大丈夫?』
赤巻『にゃあ…』
綴理『大丈夫そうだね、よかった』
綴理『わ、どっか行った!』
お麩『にゃあにゃあ…』
綴理『うん…悲しいね…』
綴理『村長がいなくなってから、村人たち、がんばってたけど…』
綴理『結局みんな、”にゃあ”になっちゃったんだ……』
お麩『にゃあ…』
綴理『うん、どうしようもないよ…こんな世界だし』
綴理『……』
綴理『…太陽、ひび割れちゃってるし』
綴理『ん?どうかしたの』
お麩『にゃにゃあ……にゃあ!!』
綴理『後ろ…?』クルッ
ゴオオオオオ…!
綴理『!?』
綴理『火が…燃えてる…』
綴理『あれ……あそこって…』
綴理『あ…ああ……ボクたちの家が……!』
綴理『家がなくなったら…もう帰れない…』
赤巻『にゃあ!にゃあ!』
お麩『にゃあ…』
綴理『攻げきはだめ…。ボクはともかく、キミたちが危ない』
綴理『こんぶは薄っぺらだからすぐやぶけちゃうし』
こんぶ『にゃあ…』
綴理『ちくわは穴あいてるし』
ちくわ『にゃあ?』
綴理『はんぺんはふにゃふにゃだし』
はんぺん『にゃ…にゃあ…』
お麩『ノー…ノー…』ゾロゾロ
綴理『わ!さっきの”にゃあ”たちが帰ってきた…!』
赤巻『にゃにゃ!』
お麩『にゃあ!』
綴理『う、うん…。早く、この村から逃げよう…!』
綴理『あの村には戻れない…』
お麩『…にゃあ!』
綴理『励ましてくれてるの?やさしいね、よしよし』ナデナデ
お麩『にゃあ~』
綴理『こっちの方まで来たのは初めてだけど…』
綴理『やっぱり、どこにも人はいないね』
綴理『みんな…”にゃあ”になっちゃったのかな…』
お麩『にゃあ!』
綴理『ん…?』
『あう……あー…』ガリガリ
綴理『あっ!ひかげ虫…』
綴理『は人なのに…ずっと日陰にいるゾンビ…』
ひかげ虫『あぐ……あぃ…』ガリガリ
綴理『村の人たちも、最初はこんな感じだったね…』
綴理『みんな暗いところに集まって、必死に土を掘って…』
綴理『でもここは地面が硬いから、掘れないんだ』
ギラギラ
綴理『あ、太陽が揺れはじめた!』
ひかげ虫『ああ!あああ……うがああ…!!』
綴理『ひかげ虫…』
綴理『光が当たって苦しそう…』
お麩『にゃあ!』
赤巻『にゃあ!』
こんぶ『にゃあ!』
ちくわ『にゃあ!』
はんぺん『にゃあ!』
ひかげ虫『あがっ、あが………あ?』
綴理『ボクと”にゃあ”たちが合体して、大きな影になる』
綴理『こうしたらもう、苦しくないでしょ?』
ひかげ虫『……ああ…あ…』ノソノソ
綴理『よかった。ちゃんと日陰に行けたね』
綴理『だったら、できるだけ…苦しくないようにしてあげたい』
綴理『ボクにできることは、多くないと思う』
綴理『…でも!』
綴理『ボクがこの世界のみんなを、守ってみせる…!』
綴理「んー……まもってぇ…みせぅ…」
先生「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。これは美人を形容する言葉ですが…」
綴理「すやぁー…」
先生「…夕霧さんは、授業中によく堂々と眠れますね」
クラスメイト「眠る姿は薔薇の花ね」クスクス
綴理「にゃあ……」
綴理「…」ホリホリ
綴理「…」ホリホリホリ
綴理「ない…」
綴理「どこにいったんだろ……」
さやか「綴理先輩。やっと見つけました」
綴理「あ、さや」
綴理「うん。ボクはどんぐりを探してるところ」
さやか「どんぐりですか」
綴理「確かこの辺りに埋めておいたんだ」
さやか「あ、綴理先輩が埋めたんですね…。それでお目当てのものはありましたか?」
綴理「ない…なんにも……」
綴理「あるのは、根っこだけ」
さやか「そうですね。なにせ木の近くですから」
綴理「ごめんさや。プレゼントのどんぐりあげられなくて」
さやか「え。いや、いいですけど…」
綴理「ボクのどんぐり、土に食べられちゃった…。これが食物連鎖か」
さやか「なんだか微妙に違う気が…」
綴理「あー、そっか。さやのお弁当楽しみ」フフフ
さやか「ふふ。それじゃあ手を洗って、教室に行きましょう」
綴理「うん……」
綴理『……』
綴理『ここは…』
お麩『にゃあ?』
綴理『あ、そうだ』
綴理『ボクたちの家が燃えたから、町まで来てたんだ』
綴理『それでボク…この世界の人を守ろうとしてて…』
お麩『にゃあ』
綴理『壊れた家、荒れた道』
綴理『太陽はやっぱりひび割れてる』
綴理『…町の中を探索してみよう』
お麩『にゃあ!』
綴理『うう…痛そう』
綴理『ずっと地面を掻いてるから、指が…』
綴理『もうこれ以上掻かないよう、亀みたいにひっくり返しておこう』ヨイショ
ひかげ虫『ぐう…』コロン
ひかげ虫『がああああああ!!!』
綴理『!?』
ひかげ虫『いだい゛ぃ!あなぁ…!』ジタバタ
綴理『わあ、もっと苦しそう…!』
綴理『…戻しておいてあげよう』ヨイショ
ひかげ虫『あぐうぅ……ああぁ…』ガリガリ
綴理『喜ぶと思ったんだけどなぁ…』
お麩『…にゃあ』
綴理『そうだね…。この人はそれを望んでなかったんだ』
綴理『”にゃあ”になった方が、幸せなのかもしれない…』
お麩『にゃあ』
綴理『うん。ひかげ虫いっぱいだ』
ひかげ虫『あうあー…』ガリガリ
綴理『…みんな、地面に潜れなくてつらそう』
綴理『助けてあげたいけど、ボクにはなにもできない』
綴理『ごめんね…』
お麩『にゃあ…』
ビュオオオン
こんぶ『にゃあ~』ヒラヒラ
綴理『ああ!こんぶの”にゃあ”が飛んでる…!』
こんぶ『にゃあ~~~』ヒラヒラ
綴理『薄っぺらだから風に運ばれちゃった』
綴理『待てー』テテテ
はんぺん『にゃあ!』ドン
ちくわ『にゃあ!』スポン
赤巻『にゃあー!』ピューン
綴理『わっ、”にゃあ”の連携…!』
お麩『…にゃあ!』パクッ
こんぶ『にゃあ~』
綴理『にゃいすキャッチ…!』
綴理『おでん”にゃあ”たち、すごいかもしれない』
綴理『…あれ』
綴理『気づいたら、町の奥まで来てた』
お麩『にゃあ!』
綴理『ん…?』
『つらいめぐ…』
綴理『…!』
綴理『なにしてるの?床にねころんで』
めぐ『動けないめぐ…』
綴理『あ、ほんとだ。がれきで足が挟まってる』
めぐ『痛いめぐ…つらいめぐ…』
綴理『待ってて。今、助けるから!』
めぐ『……いらないめぐ』
綴理『!』
めぐ『むりめぐ…どうしようもないめぐ…』
めぐ『もうこれ以上みんなに、迷惑かけたくないめぐ…』
綴理『あ……ああ…』
お麩『にゃあ!』
綴理『ううん、だめ…。また同じ失敗しちゃう…』
綴理『さっきのひかげ虫も、喜ぶと思って助けたけど…つらい思いをさせるだけだった』
綴理『めぐも…助けてほしくないって思ってるから』
綴理『ボクにできることなんて、なにも……』
お麩『にゃあ!!』プニュ
綴理『にゃあ…!?』
綴理『…!』
お麩『にゃにゃあにゃあ…にゃ!にゃあにゃにゃあ!』
綴理『でも…ボクはどうしたら』
お麩『にゃあ…!にゃあ、にゃあ……!』
綴理『…そっか、そうだね』
綴理『このままは、よくないね…』
めぐ『うう…ううう……』
綴理『めぐ。ボク助けるから!』
めぐ『!!』
めぐ『…もう、ほっといてめぐ』
綴理『だめ。もう決めたから!』
めぐ『…!』
綴理『…にゃあ!』
赤巻『にゃあ!』
こんぶ『にゃあ!』
ちくわ『にゃあ!』
はんぺん『にゃあ!』
お麩『にゃあ!』
めぐ『めぐ…』
綴理『んー……!』グググ
お麩『にゃあー…!』グググ
綴理『……』
綴理『重くて持ち上がらない…』
綴理『このがれきをどかさないと、めぐは一生ねころんだまま…』
綴理『なんかしなくちゃ…!』
「………………り…」
綴理『でも、ボクたちには力が足りない…』
「………え……る…?」
綴理『どうすれば……』
「ねえ、綴理。…聴こえているかしら?」
綴理「……」
梢「もう、ねぼすけ。廊下で寝るなんて信じられないわ」
綴理「…なにやってるの?」
梢「はぁ…。見てわかる通り、資材の運搬途中よ」
綴理「ほんとだ。一人だと重そうだね、手伝おうか?」
梢「いえ…そうしてもらおうかと思ったけれど、やっぱりいいわ。私一人でなんとかするから」
梢「よいしょ」ムキムキ
綴理「……筋肉」ツン
梢「ひゃあ!?なにしてるのよ、綴理!」
綴理「こず、ムキムキ」ツンツン
梢「もう、危ないからどいて頂戴」
綴理「……」
梢「…え、綴理?」
綴理「ムキムキ…」ウト
梢「どうして舟を漕いでいるのかしら…」
綴理「ムキ…ム…キ……」ウトウト
梢「ねぇ、嘘でしょ…?立ちながら寝るつもり!?」
梢「ちょっと!綴理……」
綴理『……』
お麩『にゃあー!』グググ
赤巻『にゃあー!』グググ
こんぶ『にゃあー!』グググ
ちくわ『にゃあー!』グググ
はんぺん『にゃあー!』グググ
めぐ『むりめぐ…なにやってもむだめぐ…』
綴理『そうだ、がれきのせいでめぐは動けないんだ…』
綴理『…ムキムキが必要?』
めぐ『めぐ…?』
綴理『…ちくわ!』
ちくわ『にゃあ!』ピョン
綴理『ここだと壁で見えないね…』
綴理『高いところに行こう』
ちくわ『にゃあ!』
綴理『ちくわの利器…』
ちくわ『んにゃあ…』ニョイーン
綴理『ムキムキ…ムキムキ……』
綴理『ムキムキはいずこ……』
綴理『…!』
綴理『いた!ムキムキ!』
綴理『塔を降りて…』ヨイショヨイショ
綴理『いざ、ムキムキの元へ!』
お麩『にゃあ!』
綴理『…』
お麩『にゃあ?』
綴理『ムキムキの所まで、壁がいっぱいあって迷路だ…』
綴理『ボクこういうの苦手かもしれないね』
お麩『……』
はんぺん『にゃあ!』ドン
ちくわ『にゃあ!』スポン
赤巻『にゃあ!』ピューン
綴理『わ。赤巻が吹っ飛んだ!』
お麩『にゃにゃあ!』
綴理『え、ボクがこんぶに…?』
こんぶ『にゃあ!』ヒラヒラ
綴理『こう掴めばいいの…?』
フワッ
綴理『わわ、体が軽い…!』
綴理『これなら壁だって越えられる!』
綴理『でも、どこに行けばいいんだろ…』
赤巻『にゃあにゃあ!』
綴理『あ、赤巻だ』
綴理『きれいな赤が目印に…!』
綴理『あそこに向かえば……』
『つらい…穴に入りたいのだけれど…』
綴理『こず!』
綴理『こず…!』
綴理『すごい。ひかげ虫なのにピンと立ってる!』
こず『はぁ…つらい…』
綴理『こず、来て』
こず『土の中で眠りたい…』
綴理『こっちこっち』グイグイ
こず『ああ…ひっぱられるのだけれど…』
綴理『こず全然来てくれない』
綴理『…こんぶ!こずを運んで!』
こんぶ『にゃ、にゃあ…』
綴理『あれ、浮かない』
綴理『……こず、重い?』
こず『私は重くないわ』
綴理『うーん…。めぐのとこに戻りたいのに、迷路が通せんぼう…』
綴理『あ、こず。パンチ』
こず『』ボカッ
ドゴオオオン
綴理『おお、ムキムキパンチ』
綴理『壁があるなら壊せばいい…!』
こず『痛いのだけれど…』
お麩『んにゃあ!』グググ
ドゴオオオン
綴理『あ、めぐたちいた』
めぐ『!』
こず『はあ…もう終わったのかしら…』
綴理『こず。このがれきを持ち上げて』
こず『…よいしょ』ゴゴゴ
めぐ『あ……ああ…』
綴理『めぐ大丈夫?立てる?』
めぐ『…足、動かないめぐ』
綴理『そんな…』
こず『土に還りたいのだけれど…』
めぐ『つらいめぐ…』
綴理『がれきは片付けたのに、なにも変わってない…』
綴理『問題を解いても、次から次へと新しい問題がやってきて、がんじがらめにされるんだ…』
綴理『ボクは…誰も助けられない……』
お麩『にゃあ』
綴理『…』
お麩『…にゃあ、にゃあ』
綴理『!』
綴理『むりだ…。ひかげ虫は、どうやったって元には戻らないんだ』
綴理『村人たちもそうだった。この町の人たちも…』
お麩『にゃあにゃあ!!』
綴理『え、人がひかげ虫になるなら、ひかげ虫から人にも変えられるはず…?』
綴理『でも、どうやって?』
お麩『にゃあ…』
綴理『知らないんだ…』
お麩『にゃあ!』
綴理『だめだめになってるひかげ虫も、”にゃあ”も…みんなみんな助けるんだ!』
綴理『もちろん、こずとめぐも』
こず『……』
めぐ『めぐ…』
綴理『こず!めぐ!』
綴理『ボクたち3人で、この世界を救おう…!』
こず『立ってるだけで満足なのだけれど…』
めぐ『動けないめぐ…』
綴理『…こず。おんぶ』
こず『ああ、体が勝手に動く…よいしょ』オンブ
めぐ『やめて…たかいたかいこわいめぐ…』
綴理『こずとめぐ、仲良しだね』
こず『はあ…』
綴理『よし。3人で世界を救いに…』
お麩『にゃあ』
綴理『うん。安心して、”にゃあ”たちもいっしょだから』
お麩『にゃあ!』
こず『還りたい…』
めぐ『めぐぅ…』
綴理『とりあえずどこかへ向かって…出発!』
引用元:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1687352122/
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