【SS】きな子「早く治りますように…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ夏美「…」ｽｰｽｰ【ラブライブ！スーパースター!!】

きななつ

夏美「…」

夏美「…」

夏美「…」ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ

夏美(やってしまった)

夏美「季節の変わり目なんとやら…油断したつもりはなかったけど」ｺﾞﾎｯ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

夏美「え？…」

夏美「…」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

夏美「…はいはい」ﾖｯｺｲｾ

ﾃｸﾃｸ

夏美「なにか買い物してたかな…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

夏美「あーだる」ﾖﾛﾖﾛ

ｶﾞﾁｬ　ｷﾞｷﾞｷﾞ

夏美「はいー」

きな子「はいー」ﾌﾘﾌﾘ

夏美「…」

きな子「はいー…」ﾌﾘﾌﾘ

ﾊﾞﾀﾝｯ　
ｶﾞﾁｬ

夏美「…」

夏美「…」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ｺﾝｺﾝｺﾝ

夏美「…」

夏美「…はぁ」

ｶﾞﾁｬ

きな子「なんで閉めるんすか！！」

夏美「…なにしにきたの」

きな子「こ、これ、飲み物とか、果物とか、と…とか！！」

夏美「…」

きな子「要らなかった…？」ｺｺﾞｴ

夏美「うつったらどうするの」ｼﾞﾄｯ

きな子「あはは、だよね」

夏美「おばか」

きな子「ばかは風邪ひかないって言うっすけど」

夏美「…」

きな子「…」

夏美「そうね」

きな子「否定して？」

夏美「とにかく、ありがとうですの…」ﾍﾟｺﾘ

きな子「い、きな子がしたくてしたから！！」

夏美「…」

きな子「…」

夏美「…」

きな子「…」ｱｾｱｾ

夏美「あがってく？」

きな子「え？」

夏美「うつるかも…ですが」

きな子「きな子、先週の土日ウイルスと戦ってたから大丈夫！！！」

夏美「あー…そうでしたの」ｺﾞﾎｯ

きな子「ほら、中入ろ？」

夏美「ん」

きな子「…」

夏美「あんまりジロジロ部屋見ないで欲しいですの…散らかってるので」ﾖﾛﾖﾛ

きな子「うん」ｷｮﾛｷｮﾛ

夏美「言ってるそばからこら」

きな子「あ、つい、ついね」

ｶﾞﾁｬ

夏美「んー…どうぞ」

きな子「わー」

夏美「そこら辺に適当に座って」

きな子「うん」

夏美「…今、お茶いれる」

きな子「！！、買ってきたから！きな子やるっすから！寝てて！」

夏美「…」ｼﾞﾄｯ

きな子「な、なんすか」

夏美「しんぱい」

きな子「できるっすよこれくらい！」

夏美「大きい、声が、頭に響く」ﾖﾛﾖﾛ

きな子「わわわわ」ｱｾｱｾ

夏美「、お言葉に甘えて、、寝てますの」

きな子「う、うん…」

夏美「…」ｺﾞﾛﾝｯ

きな子「食器とか、借りるっすね」

夏美「…」ﾌﾘﾌﾘｰ

きな子「…」ｶﾞｻｺﾞｿ

きな子「…なつみちゃん、思ってたより辛そう」

きな子「…」

きな子「これ…リンゴ剥いてお茶入れたら帰ろう」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

きな子「…包丁借りるね」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

きな子「んー。こっちは冷蔵庫入れちゃお」

きな子「…」

きな子「なつみちゃん、ちゃんと自炊してるんすね」

きな子「買い物もしてるっぽいけど…」

きな子「作る気力ないよね…風邪ひいてると」

きな子「…」

きな子「よしっ！」

—–
—
–

夏美「…」

夏美「んあ？」ﾊﾟﾁﾘｯ

夏美「やば…寝ちゃってた」

夏美「あれ…、あれ？きな子…？」ｷｮﾛｷｮﾛ

夏美「あっ」

夏美「ん、リンゴ…うさぎさん」

夏美「…これ、あの子が…」

夏美「食べて…、いいよね」

夏美「あむっ…」ｼｬｸ

夏美「…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

夏美「んっ…はぁ…、よく考えたら、今日なにも食べてなかった…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

夏美「あむっ…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

きな子「あー！なつみちゃん起きた！」

夏美「っ！？」ﾋﾞｸｯ

きな子「ん？、どうしたっすか？」

夏美「ん。げほっ、…な、なんでもないですの」

きな子「帰ったと思ったんでしょ、きな子居てくれて嬉しかったんでしょー！」ﾆｺﾆｺ

夏美「あむっ…んー、りんごおいしい」

きな子「あー無視するそうやって」

夏美「りんご、ありがとうですの」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

きな子「うん、食べれるみたいで安心したっす」

夏美「…うげ、もう外暗い…今何時」

きな子「9時くらい」

夏美「え、あなたそろそろ帰らないと」

きな子「いいっすよー、どうせ帰っても1人っすもん」

夏美「…ごめんなさい」

きな子「？」

夏美「リンゴも…それに、冷えピタも、寝てる間に取り換えてくれてありがとう」

きな子「きな子が好きでやってることっすから、気にしないで」

夏美「…」

きな子「ほらー、りんご食べたらお熱測りましょうねー」

夏美「ん」

きな子「ん、」

夏美「ん？自分でできますの」

きな子「そう言わず」

夏美「脇に入れるだけだから…自分でできる」

きな子「はーい、ついでに上着脱ごうっすねー」

夏美「いや、いい」

きな子「だめ」

夏美「いや」

きな子「だめ」

夏美「…」ｼﾞﾄｯ

きな子「だめ」

夏美「がんこ」

きな子「はい、バンザーイ」

夏美「んー」

ﾇｷﾞﾇｷﾞ

きな子「はい、体温計脇に挟んでてね、きな子お茶持ってくるから」

夏美「ん」

きな子「…」ﾃｯﾃｯﾃｯ

夏美「…」

夏美「…」

夏美「きな子のくせに」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

きな子「熱、あと少しっすね」

夏美「だぁーるっ」

きな子「ほら、汗ふくから」

夏美「えー…」

きな子「恥ずかしいの？」

夏美「…」

きな子「あー！きな子に見られて恥ずかしいんだなつみちゃん」ﾆｺﾆｺ

夏美「恩を売るのがイヤなだけですの」

きな子「なんてやつ」

夏美「…」

きな子「ほーら、後ろ向いて？」

夏美「…でしたら…お願いします」

きな子「珍しく素直っすね」

夏美「恩なんて…今更過ぎるからね」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

きな子「？」

夏美「お願いします」ｸﾙｯ

きな子「っ…」ﾄﾞｷｯ

夏美「…」

きな子「…」

夏美「、え？なにしてますの？」

きな子「う、あ？、ご、ごめんっす」

夏美「？」

きな子「さわるね？」

夏美「普通に拭けばいいから」

きな子「う、うん…」

ﾌｷ…

ﾌｷﾌｷ

きな子「…すー…はー…」ﾌｷﾌｷ

夏美「なぜに深呼吸…」

きな子「きな子にだって、ペースがあるんすよ」

夏美「？」

きな子「…」ﾌｷﾌｷ

夏美「…」

きな子「…」ﾌｷﾌｷ

夏美「…」

ﾌﾝｽｰ ﾌﾝｽｰ

ﾌﾝｽｰ ﾌﾝｽｰ

夏美「ちょいちょいちょい」

きな子「え？」

夏美「なに、怖い、鼻息、怖いから」

きな子「え、きな子！？」

夏美「そう、あなた」

きな子「ご、ごめんなさい、優しくしてるから！」

夏美「いや、優しいのは分かってるから、鼻息が怖いだけ」

きな子「これでいいすか」

夏美「鼻つままなくていいから、なつみの体臭が臭いみたいだからやめてそれ」

きな子「う、うん…」

夏美「はぁ…ほら」

きな子「あとはどこら辺を拭いたらよいでしょうか」

夏美「背中の下の方、もう少しお願いしますの」

きな子「うん」ﾌｷﾌｷ

夏美「…」

きな子「…」ﾌｷﾌｷ

夏美「んっ」ﾋﾞｸｯ

きな子「うぇぇ！？」

夏美「あ、ごめんなさい、ちょっとびっくりしただけですの」

きな子「い、いきなりエ　チな声出さないでほしいっす！」

夏美「え　ち？」

きな子「しかも上半身裸で！！」

夏美「不可抗力ですの、それに脱げって言ったのはあなたですが」

きな子「きな子はエ　チじゃないすもん！」

夏美「え、なんのはなし？」

きな子「前は自分で拭けるっすね！はい！」

夏美「…」

きな子「…」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

夏美「ふーん…きな子」

きな子「な、なんすか…」

夏美「なつみの体見て、興奮してるんですの？」

きな子「い、いいいいいい！！！///」

夏美「図星」

きな子「してない！！」

夏美「顔、真っ赤」

きな子「してない！！！！」

夏美「なつみより熱あるんじゃない？」

きな子「っっっ！」ｳﾙｳﾙ

夏美「あー冗談、冗談ですの、なつみが悪かったですのー」ﾌﾘﾌﾘ

きな子「…」

夏美「ほら、下も拭きますので、あっち向いててくださいですの、むっつりきな子さん」

きな子「っっっばか！！！！きな子帰る！！！！」

夏美「そう。では、玄関まで見送りますの」

きな子「いらない！」

夏美「よっこいせ…うわっ！？」ﾖﾛｯ

きな子「わわわっ！？」ｷﾞｭｯ

ﾊﾞﾀﾝｯ

きな子「いたたた…」

夏美「ご、ごめんなさい、油断しました」

きな子「う、うん、なつみちゃん怪我ない？」

夏美「私は大丈夫…きな子は？」

きな子「きな子も平気、この通り！」ﾑｷｯ

夏美「ぷふっ…なんなんですの、それ」

きな子「えへへ、ムキムキきな子」ﾑｷｰｯ

夏美「これのどこがですの」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

きな子「あはは！やめー！」

ﾎﾟｽｯ

きな子「なっ…なつみ、ちゃん？」

夏美「きな子…」

きな子「な、なに？」

夏美「今日は…その…」ﾒｿﾗｼ

きな子「？」

夏美「来てくれて…、あの…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

きな子「きな子が好きで来たからいいの！」ﾆｺｯ

夏美「…」

きな子「きな子、そろそろ帰るね」

夏美「、うん、…あ、さっきのこと、怒ってる？」

きな子「え？さっき？…あー、」

夏美「…」

きな子「ふふっ、うん、怒ってる！」ﾆｺﾆｺ

夏美「…ふふっ」

きな子「えへへ」

夏美「それじゃ、玄関まで見送りしますの」

きな子「うん、また転ばないようにね…あと服着て」

夏美「うん」

ﾃｸﾃｸ

きな子「それじゃあね」

夏美「うん」

きな子「あっ！あとね、勝手に冷蔵庫にあるもので、少しご飯作ってラップしておいたっすから、…食べれるようになったら、食べてね」

夏美「いつの間に…」

きな子「CEOがぐーすか寝てる間に」ﾆｺｯ

夏美「できる部下ですの」

きな子「それじゃあね」ﾌﾘﾌﾘ

夏美「はい、気をつけて」ﾌﾘﾌﾘ

ｶﾞﾁｬ ﾊﾞﾀﾝｯ

夏美「…」

夏美「…」

夏美「はぁ…疲れた」

夏美「ありがとう、って言わせてくれなかったなぁ」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

夏美「…」

夏美「もぉ…また余計な恩、買ってっちゃうんだから」

夏美「返し切れないですの…きな子のおばか」

おわり

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▼前々回のきななつ

▼前回のきななつ

お前はきなCの柱になれ

きなCというビタミン成分により、救われる命がある

流行らせコラ！

最高っすね