慈「愛してる」　梢「！？！?///」【SS】

梢「い、いきなり何よ？//」

慈「梢さ、愛してるゲームって知ってる？」

梢「知らないわ。」

慈「２人向き合って愛してるっ☆って言って照れた方が負け、というゲームだよっ☆」ﾆﾔﾆﾔ

梢「というゲームだよっ☆、ではないのだけれど。慈は何が言いたいのかしら？」

慈「え～察しが悪いなあ梢は～」ﾆﾔﾆﾔ

慈「愛してるゲーム、やろっ？？」

梢「嫌に決まってるでしょ」ｷｯﾊﾟﾘ

慈「ずいぶんきっぱりと言い切るね。何で嫌なのさ」

梢「嫌だからに決まっているでしょう」

慈「理由になってなーい。いいじゃん～別に減るものじゃないんだしさ～」ﾆﾔﾆﾔ

梢「何が減るのかしら。あとそのニヤケ顔やめなさい。」

慈「い～から。やるよっ？？私から攻めるからねっ」

梢「ちょっと待ちなさい。まだやると言っていないでしょっ」

梢「ちょっと///」

慈「はい、梢の負け～～ｗｗｗ私まだ何もしてないのに」ｱﾊﾊﾊ

梢（慈にいいようにやられて、私としたことが…）

梢「慈、もう一回勝負よ！」

慈「あれ～さっきはあんなに嫌がっていたのにどういう風の吹きまわしかな～」ﾆﾔﾆﾔ

梢「その余裕そうな態度が腹立つわね…」ﾎﾞｿｯ

慈「ん～？何か言った～？」ﾆﾔﾆﾔ

梢「何も言っていないわ。さあ、始めましょう」

梢（慈、その余裕ぶっている表情も今のうちよ）

梢「今度は私からでいいかしら？」

慈「ん～。いいよ～」

梢「…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

慈「梢？どうしたの？」

梢「…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

慈「ちょっと梢？？顔が怖いんですけど。おーい梢さーん？？？」

梢「…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

梢「慈？」

慈「はい、な、なんでしょうか？」

慈（やばい、もしかして梢を怒らせた？？）

梢（慈、覚悟しなさい！）

梢「愛してるわ」ｶﾍﾞﾄﾞﾝｯ

慈「ひぃ。怖いよっ」ｱﾜｱﾜ

梢（さらに）

梢「聞こえなかったの？愛してると言っているのだけれど」ｱｺﾞｸｲ

慈「////」

慈「梢さん、参りました…」

梢「/////」

慈「って、ちょっとなんであんたまで照れてるのよ～。仕掛けた本人が照れてたら意味ないでしょーがっ」

梢「」ﾌﾟｼｭｰ

慈「ちょっとっ。壁ドンの体勢のまま固まらないでよ///誰か来たらどうすんのさ//」

梢「///」

慈「おーい梢さーん、そろそろどいてもらえませんか～？」

梢「いけない、私としたことが」ﾊｯ

こずめぐ「ふぅ」

梢「…」

慈「…」

こずめぐ「//////」

慈「このゲーム、結構恥ずかしいね//」

梢「うぅ。凄く恥ずかしいわ//私としたことが何であんなことを…」

慈「でもさ、さっきの梢、すっごく可愛かったしカッコよかったよ？」

慈「え～、本音なんだけどなあ～」ﾆﾔﾆﾔ

梢「そのニヤケ顔で言われても全く説得力ないわよ」

慈「ひどっ！あ、で今の勝負、引き分けでいいよね？」

梢「ええ。そうね。とても不本意ながら引き分けね」

慈「そしたら２戦してめぐちゃんの1勝1引き分けってことになるけど」

梢「私が慈に負けるなんて本来あってはならないことだけれど、そうなるわね」

慈「いちいち一言多くない？」

梢「待ちなさい。罰ゲーム何て聞いていないのだけれど…」

慈「ゲームには罰ゲームがつきものでしょっ」ﾆﾔｯ

慈「さて、何をしてもらおっかな～。ゲームに負けた梢に拒否権はないよ～」ｳｷｳｷ

梢「…」

梢「特に予定はないわよ」

慈「そしたら、週末めぐちゃんの買い物に付き合うことっ。それで許してあ・げ・る☆」

梢「全く。仕方がないわね」

慈「でもほんとはめぐちゃんと買い物出来て嬉しいくせに～」ﾒｸﾞﾒｸﾞ

梢「こ、これは仕方なくよ、ゲームとは言え負けたから仕方なく//」

慈「はいはい、そういうことにしておいてあげますよっと」

梢「慈～？」

慈（ま、ほんとは私も嬉しいんだけどね。梢には絶対に言わないけどっ）

梢「まだあるのかしら」

慈「うん。当日は梢の思う最高の可愛い格好で来ること！」

梢「私に可愛い格好何て似合わないと思うのだけれど」

慈「いーから。ゲームに負けた梢には拒否権ないんだからね？」

梢「分かったわ」

慈「よろしい」

慈「いっぱい遊ぼうね？」

梢「ええ」

慈「ただでさえ可愛い梢を、めぐちゃんがさらに可愛くしてあげるんだから覚悟してよねっ☆」

梢「それは…お手柔らかにお願いするわ」

慈「だーめ。梢は自分の可愛さに無自覚すぎる。だから自分で自分のこと可愛いって思えるまで許さないんだから」

梢「うぅ…」

梢「分かったわ。分かったから許してちょうだい。当日はあなたの意のままになるわ//」

慈「やった～。言質取ったからね～」

梢「どうしてこんなことに」ﾎﾞｿｯ

慈「何か言ったか～？」ﾊﾟｼｬｯ

梢「いえ、何も言ってないわ。って何をしているの慈」

梢「テヘッじゃないのだけれど。早く消しなさい」

慈「え～～～せっかく撮れたのに？？」

梢「いいから。あなたが消せないなら私が消すからよこしなさい。」

ﾜｲﾜｲｷｬｯｷｬｯ

慈「…」

慈「別に消さなくてもいいのに。梢のケチ」

梢「悪用されないためよ」

慈「そんなことしないって！」

梢「どうでしょうね」ﾌﾌｯ

慈「信用ないなあ。」

ﾜｲﾜｲｷｬｯｷｬ

梢「何かしら？」

慈「週末、可愛い梢をたくさん私に見せてね☆」

梢「善処するわね」

慈（♪♪♪）

慈（私も梢とのデートに相応しくいれるように今から準備しとかないとねっ☆）

おしまい

夜　梢の部屋

梢（うぅ。私の思う最高に可愛い格好って何なのよ…）

梢（可愛い私、ね…）

梢（慈の横にいてみっともなくない格好、探さなくちゃね…）

梢（週末、ちょっと楽しみになってきたかもしれないわね）

梢「ふふっ」

今度こそ本当におしまい

お読みいただきありがとうございました