梨子「ルビィちゃん、今日は何の日か知ってる?」ルビィ「ぅゅ?」
ルビィ「う~ん…分かんない」
梨子「今日は私達の”真ん中バースデー”なのよ」
ルビィ「”真ん中バースデー”?」
梨子「うん。簡単に言うと私達の誕生日のちょうど真ん中の日の事よ」
ルビィ「そうなんだ、何かルビィと梨子ちゃんとの特別な日って感じで嬉しいね!」
定期
公式が設定したやつだと生まれた年まで計算に入れるから
めんどくさいことに同学年以外は単純に誕生日の中間日にはならない
梨子「ええ、そうよ」ニコッ
ルビィ「ありがとう♪あれ?…でも、ルビィと梨子ちゃんの誕生日ってすごく近かった気が…」
梨子「”真ん中バースデー”の詳しい定義に関しては、ググってね」
ルビィ「でも、さっきも言ったけどルビィは何の日なのか知らないよ」
梨子「それじゃあ、勉強も兼ねて今から、その記念日にちなんだ事をやってみましょう」
ルビィ「わぁ、面白そう!」ワクワク
梨子「まずは…そうね」スッ
ルビィ「ルビィを指さして…どうしたの?」
ルビィ「う、うん…」ジーッ
梨子「この指を見ていると、あなたはだんだん眠くなる、眠くな~る…」
ルビィ「ぅ…ぅゅ……」ウトウト
梨子「そして、私が3つ数えると、あなたは小学生になります」
ルビィ「ぅゅ…なんで……小学生…」コテン
ルビィ「Zzzz…」スヤスヤ
梨子「今日3月21日は、『催眠術の日』なのよ」ニヤリ
梨子「そして…」
梨子「3、2、1、ハイッ!」
パンッ!
ルビィ「………」ムクリ
梨子(ちなみに、この321のカウントが、その由来みたいね)
ルビィ「ぅゅ…おはよう……梨子おねえちゃぁ…」ボーッ
梨子(よしよし、効いてるわね)
梨子「では小学生のルビィちゃん、小学生に必要不可欠なものと言えば、何でしょう?」
ルビィ「ぅゅ…なに…?」
梨子「正解はこれ」ゴソッ
ルビィ「これは…!」
梨子「じゃーん!ランドセル!!」
ルビィ「おぉー!」キラキラ
梨子「今日3月21日は、『ランドセルの日』でもあるのよ」ニヤリ
ルビィ「うん」
梨子(小学生の頃のランドセル、捨てずに取っておいて良かったわ)
ルビィ「んしょっと…どうかな?」
梨子「いいわ、すごく似合ってるわ!まさに小学生って感じね…」ハァハァ
ルビィ「ぅゅ…梨子おねえちゃぁ、なんか息荒いよぉ」
梨子「gff…小学生のルビィちゃん…今からお姉さんと一緒に楽しいことしましょうねー」ハァハァ
ルビィ「楽しいこと!?ん~っと、ルビィ、お外で遊びたい!」
梨子「……へ?」ガクッ
期待
梨子(まぁ小学生は外で元気良く遊ぶものよね)テクテク
ルビィ「♪~」ルンルン
梨子(ランドセル背負ったルビィちゃんと一緒にお散歩…これはこれで楽しいな♪)
ルビィ「ねぇ、梨子おねえちゃぁ」
梨子「ん?なぁに、ルビィちゃん」
ルビィ「ルビィ、公園で遊びたい」
梨子「それじゃ一緒に行きましょう」
ルビィ「うんっ♪」
梨子「さて、何して遊ぶ?」
ルビィ「んーっと…」
ルビィ「とりあえず梨子おねえちゃぁ、ランドセル預かってて」サッ
梨子(ランドセル外すんかい!)
ルビィ「まずはブランコに乗るね」
梨子(とりあえず、ルビィちゃんを見守っておこうっと)
梨子「ふう…ひとしきり遊んだわね」
ルビィ「うん!」
梨子「さてと、そろそろ…」
ルビィ「梨子おねえちゃぁ」
梨子「どうしたの?」
ルビィ「ルビィ、お腹空いたよぉ」
梨子「結構身体も動かしたからね。時間も時間だし、おやつにしよっか」
ルビィ「おやつ!?わーい♪」
梨子「そうねぇ、コンビニでおやつを買いましょ。はい、ランドセル」サッ
ルビィ「うん!んしょっと」
梨子(よく遊んでよく食べる、これぞ小学生ね)フフッ
「ありがとうございました~」
梨子「色々と買ったわね。早速あっちで座って食べましょうか」
ルビィ「うん♪」
ルビィ「ごちそうさま。ああ美味しかった~♪」
梨子「ふふっ」
ガーッ
~コンビニの前~
梨子「ルビィちゃん、そろそろ私の部屋に戻ろっか」
ルビィ「うん」
梨子(よく遊び、よく食べた後は、よく寝る。今夜は返さないわよ…gff)ハァハァ
ルビィ「ピギィ!!」
梨子「ル…ルビィちゃん、一体どうしたの!?」
ルビィ「もうこんな時間…ルビィ、もうおうちに帰らなきゃ」
梨子(しまったーー!小学生は門限が早いんだわ!)
ルビィ「うう…で、でも…」
梨子「そうだ!うちに来たらさっき一緒に買った、このキャンディあげるわよ」
ルビィ「キャンディ!欲しい!」キラキラ
梨子「それじゃあ、うちに行きましょう」ニヤッ
梨子(多めに買っておいて良かったわ)
ルビィ「ぅゅ…でも、門限が…」
ID変わってるけど一応>>1です
ルビィ「う~~~ん…欲しい…けど」
梨子「欲しいなら、迷う事はないじゃない」グイグイ
ルビィ「ぅゅ…でもやっぱり帰らなきゃ…」
梨子「もちろん、うちにもいっぱいお菓子を用意してるわよ?」ググググ
ルビィ「ピギィ~~」
「ちょっと見てあれ、コンビニの前。事案発生じゃない?」ヒソヒソ
「本当だわ。若い女がランドセルを背負った女の子をお菓子で釣ろうとしてる」ヒソヒソ
「どう見ても事案発生だわ」ヒソヒソ
「でもあっちの女の子、小学生にしては大きい気も…」ヒソヒソ
「ていうか、よく見たら…黒澤さんのところのお嬢さん…?」ヒソヒソ
「いや、黒澤さんのお嬢さんは上の子も下の子も高校生でしょ」ヒソヒソ
「と…とにかく通報しましょ!」
女子は小学生で一気に身長伸びてその後あまり伸びない子もいる
~梨子の部屋~
梨子「うう…ひどい目に遭った…まさか警察に通報されちゃうなんて…」
梨子「『ランドセルの日』にちなんで、ルビィちゃんと二人でランドセルで遊んでただけっていう事で通したけど…」
梨子「ルビィちゃんとは同じ高校だって証明する為にAqoursの動画を見せたり、苦労したわ」
梨子「はぁ~…気が参ってルビィちゃんを部屋に連れ込む気力すら湧かなくなったわ」
梨子「とりあえず、このランドセルもまた仕舞っておきましょ」ゴソゴソ
梨子「それにしても、ランドセル姿のルビィちゃん、可愛かったなぁ~…」
梨子「もし上手くいってたら今頃、ルビィちゃんと一緒に…gff」
梨子「…これ以上は思い出さないでおこう。後悔が募りそう」
千歌「梨子ちゃん、おはよう!」
梨子「おはよう千歌ちゃん…」
千歌「梨子ちゃんどうしたの?何か元気なさそうに見えるけど」
梨子「まぁ、昨日色々あったからね…」
千歌「そうなの?昨日はルビィちゃんと遊んでたって聞いたけど」
梨子「え、ええ…。でも気持ちを入れ替えて練習を頑張るわ」
千歌「その意気だよ!」
ダイヤ「ルビィ!ランドセルは必要ありません!高校に行くのですわ!」
千歌「あれは、ダイヤさんと、ルビィちゃん?一体どうしたんだろ?」
千歌「どうしたの?何かあったの?」
ダイヤ「あっ、千歌さんに梨子さん!ルビィが…ルビィが小学生に退行したような状態になってしまって…」
ルビィ「やだぁ!ルビィまだ小学生だもん!高校なんて怖いよぉ」
梨子(し、しまった!催眠術を解き忘れてた!ていうか、まだ催眠術の効果切れてないんだ…)
千歌「えー…ルビィちゃん、一体どうしちゃったんだろう」
ルビィ「……あっ梨子おねえちゃぁ!」タタタッ
梨子「!?」
ダイヤ「は…?」
千歌「お…おね…!?」
ルビィ「梨子おねぇえちゃぁ、昨日はお菓子ありがとうね!また一緒に遊ぼうね!」キラキラ
梨子「ちょっ…ちょっと、ルビィちゃん…」
ダイヤ「………」
ゴゴゴゴゴゴ
梨子「ひっ!?」
ダイヤ「梨子さん…これは一体どういう事ですの……?」ビキビキ
梨子「ご…ごめんなさーーーい!!」
おしまい
>>1の会話内で入れ忘れてたけど梨子とルビィの真ん中バースデーは3月21日です
日付跨いじゃったので一応
的な梨子ちゃん乙です
りこルビ読めて嬉しい、ありがとう