【SS】絵里「システマやってるから痛くないわ」【ラブライブ!】
穂乃果「やっほー」ガチャ
ことり「あ、穂乃果ちゃん」
海未 「遅いですよ、穂乃果。 もう大掃除始まってます」
穂乃果「ゴメンゴメン」
真姫 「もう! この箱なんなのよ、めちゃくちゃ重いじゃない!」ドサッ
にこ 「それはHSIの過去号よ」
真姫 「もう捨てたら?」
花陽 「それを捨てるなんてとんでもない!
それは過去のスクールアイドルたちの活動の証、いわば宝!」
真姫 「ハイハイ……」
凛 「まっかせるにゃー!」
希 「やっとるかね」ガチャ
絵里 「遅くなってゴメン」
穂乃果「遅いよ! 絵里ちゃん、希ちゃん!」
海未 「穂乃果も今来たところでしょう……」
凛 「あー! 今思いっきり机の角に指をぶつけたにゃー!」
穂乃果「痛そー」
花陽 「絵里ちゃん大丈夫?!」
ことり「? 絵里ちゃんどうしたの?」
絵里 「フー……大丈夫よ、痛くないわ」
穂乃果「えー?!」
凛 「嘘にゃ、痛いの我慢してるだけにゃ」
真姫 「無理しなくていいわよ」
穂乃果「システマ? あぁ、歯磨き?」
希 「歯磨きやないよ。システマって言う格闘技があるんよ」
花陽 「シ、システマっ!」
真姫 「知ってるの? 花陽?」
ロシアの特殊部隊スペツナズも使っていると言われています。
まさかこの目で見ることになるとは…」
にこ 「アンタ詳しいわね」
凛 「凛はこっちのかよちんも好きにゃー」
絵里 「ふふ、ロシアにいた頃、少しかじったのよ」
凛 「すごいにゃ! すごいにゃ!」
絵里 「私に言わせればA-RISEも素人にしか見えない」ドヤァ
にこ 「そらA-RISEも格闘技は素人でしょ」
絵里 「呼吸とリラックスで痛みを散らしているのよ」
穂乃果「さっきやってた変な呼吸だね」
真姫 「そんなもんで痛みが消えるわけないじゃない。イミワカンナイ」
絵里 「言ってくれるじゃない。じゃあ真姫も試してみる?」
真姫 「え?」
真姫 「何言ってるのよ、そんなことできるわけないでしょ」
絵里 「あら、怖いのかしら?」ウフフ
真姫 「コワクナイワヨ! やってやろうじゃない」
絵里 「ふふ、私が痛いって言わなかったらジュースおごりね」
穂乃果「真姫ちゃん、ファイトだよ!」
真姫 「いくわよ…えいっ!」
ボコッ
絵里 「!」
海未 「なかなか良いボディーでした」
ことり「絵里ちゃん大丈夫?」
真姫 「……」
絵里 「全然痛く無いわよ」ドヤァ
真姫 「そんなっ!」
にこ 「結構良い音してたわよ」
花陽 「ハラショー……」
凛 「すごいにゃ!すごいにゃ!」
凛 「凛もやってみたいにゃ」
絵里 「え?」
花陽 「凛ちゃんのローは全国レベルだもんね」
絵里 「いやー、もう今日はちょっと……」
絵里 「まあまあまあ…」
穂乃果「さすがのシステマもローキックは無理かあー」
絵里 「で、できるわよ」
凛 「やったにゃー!」
絵里 「まあまあ、痛く無いけどね……でも」
凛 「シュッ、シュ!」
にこ 「シャドー始めたわよ」
希 「なかなか良い蹴りやね」
真姫 「怖いの?」
絵里 「そんなわけないじゃない」
絵里 「1年くらいね」
花陽 「じゃあ大丈夫だね」
絵里 「……それは私が言うことじゃないの?」
絵里 「全力で来なさい」
凛 「いっくよー」
絵里 「ちょ、ちょっと本当に全力でどうするのよ」
凛 「どっちにゃ?」
絵里 「できるわよ。来なさい」スーハースーハー
凛 「今度こそ、いっくにゃー!」
穂乃果「ゴクリ…….」
ビシィ!
絵里 「あ、ああああぁぁぁああ!」
穂乃果「うわぁー」
海未 「太ももにモロに入りましたね」
ことり「痛そうー」
にこ 「のたうち回ってるわね」
花陽 「やりすぎだよ、凛ちゃん」
希 「エリチ、呼吸止まっとるで」
絵里 「す、すーはーすーはー……」
絵里 「す、すーはーすーはー……」
絵里 「……」
絵里 「ぜ、全然痛く無いわよ……」
穂乃果「おおー! すごいよ絵里ちゃん!」
にこ 「ただのやせ我慢じゃないの?」
真姫 「太もも真っ赤じゃない」
絵里 「これは皮膚がシステマに追いついてないだけよ」
ことり「すごーい」
花陽 「さすがシステマ……」
絵里 「そうだったわね。生徒会室に戻りましょう。みんなまたね」
バタン
穂乃果「絵里ちゃんすごかったね」
凛 「すごいにゃ! すごいにゃ!」
真姫 「これは認めるしか無いわね」
海未 「すごい武術です」
絵里 「うわ~ん! 痛かったよ~!」
希 「無茶するからや」
絵里 「今更できないなんて私が言えると思う?
すごい腫れてきた! うわ~ん!」
希 「よしよし」
完
ちょろえりちか
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