【SS】すみれ「やっぱり、ありあのコーヒーが一番ね」かのん「え~?すみれちゃん私のは?」【ラブライブ!スーパースター!!】
すみれ「私のはって、あんたぜんぜん私にコーヒー淹れてくれないじゃない」
かのん「そんなことないよ!二か月くらい前に飲んだでしょ私が淹れたやつ」
すみれ「ええ…?忘れちゃったわよそんなの」
かのん「そんなこと言うんだ。すみれちゃんそ~んなこと言うんだ!あーーもう今日はお金とるからね!」
すみれ「だからいつも払うって言ってるでしょ」
かのん「払わなくていいよ友達なんだから!」
すみれ「どっちよ!!!」
ありあ「あはは…」
かのん「こんなってなに?面倒ってなに?」ジト
ありあ「はは…まあちょっと」
かのん「まあちょっとってなに?!」
すみれ「ふふ、かのんじゃなくて私の妹になる?」ナデ
ありあ「!…えっと、その」カァ…
すみれ「カワイイししっかりものだし、大歓迎よ?」
かのん「こらーっ!ウチの妹に変な勧誘しないでよ!ありあも私の妹のほうがいいよね?平安名なんてヘンテコな苗字イヤだよね?」
すみれ「誰がヘンテコな苗字よ!いいじゃない、平安名ありあ。悪くないと思うけど」
ありあ「…!!!」カァッ
すみれ「まあ…そっか、かのんじゃ無理だものね」
かのん「ちょっとお!!!」
ありあ「あの…お姉ちゃんたち、時間」
すみれ「あ!本当だ、もう行くわよかのん!練習始まっちゃう!」
かのん「まって、もうちょっと待って!」
すみれ「待たない。じゃまた来るわね、ありあ」ウィンク
ありあ「いっ…えっと、いってらっしゃい?」ドキィッ
かのん「あーん待ってよ!!」
ドタドタバタバタ…
……
ありあ「はあ…」ドキドキ
ありあ(それ以降、お姉ちゃんがものすごい美人の先輩たちをしょっちゅう引き連れてうちに遊びに来るようになった)
ありあ(全員連れてきたときなんか、お店の中がそれはそれはものすごい華やかになって)
ありあ(お姉ちゃんたちはただ同じ部活の同じ仲間で集まってるって、それ以上の意味はないんだろうけど…)
ありあ(曲がりなりにも全国レベルのスクール”アイドル”、さすがに私だってちょっと緊張しちゃう。あの空間の顔面偏差値はものすごい)
ありあ(そして最近とくにお姉ちゃんと仲が良くて、一番スタイルがよくて、かっこよくて美人なあの人…)
ありあ「…」
ありあ「すみれ先輩…」ポー
たいしたものですね
(これとても気になるっす。リンクとか持っていらっしゃる方いないっすか?)
Twitterでもすみありって検索すればすぐ出てくるぞ
ありあ(もしかして付き合ってるとか?あはは、ないない…ないよね?)
ありあ(……)
ありあ(せめて私にもチャンスくらい…)
ありあ「…!!! わーっ、わーーっ!!!!!!!!」ガンッ!!!
ありあ(今、私なに考えてたの?!)
澁谷母「ちょっとありあ!どうしたのよ?」
ありあ「お、お母さんごめん…ちょっとハチがお店に入って来ちゃって」
澁谷母「えっ、大丈夫なの?まだいる?」キョロ
ありあ「いや、もう出ていったよ」
澁谷母「そう、よかった…気を付けてね」
かのん「ただいま~」
ありあ「お姉ちゃん、おかえり」
すみれ「お邪魔しまーす」
ありあ「!? すみれ先輩??!」
ありあ(うそ!今日は私こんなグダっとした服装なのに!)
すみれ「あれ?…本当にお邪魔だった?」
ありあ「いや、全然そんなことは!…今日はどうしたんですか?」
かのん「ふふふーん、恋ちゃんからゲーム借りてきたんだ!四人用のゲームなんだけどさ」
すみれ「ありあもどう?手加減しないけど」
ありあ「…ちなみに、何のゲーム?」
かのすみ「「桃〇!!」」
かのん「準備?」
ありあ「とにかく!お姉ちゃんの部屋でやるんでしょ?先に行ってて」
かのん「はいはい、行こすみれちゃん」
すみれ「分かったわ。じゃあ後でね、ありあ」ウィンク
ありあ「は、い…」ドキ
…
ありあ「お、お待たせしました」
ありあ(髪とかハネてないよね?さっき確認したし)
すみれ「お、きたわね」
かのん「あれ、なんで着替えて…あっ、……ふ~んなるほどね?ふ~~ん??」チラッ
ありあ「お、お姉ちゃんうるさい!!!」
すみれ「?」
かのん「ふふ~ん、すみれちゃん弱いね~~コンピュータより弱いなんて」
ありあ「お姉ちゃん…」
すみれ「ありあ、作戦があるわ。この貧乏神コンピュータに押し付けたら千葉県集合よ!」
…
ありあ「でた、刀狩り!」
すみれ「よーし行くわよ、覚悟しなさいかのん」
かのん「え、ちょ、それはズルい!やめてよ!ズルいズルい~~~!!!」
…
すみれ「やった、またゴール!」
ありあ「すみれ先輩強すぎ…」
かのん「ちょっとお!!また私が最下位?!あぎゃああああっ、キングボンビーになった?!!!」
すみあり「「あははははは」」
かのん「あははじゃない!!」
ありあ「あっ!……..あ」ドキドキ
かのん「ズルだ!すみれちゃんとありあズルだよ!そもそもこれチーム戦じゃないし!!」
すみれ「なんとでも言いなさい。最下位がかのんってのは変わらないわ!ねぇありあ?」
ありあ「そ、そうですね」ドキドキドキドキ
かのん「ねえもう一回やろ!もう一回!」ダンダン
すみれ「もう遅いじゃない、私帰らなきゃ」
かのん「えーーやだやだやだやだ!!」バタバタ
ありあ「お姉ちゃん…」
かのん「バイバイ、つぎは絶対勝つから」ノシ
ありあ「あはは…気を付けて」ノシ
…ガチャン
かのん「…」
ありあ「…」
かのん「すみれちゃん、倍率かなり高いよ?」
ありあ「…………何の話」
かのん「ううん、なんでも?ありあがすみれちゃんとゲームするのにわざわざ着換えてきたりとか、ずっと髪の毛気にしてたりとか、抱きつかれて顔真っ赤にしてたりとか、そんなの全然私気付いてないから」フフーン?
かのん「…あっ、後輩が言ってたんだけど。ゆたんぽをお布団でくるんで抱きしめると、まるでホントに人を抱いてるみたいにかんj」
ありあ「あーあー!うるさいうるさいうるさい!!!」ゲシゲシゲシ
かのん「え、ちょっと痛っ…痛い!ほんとに痛い!!ごめんって!!」
澁谷母「なに、ケンカ?駄目じゃないかのん」
かのん「なんでよ!!!!!!!」
ありあ「すみれ先輩…」
ありあ(胸、柔らかかったな…って、何考えてるの私!)
ありあ(私、ちょっとヘンかも。今まではこんなにドキドキしたことないのに)
ありあ(……ううん。本当は気づいてる)
ありあ(倍率高い、だって。ホントだよね、あんな美人の先輩。なんで私なんかが関わりを持ててるのか不思議なくらい)
ありあ(ウィンクとかハグとか、誰にでもやってるんだよねきっと)
ありあ(…お姉ちゃんと仲のいいクゥクゥさんも、見てる感じ絶対すみれさんに気があるし)
ありあ(私なんかじゃ勝てないよ)
ありあ「はあ…」ギュム
ありあ(…)
ありあ「……」ガバ
ありあ「えっとえっと…あった!」ガサゴソ
ありあ「…」
ありあ「そろそろ沸くかな」ソワソワ
かのん「ふぁ~あ、あれ?何で起きてるの?いつもこの時間寝てない?」
ありあ「!」
かのん「ん?なにそれ?この時期にゆたんぽは流石にちょっと早いんじゃ…あっ」
ありあ「あっ、あ、お姉、ちゃ…」
かのん「あっいや…ううん何も見えなかったかも、あはは…おやすみ~いい夜を~」ソロリソロリ…ダッシュ!
ありあ「……」
ありあ「…やるんじゃ、なかった」カアアアア
この後めちゃくちゃ布団抱きしめて寝た。
…実際のところ、眠れなかった。
お付き合いいただきありがとうございました。代行も感謝です。
先日書いたものの裏話的に書いたっす
メイ「きな子、付き合ってくれ」きな子「…分かったっす」
オマケで前回のすみれ先輩っす
すみれ「なにこれ」四季「心が読めるようになる薬」
かのすみと思って開いたら新たな可能性を知れた
ありあが可愛かった
とてもいい
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