【SS】かのん「メイちゃんと行きたい場所があるんだ」メイ「おっほ~↑↑」【ラブライブ!スーパースター!!】
メイ「同人誌の山、山、山…!?」
かのん「こういうの、好きでしょ(イケボ)?」
メイ「いやいやいや! 私はこんなものに興味は…」チラッチラッチラッ
かのん「そうかな?」
かのん「もっとジブンに、正直に生きろやしていいんじゃないかな」
メイ「あ…あぁ………私は……!!」ゴクリ
かのん「大好きを、叫ぼう?」ソウ!ターカクーハーテーナクーアスヘトミチビクヨーワタシダケノヒカ-リハナチターイ
かのん・メイ「工口同人が好きだああああああああああ!!」DIVE!
メイ「心が洗われるようだ…」キラキラキラ
かのん「これでもう、仲間だね」ギュッ
メイ「ああ!」
かのん「さぁ行こう! メロンブックスの奥の方へ!」
メイ「おう!」
メイ(暖簾の先にあったのは夢の世界…)
メイ(まるでおとぎ話、イロトリドリ(肌色)の世界が私たちを迎えてくれる)
メイ「ここがDreamLand! DreamWorld!かぁ…」パアアアァァァァ
かのん「まずは推しの本があるか見てみようよ!」
本本本本本本本本本本本本本本本本本本
メイ「しゅごい~~! サニパ様本がこんなにぃぃ~~!」シュババシュババ
メイ「ネットで見るしかなかったクゥすみ本もたくさんありゅ~」
メイ「そしてあそこに輝くのは…!」
メイ「かのちぃ本!」
かのん「チッ…」
メイ「あ、あれ? かのん先輩お気に召さないのかよ」
メイ「こんなにエッッッッッッな絵柄なのに…」
かのん「ばーか、自分で抜けるかっつーの」
かのん「それにこれはダメだね。ちぃちゃんの胸を盛るペコしすぎだよ」
かのん「まったくこの作者分かってないなぁ…」イライラ
かのん「盛るペコにも品格ってものがあるよね」
メイ「けどよぉ、ある程度ボリュームがないとエッッッッッじゃないんじゃないか?」
かのん「そうかな!!!!!!!?」
メイ「おおっ!?」ビックゥ
かのん「ないことが逆にエッッッッ。それが美しい。膨らみかけこそ至高だって中学の時の校長も言ってたよ
第一さぁ胸があっても邪魔なだけでしょ? 偉い人たちにはそれが分からないんだよね
つまり何が言いたいかっていうと155cmくらいで胸の小さいまんまるな女の子が一番ってことだよ
この思い…歌に乗せて世界に届けたいくらい。留学するのはその為だと言ってもいいね」ツラツラ
メイ「かのん先輩って本当に留学なのか? 国外追放になっただけじゃないよな?」
メイ(けど…工口同人へのこのパッション、流石だかのん先輩!)
かのん「まぁ絵の良いかのちぃ本は全部買うんだけどね」ドッサリ
メイ「ちさすみかぁ。同人としては鉄板のマイナーカプだな」
かのん「中身まだ見てないけど明るい感じとみたよ。ちぃ攻めなのも見どころだね」
かのん「それからこちらのちさクゥ本」
メイ「それは私も気になってた」
かのん「明らかに暗い感じなのが良い。純愛悲恋系と見たね」
かのん「そして最近アツいのがちされん本」
メイ「手広いなぁかのん先輩」
かのん「友情が恋愛になっていく過程が描かれていることが多い。こういうの増えて」
かのん「ちさウィン本は…新しいのはまだないかぁ」
メイ「…」
メイ「千砂都先輩のこと、好きなんだろ?」
かのん「そうだね。正直辛いこともあるよ…」シュン
かのん「けど、私NTRも履修済みだから!」ニッコリ
メイ「業が深いな…」
かのん「うーん、あんまり新しいのなかったし別のとこも見てみようかな」
かのん「りなミア本あるかなー?」テトテト
かのん「ワンチャンすみれちゃんの妹本もないカナー?」
メイ「本当に工口同人が好きなんだな、かのん先輩…」
メイ「よし、私も色々見てみるか!」
メイ「こっちのクーカー本も良さげだし買っておこう」ヒョイッ→カゴ
メイ「理事恋本!? いやいや…これは流石に…」ヒョイッ…
メイ「怖いもの見たさがあるな…」→カゴ
メイ「ヤバい…どれも気になる…」チラチラ
メイ「意外とこういう白黒のやつにもいいのがあったりするんだよな…」
メイ「…」
メイ「ん…!?」
メイ「この本、きな子と夏美じゃないか!?」
メイ「もう私たち1年生の本まで出てるのかよ!」
メイ(嬉しいような恥ずかしいような…)
メイ「買っておこう…」ポッ
メイ「でもでも、ということは――!」
メイ「やっぱりあった!」
メイ「しきメイ本…!!」バーン
メイ「うっ…///」チラッ
メイ「だ、誰だよこんな本描いたやつ…! 恥ずかしすぎんだろ…」チラッチラッ
メイ(けど、スクールアイドルになって人気が出るっていうのはこういうことなんだよな…)ヒョイッ
メイ(私たちのこと見て描きたいって思ってくれたんだよな…)
メイ(しかも、四季と私の組み合わせで…///!!)
メイ「うぅ…」
メイ(しかも相手は四季だし…!)
メイ(かのん先輩は自分の本は買わないみたいだし…!(絵の良いかのちぃ本なら買います))
メイ(これはやっぱり、買えないな…)棚←
メイ(第一こんなの四季に見られたらアウトだ…)
かのん「買っちゃえばいいんじゃない? 残り一冊じゃん、それ」ヌッ
メイ「!!」
かのん「数多の作者がそれぞれの想い・解釈で描いた同人誌。薄い本の中には分厚い夢が詰まっているんだよね」
かのん「同人誌との出会いは一期一会。出版数が少ないから次来た時にはもうないかもしれない」
メイ「あ…」
かのん「だから…メイちゃんがその本を手にしたのはきっと運命」
かのん「買ってあげなよ」
メイ「…そうだな!」
メイ(四季…。この同人誌を見て四季とする日のことを想像するからな…!)
メイ「しきなつ本!?」
メイ「…」ジェラッ
メイ「おうおうどこのどいつだ!? 四季と夏美のカップリングなんて考えたやつはよぉ!」
メイ「四季は私のものだってのに…」チラッ
メイ「…」チラッチラッ
メイ「…」ヒョイッ…
メイ「こんな有害図書が誰かの手に渡るのは良くないから買ってやるよ」→カゴ
メイ「まったく…見つけたらただじゃおかないからな」
かのん「メイちゃんもNTRの良さが分かるようになるよ」ニヤリ
かのん「うん。読み終わるまでかなり時間かかりそう」
かのん「薄い本だけど内容は濃いもんね」
メイ「だな!」
かのん「いい本があったら貸してね? 私も貸すからさ」
メイ「おう! …といっても、かのん先輩が好きそうな本はあんまりないかもだけどな!」
メイ(私は口リは専門外だし)
かのん「あはは。いつかメイちゃんも口リでしか出来ない日が来るって」
メイ「いやいやいや…」
メイ(この時、私は知らなかった…)
メイ(口リの魔力の本当の恐ろしさというものを…!)
メイ「やっぱりクゥすみ本はいいなぁ! このしきメイ本もいけるじゃねぇか」
メイ「…」チラッ
メイ「しきなつ本かぁ…」
メイ(私はNTRなんて分からないから興味なんてないんだけどよ!?)
メイ「四季のエッッッッッッな絵だけでも確認しないとな」
メイ「…」
…
メイ「…」
メイ「夏美って…めっちゃエッッッッッなんだな…///」ポッ
夏美「…」
メイ「…」ジーッ
夏美「いったいなんなんですの? さっきからずっと見てるけど」
メイ「な、なななんでもないぞ!?」
メイ(昨日同人誌を読んでから夏美のことが気になっちまう…!)
メイ(なんでアイツあんなに口リなのに出るとこ出てるんだ!?)
夏美「目ぇキモいですの…」ジトッ
メイ「ああんっ!」ズキューン
メイ(さ、蔑んだ目で見られるのがこんなに気持ちいいなんて…!)ドキドキ
メイ(これが口リの魔力ってやつなのか…!!)
メイ(かのん先輩、先輩の言うことは間違ってなかったよ…!!)
四季「メイ…?」
メイ「お、おう…。悪いな」スッ
メイ「はい、いーち、にー」グイグイ
四季「ん…?」
四季(メイ、いつもは体くっつけると顔に『おっほ~』って出てくるのに今日はそれがない…!?)
メイ「…」ジー
夏美「ごー、ろくー、ななー」タヨン
きな子「はーち、きゅー、じゅーっす!」
メイ(ストレッチで伸ばした腕が宙を走り地に落ちていく…その時に揺れる胸! こんな光景がまだこの世にあるなんて)
メイ(口リの世界は偉大だ…!!)
四季「メイ…?」ショボン
メイ(やけに今日の四季は強引だったな…。まぁ宿題教えてくれるのは助かるけどよ)
メイ(同人誌はきっちりしまったし見つかることはないはずだ)
メイ「ほら、宿題始めようぜ」
四季「うん」
…
メイ「あー…なるほどなぁ…わかった…」
メイ「きが…」zzz
四季「練習で疲れている中で宿題なんてしたら寝ちゃうことは分かってた」
四季(と言っても、私が隣にいて密着したら『おっほ~』ってなってたのに…)
四季「絶対何かおかしい。突き止めてやるんだから」
四季「…と見せかけた衣装ケースの奥」
四季「…の更に服の中に紛れさあせてあるやつ」
四季「ふーん…クゥすみ本ね」ポイッ
四季「それからスクールアイドルの写真集やDVDの中に紛れさせてある」
四季「…さらに表紙を付け替えているやつ」ゴソッ
四季「えっ…しきメイ本///!?」
四季「メイ…私のエッッッッッッな本なんて買ったんだ」
四季「嬉しい…!」
四季「けど、これだけじゃないはず」キラン
四季「机の引き出しの鍵は複製済み。この引き出しの裏からボールペンの芯を絶縁体にして裏から穴に入れて開けた二重底の中」
四季「見つけた…しきなつ本」
四季「メイ…あの時の目はこれを読んだから。夏美ちゃんに欲情してたんだね」
四季「これは再教育が必要…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
デスノートの隠し方で草
メイ「あぁ…私寝てたのかぁ」
メイ「四季ー?」
メイ(アイツ帰ったのか? まぁ…私寝ちゃったからな)
メイ「そういうことなら今日もお楽しみタイムといくか!」
メイ「♪~」
メイ「引き出しの裏からボールペンの芯を絶縁体にして裏から穴に入れて開けた二重底の中に~」
メイ「…」
メイ「あれ?」
メイ「ない、ないぞ…!? しきなつ本…!」
メイ「で、なんで代わりに見たことないしきメイ本が入ってるんだ…!?」
メイ「ここも!?」シキメイ
メイ「ここに隠したやつも!?」シキメイ
メイ「全部しきメイ本になってる…!? ど、どういうことなんだよ…」
メイ「…」
メイ「ま、とりあえず読んでみるか…」
…
メイ「…」
メイ「泣ける…! この作者がどれだけしきメイを愛しているか分かる…!!」
メイ(同人誌は商業誌じゃない。多種多様ではあるけどその殆どは薄い本と呼ばれるほどのページ数しかない)
メイ(けど…同人作家はその僅かなページに自分の想いを、解釈を、夢を描く)
メイ(その想いに貴賎はない。渦巻く情熱のパッションが同志の心を打ち貫く)
メイ「私…!」
メイ「やっぱり四季のことが好きだ…!!」
メイ「なぁ、四季…また今日も勉強会しようぜ」イチャ
四季「うん、いいよ…」イチャ
夏美「昨日のアレはなんだったんですの…?」
きな子「さぁ?」
メイ(消えていった同人誌たちがどこに行ったのかは今でもよく分からない)
メイ(けど…私の家には今、熱量溢れる最高のしきメイ本が無数にある)
メイ(あれだけの同人誌があれば…今日もオカズに困ることはないだろう)
メイ(それに…)
メイ(いつかはオカズなんかに頼らず、好きな人と出来ればなって…そう思うんだ)
四季「…」
四季(計画通り)
すみれ「…」
恋「…」
〇本日のニュース〇
「ライブのプレッシャーが強く、倫理観のたがが外れたとき、より解放感を味わえた」。
警視庁が人気スクールアイドル「Liella!」センター(未成年の為名前は非公表)を逮捕した。
18歳未満である容疑者が同人誌販売店で買い物をしたことが通報され発覚した出来事だった。
容疑者は12660冊もの工口同人誌や児ポ写真を所持し、『わが秘密の秘密編』と称したアルバムに隠していた。
「うち10割は18歳未満だったと思う」と供述しており、今後も余罪がないか調査が入る方針だ。
「歌姫」の仮面を脱ぎ捨て、原宿のカフェでさらけ出したのは、女性の人権を踏みにじる本性だった。
千砂都「…」
千砂都「練習、はじめるよっ!」
完
委託の同人誌ってくっそ高いからひょいひょい買ってたらすぐに1万円超えちゃうし
数あるとめちゃくちゃ重くて手に食い込んで痛いんだよね
かのメイやアニメ梨子は豪傑すぎる
そのうちお前もかのちぃすることになるとは知らずに…エッッッッ!!!
ここ名言すぎる
エ●ガキかのん可愛いからもっと欲しい
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