【SS】千砂都「じゃラブライブ決勝戦のメンバーを発表するね」 8人「ｺﾞｸﾘ…」【ラブライブ！スーパースター!!】

かのん「ほっ　よかったぁ」

可可「当然デス　かのんがいなければリエラではありません」

すみれ「かのんの歌抜きで戦えるわけないわよ」

メイ「ああ　リエラはやっぱかのん先輩がセンターだな」

かのん「うんっ　わたし頑張る!」

千砂都「続いてすみれちゃん！」

すみれ「えっ　わたしったらわたし！？ ……いいの？？本当に…？」

可可「はぁ　まだそんなこと言ってるのデスかこの人は」

可可「すみれのスクールアイドルに対する真剣な気持ちは可可が誰より知ってます」

恋「すみれさんの高水準にまとまったパフォーマンスをステージで発揮できればきっとリエラの大きな力になります」

四季「オーラ測定器によるとすみれ先輩の今のオーラ量は十分トップクラス」

すみれ「可可… みんな… 」ｳﾙｳﾙ

すみれ「よぉし！このすみれに任せなさいったら任せなさい！最高のショーにしてあげるわ！」

すみれ「よかったわね！可可！」

可可「はい　日本にきてスクールアイドルになれて　リエラと出会えて本当に良かったデス　最高の衣装を作ります！」

千砂都「そして恋ちゃん！」

メイ「恋先輩も今やゲーム実況系スクールアイドルとしてかなり有名になったもんな」

かのん「恋ちゃんとわたしで作った決勝戦用の曲なら絶対勝てるよ！」

恋「はい！わたくし達のステージどうぞ天国でご覧くださいお母様」

嵐「それからわたし嵐千砂都！」

可可「千砂都さんのダンスはスクールアイドル史上でも最高峰と言って過言ではないでしょう」

メイ「ああ　リエラのリーサル・ウェポンさ」

ナッツ「やはり2年生は全員レギュラー入り　まぁ当然ですの」

きな子「さすが先輩達っす」

きなメイ四季夏「！！！」

千砂都「どぅるるるるるるるるぅ　メイちゃん！」

メイ　「……ッ！？」　ｶﾞﾀｶﾞﾀﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

かのん「どうしたのメイちゃん？」

メイ「ずっと憧れるだけだったスクールアイドルに自分がなれただけでも十分だったのに…」

メイ「もしもわたしのせいで先輩達が優勝逃したらと思うと… 急に身体が震えてきて…」

かのん「大丈夫　わたしいつもメイちゃんが一緒にステージいるとすごく心強いの」

すみれ「私たちのことなんか気にせずあなたの思うがまま決勝戦を楽しめばいいったらいいのよ」

メイ「そんな… もったいない　もったいない…！」ﾌﾞﾜｯ

四季「メイはわたしにとっても最強のスクールアイドル」

四季「…….」ｺｸﾘ

メイ「よかったな四季！」

夏「リエラチャンネルの動画の再生数もシキメイ要素あると驚異的に伸びますの」

可可「この2人は必要不可欠デスね」

夏「ライブでもシキメイの絡みのあるパートを用意すればきっと大いに盛り上がりますの！」

すみれ「そのストラテジーはショービジネス的にも素晴らしいわ」

かのん「すごい！なんか優勝が一気に現実味出てきた！」

千砂都「まだまだいくよぉ！そしてぇ…」

千砂都「なつみいいいいいいおにづかあああああああ」

夏美「おおおおおおおおお」

夏美「喜びがっ！！！オニナッツ！！！」

恋「夏美さんは一度決意すると妥協しない性格のせいか本当にひたむきに努力されてましたものね」

可可「成長幅はリエラでも1番だったかもしれません」

かのん「夏美ちゃん今じゃエルチューバーとしても大人気だしね」

すみれ「この知名度はリエラでも頼もしい武器よ」

きな子「よかったすねぇ　CEO」

千砂都「そしてええええええ」

きな子 ドキドキドキドキ

～～千砂都の回想～～

数日前

恋「千砂都さん千砂都さん、これを」

千砂都「うぃっす恋ちゃん　ん？封筒？」

恋「学校宛にラブライブ運営から届いてました封書です　　　　　　　　　　まずは部長である千砂都さんが見るべきかと」

恋「おそらく決勝戦に関する詳細などのお知らせでは」

千砂都「へぇ　決勝戦ともなるとメールでなく封書で送られてくるんだねぇ」

千砂都「なになに　ラブライブ決勝戦における特別ルール？」

千砂都「………！？」

千砂都「こっ　これは…」

恋「どうしたのです？千砂都さん　一体何が…？」

千砂都「ご、ごめん…恋ちゃん」

千砂都「この封書のこと他のみんなには内緒にしておいてもらえるかな…」

恋「えっ…」

～～神津島～～

摩央「悠奈、今年も届いたよ」ﾋﾟﾗ

悠奈「パァ！ラブライブ決勝戦の招待状だね」

摩央「今年もこの舞台に立てて本当に嬉しいね」

悠奈「なにしろ相手はあのリエラ　これ以上ない最高の闘いになるよパァァ」

摩央「うん、今年は従来の地区予選式の選抜システムでなかったから実現した夢の決勝戦だね」

摩央「ネットでもすっごい騒がれてるよ　スクールアイドル史に残る決勝戦になるんじゃないかって」

悠奈「ははっ　そうだね　でも勝つのは私たちサニーパッション」

摩央「ええ　私たち2人は絶対に負けない　この学校のためにも　島の人達のためにも」

悠奈「そだ　早く開けて見ようよ封筒」

摩央「そうね　えーと、決勝戦の特別ルールですって 」

摩央「？！！　なんてことなの……」

悠奈「パァァァァ！！！？？？？」

千砂都「はい　お久しぶりです　サニパさん」

千砂都「ええ　見ました」

千砂都「とても許せないですよあんなルール…」

『ラブライブ決勝戦における特別ルール
決勝戦にあたりグループは事前にエントリーしてある人数から必ず1名減らした形で出場することとする』

千砂都「……こんなの」

千砂都「9人いる私たちはともかく」

千砂都「サニパさんは1人になっちゃうじゃないですか」
　

千砂都「………」

千砂都「最後はもちろんきな子ちゃん」

きな子「えっ　うそっ」

かのん「おめでとう！きな子ちゃん」

可可「やりましたねキナキナっ」

メイ「よかったなきな子」

すみれ「ほっ…」

恋「………」

きな子「うわあああああん　きな子絶対ダメだと思ってたっす　嬉しいっすよおおおお　うああああんん」

夏美「結局全員ですの　まぁこれがリエラの最高の形なんですから当然っちゃ当然ですの」

四季「うん　この9人のリエラの勝率　きっと…」

恋「本当にこれでよかったのでしょうか千砂都さん」

千砂都「んーー　よくはないかもね　これでルール無視の違反で恐らくリエラは反則負けかなぁ」

千砂都「でもグループとして不完全な形で決勝戦に臨んでも、それでもし優勝できたとしても誰も心からは喜べないと思う」

恋「はい　きっとその通りです　千砂都さんは部長として正しい判断をしたと思います」

千砂都「私たちにはあと1年残されてるから」

千砂都「次こそこの9人で絶対に優勝しよう！」

恋「はい！」

お終い

きな子「申し訳ありませんっすう」

きな子「うっかり階段から落ちて脚骨折してしまったす…」

きな子「全治3ヶ月らしいので…」

きな子「決勝戦はきな子抜きでお願いするっすよ」

千砂都「……」

ちぃ「だ、誰です」

？？？「“10人”や、ウチも入れて」