【SS】かのん「やっぱりカズとラモスがいるヴェルディ川崎だよね」【平成Liella!】【in 1994】
<部室>
恋「果たしてそうでしょうか?」
恋「鹿島アントラーズにも、アルシンドやジーコがいます」
かのん「ヴェルディには、北澤も武田もビスマルクだっているけど?」
恋「それは読売が金にものを言わせた結果じゃないですか!」
かのん「その結果、優勝したんですけど?」
恋「ぐぬぬ……」
かのん「それにジーコ引退するじゃん」
恋「そ、そのかわり今は長谷川がFWとして……」
すみれ「あの二人、何言い争ってんのよ」
千砂都「なんか、今年のJリーグどっちが強いかで言い争ってるらしいよ」
すみれ「らしいって……止めなくていいわけ?」
千砂都「まあ、かのんちゃんに関してはいつものことだし」
すみれ「かのんはいいけど……いや、よくはないけど、恋が泣きそうよ?」
恋「アントラーズは負けません……」
すみれ「はあ……二人ともそこまでにしなさい」
恋「すみれさん!」パアァ!
かのん「すみれちゃん!すみれちゃんもヴェルディだよね!?」
すみれ「私は浦和レッズだけど……」
かのん&恋「「…………」」
かのん「レッズってあの弱い……」
すみれ「今『弱い』って言ったわね」
恋「かのんさん、失礼ですよ」
すみれ「恋……」
恋「レッズにも有名な選手がいるじゃないですか。ほら……あのー……」
すみれ「おい。福田くらい知ってるでしょ」
すみれ「いつか……いつかレッズが優勝するったらするわよ!」
すみれ「っていうか、なんで今になってサポーター同士で言い合ってんのよ」
かのん「それは……」
恋「私が持ってきたあれです」
すみれ「あれって……ハンディカム?」
―(45分前)―
夏美「にゃは~!今日はみんなのビデオを撮りますの―!」
かのん「ビ、ビデオ!?」
可可「どういうことデスか?」
千砂都「あのね、今日恋ちゃんがいいもの持ってきたんだよね」
恋「いいものかどうかは判りませんが、家でこういうのを見つけてきました」コトッ
四季「8mmビデオカメラ」
かのん「あっ、パスポートサイズってやつ?」
恋「よく知りませんが、恐らく」
千砂都「でね?これを使ってLiella!を宣伝できるんじゃないかなって、夏美ちゃんと話してたんだ」
夏美「これでステージ上では見ることのできない、普段の夏美たちを見せることができますのー!」
千砂都「スクールアイドルにとって『身近な存在』っていうのは大事なことだからね」
可可「なるほど。だからビデオでククたちを撮るのデスね」
千砂都「そういうこと」
夏美「今回は撮る練習も兼ねて、自己紹介と最近気になっていることをカメラに向かって言ってもらいますの―!」
夏美「というわけで、まずは私が見本見せますの。恋先輩、カメラマンお願いしますの」
恋「ええっ!私ですか?」
夏美「ここのボタンを押すだけですの」
恋「わかりました。やってみます」ポチッ
夏美「えっと……」コホン
恋「これで撮れていますか?」
四季「ちゃんとランプが付いているので大丈夫です」
夏美「今の会話全部撮られてますの……」
恋「では気を取り直して、どうぞ」
夏美「……じゃあ改めて」コホン
夏美「オニナッツー!日々のあれこれエトセトラー。あなたの心のオニサプリ!オニナッツこと鬼塚夏美ですの!」
夏美「誕生日は8月7日生まれでAB型ですの。Liella!がもっと盛り上がるために頑張っていきますの―!」
夏美「それで、最近はこれにハマってますの」
恋「鉛筆……ですか?」
夏美「今結ヶ丘の1年生の間で大流行している“バトルえんぴつ”略して“バトエン”ですの!」
恋「バトエン……」
夏美「ドラクエのキャラクターと各面に技や行動が書かれた六角形の鉛筆をお互いに転がして、戦わせるというバトルホビーですの」
恋「あ、本当ですね。スライムにキラーマシン……ゴーレムもいますね」
かのん「あっ、それありあも持ってたかも」
千砂都「鉛筆は丸いのがいいと思うんだけどなぁ」
夏美「もちろんこのバトエンの醍醐味は強い鉛筆で戦ったり、コレクションとして集めたりしますが私は一味違いますの」
可可「戦わせないのデスか?」
夏美「私のやることはこのバトエンを普及させることですの!」
夏美「今はまだこの学校だけですが、いずれは原宿中……いや日本中に普及させて、流通を一手に引き受けた鬼塚商店が、ぐふふ……」
恋「夏美さん?」
夏美「失礼しましたの。私の実家、鬼塚商店では各種バトエンを取り扱い中ですの!」
夏美「ほかにも不定期でバトエン大会も開催していて、近々3回目を行う予定ですの」
夏美「おもちゃ、ゲーム、プラモデル、文房具に駄菓子。何でもそろう鬼塚商店をぜひよろしくですのー!」
恋「ちょっと待ってください」
夏美「はい?」
恋「これは鬼塚商店さんとバトエンの宣伝ビデオではありませんか?」
夏美「うっ……」
可可「でも、ククもバトエンやってみたくなりまシタ」
夏美「4本セットで売ってるので、最初はそれを買うといいですの!」
可可「なるほど。買いマス!」
千砂都「こらこら。宣伝ならよそでやってね」
夏美「ぶーぶー」
かのん「まあまあ、私も今度買いに行くから、ね」
夏美「同情するなら金をくれ!同情するならマニーをくれ!ですの!」
かのん「あ、それ私も観てた」
恋「もう……私たちせっかく優勝したのですから、そういうところをもっと出した自己紹介を……」
四季「優勝……。わかりました。次私やります」
かのん「じゃあ、私が今度撮るー」
夏美「ここを押せば録画が始まりますの」
かのん「おっけー。じゃあ、よーいスタート!」ポチッ
四季「はじめまして。第1回、第2回バトエンチャンピオンの若菜四季です」
千砂都「違う。そうじゃない」
―(現在)―
恋「というわけなのですが」
すみれ「いや、何が「というわけ」なのか全く解んないんだけど」
すみれ「今の話で解ったことは、一年の間でバトエンが流行ってるってことだけよ」
すみれ「それと部室の端っこで可可と四季が鉛筆転がしてる理由よ」
可可「★に20のダメージデス!」
四季「残りHP40。まだいける」コロコロ
きな子「ほんと四季ちゃんは強いっす……」
メイ「いや、四季が強いのは夏美がパトロンになってるからだろ」
きな子「夏美ちゃんはいろんな子にバトエン売ってるっす」
すみれ「あの子は結ヶ丘をどうしたいのよ……」
メイ「あいつ、陰で『死の商人』って呼ばれてるんです」
すみれ「…………」
すみれ「ま、まあいいわ。それよりかのんはどうしたのよ」
千砂都「あ、かのんちゃん?」
すみれ「そこを話しなさいよ」
千砂都「うん。えっとね」
―(15分前)―
千砂都「やっぱりかのんちゃんから始めて?」
かのん「え゛っ?私!?」
可可「そうデス。やはりここはリーダーがビシッとお手本をみせるデス!」
かのん「えー……そう言われても何話していいか分かんないし……。恋ちゃんやってよ~」
恋「私は撮る係なので」
千砂都「恋ちゃんも撮られるんだよ?」
四季「かのん先輩、最近サッカー詳しいじゃないですか」
夏美「そうですの!その話をしますの」
恋「あ、いえそれは……」
かのん「えー……サッカーの話していいの~?」
四季&夏美「「?」」
可可「二人は去年のかのんを知らないデス……」
夏美「どういうことですの?」
千砂都「去年からサッカーすごい盛り上がってるの知ってるよね?」
夏美「Jリーグ開幕しましたの」
四季「ドーハの悲劇」
千砂都「うん。その頃からかのんちゃんもブームみ当てられちゃってね……」
夏美「私もその辺からサッカー観始めましたの」
四季「me too」
恋「私も同様にその辺りからですし、サッカーに興味を持つこと自体は何も問題はないのですが……」チラッ
かのん「だって日本代表ワールドカップ出られなかったでしょ?なんか申し訳ないよー」
かのん「その代わりみんなスペイン応援してよー。今年のスペインってすごい強いんだよ?優勝候補!」
可可「また始まりまシタ……」
夏美「でもなんでスペインですの?」
かのん「あれー?言ってなかったっけ?私にはスパニッシュの血が通ってるの」
千砂都「かのんちゃんはスペインクオーターなんだ」
夏美「あー……前にそんなこと言ってたような……」
四季「忘れてた」
恋「おそらく本人も忘れていたと思いますよ」
千砂都「かのんちゃんは4年に1度、ワールドカップの年になるとスペインの血が目覚めるんだ。って言ってた」
夏美「そんなスペインの日暮熟睡男みたいな……」
千砂都「あっ、ちゃんとオリンピックの年にもスパニッシュかのんちゃん出るよ」
四季「実質2年に1回ペース」
夏美「そのペースで目覚めてるなら、シエスタですの」
かのん「じゃあ、恋ちゃんカメラよろしくね」
恋「は、はい」ポチッ
かのん「私、澁谷かのんといいます。誕生日は5月1日。家の喫茶店を手伝ったりしながら家族と一緒に暮らしている、ごく普通の高校生です」
かのん「最近はワールドカップ観てもう毎日寝不足だよ~」
かのん「日本は残念だったけど、スペインが強いの!優勝候補だよね」
かのん「一昨年のオリンピックで優勝したメンバーが揃ってるからね」
かのん「やっぱりイ工 がすごいよねー。バンバン点とるし」
四季「かのん先輩って……」
千砂都「うん。多分イ工 しか選手知らないんじゃないかな」
かのん「他にはえっと…………か、カニササレみたいな名前の人とか……」
夏美「ほら、もう詰まりましたの」
かのん「あっ!Jリーグももちろん観てるよ。カズすごいよねー。カズ」
恋「ということは、かのんさんはヴェルディ川崎サポーターなのですか?」
かのん「えっ?ま、まあ日本のサッカーならヴェルディかな」
かのん「なんて言ったって去年の優勝チームだし、きっと今年も優勝するんじゃないかなあ」
恋「……」カチッ
恋「それはどうでしょうか」
かのん「え?」
恋「今年こそは鹿島アントラーズが優勝します」
千砂都「恋ちゃん、アントラーズサポーターだったんだ」
恋「ええ。サヤさんの影響で私もサッカーを観るようになりまして……」
恋「それよりかのんさん。今の言葉、聞き捨てなりません」
かのん「えー……絶対ヴェルディのほうが強いよ」
恋「それは去年の話です」
―(現在)―
千砂都「って、今に至る感じかな」
すみれ「全体に20のダメージ。はい、私の勝ち!」
可可「う~……もう一回勝負デス!今度はこの勇者を使いマス!」
千砂都「なんでみんなしてバトエンしてるの!?」
すみれ「もう放っておきなさいよ。●に30のダメージ」コロコロ
すみれ「千砂都なら分かるでしょ」
すみれ「ただでさえこうなったかのんは面倒くさいのに、恋まで面倒くさくなってるじゃない。2倍ニバーイよ」
メイ「高見山はさすがに古すぎでしょ」
千砂都「でも……」
可可「ヒジョーに不本意デスが、ククもすみれに賛成デス。あぇ?“そうび”って何デスか?」コロコロ
夏美「そうびが出たら、このキャップを付けますの」
可可「そうだったデスか。では……」
夏美「特別価格1個100円ですの」
可可「買いマス!」
千砂都「それ、ボッタクリじゃ……」
千砂都「っていうか、このままじゃビデオどころじゃないし……」
すみれ「半年前のこと忘れたの?」コロコロ
千砂都「半年前?」
すみれ「あの時だってかのん「トウカイテイオー奇跡の復活!」とか言って、急に競馬のこと語りだしたでしょ」
千砂都「あー……あったねえ……」
すみれ「今かのんから競馬の話聞く?」
千砂都「う~ん……ないね」
すみれ「そういうことよ」
千砂都「かのんちゃん、音楽以外は長続きしないから……」
可可「かのんは放っておくとシテ、レンレンはどうしマスか?」コロコロ
すみれ「恋は…………どうする?」
千砂都「やっぱり何とかしなきゃだよね」
夏美「にゃは~!そういことなら、夏美に任せますの―!」
すみれ「どうせ「バトエンで決着つけますのー。それをビデオに録りますの―」っていうんでしょ」コロコロ
夏美「それも魅力的ですが、サッカーの問題はサッカーで決着つけますの―」
千砂都「?」
<鬼塚商店>
かのん「あっ、ドンタコスあるじゃん。あとですみれちゃんに買っていこうっと」
恋「すごい……ゲームソフトたくさんありますね。あっ!スーパースコープもあります!」
夏美「テレビゲームは今の主力商品ですの」
恋「しかし、セガの商品は任天堂と比べると少々少ないように思えますね……」
夏美「セガはマニアしか買いませんの」
恋「メガドライブ2はありますが、ワンダーメガもメガCDもないのは……」
きな子「恋先輩ってセガ好きなんすか?」
恋「ゲーム業界ではセガが最先端ですからね」
恋「今度出るセガサターンが楽しみで楽しみで」
夏美「あのー……ラブライブに出るなら、PCエンジンでは?」
かのん「なんで?」
夏美「PCエンジンの専門誌『電撃PCエンジン』でなぜか、ラブライブ特集が毎月組まれてますの」
かのん「そうなんだ……」
きな子「あっちの棚のゲームはなんすか?」
夏美「あっちの方は、遠方からのお客様のための取り置きですの」
恋「へぇ~……」
きな子「それよりなんできな子まで連れてこられてるんすか?」
四季「それはツッコミ役がいないから。すみれ先輩もツッコミはきな子ちゃんが適任って言ってた」
きな子「……きな子も素直にメイちゃんたちとパンナコッタのお店に行けばよかったっす……」
四季「その代わり、このカレーをあげる」
きな子「カレーっすか?」
四季「そう。食べたらラモス瑠偉になれるカレー」
きな子「ただのJリーグカレー!!」
四季「ラモス瑠偉になれるふりかけもある」
きな子「ただのJリーグふりかけ!!」
かのん「ねえねえ、サッカー勝負ってもしかしてこれ?」
夏美「サッカー盤ですの?それはサッカーボールが行方不明で遊べませんの」
かのん「あぁ……うちもボールなくしたっけ」
恋「では何で勝負するというのです?」
夏美「スーファミの『Jリーグエキサイトステージ94』ですの!」
恋「サッカーゲームの名作ですね」
かのん「えー……ゲームじゃ恋ちゃんが有利じゃん」
夏美「そう言うと思って、今回はPK戦ですの」
かのん「まあ、それなら……」
四季「準備はできてるので、テレビの前にどうぞ」
かのん「はーい」 恋「はい」
きな子「絵面が完全にゲーム王国なんすけど……」
恋「ふふふ、それでは夏美さんが江戸家子猫さんですね。ふふ……あはははは!」
きな子「え?なんすか急に。怖」
四季「なら私はライオネス飛鳥」
恋「あははははは!!あ……飛鳥……あははは!」
きな子「それ面白いっすか?」
~(間)~
夏美「ではかのん先輩はヴェルディ川崎で、恋先輩は鹿島アントラーズでPK勝負ですの」
かのん「あ、私が先行か。じゃあ、武田行け!」
恋「うちの佐藤が止めてみせます!」
♪テッテレ~ GOAL!!
かのん「よしっ!さすが武田!」
恋「えっと……私は植木選手ですね」
♪テレレテレレ~ GOAL!!
恋「やりました!」
かのん「菊池~!」
夏美「一巡目はドローですの」
きな子「これ二人とも同じ点数だったらどうなるんすか?」
夏美「5球目までに決着がつかなかったら、サドンデスで1球勝負になりますの」
きな子「ちゃんと忠実なんすね」
夏美「このソフトは選手も実名ですの。まあ、ルールは少し省略されてるとこもありますけれど」
きな子「へぇ~」
~(間)~
♪テッテッテッテー NICE SAVE!
かのん「あっ!しまった!」
恋「これで私の勝ちですね!」
かのん「う~……」
夏美「勝負ありですの!この勝負、4対5で恋先輩の勝ちですの」
恋「やはり鹿島アントラーズですね!」
かのん「あ゛ー……悔しい!」
四季「勝った恋先輩には賞品として、Jリーグチップスに付いてくるJリーグカードのセットを贈呈します」
恋「えっ、よろしいのですか!?」
きな子「おめでとうございますっす」
夏美「さらにJリーグのマスコットがプリントされたキャップも差し上げますの」
恋「ありがとうございます!」
かのん「いいなあ~……」
四季「負けたかのん先輩には、ミサンガをあげます」
かのん「やったー」
かのん「ねえ恋ちゃん、もう一回やろ!」
恋「では、次はプライムゴールでリフティング対決しませんか?」
かのん「やるやるー!」ガシャ(SFCソフトを引き抜く音)
きな子「なんか……いつの間にか仲良くなってないっすか?」
四季「もともと二人ともストレスが溜まってただけ」
夏美「それを夏美たちがゲームで息抜きさせただけですの」
きな子「もしかして最初からそれが目的だったんすか?」
四季「さあ……ね」
かのん「ねえねえ!このミサンガ、新曲の衣装に使えないかな」
恋「いいですね。可可さんに相談してみましょう」
夏美「にゃは~!大成功ですの」
きな子「よかったっすね」
夏美「かのん先輩が私のミサンガをつければ、話題になること必須!」
夏美「そこで、授業中こっそり編みまくっていた手作りミサンガを売れば……ぐふふ……」
きな子「亡者っす……金の亡者がいるっす」
夏美「同情するならマニーをくれですの!」
四季「できた。『ラブライブ!スーパースター!!~それは、絶対切れない3Dミサンガ~』」
夏美「これは1万円で売りますの」
きな子「もう勝手にするっす……」
<翌日、部室>
かのん「みんな、今回は迷惑かけてごめんね」
恋「すみませんでした」
メイ「いやいやそんな……。顔を上げてください!」
千砂都「落ち着いた?」
かのん「うん。すったもんだがありました」
すみれ「……本当に反省してる?」
可可「では改めて皆さんのビデオ撮りまショウ!」
かのん「そうだね。あっ、次のライブ、みんなでミサンガつけてみないって昨日恋ちゃんと話してたんだ」
可可「いいデスね!ククも今度のライブでは、赤いスーツを着たかのんが巨大な風船から出てくるというのを考えまシタ」
すみれ「それはカズ!!」
メイ「そういえばワールドカップ、スペインどうなったんですか?」
かのん「なんか、イタリアに負けちゃった」
メイ「それは残念でしたね」
かのん「やっぱりサッカーより野球だよね。イチローすごい打ってるじゃん」
メイ「…………」
おしまい
おまけ
<ある日、鬼塚商店>
ガラガラッ
夏美「いらっしゃいませー」
???「すみませーん」
夏美「はいですの」
まごころ系女子高生「あの……電話で『ジーコサッカー』のソフトを取り置いてもらっている上原ですけど……」
夏美「ああ、上原様ですね。少々お待ちくださいですの」ガサゴソ
夏美「こちらでお間違いないでしょうか?」
まごころ系女子高生「はい。ところでそのソフト、本当に10円なんですか?」
夏美「正直売れな……じゃなかった、大セール!大特価品ですの!」
まごころ系女子高生「そうなんですね。じゃあ、10円です」
夏美「毎度どうもですの。あっ、これスーパーファミコンマウスがないと碌に遊べませんが」
まごころ系女子高生「大丈夫です」
夏美「それなら、どうぞですの」
まごころ系女子高生「ありがとうございます」
夏美「ありがとうございましたですのー」
まごころ系女子高生「ふふっ、クソゲークソゲー」
おしまい
お付き合いいただきありがとうございました。
サッカーコラボには間に合ったけど、横浜も甲府も全く出てなかったわ
このシリーズ好き
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1675587506/
コメント