栞子「姉さんにせつ菜さんを紹介することになりました」【SS】
栞子「はいはい、なんですか姉さん」
薫子「今度のお休みドライブ行こうよ~折角免許取ったからさ~」
栞子「すみません、その日は予定があるので……」
薫子「また~? スクールアイドルやるようになった時期は付き合い良かったのに、最近また冷たいよね~」
栞子「生徒会長になりましたし、スクールアイドルとの両立は結構大変なんですよ(まあ、その日はせつ菜さんとデートですけれど……)」
栞子「う、嘘なんてついていませんよ?」アセタラリ
薫子「自分じゃ分からない? 栞子って嘘つくとき、耳がピクピクって動くんだよ」
栞子「えっ、耳が? 後ろからだと髪で見えないんじゃ……」アセアセ 手で耳さわり
薫子「はいやっぱり焦ってる~! 嘘~! 栞子嘘ついてる~! さ・て・は・恋人でしょ! 恋人ができたんでしょう!」
栞子「あっ、ひっかけですね! ずるいです!」
薫子「母さ~ん! 栞子こいび……もがもが」
栞子「わかった、わかりましたから!!」
……
栞子「はい……ご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ありません……」シュン
せつ菜「あっ、全然迷惑じゃないですよっ。それに、ご家族にはきちんとご挨拶を、とは思っていましたからっ!」
栞子「本当ですか? それは……嬉しい、です」
せつ菜「でもやっぱり、お会いするのは緊張しますね。この前のPVで使ったスーツを着て行くべきでしょうか……?」
栞子「あっ、あの赤いネクタイのですね。格好良くて好きですけれど、姉はサバサバした人ですから、普通の格好で大丈夫だと思いますが……」
せつ菜「ふふっ、栞子さんがカッコいいって言ってくれるなら、スーツにしましょう。大切な妹さんはお任せくださいって言いに行くわけですからっ!」
栞子「あっ……/// え、ええと。場所は喫茶店で……」
……
栞子「(ふふ、スーツ姿、バッチリ決まっています。緊張している姿も、可愛い)」
薫子「アタシは三船薫子。栞子の姉で、今は虹ヶ咲の音楽科で二回目の実習生をしているわ。……なるほど。あなたがあの『せつ菜さん』ね」ジロジロ
栞子「ちょっと姉さん。値踏みするような視線は失礼でしょう」
せつ菜「大丈夫ですよ、栞子さん。……私のこと、ご存じでしたかっ」
栞子「(ふふ、せつ菜さんはスクールアイドル界では有名ですしね)」ホコラシゲに紅茶を飲んで
薫子「ああ、ごめんなさい。栞子がお風呂で『せつ菜さんっ♡ せつ菜さんっ♡』って大声でオナってたので、名前だけは」
栞子「ブーーーーーーーーーッ!!??」紅茶フキダシ
せつ菜「えっ……///」マッカ
薫子「聞いていたとは失礼な。アタシの声が聞こえたんなら、当然あなたの声も聞こえるに決まってるでしょ。しかもあんな大声で『せつ菜さんっっ……!!♡』ってよがって」
栞子「声真似しないでくださいっ!///」マッカ
せつ菜「ぷっ、ふふっ……」笑いを堪えて
薫子「ほら~、栞子がはしたなくて破廉恥だから、愛しのせつ菜さんに笑われているわよ」
栞子「ち、ちがうんですせつ菜さん! あの時はこう、耐えられなかったというか、会いたい気持ちが破裂しそうで……!」アセアセオロオロ
せつ菜「ふふっ、ごめんなさい。違うんです。お二人、仲が良いんだなって」目の端を拭って
せつ菜「こういう栞子さんのリラックスした感じは新鮮で。これを引き出せるのは、ちょっと羨ましいくらいですっ!」
栞子「そ……そう……でしょうか?」
薫子「ちょっと前まではツンケンして取り付く島もなかったんだけどね。そういう意味では栞子を明るくしてくれたあなた達に感謝はしているけれど」
栞子「そこまで良いものでもありませんが……」
薫子「でもそっか、女の子同士ね~。紫苑でもそういう子達はいたから、そんなに驚きはないけれど」紅茶を飲んで
薫子「……で。えっちはもうしたの?」
せつ菜&栞子「…………」揃ってフルフル
薫子「じー……」せつ菜を凝視して
せつ菜「……」アセタラタラ
薫子「じー……」栞子を凝視して
栞子「……」バサッとたまらず扇子で隠して
薫子「……はぁ。隠すつもりなら、二人とももうちょっとふてぶてしくしてなさい。まあそういうのに興味出るお年頃だから仕方ないけど」
せつ菜「……あっ、あのっ……! 妹さんと、そういうことをした責任は、きちんと取るつもりですっ!!」真っ直ぐ薫子を見て
栞子「(わ……せつ菜さんなら、やっぱりそう思ってくれますよね)」
薫子「ふーむ。……じゃあこうしましょう!」
……
薫子「栞子~、あなた旅行にいくら掛かるか知ってるの? 悪いけど3000円じゃ足しにもならないわよ」運転しながら
栞子「うっ……」
せつ菜「私の分まで出して頂いて、申し訳ありませんっ!」
薫子「あーいいのいいの。アタシが言い出したことだからね」
栞子「ごめんなさい、せつ菜さん。姉さんの我儘に付き合わせてしまって」後部座席で隣に向かって
栞子「(一泊旅行でせつ菜さんの人柄を見極める……なんて言って、私達をからかって楽しむつもりですね)」
せつ菜「ううん。温泉には一緒に行きたかったから、ちょうどいいですっ! 折角ですし、一緒に楽しんじゃいましょう!」
栞子「ふふ、前向きなのは、せつ菜さんの良いところですね」ホッペつついて
せつ菜「あっ……もう……薫子さん見ていますよ……///」
薫子「はいはい、ごちそうさま」
……
栞子「本当ですね……見晴らしも良くて……」
薫子「まっ、これが成人女子のマネーパワーというものだよ」ふふーんと得意げに
せつ菜「さっそく入りましょうっ」ウズウズ
薫子「あっ、車のキーを預けるの忘れてた。……栞子~預けてきて~。あとついでに、お酒のつまみになりそうなのもこれで買ってきて~」
栞子「なんで私が……」
薫子「あ~おねえちゃん運転で疲れちゃったな~。このホテルも結構高かったしな~」
栞子「くっ……!」
せつ菜「あ、それでは私がひとっ走りいってきますよっ!!」
薫子「あーせつ菜さんは先に入っちゃってて。栞子が行ってくるから。ね?」
栞子「むむむ……わかりました。せつ菜さんは遠慮なく先に入っていてくださいね」鍵とお金受け取って
薫子「はーい、いってらっしゃ~い」
せつ菜「すみません、栞子さん。よろしくお願いしますっ!」
……
薫子「はい、お邪魔しますよっと」ちゃぷ、と同じ湯船に入って
せつ菜「あっ、薫子さん、どうぞどうぞ」端に寄って
薫子「そう? じゃ遠慮なく」隣に寄って行って
せつ菜「(……ち、近いですね……)」
薫子「……ねえ、せつ菜さん。……大人の女性の身体って、興味ある?」しなだれかかって
せつ菜「は……? へ……?」離れようとして
薫子「今なら栞子来ないはずだから……ちょっと、触ってみる……?」逃がさないように回り込んで
薫子「じゃあ……姉妹丼だったら、食べてみたい……?」手を取って、胸に持っていこうとして
せつ菜「姉妹ど……/// なっ、何を言ってるんですかっ!!」赤くなりながらも手を振り払って
せつ菜「わ、私は栞子さん一筋ですからっ!! いくらお姉さんだからと言って、こういうことをされたら困りますっ!!」
薫子「……あっはっはっは……ごめんごめん!」
せつ菜「は……?」
薫子「試すような真似をしてごめんなさい。ちゃんと謝るわ」距離をとって、しっかり頭を下げて
せつ菜「……えっと……どういうことでしょうか?」
薫子「栞子はね、ああ見えて……いや、見たままか。箱入り娘でね。刷り込み現象じゃないけれど、悪い男……いや女に引っかかっていたら困るな、と思って」
せつ菜「その……体の関係にもなってしまったのは、言い逃れできないですけれどっ。それでも、栞子さんへの想いは、真摯なつもりですっ!!」
せつ菜「うっ……見ていたんですね。あれは、その……」
薫子「すぐ色んな女に手を出すような色欲魔だったら困るな~と、ちょっと試させてもらった次第なわけ。ホント、ごめんなさいね」
せつ菜「い、いえっ、そういうことなら、納得ですっ!」
薫子「いろいろ気の利かないところもあるだろうけど。大切な妹なんで。……どうか、今後も、よろしくお願いします」もう一度頭を下げて
せつ菜「はいっ! 大切な妹さんはお任せくださいっ!! 全力で守ってみせますからっ!!」
栞子「……ぜえぜえ……姉さん!!」ガラガラ!と勢いよく扉を開けて
栞子「って! なんでせつ菜さんと一緒にお風呂に入ってるんですかっ!!!」
薫子「ええ~? 女同士なんだから一緒にお風呂くらい入るでしょ。それとも何? 銭湯で女湯に行ったらせつ菜さん以外は出ていけとか言っちゃうの? やだ~栞子独占欲つよすぎ~」
栞子「そ、そんなわけないでしょう!」
せつ菜「まあまあ栞子さん。ただお風呂に入っていただけですから……」
薫子「そーいうこと。やれやれ、じゃ~お邪魔虫はラウンジで一人さびしく飲んでますかね」ばしゃ、と湯船から出て
薫子「栞子、二人っきりだからって、あんまりえっちなことしすぎちゃダメよ?」パチン、とせつ菜にウィンクして出ていく
せつ菜「いいえ。……強いて言うなら、薫子さん、栞子さんのことがすごく大切なんだな、ということが分かりましたっ!」
栞子「……? そうでしょうか……」
せつ菜「ふふ、姉妹って、いいですねっ」ニッコリ
栞子「……まあ、せつ菜さんがそう思ってくれるなら、悪い気はしませんけれど」微笑んで
せつ菜「あ、そんなことよりほら! 良い眺めですよっ!」
栞子「ええ、本当に……」一緒に景色を眺め
せつ菜「私、栞子さんと一緒に温泉来たかったんですからっ!!」ギュッとつかまえて
栞子「ええ、私も……あっ……ね、姉さん戻ってきちゃいますから……///」と言いつつ自分も身体を寄せて
せつ菜「ふふっ、じゃあ戻ってくる前に。……のぼせないように、気を付けませんとねっ!」
栞子「お……お手柔らかに……///」湯船の中で向き合って
せつ菜「……ちゅ……」
栞子「せつ菜さん……ちゅ……ちゅぷ……♡」ジュク
せつ菜「ちゅむ……ちゅ……ふふ、言っていることとやっていることが乖離していますよっ」
栞子「だって私も……一緒にお風呂、入りたかったですから……♡」
栞子「せつ菜さん、せつ菜さん……♡」モミモミ
せつ菜「あっ、胸を……あんっ!♡」
せつ菜「あんっ……そっ、そんなに揉まれると……ああっ♡」
栞子「あっ、ほら、尖ってきました! せつ菜さんの乳首、硬くて尖っていますよ♡」クリクリ
せつ菜「ふぁっ!? し、栞子さん、ダメ、舐めちゃ……ひゃうっ♡」
栞子「ちゅばっ……ちゅぷ……せつ菜さん、せつ菜さん、せつ菜さんっ!!♡」
せつ菜「あっ♡ そんな激しくっ♡ きちゃいますっ♡ 栞子さん、きちゃうっっ!!!♡ あああっっ!!!♡ ♡」ビクビク
栞子「せつ菜さん、すごくすごく可愛かったです」チュッ
せつ菜「もう……えっちなんですからっ……ちゅっ。その……毎日お風呂で、その……私を想って、していたわけですもんね?///」
栞子「あっ……ま、毎日じゃありません……///」
せつ菜「じゃあ……栞子さんの妄想を、現実にしてみましょうか」後ろから抱きしめて
せつ菜「えっと……指を挿れたら、いいですか……?」
栞子「うぅ……ええと……。……はぃ……お、お願いします……あっ♡」
せつ菜「栞子さん、可愛いっ、可愛いですっ♡」クチュクチュ
栞子「あっ、ああっっ♡♡」
栞子「は、はぃ……あっ、あんっ♡」
せつ菜「栞子さん、もっと強く触れたいですっ……いいですかっ」
栞子「はい、強く、強く求めてくださいっ♡」
せつ菜「栞子さんっ! 栞子さんっ! ちゅ……ぢゅう……」指をいれたまま、首筋を強く吸って
栞子「ふあっ、ああっ!! ゆ、ゆび、深く……ああっ!!♡」
せつ菜「もういっぽん、ふやしますよっ……!!」
栞子「あああっ♡ だめ、せつ菜さんでいっぱいになっちゃいます!♡♡」チャプチャプとお湯が大きく揺れて
せつ菜「もっとっ! もっとっ! 栞子さんを私にくださいっ!!!」
栞子「あっ♡ ふぁあ!♡ ああああっっっあああああっっっ!!!!♡ ♡ ♡」
せつ菜「……栞子さん……♡」チュポンと指を抜いて、やさしく抱きしめて、
栞子「ふぅ、ふぅ……せつ菜さん……♡」力なく身体を預けて
せつ菜「……まだ、薫子さん、帰ってきません、よね」
栞子「……ま、まだしたいんですね。もう……せつ菜さんの、えっち」チュッ
―――その後、姉さんが戻ってきた時には、二人ともかすかすに果てて、しっかりとのぼせ上がっていました。
おしまい。
引用元:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1664369306/
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