璃奈「3人のお母さん!?」【SS】
彼方「もちろん」
エマ「わかってるよ~!」
かすみ「そう!りな子の誕生日です!」
かすみ「先輩方はどんなプレゼントを渡す予定ですか?」
彼方「彼方ちゃんは~これ!」
彼方「璃奈ちゃんボードねむねむ『≡ρ≡』!」
エマ「かわいい~~~!!」
彼方「エマちゃん、ボードに顔近づけてみて?」
エマ「ん?いいよ」
エマ「すんすん…すご~い!ラベンダーの匂いが紙に染み込んでる!!」
彼方「そうそう!これでボードをつけつつ癒しも体感できるんだ~」
かすみ「それボードつけたまま寝ちゃいますね?!」
彼方「それもこのボードのみ・りょ・く~」
かすみ「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれました!」
かすみ「かすみんのプレゼントは~…」
かすみ「じゃじゃーん!かすみとりな子の思い出写真集で~す!」
かなえま「かわいい~~!!」
かすみ「お泊り会の時、かすみんの暗黒写真を見られたときに思いついたんです!『写真は記憶に残るからりな子の記憶に残るやつ作りたい!』って!」
彼方「え~?あの時のかすみちゃん可愛かったのにな~」
かすみ「そのことを話してるんじゃないんですぅ!」
かすみ「もちろんです!」
エマ「彼方ちゃんみてみて!璃奈ちゃんちょっと恥ずかしそうにしてる!」
彼方「とっても癒し空間…つつんであげたいよ~~……」
かすみ「はいそこまでで~す」
かなえま「え~??」
かすみ「も~これはりな子の為のプレゼントですよ?」
かなえま「たしかに~…」
かすみ「はい!次はエマ先輩の番ですよ!」
エマ「実はね~…考えてはいるんだけど~…」
かすみ「考えてる?もう明後日なんですよ?!」
エマ「わたしがあげたいのはモノじゃないんだよね」
エマ「それにかすみちゃんと彼方ちゃんの協力が必要なの…」
彼方「私たちの?」
エマ「うん!」
かすみ「はい、家では大体1人って言ってましたね」
エマ「そう!だから私は璃奈ちゃんにママを一日限定でプレゼントしたいの!」
彼方「璃奈ちゃんのお母さんを休ませるってこと?」
エマ「ううん、私たちが璃奈ちゃんのママになるの!」
エマ「その日だけ私の部屋でお泊り会をして一日中3人のお母さんで璃奈ちゃんを甘やかしてあげよ~~!っていうプレゼントなんだけど…どうかな?」
かすみ「…………」
彼方「…………」
彼方「さっっっっっいこうに名案だよ~~~!流石エマちゃ~~ん!!」
エマ「ほんとに?!」
かすみ「…………?????」
——
璃奈「ん…」
璃奈「みんな、おはよ…あれ、だれもいない…」
「璃奈、おはよう~」
璃奈「あ、彼方さん、おはよう」
彼方「よく眠れた?」
璃奈「うん、エマさんが用意してくれた布団、暖かったしかすみちゃんと一緒に寝たのもすごい心地よかった」
彼方「それならよかったよ~いま朝ごはん用意してあげるからね~」
璃奈「あれ、今…?」
「も~~!果林ちゃん今日だけは自分で頑張ってって言ったのに~~…」
エマ「あ、璃奈おはよ~!ホットミルク飲む?」
璃奈「うん、飲みたい」
エマ「はーい」
璃奈「やっぱり…あれ?」
璃奈「二人ともなんで呼び捨てなの…?」
彼方「何も悪いことなんてしてないよ?」
彼方「今エマお母さんがホットミルク作ってるから私とお着換えしよっか」
璃奈「お、おかあさん???」
彼方「ん?どうしたの?」
璃奈「な、なんでもない」
璃奈「それよりも着替えは自分でやるから大丈夫」
彼方「まあまあそんなこと言わないの~」
彼方「はい、ばんざーい」
璃奈「ぅぅ…恥ずかしい……」
彼方「璃奈ってすっごく細くて可愛いよね」
彼方「寒いでしょ?彼方ママの体温貸してあげる~!むぎゅ~!!」
彼方「どう?あったかいでしょ~」
璃奈「もう、熱いくらい」
エマ「あ!ずるいよ~!私もあとでやるからね!」
璃奈「みんなどうしちゃったの??かすみちゃんは?」
彼方「かすみママはね…洗面所にいるのかな?」
璃奈「ま、ママ…?」
「り、璃奈!」
璃奈「か、かすみちゃんまで?」
かすみ「洗濯物洗うから持ってきて!」
璃奈「ここで洗濯していいの?」
かすみ「早めに洗濯しないと乾かないから早くしてね」
エマ「はい、ホットミルクだよ」
璃奈「ありがとう」
璃奈「ねえエマさん」
エマ「めっ」
エマ「お母さんにさん付けなんてする悪い子はだれかな~?」
璃奈「恥ずかしくて死んじゃいそう…」
璃奈「ええっと…」
璃奈「エ、エマお母さん」
エマ「うん!よくできました!」ナデナテ
璃奈「もう全身熱いから撫でないで…」
璃奈「うん」
璃奈「なんで3人とも私のお母さんになってるの?」
エマ「それ聞いちゃうの?」
璃奈「もちろん」
エマ「う~ん…璃奈のことが大好きだからかな」
エマ「だから今日だけはいっぱいお母さんに甘えてね♪」
エマ「そういえばおはようのキスしてなかったね」
エマ「璃奈、おはよう」
璃奈「んっ…」
エマ「彼方ママとかすみママでご飯作るからもう少しまっててね」
璃奈「うん////」
——
彼方「璃奈~朝ごはんできたよ~」
璃奈「あ、ありがとう」
彼方「嫌いな野菜とかはない?あったら取ってあげるよ」
璃奈「うん、大丈夫」
璃奈「すごい、とってもおいしそう」
エマ「じゃあみんなで…」
QU4RTZ「いただきます」
璃奈「…あれ、私のフォークがない」
かすみ「りなk…璃奈」
かすみ「はい…あーん」
璃奈「え?!」
かすみ「このベーコン、私が焼いたんだよ~」
かすみ「ほら、はやく食べないと冷めちゃうよ?」
かすみ「おいしい?」
璃奈「ほいひい」
かすみ「かわいい…」
かすみ「…じゃなくて、も~リスさんみたいに口にご飯入れながらたべないの~」
璃奈「ごめんなさい」
かすみ「ちゃんと30回嚙んでごっくんだよ?そうしないとかすみんみたいに小顔美人にならないからね?」
璃奈「うん」
かすみ「あとは特製コッペパン!ショートケーキが好きって言ってたからクリームとイチゴ使ってみたよ!」
璃奈「わざわざ買ってきてくれたの?すごくおいしそう!」
かすみ「一人で食べられる?いっぱい詰めたからこぼれちゃうかも?」
璃奈「そのくらいは…」
璃奈「…」
璃奈「…やっぱりかすみママにあーんしてほしい」
かすみ「えへへ…じゃああーんして?」
璃奈「あーん」
彼方(ノリノリだね~かすみちゃん)
エマ(洗濯物とか朝ごはん作ったらふっきれたのかな?)
かなえま(かわいい~…)
かなえま(かすみちゃんのママにもなりたいなあ)
彼方「ママ…………!彼方ママはね~エマお母さんと一緒にラスクつくったの!」
璃奈「これいちから作ったの?」
彼方「うん!ちゃんとバター使って揚げてみたんだ~」
彼方「どう?おいしい?」
璃奈「とってもおいしい!こんなにサクサクしてて甘いラスク初めて食べたかも…」
エマ「野菜もたくさん用意したからいっぱいたべてね!」
璃奈「こんなにいっぱいの朝ごはん、久々にたべたかも」
璃奈「もっとあーんって言って欲しい…だめ?」
エマ「もちろん!いっぱい食べて大きくなってね!」
エマ「あ、でもお昼出かけようかな~って思ってるからからどこに行きたいかだけ考えてもらってもいいかな?」
璃奈「わかった」
璃奈「どこでもいいの?」
エマ「夜ごはん作る時間もあるから夕方に帰ってこれるような場所がいいかな」
璃奈「わかった」
彼方「ちゃんと返事ができて璃奈はおりこうさんだね」
璃奈「うん//」
——
かすみ「ふぅ~~洗濯物干し終わりましたー」
エマ「私も水まわり終わったよ~」
エマ「璃奈は宿題終わった?」
璃奈「うん、終わった」
璃奈「現代文ってコツさえつかめば結構簡単に解けるんだね」
彼方「そうでしょ~?これで苦手な国語も克服だね」
璃奈「ありがとう、彼方ママの太ももに座ってると、すごく勉強しやすい」
璃奈「でも痛くなかったの?」
彼方「全然大丈夫~むしろ幸せだよ~」
彼方「そういえばお昼に行きたい場所決まった?」
璃奈「うん」
璃奈「ありきたりだけど、公園にお散歩したいなって」
エマ「今日はぽかぽかしてて最高のお散歩日和になりそうだね」
かすみ「公園でお昼食べたりする?」
璃奈「確かにたべたいかも」
かすみ「わかった!じゃあ少しだけ作ってくるからちょっとまっててね」
かすみ「彼方ママ、ちょっとだけ手伝ってくれませんか?」
彼方「らじゃ~」
エマ「じゃあ璃奈は私と一緒に着替えようね」
璃奈「分かった」
璃奈「お母さん、ばんざいって言って」
エマ「はい、ばんざーい!」
璃奈「ばんざーい」
——
「璃奈、おきて」
璃奈「ん…」
璃奈「あれ、もうついてたの?」
かすみ「うん、そろそろ夜ごはんできるよ」
璃奈「私、公園からエマお母さんの部屋まで寝てたの?」
かすみ「そうだね、彼方ママに『おんぶ』ってとろとろした目でいってたの超可愛かったよ」
璃奈「それはさすがに恥ずかしい…」
エマ「あ、起きた?よく眠れた?」
璃奈「うん、ちょっと寝すぎちゃった」
エマ「寝る子は育つってよく言うしむしろ寝すぎるくらいがいいと思うよ」
エマ「夜ごはんとお風呂早く済ませて今日はもう寝る?」
璃奈「うん、今日はちょっと疲れちゃった」
エマ「私と彼方ママで夜ご飯の準備するからかすみママと一緒に入ってもらっていい?」
璃奈「うん、ママと入る」
エマ「はーい、じゃあ行こっか」
──
璃奈「ねえねえ」
かすみ「ん?どーしたの?」
璃奈「私、今とっても幸せ」
かすみ「それは良かった」
璃奈「背中洗いっこするの、久々」
かすみ「かすみんもだけどね~」
璃奈「ママって今幸せ?」
かすみ「当たり前じゃん」
璃奈「私、最初は何が起こってるのか分からなかったけど、みんなからの不思議な気持ち、いっぱい感じてる」
璃奈「心が不思議な暖かさになってるの」
かすみ「その暖かさ、今日だけじゃない、いつか必ず体感する日が来るよ」
璃奈「?よくわからないけれど、この気持ちは忘れないと思う」
かすみ「今は分からなくていいからね」
かすみ「璃奈、ハグしていい?」
璃奈「いきなりだね、でもいいよ」
璃奈「この暖かさも、きっと忘れないと思う」
かすみ「えへへ…私も忘れないよ」
かすみ「こんなことしてたら2人が怒りそうだから早くあがろっか」
璃奈「うん」
──
彼方「ご飯も食べ終わったし、そろそろ寝よっか」
璃奈「まだ寝たくない」
エマ「気持ちはわかるけどね」
かすみ「明日もあるし、早く寝なきゃね」
エマ「あ、でもその前に」
エマ「2人は渡すものあるんじゃない?」
彼方「あ、そうだ!忘れてたよ~」
かすみ「楽しすぎて私も忘れてました…」
彼方「私からはこれをプレゼントします!」
璃奈「これって璃奈ちゃんボード?」
彼方「そう!名付けて璃奈ちゃんボードねむねむ『≡ρ≡』~!」
璃奈「可愛い…しかもとってもいい匂いする!」
彼方「これでいつでもどこでもリラックスしてね!」
璃奈「ありがとう…………一生大切にするね」
璃奈「これは…アルバム?」
かすみ「そう!かすみんと璃奈の思い出だよ!」
璃奈「私とこんなに写真撮ってくれてたの?」
かすみ「あはは…そこは私もちょっとびっくりしちゃった」
璃奈「それでもこのアルバム、ちょっとページ数多すぎたの?何もないページが半分以上ある」
かすみ「それはね~これからもずっと一緒にいて思い出の写真残そうね!っていうかすみんからのお願いだよ」
エマ「かすみママ、粋だね~!」
かすみ「えへへ…だからこれからも末長くよろしくね」
璃奈「もちろん、ずっとずーっと一緒にいようね」
璃奈「何もないなんてことはないよ」
璃奈「こんなに暖かい気持ちをプレゼントしてくれたのは、エマお母さんのおかげ」
璃奈「…みんなありがとう、今まで生きてきた中で1番幸せな日だった」
エマ「私たちも同じ気持ちだよ」
璃奈「今日はこの暖かい気持ちのまま寝たいからもう寝よう」
彼方「まだ寝たくないって言ってたけどいいの?」
璃奈「うん、大丈夫」
璃奈「でも最後に」
璃奈「……おやすみのキスだけ、3人にして欲しいかも」
彼方「もちろんだよ~!」
かすみ「どこにして欲しいの?」
璃奈「ええっと…」
璃奈「恥ずかしいけど…………」
璃奈「…くちびる」
かすみ「もお~わがままな子なんだから~」
璃奈「んっ…かすみママの唇、柔らかい」
エマ「えへへ…じゃあおやすみなさい」
璃奈「エマお母さんのは、とっても暖かい」
彼方「おやすみなさい、いい夢見てね」
璃奈「んぁっ……彼方さん、いい匂いする」
璃奈「おやすみなさい。お母さんたち、みんな大好き」
おしまい
脳が回復した
おつです
ずっと続け乙
引用元:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1668327307/
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