璃奈「できた、押すと侑さんが歩夢さんのことしか考えられなくなって一生一緒に居たくて仕方なくなるほど依存するスイッチ」歩夢「!?」【短編SS】
璃奈「あ、歩夢さん」
歩夢「あ、ごめん璃奈ちゃん。他意はないんだけど手が滑って何かよくわからないスイッチ押しちゃった」
璃奈「そう…」
歩夢「ごめんね?何が起こっちゃうか分からないけどこれは私の過失だから責任を取らないといけないね」ニコニコ
璃奈「えぇと…たぶん今、かすみちゃんの履いてるパンツがしずくちゃんの手元に瞬間移動するスイッチの効果が発動しちゃった…」
歩夢「え?」
璃奈「え?」
璃奈「どうしたの?」
歩夢「ぃやあ…ぇーっと…そういえばボタンを押す前に璃奈ちゃんが何か呟いてた気がするなぁって」
歩夢「いや!全然何も聞き取れなかったんだけどね!なんとなく侑ちゃんって単語が聞こえて…その、ユウチャンがらみの何かを作ったのかなぁって」
璃奈「あ、うん。押すと侑さんが歩夢さんのことしか考えられなくなって一生一緒に居たくて仕方なくなるほど依存するスイッチを作ったんだけど」っ🎮 スッ
歩夢「」ポチッ
璃奈「うわぁー」コテン
歩夢「あ…璃奈ちゃんごめんね!大丈夫!?一瞬悪霊に取りつかれた勢いで躓いて転んじゃった!ケガは無い?」
璃奈「大丈夫。ソファーに着地したし」
璃奈「それより、困った…」
歩夢「ああっ、ごめんね!今勢い余って璃奈ちゃんが取り出したスイッチを押しちゃったね!なにがおこるか分からないけどこれは責任を取らないといけないね」
璃奈「今押した栞子さんがランジュさんの胸を5分間揉み続けるスイッチの効果が発動してしまった」
歩夢「え?」
璃奈「え?」
璃奈「本人の意識はそのまま抗えずに揉み続けるから困った」
歩夢「そっ…それはまぁいいんだけど、あれ?えぇと…それでその侑ちゃんの…スイッチは…」
璃奈「押すと侑さんが歩夢さんのことしか考えられなくなって一生一緒に居たくて仕方なくなるほど依存するスイッチ?」
歩夢「そう!!!それ!!!!!」
璃奈「うっ、せつ菜さんよりうるさい」キーン
歩夢「そのスイッチって、今は、どうしてるのかなぁって」
璃奈「…押したいの?」
歩夢「えっ!!!?いや…私は、別にね? その…」
璃奈「…」ジィ-…
歩夢「ん゛んっ」
歩夢「こほん…璃奈ちゃん?馬鹿にしちゃいけないよ?私と侑ちゃんは深く強い絆で結ばれてるの。仮に…仮にだよ?私が侑ちゃんをずぶずぶに依存させたかったとして別にそんなスイッチに頼ったりしない。しないの。なぜならスイッチの力に頼っちゃったらそれはもう本当の愛じゃないの。まがい物、嘘っぱちの虚しい恋人ごっこになっちゃうからね。ゆうぽむはね、神聖で崇高で尊いものなの…力づくはもちろん機械の力で無理やりになんて言語道断だよ。そういうのは一切なくて、お互いを愛しんで想い合う真心の長い長い積み重ねが何層にも積みあがって魂と魂が強靭に結びついて運命レベルで結合される…それが私たちの関係。ゆうぽむ万歳。ゆうぽむ最高だね」
璃奈「へぇ」
歩夢「」ポチ
璃奈「あっ」
歩夢「あぁっ、ごめんね璃奈ちゃん。天才には見えない蚊が一瞬スイッチの上に止まってて駆除しようとしたら誤ってボタンを押しちゃったよ本当にごめんね。これはスイッチの効力に対して責任を取る必要があるね」
歩夢「しまったなぁ。スイッチの力で侑ちゃんとそういう関係になるのは本当に不本意だよ。不本意極まりない。でもこればかりは私の不注意による過失だし、私に依存する侑ちゃんの責任を取る必要があるね。まぁ、最終的にはそういう形になりえるのがゆうぽむだから、結局はそうなる過程を飛ばしただけというか、スイッチの効果じゃなくそうなる運命もあったわけで見方によってはこれはこれで本物の愛と呼べるものなのかもしれな」
璃奈「愛さんがミアさんと美里さんを呼び出して目の前で唐突に宮下愛完堕ちガニ股スクワットを始めるスイッチの効果が発動しちゃった…」
歩夢「え?」
璃奈「え?」
璃奈「間違えちゃった。璃奈ちゃんボード『テヘペロ♡』」
歩夢「へ、へぇー…」
璃奈「あぁ、あったあったこっちだった」っ🎮
歩夢「…」
璃奈「間違って押しちゃう前に壊さなきゃね」🔨
歩夢「待って、まってまって。…待って?」
璃奈「ん?どうしたの?」フリカブリ🔨
歩夢「いや、ちょっと壊す前にね?スイッチの確認をした方がいいんじゃないかな?ほら、間違って別のスイッチ壊しちゃったら大変だよ?ね?」
璃奈「確かに。えぇと、うん。これは間違いなく押すと侑さんが歩夢さんのことしか考えられなくなって一生一緒に居たくて仕方なくなるほど依存するスイッチだね」
歩夢「」ポチ
璃奈「あっ」
歩夢「あーっとごめんね。今急に近場にあるボタンを押さないと死んじゃう病に発症しちゃって止む無く押さざるおえなかったよ、本当に。これ責だね。いやぁ、こんな形で押しちゃうなんて遺憾すぎるよ。全くもって。でも人命救助のためだからやむ負えないよね、というかこれで侑ちゃんとそういう結果になったとして人命救助によって生まれた愛ともいえるわけだからこれはもはやゆうぽむ救世主(メシア)と言っても過言じゃないのかもしれないね。いや、ごめんね?何言ってるんだろうね私、ちょっとさっきからテンション上がっちゃってわけわからないこと言ってるかもしれないけど気にしないでね?侑ちゃん大好き」
璃奈「ボタンの効果が発動してせつ菜さんが寝ている彼方さんの耳元でバクオングの物まねをしちゃう…」
歩夢「どうして?」
璃奈「しかも副産物的効果で果林さんがエマさんと赤ちゃんプレイをしてしまうなんて…」
歩夢「それはいつも通りだけど、え?」
璃奈「え?」
璃奈「ううん、間違ってない。このスイッチは間違いなく押すと侑さんが歩夢さんのことしか考えられなくなって一生一緒に居たくて仕方なくなるほど依存するスイッチ」
璃奈「ただ表面のこのボタンを押すとせつ菜さんが寝ている彼方さんの耳元でバクオングの物まねをして、さらに追加効果で果林さんがエマさんと赤ちゃんプレイにしけこむ」
歩夢「は?」
璃奈「このスイッチを裏返すとくぼみがあってその中央にボタンがあるけど、こっちを押すと侑さんが歩夢さんのことしか考えられなくなって一生一緒に居たくて仕方なくなるほど依存する」
歩夢「……」
歩夢「本当に?」
璃奈「本当」
歩夢「本当の本当に?」
璃奈「本当の本当」
歩夢「押すと私だけの侑ちゃん?」
璃奈「Exactly」
歩夢「手が滑った!」シュバッ
璃奈「」ヒョイ
スカッ
歩夢「…」
璃奈「危なかった…」
歩夢「手がぁ…すッ!!」シュババババッ!!!
璃奈「」ヒョイヒョイヒョイッ
スカッスカッスカッ
歩夢「……」
璃奈「…」
歩夢「…そうだよ!!!」
歩夢「侑ちゃんが私に依存するんだよ!!?私のことだけを考えてくれるんだよ!!!?一生一緒に居て、私だけの侑ちゃんになってくれるんだよ!!?」
歩夢「そんなのさっ…そんなのさあぁ…押したいに決まってるよおおぉ!!押させてよッ!!!!」ジダンダ!
璃奈「でも、さっきゆうぽむは神聖で機会に頼らないって…」
歩夢「見栄を張ったの!!侑ちゃん欲しいの!!!もぅこの際侑ちゃんが手に入るなら手段は厭わないし力ずくでも機械でもなんでもいいからとにかく私だけの侑ちゃんにしたいのっ!!!!」
璃奈「えぇ…」
歩夢「侑ちゃんがレズビッチの巣窟と噂の音楽科に行ってから不安で不安で…っ!もう猶予は無いの!!!お願いだから押させてっ!!押させてよぉっ!!」
璃奈「だって。侑さん」
歩夢「え?」
侑「…///」モジモジ…
歩夢「まさか、今の聞いて…」
璃奈「最初からずっと隠れてたから全部聞かれてる」
侑「…///」
歩夢「」
璃奈「実は、このスイッチに押すと侑さんが歩夢さんのことしか考えられなくなって一生一緒に居たくて仕方なくなるほど依存する機能は無い」
歩夢「は?」
璃奈「侑さんにお願いされて嘘をついた」
歩夢「侑ちゃんに…?」
侑「璃奈ちゃん、ありがとうね。ここからは私が言うよ」
侑「あのね…実は、歩夢が私のことを恋愛対象として好きなのは何となく気づいてたんだ」
歩夢「!?///」
侑「それでね?私も告白して欲しくて…二人きりの暗い部屋だったり、観覧車だったり、月がよくみえる縁側だったり…色々なシチュエーションをセッティングして待ってたんだけど、毎回歩夢は肝心なことは言ってくれなくてヘタレるばかりで…」
侑「私から告白するってもの考えたんだけど、やっぱり歩夢に告白されたくて…///」
侑「それで、歩夢の本音を引き出すために璃奈ちゃんに協力して貰ったの」
璃奈「協力しました。璃奈ちゃんボード『✌ゆうぽむは私が育てた✌』」ピースピース
歩夢「えぇー…///」
侑「…ん///」コクリ
歩夢「えぇー、へぇー…っ///」ニコーッ!!!
璃奈「歩夢さん、にやけが溢れ出してる」
侑「…ねぇ、ここまでお膳立てしたんだからさ。その…歩夢からの言葉、聞かせて欲しいな…///」モジモジ
歩夢「…💘」キューン!
歩夢「…侑ちゃんのことが大好きなの。他の何よりも大切で、これまでも、これからもずっとずぅっと一緒に過ごしたいな」
歩夢「だから、私だけの侑ちゃんになってください」
侑「えへ…喜んで」
歩夢「侑ちゃんっ///」ガバッ
ギュ~
侑「えへへ、歩夢苦しいよぉ~…///」
璃奈『从´・֊[´・֊・]』
歩夢「うー、うん。なんか釈然としないけど、うーん…まぁ、ありがとう璃奈ちゃん」
璃奈「どうもどうも」
侑「でも笑いこらえるの大変だったよ。璃奈ちゃんが歩夢をからかい始めてわざと別のスイッチいっぱい押させたりし始めて」
璃奈「歩夢さん素直で可愛いから。つい悪戯心が抑えきれなくなった。璃奈ちゃんボード『テヘペロ♡』」
歩夢「もーっ!本当に騙されて余計なこといっぱい言っちゃったよ…///」
歩夢「手が込みすぎだよぉ…侑ちゃんのスイッチ以外にもこんな色んな嘘スイッチ用意して」
璃奈「え?他のは全部本物だけど」
歩夢「え?」
璃奈「え?」
おわりなりー 从[´・֊・]从
見切り発車の暇つぶし即興SSでした。
かわいい
引用元:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1659970207/
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