【SS】せつ菜「あ、彼方さんちょっとお手洗いお借りしますね！！！！！！！」彼方「ぁ…うん…」【ラブライブ！虹ヶ咲】

－ 近江家 ―

彼方(おかしい…みんなが遊びに来るようになってから消耗品の減りが以上に速い…)

彼方(いや、そりゃ使う人数が増えるんだから減りが早いのは当然だけど…いくらなんでも早すぎる)

彼方「あ、彼方ちゃん飲み物取ってくるね」

ﾄﾃﾃﾃ

彼方「…」(トイレ前で聞き耳)

せつ菜「ふぅ…」

ｼﾞｬｰｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ

彼方(えっ！？まだ拭いて無くない？なんで流してるの？？？)

せつ菜「…」ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

彼方(今から拭くの！？じゃあなんで流したの？え？意味が分からない…)

せつ菜「…」ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

彼方(…ちょっと紙使いすぎじゃない？)

せつ菜「…」

ｼﾞｬｰｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ

彼方(ほら！二回目！！二回流したよね！！そりゃ流すよ紙をこれから流すんだから！！！なんで二回に分ける必要があるの？？？)

彼方「…」ｻｻｯ(退避)

せつ菜「ジュースおいしいです！！」ｶﾞﾌﾞｶﾞﾌﾞ!

彼方「はは…」

彼方(せつ菜ちゃん４杯目だよ？それちょっと奮発して買ったやつなのに…遠慮とか無いの？)

侑「ちょっとトイレ～」

彼方「あ、うん…」

彼方「…」

歩夢「…あ、私ちょっと電話しなきゃだから」ｶﾞﾀｯ…

彼方(…歩夢ちゃん、侑ちゃんがいない間は必ず席を外すなぁ。侑ちゃんいないと気まずいのかな…いやでもそんな感じじゃないし)

彼方(そうだ、侑ちゃんのトイレ調査しなきゃ)ｶﾞﾀ…

侑「ふぃ～…」

歩夢「…」(トイレ前で聞き耳)

彼方「えぇ…」(壁の影)

彼方(歩夢ちゃん何やってるの…？ トイレ前で聞き耳立ててるし…)

彼方(ドアに押し当ててるのスマホだよね？何？録音してるの？)

彼方(人のトイレの音を盗聴するとかやばすぎるぜ…ドン引く…)

侑「…♪」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ… ｼﾞｬｰｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ

彼方(聞き取りづらいけど多分侑ちゃんは普通だね)

ｶﾞﾁｬ

歩夢「…」ｻｯ

彼方(隠れた…)

侑「～♪」

ｽﾀｽﾀ…

歩夢「…」ﾋｮｺ

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

歩夢「すうううううぅぅぅぅ」

彼方(うっわぁ…やめてよ、人んちで…)

せつ菜「お菓子追加しますね～～～！！！！！！」

エマ「ありがと～」

彼方(戻ってきたらせつ菜ちゃんがまた勝手にお菓子継ぎ足してる…今日の分はお皿に移したから棚の方に避けといたのに)

せつ菜「うおおおぉぉぉ！！！！！」ｻﾞﾗｻﾞﾗｻﾞﾗｻﾞﾗ

彼方(…え？そんな出す？…いや、全部出すじゃん！！何してるの？もし食べきれなかったら処理するのは近江家なんだよ？？？)

彼方(いや、というか全部出さないでよ！数日分を想定して大きいやつ買ってきたのに！！！)

彼方(あと声がデカいんだよ！！！なんで皿にお菓子開けるだけなのに雌たけびあげるの！！？絶対、隣の家にも聞こえてるよこの奇声…)

しずく「少しお花摘んできますね」

彼方「…」ｶﾞﾀ…

しずく「…」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

彼方(えっ！？ノータイムで紙使ってる！！？なんで！！？)

彼方(もうお尻汚れてたの？…いやいや、しずくちゃんに限ってそんなこと…)

彼方(そもそも、お尻はこれから汚れるんでしょ？なんで先に紙を使う必要があるの？？？)

しずく「…」(便座を拭く)

しずく「…」(座る)

しずく「…っふ、っん」

ｼﾞｬｰｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ

彼方(え？流した…？実はもう終わってたの？入った瞬間出したから即紙を使ったの？？？そんなことある？)

彼方(や、でもしずくちゃんってお嬢様だし…２秒で排泄を済ませてもおかしくないのかも…)←偏見

しずく「ふぅ…」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

彼方(え？また紙使うの？？？じゃあやっぱり今さっき出したってこと？)

彼方(出しながら流したの？なんで？？？)

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

しずく(彼方さん家のトイレットペーパーやっぱり薄いなぁ…)

しずく(薄いのにロールの厚みだけはすごいし、このロール一体何回巻いてあるの…？ こんなのどこで売ってるんだろう)

しずく(薄っすら手がすけるくらい薄いし…こんなの貫通しちゃうじゃん。不衛生だよ…今度良いトイレットペーパー教えてあげようかな)

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

彼方(ちょ、どれだけ紙使うの！？使いすぎだよ！！何してるの！？何拭くの！！？まさか床にぶちまけたの！？)

ｺﾞｼｺﾞｼ…

しずく「…ぅ」(紙の嵩がお尻の位置に近づく)

ｼﾞｬｰｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ…

彼方(流した…)

彼方(うぅ…あとでトイレの中を確認するのが怖い…でもこれで終わっ)

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

彼方(噓でしょ………！！！！！？)

彼方(中で何が起きてるの？何をどうしたらそんなに紙が必要になるの！？なんで今さっき流したのにまた紙を出すの？？？その紙ってまた流さなきゃいけないでしょ！？)

ｺﾞｼｺﾞｼ

しずく「…」

しずく(拭いてたらまた催してきちゃったかも…全部出きってなかったんだ…)

しずく「…っふ」

ｼﾞｬｰｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ

彼方(ほらぁ！！！！また流すことになった！！彼方ちゃん知ってたもん！！紙を使えば水を流さなきゃいけないって知ってたもん！！！)

しずく「ふぅ…」

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

彼方「」(戦慄)

彼方(なんでしずくちゃんはこんなことするの？彼方ちゃんに何かうらみでもあるの…？)

彼方(それともトイレで水と紙を大量に消費しないといけない呪いでもかけられてるの？)

彼方(人んちのトイレでこんな好き放題して…ここが日本じゃなきゃ逮捕されてもおかしくないんだよ？)

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

ｼﾞｬｰｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ

しずく「ふー…」

ｶﾞﾁｬ

彼方「…」ｻｻｯ(退避)

せつ菜「できました！！せつ菜スペシャルです！！！」

彼方(戻ってきたら今度はまがまがしい紫色の何かをせつ菜ちゃんが掲げてる…)

彼方(え？調味料ごっそり減ってない！？お菓子も…まさかせつ菜ちゃんが持ってるアレに使われたの？何をどうしたら調味料とお菓子がアレなるの？？？)

彼方(こんなめちゃくちゃやって…せつ菜ちゃんの親って厳しいんじゃなかったの？どうしてこんな子に育っちゃったの…？)

せつ菜「あっ！！彼方さん、食べてください！！一生懸命作った私の自信作なんです！！！！！」ﾍﾟｶｰ!!

彼方「…」

『えへへ、お姉ちゃんのために一生懸命作ったの！ はい、あ～ん♪』

『あ、あ～…ん。…………遥ちゃんの愛が詰まっててすっごくおいしいねぇ…きっといいお嫁さんになるよぉ…』ｺﾞﾘｺﾞﾘﾊﾞｷﾊﾞｷ

『本当っ！？お姉ちゃん大好き！！将来はお姉ちゃんのお嫁さんになるーっ♡』ﾍﾟｶｰ!

彼方「…」

彼方(…ここでそういう笑顔を見せてきて彼方ちゃんの感情をぐちゃぐちゃにするのはずるい……)

ﾊﾟｸ

彼方「うぅーん、いいお嫁さん…」ﾊﾞﾀｰﾝ! ﾌﾞｸﾌﾞｸ…

せつ菜「えっ！！？そ、そんな…彼方さんのお嫁さんだなんて、気が早すぎます…っ///」

侑「ちょおーっ！？か、彼方さんが！！誰か水持ってきてっ！！」

彼方(とりあえずA・ZU・NAやばすぎるぜ～…)

………

かすみ「…ちょっと電話してきますね～」

彼方「は～い」

彼方「…」ｶﾞﾀ…

かすみ「…」ｷｮﾛｷｮﾛ

ｶﾞﾁｬ…ﾊﾞﾀﾝ

彼方(かすみちゃんはいつも別の用事を装ってトイレに行く)

彼方(きっと、トイレに行ってると思われるのが恥ずかしいから)

かすみ「ふぅ…」

ｶﾞﾗ…

ﾌｷﾌｷ…

ｼﾞｬｰｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ

彼方(そして、利用時間が短い。怪しまれないようになるべく早く済ませようとしてるのかもしれない)

彼方(紙も必要最低限しか使ってない。多分)

ｶｼｭ ｶｼｭ

彼方(あと、癖なのか、証拠隠滅なのか。出る前に自前の香水(スプレータイプ)を振りまいてトイレットペーパーを三角折りにしていく)

彼方(だから、逆にかすみちゃんが使った後は分かりやすい)

彼方(自分の使ってる香水でにおいをごまかそうとして、逆にトイレがかすみちゃんのにおいになっちゃってるのはかすみちゃんらしくて面白い)

ｶﾞﾁｬ

彼方「…」ｻｻｯ(退避)

………

……

…

せつ菜「あ、あの遥さん…彼方さんの好きな食べ物とか教えてもらえませんか…///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

侑「あ、私も！よかったら遥ちゃんの連絡先を…」

歩夢「侑ちゃん？」

しずく(いきなりトイレットペーパーを紹介するのはおかしいよね…やっぱり自然なのは日用品を一緒に買いに行く流れを作って…)ｳｰﾝ…

彼方「…」

かすみ「…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ(エゴサ)

彼方「かすみちゃ～ん♡」

ｷﾞｭｰ♡

かすみ「わっ！？な、なんですかいきなり！？///」

彼方「かすみちゃんはやっぱり可愛いねぇ。よしよし♡」ﾜｼｬｼｬｼｬ♡

かすみ「へっ、なっ/// ま、まぁかすみんが可愛いのは当然ですけどっ/// あっ、ちょっ！この後自撮りするから髪をわしゃわしゃしないでください～っ💦」

ﾉﾚcｲ´=ω=) 終わりだぜ～ 从cι˘> ᴗ 　

以上です。ありがとうごさいました。
いつもの見切り発車でした。

乙
人の家でトイレ借りる時は色々気をつけようと改めて思えるssだった

彼方ちゃん家に来るときはトイレットペーパー持参制度となります

かすかなに微かな可能性感じた