璃奈「あっ、歩夢さんだ、すき」歩夢「…..」【誕生日記念SS】
ー部室ー
璃奈「あれ?」
歩夢「…..」ゴゴゴゴゴゴゴ
璃奈(怖い顔してる….何かあったのかな?)
璃奈「あっ….」
せつ菜「そ、そうですか///自分でも今回のライブは上手くいったと思ったのですが///」
侑「うん!やっぱりせつ菜ちゃんのライブは最高!」
侑「もう!大好き!!」ギュゥ
せつ菜「わぁ!?そんな急に抱きつかれたら///」
侑「もう抱きつかないでいられないYO!」ギュゥ
歩夢「…..」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
璃奈「ねぇ、歩夢さん」袖クイッ
歩夢「…..」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
璃奈(完全にあっちに気をとられてる….. もっと注意を引かないと….)
歩夢「ん?どうしたの、璃奈ちゃん?」
璃奈「焼き菓子同好会のみんなが、またクッキーを焼いてくれたんだ」
璃奈「歩夢さん、一緒に食べに行かない?」
歩夢「あー….. ごめんね…..今はそういう気分じゃないんだ….」
歩夢「え?」
璃奈「私、前みたいに歩夢さんと一緒にクッキーを食べたいの」
璃奈「だめかな…….?」
歩夢「…..///」
歩夢「うん…いいよ」
歩夢「うん….」チラ
侑・せつ菜 イチャイチャ
歩夢「…..」
璃奈(歩夢さん…やっぱり侑さんのことが気になるんだね….)
璃奈「歩夢さん、行こう!」ギュッ
歩夢「わっ、ちょっ、璃奈ちゃん」
璃奈「….」タッタッタッタッタッタ
歩夢「璃奈ちゃん?焼き菓子同好会の部室はこっちじゃないよ」
璃奈「いいから、こっち」グイッ
歩夢「こっちは中庭….」
>>50
璃奈「….」
歩夢「璃奈ちゃん…こんなところまできちゃったけど…」
璃奈「歩夢さん、とりあえず、そこのベンチに座ろう」
歩夢「うん….」
歩夢「うん….それは、来る途中でなんとなく察したよ….」
璃奈「うん….」
歩夢「ねぇ…璃奈ちゃん….」
歩夢「もしかして….私、侑ちゃんとせつ菜ちゃんが話している時、怖い顔してた?」
歩夢「璃奈ちゃん….正直に言って….」
璃奈「…..」
璃奈「してた….」
歩夢「…..」
歩夢「やっぱり….」
璃奈「うん…. 歩夢さんをあの場から離す必要あると思った」
歩夢「ごめんね….璃奈ちゃん….気を遣わせちゃって…..」
璃奈「ううん。大丈夫」
歩夢「また…..やっちゃったな….」
璃奈「歩夢さん…」
歩夢「私ね….前からこうなんだ….誰かが侑ちゃんと凄い仲良くしているのを見ると、無意識のうちに怖い顔になっちゃうの」
璃奈「そうなんだ…」
歩夢「そう思ってたら、あんな顔しちゃってたんだ」
歩夢「中学校の時、裏でそのことを言われて初めて気づいたの」
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ーーー
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ー
歩夢(教室に忘れ物しちゃった。侑ちゃんも待ってるし早く取りに行かないと)
ー教室ー
歩夢(あ、誰かいる)
モブ1「上原さんってさ、誰かが侑ちゃんと話している時、人殺しそうなくらい怖い顔してない?」
歩夢(えっ?)
モブ3「こんな感じだよねww」
モブ3「….」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
モブ1「うっははははっっwwwwwww」
モブ2「似てるwwwwwwww死ぬwwwwwwww」
歩夢(え…? え….?)
モブ2「侑ちゃんかわいそうwwwあんなのに付き纏わされてwww私だったら耐えられないwww」
モブ3「まぁでもアイツ、侑ちゃんしか友達いないじゃん。ぼっちになるの怖くて必死になってるのかもねwww」
モブ1「あとさ、男子から人気あるの意味不明。男興味ありませんって雰囲気だしてるのに、裏では狙ってるのバレバレ。ほんと無理、」
歩夢(うっ…)ポロッ
モブ3「面白そうwwwまた怖い顔するんじゃねww」
モブ1「というかもう無視しよww噂広めて全員でw」
モブ1・2・3「あはははははははwwwwwwwwww」
歩夢「うっ….. うっ….」ポロポロ
モブ2「ほんとだwwwwwwwww」
モブ3「ねぇ上原さんどうしたのっw?」
歩夢「えっ…..いや….」ビクッ
歩夢「忘れ物を….取りに….きたの….」
モブ2「へーそうなんだw」
歩夢(早く逃げたい….)ガサゴソ
歩夢(あった…..逃げたい……侑ちゃん…..)
モブ1「そりゃそうでしょw ”大好きな侑ちゃん” が待ってるんだからwww」
歩夢「うっ….」
モブ2「そうだねwww ”大好きな侑ちゃん”がねwwww」
モブ3「ほらっw早く行きなよww ”大好きな侑ちゃん”が待ってるよwww」
歩夢「うぅ…..」ポロポロ タタタタタタッ
モブ1・2・3「あはははははwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
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ーーーーー
歩夢「ううん。全部私が悪いの….」
璃奈「そんなことないよ。歩夢さんは悪くない」
歩夢「悪いよ!今だってせつ菜ちゃんに対してあんな顔しちゃったもの!」
歩夢「私にとってせつ菜ちゃんは、私がスクールアイドルを始めようってきっかけをくれた大切な人なのに!」
璃奈「歩夢さん…..」
歩夢「私がスクールアイドルを始めたのもね、こんな自分を変えたかったのも理由のひとつなの…」
歩夢「こんな私も変われるって思ったんだ」
歩夢「けど…ダメだった…」ポロポロ
歩夢「大切なみんなにあんな顔向けちゃてるんだよ!変われなかった!最低だよ私!」ポロポロ
歩夢「こんな私なんて!しn
璃奈「ダメ!」ギュゥ
歩夢「んむっ!」
璃奈「それ以上言っちゃダメ!」
歩夢「でもっ!」
璃奈「ダメ!」
歩夢「…..」
璃奈「歩夢さん、言ってくれてありがとう…..」
璃奈「自分の表情で苦悩したのは、私も同じだから…」
璃奈「でも、自分を否定しちゃダメ」
歩夢「うぅ…. うぅ….」ポロポロ
璃奈「スクールアイドルとしても、人としてもすき」
璃奈「歩夢さんのライブがすき。私、歩夢さんみたいなスクールアイドルになりたい」
璃奈「焼き菓子同好会でクッキーを食べた時、一緒にゲームをしている時、プールで遊んだ時、買い物に行った時、同好会での時間、歩夢さんと一緒にいる時間がすき」
璃奈「いつも話しかけてくれるし、遊ぶ時も優しくしてくれる」
璃奈「私の初ライブの時も気にかけてくてたよね」
璃奈「私を気にかけてくれるのも、歩夢さんなりに私と似てるものを感じてくれたんじゃない?」
歩夢「うん… 璃奈ちゃんの話を聞いて、私と似てるって思ったんだ」
歩夢「けど、璃奈ちゃんはいいこだけど、私は…
璃奈「そういうこと言わない。それに歩夢さんは別に何も悪いことしてないじゃん」
歩夢「…..」
璃奈「今までは歩夢さんにとって侑さんの存在が絶対的だった」
璃奈「けど、今は違う。侑さんだけじゃない」
璃奈「私も同好会のみんなも、歩夢さんのファンも、みんな歩夢さんのことが大好き」
璃奈「今はまだ怖い顔になってもしょうがない」
璃奈「これから色々な人と関わっていくうちに、侑さんだけじゃなく、大切な人が増えていくよ」
歩夢「璃奈ちゃん…」ポロポロ
璃奈「笑顔も、怒っている顔も、恥ずかしがっている顔も、悲しい顔も、呆れている顔も、喜んでいる顔も、驚いている顔も、怖い顔も、表情一つ一つが歩夢さんの良いところだよ」
璃奈「私は歩夢さんのそういうところがかわいくてすき」
歩夢「うぅ… 璃奈ちゃんありがとう….」ポロポロ
璃奈「けど私が1番大好きなのは歩夢さんが笑顔で楽しんでいる時」
璃奈「歩夢さんの笑顔を見ると、私も楽しくなるし、幸せになる」
璃奈「それは私だけじゃない、みんなも一緒だよ」
璃奈「みんな歩夢さんが大好きなの」
璃奈「もちろん私も大好き」
璃奈「だから、泣かないで、歩夢さん」
歩夢「うぅ….」ポロ
歩夢「うん、ありがとう、璃奈ちゃん」ニコッ
璃奈「ううん。歩夢さんが笑顔なら私はそれでいいの」
歩夢「璃奈ちゃん..///」
歩夢「ねぇもう少しだけ、このままでいい?」ギュゥ
璃奈「うん。いいよ」ギュゥ
歩夢「璃奈ちゃん、ありがとう。大好きだよ」
璃奈「私も大好き」
おしまい
あゆりなはいいな…
あゆりな流行ってきたな
りなりーだから理解してあげられるっていうのいいね
引用元:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1677244222/
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