【SS】にこ(22)「海未、洗濯物取り込んでいてとメールしたはずだけど」海未(21)「ああ、忘れてました」【ラブライブ!】
にこ「まったく、もうびしょ濡れじゃない。これじゃあ洗い直しね」
海未「明日は晴れるそうなのでそのままでもいいのでは」
にこ「はあ、ダメに決まってるでしょ。雨に打たれたままにしておくとすっごく臭いんだから」
海未「なら、それは私が洗っておきますよ。にこもお疲れでしょう。一緒に晩酌でも致しませんか?」
にこ「はあ、そうね。それじゃあこれの洗い直しは海未に任せるわ
それで? お酒のおつまみは何がいい?」
海未「なんでもいいですよ」
にこ「なんでもいいね、そういうのが一番困るんだけど」
海未「にこの作るものならどれも美味しいので」
にこ「…あっそ」
みたいな大人の関係のにこうみっていいよね
にこ「はい、できたわよ」コトッ
海未「ありがとうございます。流石にこですね。美味しそう」
にこ「褒めても何も出ないわよ。海未は何飲む?」
海未「えっと、にこと同じもので」
にこ「わかったわ」
海未「ビールですか…」
にこ「何か文句あるの?」プシュ
海未「いえ、別に…」プシュ
にこ「海未、乾杯」
海未「はい、乾杯です」
コツッ
海未「……」ゴクゴク
にこ「……」ゴクゴク
海未「……」ぱくぱく
にこ「……」ぱくぱく
海未「……あの何か話してください」
にこ「なにか」
海未「…馬鹿にしてます?」ジトー
にこ「少しね」ゴク
海未「…そうですか」
にこ「冗談よ」
海未「そういえば、にこ」
にこ「んー…なに?」
海未「にこって外ではビール飲みませんよね」
にこ「…まあね」
海未「どうしてですか?」
にこ「だってカクテル系を頼んだ方が可愛いじゃない」
海未「…ああ」
にこ「何よその反応」
海未「にこは変わりませんね」
にこ「あんたもね」じーっ
海未「何故そこで私の胸元を見るのですか?」ギロッ
にこ「…特に他意はないわ」ゴク
海未「…」
にこ「少し体がポカポカしてきたわ」しゅるり
海未「そうですね。だからといって服を脱がないでください」
にこ「別にいいじゃない。どうせここにはあんたしかいないんだし…」ちらっ
海未「にこ、もしかして酔ってます?」
にこ「そうね。少しだけ」
海未「…まだ缶ビール一本空けただけじゃないですか」
にこ「……海未」
海未「はい?」
にこ「最近ご無沙汰だけど、海未は平気なの?」
海未「いきなりですね。…もしかして仕事先で何かありました?」
にこ「…別にそういうわけじゃないけど…はあ…もういいわ」ゴクゴク
海未「…そうですか」
にこ(海未のバカ…)
にこ「ねえ、海未」
海未「なんです?」
にこ「海未はもうアイドルやろうとは思わない?」
海未「…そうですね。私にとってアイドル活動はあの9人でやるものでしたので」
にこ「……そうね」
海未「…にこはアイドル辞めたいと思ったことはないのですか?」
にこ「ええ、ないわね」
海未「おお、即答ですね」
にこ「まあね。アイドルは私を形作る土台みたいなものだし」ゴクゴク
海未「……そうですか。な、なら、その、私は…?」
にこ「?」
海未「私はにこという人間を形作る上で重要な役割に…いますか?」
にこ「…さあね」
にこ「さてと。明日も早いし、そろそろ」
海未「ベッドに行きます?」
にこ「明日朝早いんだけど」
海未「大丈夫ですよ。出来るだけ早く寝れるように頑張りますので」
にこ「…そういう問題じゃないわ。寝不足の肌で仕事するわけにはいかないの。今日も我慢して」
海未「…そうですか。仕方ありませんね。わかりました…」しょぼん
にこ「コンサート終わったらいっぱい相手してあげるから今は…」
海未「…はい」
そのあとむちゃくちゃ我慢した
おわり
引用元: undefined
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