曜「聞いて聞いて梨子ちゃん！あのね、梨子ちゃんのために曲を作ってきたんだ～！」梨子（えっ？）
今日もようりこ大好きです！⚓️🌸❤️☺️💕✨ pic.twitter.com/DjjBiSsoBd
— ゆち⚓🌸梨子ちゃんお誕生日おめでとう！❤️ (@kireha0731) May 5, 2022
梨子「う、うん」
曜「すぅ～……」
曜「梨子ちゃん、梨子ちゃん、り・こ・ちゃん♪」
曜「梨子りこりっこ、ちゃん♪」
梨子「……」
曜「どう？」
梨子「う、う～ん……」
曜「えぇ～？もうっ、せっかく考えたのにー」
梨子「そ、そっか。せっかく……」
梨子（……）
曜「むぅ～」
梨子「……もしかして私のために考えてくれたの？」
曜「うん！」
梨子（ふぇっ！？）
梨子「わ、私のため！！？」
曜「そうだよ！」
梨子（ふぇぇぇ！！？）
梨子「……/////」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ
曜「？」
梨子（そっか、曜ちゃん私のために、わざわざ曲作ってきてくれたんだ……）
梨子「……」
梨子（嬉しい……///）
梨子「……～～っ/////」ｷｭﾝｷｭﾝ
曜「？」
曜『梨子ちゃん、梨子ちゃん、り・こ・ちゃん♪』
曜『梨子りこりっこ、ちゃん♪』
梨子（うっ……////）
梨子（どうしよう。頭の中にずーっと曜ちゃんの曲が……/////）
千歌「梨子ちゃーん」
曜「あっ、千歌ちゃん」
千歌「梨子ちゃん梨子ちゃん、そういえば今日は歌詞に曲を合わせる日だったはずだけど……出来た？」
梨子「えっ！？」
千歌「うん」
梨子「そっかぁ……」
千歌「……？」
梨子「……う、ううっ」
千歌「あ、もしかして梨子ちゃん。まだ曲出来あがってな
梨子「ご、ごめんね！今急いで考えるからっ！」
千歌「うん。いいよいいよ～」
梨子「ごめんね千歌ちゃん。えっと……」
梨子（ピアノピアノ……）
ｶﾀｯ
梨子（……）
梨子「ふぅ……」
梨子（……）
～♪
梨子「……曜ちゃん、曜ちゃん、よ・う・ちゃん♪」
梨子「曜ようよう～、ちゃん♪」
梨子（……えっ！？）
千歌「えっ？」
曜「あ、その曲！」
千歌「曜ちゃん知ってるの？」
曜「うん！私が梨子ちゃんにプレゼントしてあげた曲だよ！」
千歌「ふーん……」
梨子「うっ……//////」ｶｧｧｧｯ
梨子（よ、曜ちゃんってばぁ。恥ずかしいよぉ……//////）
梨子「ううっ……ご、ごめんね！！今急いで真面目なの考えるからっ！！/////」
千歌「うん」
梨子「うぅぅ……////」
曜『り・こ・ちゃん♡』
梨子（っ……ってだめだめだめだめーっ！！曜ちゃんのこと考えるの一端禁止っ！！一端忘れる～っ！！////）
曜『り～こちゃん♪梨子ちゃん！』
梨子「……////」
梨子（よ、曜ちゃん……私のために、作曲……////）
曜『梨子ちゃ～ん！』
曜『梨子ちゃん、梨子ちゃん、り・こ・ちゃん♪』
梨子（わざわざ、私のために……私だけのために……/////）
曜『梨子りこりっこ、ちゃん♪』
梨子「～～っ！！/////ってもうっ！！曜ちゃんっ！！作曲の途中だから邪魔しないで～っ！！//////」ﾊﾞﾝｯ!!
曜「え？私何もしてないけど？」
梨子「うぇぇぇ！！！？//////」
梨子「う、うぅぅ……////」
千歌「梨子ちゃん？」
梨子「っ……」
曜「梨子ちゃん？」
梨子「うっ……………ご、ごめん。思いつかない」
千歌「え？」
梨子「曜ちゃんばっかり頭の中に浮かんでくるから、全然作曲に集中できないの……」
千歌「えぇぇ～！！？」
梨子「ごめんね。ほんとにごめんね、千歌ちゃん。うぅぅ……/////」
梨子（～～っ//////）ｷｭﾝｷｭﾝ♡
千歌「むぅ～……もうっ！！曜ちゃん！！」
曜「え゛！？」
曜「な、なんで！！？なんで私のせいなの！！？」
千歌「曜ちゃんが変な曲作って渡すからでしょ！！ほら！！」
梨子「よ～うちゃん♡」
曜「わひゃっ！？」
梨子「曜ちゃん、曜ちゃん、よ・う・ちゃん♪」
梨子「曜ようよう～、ちゃん♪」
千歌「もうっ！！梨子ちゃんわけわかんない曲しか口ずさまなくなっちゃったじゃん！！早くなんとかして！！」
曜「う、うぅぅ……」
梨子「曜ちゃ～ん♪」ﾑｷﾞｭｰ
曜「ぐぇっ！？り、梨子ちゃんは離れて。苦しい……」
梨子「～～っ♡♡」
曜「うぅぅ……」
千歌「うぇぇ……」
曜「うっ！？ち、千歌ちゃんもそんな顔で見ないでよーっ！！」
曜「う、うん。梨子ちゃん……？」
曜「作曲、出来る……？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
梨子「～♪」ﾑｷﾞｭｯ
曜（……）
曜「む、無理だって……」
千歌「えぇぇ～！！？無理って言われても困るよー！！」
曜「うぅぅ……」
千歌「だいたい、どーせ曜ちゃんが悪いんでしょ？曜ちゃんが梨子ちゃんのメンタルケア怠るから」
曜「ご、ごめん……」
千歌「ごめんはいいから！早く梨子ちゃん元に戻して！」
曜「うぅぅ……」
曜（そんなこと言われてもぉ……）
善子「ふわぁ～、ねむ……って何やってるの！？」
千歌「あっ、善子ちゃん」
千歌「梨子ちゃんが作曲できなくなったんだって。曜ちゃんのせいで」
善子「はぁ？」
千歌「なんか曜ちゃんが梨子ちゃんに曲をプレゼントしたんだけど～……ほら曜ちゃん！歌って歌って！」
曜「え゛！？い、一年生の前であれを歌うの……？」
千歌「当たり前じゃん！そのせいでこーんな大変なことになってるんだから！」
曜（うぅぅ……）
曜「え、えっとね……？////」
よしまるびぃ「………？」
曜「梨子ちゃん、梨子ちゃん、り・こ・ちゃん♪」
曜「梨子りこりっこ、ちゃん♪」
曜「って曲なんだけど……/////」
よしまるびぃ「は？？？」
よしまるびぃ（………）
よしまるびぃ「だっっっさ………」
曜「ひ、ひどいーっ！！」
花丸「ただの惚気話だったずら」
ルビィ「放っとこ放っとこ」
千歌「いいの？」
ルビィ「えっ？」
千歌「このまま曲が出来上がらなかったら今のみんなの前で歌うことになるけど」
ルビィ「ぴぎっ！？」
善子「それって……！？」
≪ステージ≫
Aqours『梨子ちゃん、梨子ちゃん、り・こ・ちゃん♪』
Aqours『梨子りこりっこ、ちゃん♪』
花丸「……ってことずら～！！？」
千歌「うん」
善子「ヨハネはそんなクソダサソング歌いたくないわよー！！」
ルビィ「ルビィもーっとまともな曲がいいよ～！！」
曜（うぐっ！！？な、なんでダサいとかまともじゃないとか言われなくっちゃいけないのー！！私ただ梨子ちゃんに曲を作ってきただけなのに～！！！）
よしまるびぃ「むぅぅぅ～！！！」
曜「な、なに！！？」
ルビィ「曜ちゃん早く梨子ちゃんにもっとまともな曲作らせて！！」
花丸「まともな曲を作らせるずら！！」
善子「まともな曲を作らせなさいよ！！」
曜「だ、だからなんで私のせいなの～っ！！明らかに梨子ちゃんが変な妄想してるのが悪いじゃーん！！！」ﾋﾞｼｯ!!
ルビィ「あっ、果南ちゃん！」
花丸「聞いて欲しいずら！！曜ちゃんが梨子ちゃんに変な曲を吹き込むから！！梨子ちゃんがまともな曲を思い出せなくなっちゃって！！」
善子「なんとかして！！じゃないとヨハネ達ステージでめっちゃダサい曲歌う羽目になっちゃうから！！」
果南「う～ん。そう言われても……」
千歌「でね、今ね、曜ちゃんが必死に解決策を考えてるところなの。ねっ？」
曜「え゛！！？」
曜（わ、私が考えなきゃいけないの！！？）
千歌（うん）
曜（うぅぅ～っ！！誰か助けてー！！誰でもいいから～っ！！！）
鞠莉「解決策……そうね。曜が曲を吹き込んで梨子が壊れたってことなのなら、今度は曜がもう少しまともな曲を吹き込んでみたらいいんじゃない？」
曜「えっ？」
曜「ちょ、ちょっと待って！！？それって……私が普通の曲の作曲をするってこと！！？」
ダイヤ「はい」
曜「むむむむ無理だよーっ！！いきなり作曲なんて出来るわけないよ～！！」
果南「出来るよ、曜。努力すれば出来ないことなんてないんだよ」
曜「そういう次元の話じゃないよ～！！」
善子「うっさいわね！！いいからさっさと頑張りなさいよ！！」
花丸「そうずらそうずら！！曜ちゃんのせいでマルたちは解散の瀬戸際ずら～！！」
ルビィ「早くするびぃ！！」
千歌「だって。頑張れ～」
曜「むぅぅぅ～！！みんな私に対して厳しすぎだよ～！！！」
それからそれから、曜ちゃんは死に物狂いで頑張りました
初めて挑戦する作曲を少しでもいいものにして、梨子ちゃんを元の素敵な梨子ちゃんに戻そうと、曜ちゃんは必死に頑張りました
曜ちゃんは、真姫ちゃんからは音楽の基礎を、侑ちゃんと恋ちゃんからはピアノを、かのんちゃんからはギターを、凛ちゃんからはマラカスを、そして聖良さんからはルビィさんごっこを教わって
そうして三日三晩の努力を遂げた後に
曜ちゃんは、ついに普通の曲を完成させたのです
◇———◇
曜「は、はい梨子ちゃん……」
梨子「……」
曜「梨子ちゃんが弾く曲をイメージしながら作ってみたんだけど……聞く？」
梨子「う、うん」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
曜「じゃあ……」
曜（お願いっ！元に戻って、梨子ちゃん！）
曜「えいっ！」
ﾋﾟｯ!
【梨子ちゃんのうた】
作詞・作曲：渡辺曜
り～こちゃん、梨子りこりこちゃん♪
り・こ・ちゃん、梨子りこりこ梨子ちゃ～ん♪
りこ～梨子ちゃん、梨子りこりこちゃん♪
梨子りこちゃん、梨子りこりこりこちゃん♪
りこ～りりこちゃん、梨子ちゃん、梨子りこ・りこちゃん♪
梨子り～こちゃん、梨子り～こちゃん、梨子ちゃん♪
（り・こ・り梨子ちゃん♪）り～こりこちゃん♪
梨子りこりこちゃん、梨子りこりこちゃん♪
梨子ちゃん、梨子ちゃ～ん、りっこ・りこ・梨子ちゃん♪
梨子りこちゃん、梨子ちゃん、梨子りこちゃん♪
梨子ちゃん梨子ちゃん、梨子りこちゃ～ん
（り・こ・ちゃん！）梨子りこちゃん～♪
◇———◇
よしまるびぃ「………」
善子「ひっどい歌詞ね……」
花丸「聞くに堪えないずら……」
ルビィ「うゆ……」
千歌「作詞は教えてないからねー」
梨子「でも、これなら作曲できそうかも……」
曜「ほ、ほんとに！？」
梨子「うん。やってみるね」
ｽﾁｬｯ
曜「お、おぉ～！」
ルビィ「梨子ちゃんがピアノ弾けてるよ！」
花丸「いつもの梨子ちゃんの曲ずら～！」
曜「えへへ、やったー！成功だ～！」
果南「あとはこの曲に千歌の歌詞を乗せれば完成だね。ねっ、千歌？」
千歌「ほえ？」
曜「……？千歌ちゃん？」
千歌「あっ」
曜「えっ？」
千歌「そっか。まだ歌詞出来上がってないんだった」
曜「ずこーっ！！」
果南「ちょっと千歌～、せっかくハッピーエンドに収まるところだったのに～……」
千歌「たはは。ごめんごめん……でも梨子ちゃんの今の曲聞いたらすぐに浮かんできそうな気がする！」
曜「ほんとに！？」
千歌「うん！いっくよ～！」
ｶｷｶｷｶｷｶｷ
千歌「出来た！」
善子「はやっ！」
千歌「えへへ！みてみて～！」
梨子りこちゃん、り・こ梨子ちゃん、梨子りこりこちゃん♪
梨子ちゃ梨子ちゃん（り・こ梨子ちゃん梨子ちゃん♪）
梨子ちゃ梨子ちゃん、梨子ちゃ梨子ちゃん♪
梨子ちゃん、りこ梨子ちゃ～ん♪
梨子ちゃん、梨子ちゃん、梨子ちゃりこりこちゃん♪
梨子ちゃん♪梨子ちゃん♪り・こ・梨子りこちゃん
りこり梨子ちゃん、り・こ梨子ちゃん、りこり、り～こちゃ～ん♪
り～こちゃん、梨子ちゃり～こちゃん♪
梨子ちゃん梨子ちゃり～こちゃん♪
りこ～り梨子ちゃん、梨子ちゃり～こちゃん♪
り・こ・ちゃん♪ちゃ、梨子ちゃりこ～ちゃん♪
梨子ちゃり～こちゃん、梨子～ちゃん、ちゃり～こちゃん♪
りこ～ちゃん、り・こ・ちゃ～り～こ～ちゃ～ん♪
（りこり～こ梨子ちゃん♪）
◇———◇
よしまるびぃ「……」
千歌「……ありゃ。歌詞の作り方忘れちゃった」
みんな「えぇぇぇ～！！！？」
千歌「あはは～、だって歌詞を考えようとするとさっきの曜ちゃんの変な曲ばっか浮かんでくるんだもん。『梨子ちゃん梨子ちゃ～ん♪』……って」
よしまるびぃ「…………」
ｼﾞﾄｰｯ
曜「……えっ！？な、なに！！？」
よしまるびぃ「曜（ちゃん）さぁ………」
曜「も、もしかしてこれも私のせいなの！！？」
善子「あったり前でしょ！！」
花丸「曜ちゃんが変な歌詞考えてくるからずら～！！」
ルビィ「曜ちゃんのせいで千歌ちゃんまで壊れちゃったよ～！！」
曜「ひ、ひどい！！私頑張って曲考えてきたのに～！！」
花丸「いやずらー！！マルはあんな酷い歌詞の曲歌いたくないずら～！！」
ダイヤ「曜さんがまともな歌詞の曲を作らなかったから千歌さんがそれに影響されてしまったのですわ」
曜「うぇぇぇ！！？で、でもーっ！！けど、私は作曲のお手伝いしたばっかりだし……！！」
花丸「つべこべ言わずにさっさと歌詞作りの勉強してくるずら！！」
善子「そーよそーよ！！」
ルビィ「言っとくけど千歌ちゃん元に戻せるようになるまで内浦には二度と入らせないからね！！」
果南「ん、頑張んなよ。曜」
鞠莉「ファイト～」
曜「えぇぇぇ～！！？み、みんな酷いよ～！！私ただ梨子ちゃんに曲作ってきただけなのに～！！」
曜（うぇぇぇ～ん！！もう三徹は懲り懲りだよ～！！！）
梨子「♪」
ルビィちゃん草
歌詞が全部梨子ちゃんなの可愛い
梨子「衣装が思いつかない？」
曜「う、うん。あのね、梨子ちゃんの次のライブのお洋服考えてたら、考えが上手くまとまらなくって……」
梨子（私の……）
曜「だってだって、よーちゃん的に可愛い梨子ちゃんってたくさんあるから、どれがいいか一つにまとまらないんだもん……」
梨子「はぁ……もうっ、曜ちゃんってば。だったら私も協力してあげる。なんで考えがまとまらなかったのか私に教えて？」
曜「ほんとに！？」
梨子「うん。昨日の曜ちゃんにはどんな案があったの？」
曜「えっとね～……あ、そうだ！昨日の夜えーぶい見てたんだけどね！」
梨子（えっ？）
曜「そこで出て来た女の子がさ～、たまたま梨子ちゃんに似ててさ～」
梨子（へっ！？////）
曜「いや～、そしたらさ～、たまにはお洋服着てる梨子ちゃんじゃなくって裸の梨子ちゃんも可愛いかなって
梨子（～～っ！！！！/////）
ﾊﾟｼﾊﾟｼﾊﾟｼｰﾝ!!
梨子「もうっ！！知らない知らない知らないっ！！曜ちゃんのばかぁ～！！！/////」
曜（なんで……）ﾋﾘﾋﾘ
ほんとにおしまい
（なんで……）じゃないやろ
ようりこのやり取りだけで辛い仕事も乗り切れる気がする
最近一気に読むのがもったいなくてニヤニヤしながらちまちまと読んでしまう
ありがとうございます！
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