ウィーン「澁谷かのん!」かのん「!!!」【SS】
かのん「するに決まってんでしょーが!」
ウィーン「よかった。ドッキリ大成功」
かのん「ドッキリ仕掛ける側が身体張り過ぎでしょ! 死にたいの!?」
ウィーン「めっちゃ怖かった」
かのん「バカなんじゃないのバカなんじゃないのバカなんじゃないの!!!」
かのん「なによ!」
ウィーン「降ろして欲しいんだけど」
かのん「…………」
ウィーン「今日はスカートの下にジャージ穿いてるとは言えこの格好のままじゃ恥ずか
しい」
かのん「…………」スタスタ
ウィーン「待って! どこ行くの澁谷かのん! 誰かー! 助けてー! 澁谷かのん
に宙吊りにされたー!」
かのん「デタラメ言うな!!!」
ウィーン「ふぅ、頭に血が上がってちょっとクラクラする」
かのん「まったく何考えてんのよアンタは!」
ウィーン「でもスリルがあって面白かったわよ。澁谷かのんもやってみる?」
かのん「絶対やらない!」
ウィーン「出来ないの?」ニヤニヤ
かのん「…………」イラッ
かのん(もういいや。こんなヤツ無視して帰ろう)
ウィーン「あ、待ってよ澁谷かのん!」
ウィーン「…………」スタスタスタスタ
かのん「なんで着いてくるのよ!」
ウィーン「私も澁谷かのんの家に行くから」
かのん「こないでよ!」
ウィーン「イヤよ。私はお茶しに行くんだもの」
かのん「はぁ?」
ウィーン「つまり私はお店のお客さん。澁谷かのんに文句を言われる筋合いはない」
かのん「……っ! 勝手にすれば!」
ウィーン「そうするわ」
ありあ「おかえりお姉ちゃん。なんかご機嫌ナナメだね」
ウィーン「こんにちは」
ありあ「あ、ウィーンちゃん。いらっしゃい」
かのん「!? なんかありあこの子とやけに親しげじゃない!?」
ありあ「えー、だってしょっちゅう来てくれてるもん」
ウィーン「そうよ。私は常連さんなのよ」
かのん「なっ……いつの間に!」
ウィーン「いつものお願いするわ」
ありあ「おっけー。ちょっと待っててね」
かのん「くっ……なんか常連ムーブかましてる」
ありあ「なーにピリピリしちゃって」
ウィーン「澁谷かのんおこりんぼ」
ありあ「ねー」
ウィーン「ねー」
かのん「フーンフンフーン」
かのん「……なんか違うなぁ」
ウィーン「…………」
かのん「よし、もう一度」
ウィーン「わっ!!!」
かのん「おあ゛あ゛ぁあん゛っ!!?」
かのん「それはこっちのセリフだこのクソガキ! なにすんだバカ! てかなに勝手に
部屋に入ってきてんのよ!」
ウィーン「ノックしたわ(ウソだけど)」
かのん「ノックしようが返事がなかったら勝手に入ってくんな!」
かのん「そうよ! だから邪魔しないで!」
ウィーン「澁谷かのんは作曲中はそんな格好してるのね」
かのん「それがどうしたのよ」
ウィーン「メガネ似合わないわね」
かのん「ほっとけ!」
かのん「お団子ツンツンしないで」
ウィーン「おでこに落書きしていい?」
かのん「言い訳ないだろバカ!」
かのん「あーもう! 邪魔だからあっちいけ!」
ウィーン「…………」
よじよじよじよじ
かのん「なに棚に登ってんのよ!」
かのん「…………」
ゆさゆさゆさゆさ
ウィーン「あ、なにするの澁谷かのん! 棚をゆするの止めて!」
ウィーン「酷いわ澁谷かのん」
かのん「うるさい黙れ」
ウィーン「あ、この漫画読んでいい? 澁谷かのん」
かのん「あーもう、良いからそれ読んでちょっと大人しくしてて! 作業の邪魔しな
いで!」
かのん「……フンフーン」ポロンポロン
ウィーン「…………」
かのん「…………」カキカキ
ウィーン「…………」
かのん「…………」ポロンポロン
ウィーン「…………」
うなじツィー
かのん「うっひょわぁぁあっ!!?」ゾクゾク
ウィーン「漫画飽きちゃった。遊んでよ」
かのん「ふざけんな」
ウィーン「出来ないの?」
かのん「それ腹立つからやめろ」
ウィーン「それは出来ないわ」
かのん「なんでよ!」
ウィーン「夕ご飯食べていくから」
かのん「は?」
ウィーン「澁谷かのんのお母さんがよかったら夕ご飯食べて行きなさいって」
かのん「ウソでしょ!?」
ウィーン「今日はハンバーグだって。良かったわね澁谷かのん」
かのん「…………」
かのん母「そう、それは良かったわ! 遠慮せずにたくさん食べてね」
ウィーン「はい」
ありあ「こっちのポテサラも美味しいよウィーンちゃん」
ウィーン「ありがとう、ありあ」
かのん父「いやぁ、かわいい女の子が増えるとやっぱり食卓が華やかだなぁ」
ウィーン「ありがとうございますおじさま。私もみんなとご飯が食べれてとっても楽
しいです」
かのん「…………」
かのん(せっかくのハンバーグなのに全然おいしくない)
かのん「ごはん食べたら帰れよ! なんでまた私の部屋にいるのよ! ってかなんで
パジャマ着てるの!?」
ウィーン「もう遅いし泊まって行けっておばさまが」
かのん「はぁ!?」
かのん「だ、だったらありあの部屋に泊まればいいでしょ!」
ウィーン「ありあの部屋は先週泊まったから今日は澁谷かのんの部屋」
かのん「なっ……いつの間に泊まってたの!?」
かのん「だ、誰のせいだと……」
ウィーン「そんなに私とおしゃべりしたいの?」
かのん「…………っ」
かのん(もういいや……無視して寝よう)
ゴソゴソ
ウィーン「あ、もうベッドに入るの?」
ウィーン「…………」
ゴソゴソ
かのん「ちょ!? なんでアンタもベッドにはいってくるのよ!?」
ウィーン「だってこの部屋ベッドこれしか無いじゃない」
かのん「アンタはあっちのソファで寝なさいよ!」
ウィーン「イヤよ。私もベッドがいい」
かのん「このっ……」
かのん「もう勝手にして!」
ウィーン「そうするわ」
ウィーン「…………」
かのん「…………」
ウィーン「ねぇ、澁谷かのん」
かのん「……なに」
ウィーン「歌ってみてよ」
かのん「はぁ?」
ウィーン「子守唄」
かのん「なんでそんなことしなきゃいけないのよ」
ウィーン「わたし澁谷かのんの歌声が好きだから。澁谷かのんの歌を聴きながら眠りたい」
かのん「……っ」
かのん「……あぁもう、仕方ないな。少しだけだからね」
ウィーン「やった」
かのん「コホン……」
かのん「ほんの~ちょおっぴり~ かなしい~ ときなぁら♫」
ウィーン「すやぁ……」
かのん「早っ!?」
かのん「あぁもう……なんなのよこの子は本当に……」
かのん「ダメだ。一気に疲れがきた」
かのん「私も早く寝よう……」
かのん「……おやすみ」
アニメでも掘り下げられたらとぼけたキャラであってほしい
引用元:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1663964707/
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