しずく「ベイスターズ戦のチケット？」
なお作中ではオープン戦ではなく、セ・リーグ公式戦になっています
選手やオーダーは主に咋シーズンが中心ですが、試合の見どころを書くために既に退団した選手や起用法がおかしいところがありますがご了承ください
しずく母「せっかくだから友達と一緒に観に行きなさい」
しずく「あ、ありがとう」
しずく「ベイスターズか….」
横浜DeNAベイスターズ、横浜に本拠地を置くプロ野球チームだ
私はあまり野球を詳しく知らないが、2回、試合を観たことがある
初めはまだ幼稚園のころ…
しずく「べいすたーずつよい！やきゅうっておもしろい！」
横浜8-4巨人
しずく「ん？」
横浜8-6巨人
しずく「あれ？」
横浜8-8巨人
しずく「どうてん…」
横浜8-9巨人
しずく「ぎゃくてん….」
横浜8-10巨人
しずく「もうやめてよ….」
横浜8-13巨人
しずく「ごてんさがごてんさに….」
試合終了
横浜9-15巨人
しずく「べいすたーずよわい….やきゅうつまんない…..」
夏休み定期
内川がベンチで冷たくなるヤツ
しずく「ベイスターズって去年強くなかった？」
キラ子「うん！去年は日本シリーズまでいったんだ」
キラ子「結果負けちゃったけど、とても弱かったベイスターズがここまで強くなって感動したよ」
しずく「そうなんだ。そこまで強くなったんだ」
キラ子「もちろん！まぁ優勝は逃しちゃったけど今年こそCSから日本一！」
しずく「ふふっ、じゃあ私も今日はいっぱい応援するね」
しずく「あっ」
キラ子「うわぁ」
横浜2-3阪神
しずく「ホームラン…」
キラ子「大丈夫、まだ一点差だkr
横浜2-5阪神
キラ子「そ、そう。ここから満塁ホームランとかで大逆転するのがベイスターズだkr
藤浪「」ｶｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾝ
横浜2-9阪神
しずく「満塁ホームラン….」
キラ子「いやいや、これかr
大山「」ｶｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾝ
キラ子「ま、まだm
大山「」カーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
横浜4-20阪神
しずく「……」
キラ子「……」
キラ子「うーんこれはトゥモアナ」
しずく「どうしよう」
チケットを確認してみる
横浜DeNAベイスターズー広島東洋カープ 横浜スタジアム 18:00 試合開始
チケットは２枚ある 同好会の中からあと１人誰を誘うか
しずく「誰にしよう」
しずく「やっぱり、野球を観るならミアさんかな？」
しずく「ねぇミアさん、野球のチケットをもらったんだけど、一緒に観ない？」
ミア「観ないね。そういう気分じゃないんだ」(贔屓チームが負けてイライラ)
しずく「むぅ」
しずく(まぁ、断られるかもしれないとは思った。でも私にも考えがある)
ミア「ん？」
しずく「ミアさんと一緒に食べられると思ったのに残念だなぁ(棒)」
ミア「…..」
ミア「わかった。観るよその試合」
しずく「ふふっ、じゃあ決まりだね」
私とミアさんは横浜駅で待ち合わせてから、横浜スタジアムへ向かった
最寄り駅から横浜スタジアム(以降、ハマスタ)へ向かうが
ハマスタは駅から出てすぐのところにある
駅から既に青いユニフォームを着たベイスターズファンで溢れており、人気の高さが伺える
駅前の信号を渡ると、バットを構えた選手とボールを投げようとする選手の写真が大きく飾られていた
？？？「あれしずくちゃん？」
しずく「え？」
後ろを振り返ると、そこには青いユニフォームを着たキラ子さんがいた
キラ子「久しぶり！しずくちゃん！まさかハマスタで会えるなんて思わなかったよ！」
しずく「うん！、久しぶり！」
ミア「知り合い？」
しずく「小学校のときの友達」
しずく「そうなの。キラ子さんは？」
キラ子「私も友達と見る予定だったけど、風邪で友達がこられなくなっちゃたんだ。だから今日は一人」
キラ子「あっそうだ。名前いわないとね。私は浜波キラ子」
ミア「ボクは、ミア・テイラー….」
キラ子「よろしくね。ミアちゃん」
しずく「ねぇキラ子さん、ちょっと聞きたいんだけど、このチケットだとどのゲートから入れば良いいのか教えてくれない？」
キラ子「いいよ。ちょっと見せて、えーとこれは…あれ？」
しずく「ん？」
キラ子「これ私の隣じゃん！」
しずく・ミア「ええええええええええええ」
まず３人でハンバーガーを買った後
指定のゲートへ行き、チケットを提示してハマスタの中へ入って行った
球場内もファンでいっぱいだ
そしてコンコースから自分たちの席に着席した
しずく「ミアさん、ハンバーガー楽しみにしてたもんね」
キラ子「そうなんだ。ミアちゃんどう？おいしい？」
ミア「…ま、まあまあかな///」
キラ子「素直じゃないなぁ」
ミア「うっやめろよもう」
ミア(なんだコイツ。まるでベイビーちゃんみたいだ)
—スタメン—
８桑原 ９野間
９楠本 ４菊池
７佐野 ８秋山
４牧 ７西川
５宮崎 ５坂倉
３ソト ３マクブルーム
６倉本 ６小園
２戸柱 ２會澤
１坂本 １野村
ドラマチックな展開に期待
….
秋山「」ｶｰｰﾝ
牧「」ﾊﾟｼｯ ｼｭｯ
坂本、三者凡退に抑える
ｻﾝ！ﾊｲ!
横浜ベイスターズ 勝利の輝き 目指して 桑原！
今だクワ喰らいつけ 燃えろガッツマン 突っ走れどこまでも
勝利を呼ぶ男 かっとっばせー 桑原！
しずく「うん。私も初めて球場に来た時は、声援に驚いたんだ」
しずく「試合内容はともかく、この応援はすき」
キラ子「あははっ。まあ前回みたいなのは相当だよ」
キラ子「おお！」
しずく「打った！」
ミア「これはセンター前だね」
菊池「」ﾀﾀﾀﾀｯ ﾊﾟｼｯ
キラ子「うわぁ」
しずく「ええっ！？あんな打球をとれるなんて」
ミア「嘘だろ！？あのセカンド、ニンジャかよ！」
菊池「」ｼｭｯ マクブルーム「」ﾊﾟｼｯ
塁審「アウト！」
しずく「すごいな、プロ野球選手って」
ミア「あんなに守備ができる人、メジャーでもそうはいないよ」
キラ子「そうなの？やっぱり本場の人が見ても凄いって思うんだ」
ミア「うん。バックにあんな人がいたら頼もしいよ」
キラ子「ははっ、こうやってメジャーリーグを見てる人に日本人の選手が褒められると嬉しいなぁ」
４回表 一死走者なし
菊池「」ｶﾝ
ミア「よし、easyなショートゴロだ」
倉本「」ｼｭｯ
審判「セーフ！」
キラ子「あっ」
ミア「は？」
しずく「えぇ…」
ミア「What’s that? 意味わからないよあのショート！ただのゴロがヒットになったじゃないか！」
キラ子「あはは…」
しずく「…..」
ミア「ったく！もう！」
秋山「」ｶｰﾝ
しずく「さっきと同じ人に打球が…」
倉本「」ﾎﾟﾛﾂ
ミア「はぁ？」
キラ子(うわぁ…二連続の倉本前ヒットだ…)
しずく「え、また？」
ミア「Crazy！いい加減にしろよショート！あのセカンドと真逆じゃないか！アマチュアでももっと良い守備するぞ！」
しずく(この光景、前もみたなぁ)
キラ子(まずい、坂本投手の満塁は嫌な思い出が…いや、ここはファンが信じないと！)
キラ子「まだまだこれからだよ！」
ミア「まぁ、ホームランだけは防がないといk
坂倉「」ｶｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾝ
ワァーーーーーーーーーー
しずく「うわぁホームランだ….」
キラ子「ダメかぁ….」
ミア「なんだよこのチーム！オリオールズかよ！」
坂倉の満塁ホームランでカープが先制
横浜0-4広島
４回裏 対照的に野村は横浜打線に二塁を踏ませない
５回表 野村の好投に応えるように、カープは4番西川5番坂倉が連続タイムリーで追加点、坂本をKO
横浜0-6広島
しずく「……」
ミア「あーあ、オリオールズじゃん」
キラ子「いや、まだわからないよ」
キラ子「ハマスタカープ戦は何が起こるかわからない」
ドン！ドドン！ドンドンドドン オイ！×3
ドン！ドドン！(ｵｵｷﾅｺｴﾃﾞ! )倉本!
ララララ～さぁ 燃え上がれ (ﾓｴｱｶﾞﾚ!)
我ら～の 期待のせて
オーオオオーオーオーオー今
鋭く放て この一打
ドン！ドドン！ドンドンドドン オイ！×3
ドン！ドドン！(ｵｵｷﾅｺｴﾃﾞ! )倉本!
しずく「この応援すき」
キラ子「わかる。マジで好き」
ミア「というかあのショートか…」
ミア「あんな守備してるんだから、打てないと意味ないぞ」
倉本「」ｶｰｰﾝ
キラ子「おおお！ナイスバッティング！」
しずく「打った！打った！」
ミア「守備は下手だけど今のバッティングはうまい！」
倉本のタイムリーで反撃
横浜1-6広島
佐野「」ｶｰｰｰｰｰｰｰﾝ
キラ子「おおおおおおお！！！」
しずく「いけ！いけ！走れぇ！」
ミア「いや！これは！」
ミア「ホームランだ！」
ﾜｧｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ!!!!!!!!!!
キラ子「やったあああああああ！！」
しずく「うわあああああああ！！！」
ミア「ナイスバッティング！」
佐野のソロホームランでさらに追い上げる
横浜2-6広島
７回裏 野村もマウンドへ。三嶋に感化されたのか立ち直り、三者凡退に抑える
ミア「うへぇ。あの相手のピッチャー良すぎだろ。７回なのに一番良いボール投げるなんて」
しずく「でも、ベイスターズの今投げてる人も良いよ。なんかすごい気迫を感じる」
ミア「たしかに。４点ビハインドなのに、まるでワールドシリーズ制覇がかかったマウンドで投げてるようだった」
キラ子「き、きっと、まだ試合を諦めてないんだよ」
しずく「そうだね。私たちも応援しないと」
９番 ピッチャー 野村
三嶋「…..」
野村「…..」
キラ子(遺紺試合…..これは凄い名勝負になりそう)
野村「…..」
ｽﾞﾊﾞｰｰｰﾝ
主審「ストライク！」
155km/h
ミア「96マイル…今日最速だ、しかもアウトローいっぱい」
しずく「ここに来て、気迫もボールも一番凄いね」
キラ子(回跨ぎして155キロwwwガチじゃん…
野村「…..」
ｽﾞﾊﾞｰｰｰﾝ
主審「ボール！」
155km/h
ミア「惜しい、ちょっと低かったか」
しずく「なんだろう、この空気感」
キラ子(155キロ連発ww、明らかに今までの打者よりギア上げてる)
野村「」カキーーーﾝ
ミア「うわっ！」
しずく「嘘でしょ！？」
キラ子「げ、マジ？」
塁審「ファール！」
ミア「ふーっ、危ない危ない」
しずく「よかった」ﾎｯ
キラ子(ホームランなら、それはそれでおもしろかったなぁ。ていうか野村選手もガチで打ちにきてるww)
ミア「これで、１１球目か….しかもここまで全球フォーシーム。バッターもあのレベルのファストボールに喰らいつくなんんて凄い…」
しずく「二人とも、何かに取り憑かれたような執念深さを感じる。絶対に譲れない何かがあるような….試合の結果とは違う何かがあるような….」
キラ子(しずくちゃんwwwwwそんなこと言わないでwww吹き出しちゃうからwwww)
三嶋「…..」
野村「…..」
特徴的な負け方がありすぎて横浜戦は見たくない
倉本も地味に広島戦で打ってたからトラウマ…
もう居ないけど
横浜は横浜で松山にアンパンチ食らう印象しかないです
三嶋「」ｼｭｯ
野村「」ﾌﾞﾝｯ
ズバーーーーーン
ワァーーーーーーーーー！！！！！
156km/h
三嶋「しゃあっ！」ｶﾞｯﾂﾎﾟ
野村「…..」
ミア「さらに球速があがったよ！これで三者連続三振！あのピッチャーやるじゃないか！」
しずく「すごいっ…明らかに球場の空気が変わった！」
キラ子「こ、これはベイスターズに流れが来るね！」
キラ(これはプロ野球史に残る名勝負だわwwww なんj民も大盛りだろうな)
バッター三嶋に変わりまして……大田…..
大田「」ｶｰｰｰﾝ
しずく「わぁぁぁぁぁぁ」
キラ子「よしよし！続け！続け！」
ミア「ファーストストライクをいきなり打ったよ！狙ってたな、あのバッター！」
代打大田、ヒットで出塁
押せ！押せ！ヨコハマ
オイ！ オイ！ オイ！
押せ！押せ！ヨコハマ
☆Go! BAYSTARS!
桑原「」ｶｰｰｰﾝ
楠本「」ｶｰｰｰﾝ
しずく「凄い！凄い！これで三連打！」
ミア「あのピッチャーの最高のピッチングが流れを作ったんだ！」
キラ子「押せ押せ！ヨコハマ！」
キラ子「勝てる・・・勝てるんだ！」
さらに、桑原、楠本の連打で無死満塁
ミア「さっきホームラン打ったバッターだ！もう一発打っちゃえ！」
キラ子「キャプテン頼みます！」
しずく「お願い！打って！もう一本お願い！」
佐野「」ｶｰｰｰﾝ
キラ子「抜けたーーーー！」
ミア「しゃあああーーーー！」
しずく「やったああーーー！！！」
佐野タイムリー 横浜3-6広島
Oh Oh wow wow 横浜ベイスターズ
燃える星たちよ Let’s GO!
Oh Oh wow wow 横浜ベイスターズ
夢を追いかけろ
バンザイ！ バンザイ！ バンザイ！
カープ、選手の交代をお知らせいたします…..野村に変わりまして….スコット
9番 ピッチャー スコット
キラ子「スットコドッコイwwwwww」
ミア「あのピッチャー、前のイニングまで最高のピッチングだったのに、まさかこうなるなんて」
しずく「野球って何が起こるのか分からないね…」
流れは完全にベイスターズにある
幾多の逆転劇がこのカードで起こってきた
カープファンには最悪なトラウマ、ベイファンには最高の出来事として、記憶に刻まれている
その逆転劇が今日また起こると、誰もが脳裏をよぎった
我らの星 ヨコハマ 闘え 誇りを胸に
我らの星 ヨコハマ 今こそ 攻めまくれ
カープを倒せ！
絶対勝つぞBaystars！
牧「」カーーーーーーーーーーーーーーーーーン
わあああああああああああああああ！！！！！！！！！
ベイファンの歓喜の叫び、カープファンの悲鳴の中
打球はカープファンのいるレフトスタンドへ吸い込まれた
しずく・ミア・キラ子「うわあああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！」
しずく「満塁ホームランだよ！逆転だよおおおおおお！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ
キラ子「やったああ！やったああああああああ！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ
ミア「Yeah!!!!! Woohoo!!!!!!!!!Woohoo!!!!!!!!!!!!!!!!」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ
牧の逆転満塁ホームラン
ベイスターズついに６点差をひっくり返す
横浜7-6広島
野村、ベンチでマウンドを見つめたまま、何かを思い出した…. 甲子園のマウンドか、それともハマスタか、それは本人しか分からない……
ミア「ボクも現地でこんな試合初めて観た…」
キラ子「このカードはこんな逆転劇がありえちゃうんだよ」(逆に嫌な逆転劇もあるけど)
キラ子「まだまだつづk
宮崎「」カーーーーーーーーーーーーーーン
うわあああああああああああああああああああ！！！！！！！！！
しずく・ミア・キラ子「うわああああああああああああああああああ！！！！！！！！」
キラ子「二者連続ホームランだあああああああああ」
しずく「やばいやばい！すごいよこれえ！！」
ミア「Oh!Oh!なんだよこれ最高だよ！」
宮崎ソロホームラン 横浜8-6広島
うわあああああああああああああああああ！！！！！！！！！
しずく・ミア・キラ子「うわああああああああああああああああ！！！！！！！」
キラ子「きあたああああ三者連続ホームラン！！」
しずく「嘘でしょ！？やばいってこれ！！」
ミア「おいおいおい！ホームラン三連発かよおおお！！！」
ソト ソロホームラン 横浜9-6広島
牧・宮崎・ソトの三者連続ホームラン
スコット0/3 打者3人に対し被本塁打3 負け投手の権利を持って降板
7番 ショート 倉本
倉本「…..」
ミア「あのショートじゃん！もうこうなったらとことん打っちゃえ！」
倉本「」ｶﾝ ﾎﾞﾃﾎﾞﾃ …
しずく「あ、あれれ…」
キラ子「いや、これ面白いぞ」
菊池「」ﾀﾀﾀﾀｯ ｼｭｯ
ミア「どっちだ！ニンジャの守備か！あのショートの足か！」
倉本「」ｽﾞｻｧｧｧｧ マクブルーム「」ﾊﾟﾝｯ
キラ子「ヘッドスライディング！」
塁審「セーフ」
しずく「おおおおおお！！！」
ミア「危なっかしいけど、ボクは嫌いじゃないよ！ナイススライディング！」
戸柱「」ｶｰｰｰﾝ
３人「おおおおっ」
菊池「」ﾀﾀﾀｯ ﾊﾟｼｯ ｼｭｯ
小園「」ﾊﾟﾝｯ ｼｭｯ
マクブルーム「」ﾊﾟｼｯ
キラ子「4-6-3のゲッツー….」
ミア「あのニンジャっ今のも捕るなんて流石だよ」
しずく「まだあきらめてないっていう気持ちが全面的にでてますね」
ミア「さあ、最終回だ。クローザーは誰なんだ」
しずく「クローザー？」
キラ子「試合の最後に投げるチームでもっとも優れてる投手だよ」
ミア「そう！このクローザーが良くないとダメなんだ」
ミア「さあ！でてきてくれ！」
ワァァァァァァァァァァァ！！！！！！！
ミア「え？なにこれ？」
しずく「みんなタオルを掲げてジャンプしてる？」
キラ子「ヤスアキジャンプだよ！ほら二人も一緒に！」
オオオオオ オ！ オオオオオオオ！ オ！ オオオオ！
ヤ・ス・ア・キ！
オオオオオ オ！ オオオオオオオ！ オ！ オオオオ！
ヤ・ス・ア・キ！
DeNAベイスターズ 選手の交代をお知らせいたします
代打いたしました大田に変わりまして
山﨑康晃がはいりピッチャー
9番 ピッチャー 山崎康晃 背番号19
オオオオオ オ！ オオオオオオオ！ オ！ オオオオ！
ヤ・ス・ア・キ！
オオオオオ オ！ オオオオオオオ！ オ！ オオオオ！
ヤ・ス・ア・キ！
オオオオオ オ！ オオオオオオオ！ オ！ オオオオ！
ヤ・ス・ア・キ！
ミア「すごい！球場全体が一つになってる！」
しずく「あの投手の人、チームメイトだけじゃなく、こんな大勢のファンの想いも背負って投げるんだね」
ミア「うん。登場したときのあの盛り上がりよう。ファンに大きく信頼されてる最高のクローザーなんだってことがわかるよ。」
キラ子「そう！ヤスアキはずっとベイスターズを支えてくれている”小さな大魔神”なんだ」
ミア「ヤスアキか…よしもっとジャンプして応援しよう！」
しずく・キラ子「おーー！」
しずく・ミア・キラ子「オオオオオ オ！ オオオオオオオ！ オ！ オオオオ！ ヤ・ス・ア・キ！」
オオオオオ オ！ オオオオオオオ！ オ！ オオオオ！
ヤ・ス・ア・キ！
山﨑康「」シュッ
野間「…..」
ズバーン
球審「ストライク！」
ミア「良いコントロールだね」
キラ子「うん今日は調子良い感じだ」
しずく「お願い…抑えて….」
野間「」ブン
ミア「おお空振り、今のボールはなんだい？」
キラ子「ツーシーム。まぁスプリットに近い球だよ」
ミア「スプリット！？そんな球投げるのか！」
ミア「あ、そうだメジャーと違い日本ではフォークボールが使われているんだった」
キラ子「ねぇメジャーだとどうしてフォークを投げないの？」
ミア「フォークは肘に負担がかかるし見逃されたらボールだろ」
ミア「それに、日本は中６日で先発ローテを回すらしいけど、今のメジャーは中４日でローテを回すから、少しでも球数抑えたいし、リスクのあるフォークを投げるメリットはないんだよ」
キラ子「なるほど！たしかにフォークは空振りをとることには特化してるけど、球数を抑えたい時には有効ではないね。」
野間「」ｶｰﾝ
しずく「ああっ！」
宮崎「」ﾊﾟﾝｯ ｼｭｯ
ソト「」ｽﾞﾊﾞﾝ
塁審「アウト！」
しずく「ふぅ…よかった…」
キラ子「しずくちゃん大丈夫？」
しずく「うん…」
キラ子「心配しなくて大丈夫。ヤスアキが抑えてくれるって、信じよう。」
しずく「うん、そうだね。ありがとう、キラ子さん」
ミア(なんかキラ子って…野球が好きなベイビーちゃんって感じがするなぁ…)
ミア「あのニンジャか」
しずく「信じよう、選手を」
山﨑康「」ｼｭｯ
菊池「」ｶｰｰｰﾝ
ミア「うわぁ上手い、バッテングもいけるかあのニンジャ」
キラ子「逆らわずに逆方向に返したかぁ」
しずく「大丈夫….」
菊池 ライト前ヒットで出塁
ミア「当たっている4番5番の前にランナー貯めたくないよな」
キラ子「うん、けどこの選手相当な実力者だから気をつけないと」
ーーーー
カウント2-2
山﨑康「」ｼｭｯ
秋山「」ｶｰｰﾝ
しずく「打ちとった！」
キラ子「よし！ゲッツーコース」
ミア「今度は止めろよショート！」
倉本「」ﾎﾟﾛｯ
しずく「ああっ」
キラ子「エラー３つ目って…」
ミア「いい加減にしろよ！いまゲッツーで終わりだったのに！もうカラーコーン置いた方がマシじゃないのか！」
うちは勝っても負けても退屈なんだよな去年とかほとんどお通夜だった
ちなD
山﨑康「おりゃあああ！」シュッ
西川「」ﾌﾞﾝ
ズバーーーン
ストレート 154km/h
キラ子「154キロ！？ヤスアキ、キレちゃったか」
しずく「リミッターがはずれたのかな」
ミア「だからと言いってこんなに球速が上がるなんて」
山﨑康「おりゃあああ！」シュッ ククッ
西川「」ﾌﾞﾝ
スパーーン
ツーシーム 139km/h
キラ子「おお！今日1番キレがいいね！」
しずく「すごい！気迫！」
ミア「これで追い込んだ」
山﨑康「おりゃああああああああ！」シュッ
西川「」ﾌﾞﾝッ
ズバーーーーーーン
ストレート 155km/h
キラ子「よし！三振！」
しずく「これでツーアウト！ナイスピッチ！」
ミア「いや、最初からこれ投げろよ」
西川 三振
もっとあるはずだけどとりあえずちなCからすると
2年？連続3者連続ホームラン
横浜戦代打ウィーランド(投手)
広島特攻倉本や左投手陣
CS4連敗
だけで十分なトラウマは植え付けられてる
ベイが逆転、劇的な勝ち方したのは
2年連続三者連続ホームラン
3位のベイスターズが1位のカープをCSで破る下剋上
3夜連続サヨナラ勝ち 代打ウィーランド 梶谷サヨナラ倉本サヨナラ 三者連続ホームラン(宮崎サヨナラソロ)
ソト・梶谷による猛攻で6点差大逆転
宮崎がスコットから逆転サヨナラタイムリー
佐野サヨナラ満塁ホームラン
カープに逆転されたのは
ヤスアキが走者一掃打たれて逆転負け
堂林に被弾
パットン大炎上で8回9回に大量失点
とかかな
>>79
ありがとう
ベイスも広島も根強い人気があるのはこういう試合があるからか
１本塁打５打点と絶好調な坂倉を迎える
山﨑康「おりゃあああ！！」シュッ ククッ
坂倉「…..」
主審「ボール！」
ミア「このバッターさえ押さえれば勝ちなんだ」
しずく「お願い！」
キラ子「頼むよ～ヤスアキ～」
山﨑康「おりゃあああ！！！」シュッ
坂倉「」ﾌﾞﾝ
ズバーーン
ストレート155km/h
キラ子「よし！よし！」
ミア「よし！いいストレートだ！」
しずく「いける！いける！」
山﨑康「おりゃあああ！！」シュッククッ
坂倉「」カーーーン
球審「ファウルボール」
しずく「ふぅ危ない」
キラ子「ちょっと甘かったね」
ミア「うん。スタンドにもっていかれてもおかしくなかったよ」
ミア「でも、追い込んだ」
キラ子「うん、あとひとつ…」
しずく「あとストライクひとつで試合終了…」
坂倉「」ブンッ
ズバーーーーーン
ストレート 155km/h
主審「ストライク！バッターアウト！ゲームセット！」
うわあああああああああ！！！！！
しずく・ミア・キラ子「やったーーーーーーーー！！！！！！」
しずく「やった！勝ったあああ！勝ったよおお！！！」
ミア「ははっ。アウトローいっぱいにフォーシーム！！あんなのそう簡単に打てないさ！」
キラ子「ナイスピッチ！ヤスアキ！！！」
坂倉空振り三振
試合終了
横浜9-6広島
勝利投手 三嶋 敗戦投手 スコット セーブ 山﨑康
ミア「あれ？ベンチから選手達がでてきた」
しずく「整列してるね。しかも、周りのファンの人達がまたタオルを掲げてる」
キラ子「ベイスターズが勝利した時に、ファンが大合唱して選手を迎えるんだよ」
Wow wow wow ベイスターズ
勇者の遺伝子
星空に響け激しく 魂がうねる音
闘えWarriors 俺達は生きる
勝利の女神抱くため
情熱の火よ 我が道を照らせ
Wow wow wow ベイスターズ
勇者の遺伝子
ーーー
ー
キラ子「今日は凄い試合だったね、６点差から大逆転、しかも三者連続ホームラン！」
ミア「うん、ボクが今まで観た試合でも1番すごい試合だった」
しずく「あんなに野球の試合がおもしろいなんて思わなかったよ」
キラ子「よかった、しずくちゃんが満足してくれて」
キラ子「でも意外だったなしずくちゃんがあんなに、大きな声で叫んで喜んだりするなんて」
キラ「しずくちゃんってしっかりしてる子だと思ってたからさ、あんな感情をおもいっきりだすとは思わなかったよ」
しずく「え？」
ミア「そうか？しずくって大人ぶってるけど結構子供だよ」
しずく「むぅ。何言ってるのミアさん。そんなことないもん」
ミア「ほら、そういうところだぞ」
キラ子「あははっ」
しずく「たしかに。ちょっと気の毒」
キラ子「あー大丈夫心配しなくて、その友達カープファンだもん」
ミア「え？」
しずく「あっ」
キラ子「もし今頃いたら、ショックで大変なことになってるよwwww」
キラ子「それはそれでおもしろそうだから見たいけどね」
ミア「まあ、いなくてよかったな」
しずく「うん、ほんとにいなくてよかったと思う」
キラ子「ほら、LINEでも「風邪でよかった、もしいたら風邪以上の重症になってた」って」
しずく(LINEか….そういえば….キラ子さんと交換してなかったな….交換したいなぁ)
キラ子「そうだ！せっかくだしLINE交換しようよ！」
ミア「ああ、いいよ」
しずく「うん！」
キラ子「じゃあ、これを
ーーーーー
ーーー
ー
もうちょっと遊びたかったが、もう夜も遅いので帰ることとなった、
私とキラ子さんは鎌倉に帰るが、ミアさんはお台場にあるニジガクの寮に帰るので
横浜駅でお別れをした
キラ子「ミアちゃん、今日はありがとう。おかげでとっても楽しかったよ」
ミア「うん。こちらこそありがとう…まぁよかったよ……」
キラ子「もう、最後まで素直じゃないなぁ」
ミア「う、うるさい！」
キラ子「LINE 、たくさん送るから楽しみにしててね。」
ミア「はぁ、うるさくなりそうだな」
キラ子「えぇ！そんなこといわないでよぉミアちゃん」
ミア「ああもう、ベイビーちゃんが二人に増えたみたいだよ。まったく！」
キラ子「べいびーちゃん？なにそれ？」
ミア「こ、こっちの話！」
キラ子「へぇ。まいっか。あとでLINEで聞けば」
ミア「うぅ….めんどくさいなぁ…..」
しずく(なんか、ミアさんが侑先輩と話してる時みたいになってる)
キラ子「また一緒に野球観てくれる？」
ミア「…..まぁ….いいよ….また一緒に観よう」
キラ子「よかったよ～その返事が直接聞けて」
キラ子「今日はありがとう。おやすみ～」
ミア「…. おやすみ….」
ミア「しずくは….まあまた明日同好会で会えるし…けど….
ミア「今日、野球に誘ってくれてありがとう」
ミア「おかげで楽しかったし、キラ子にも出会えた」
ミア「しずくも、また一緒に野球観ようよ」
しずく「うん。私も一緒に観たいよ。ありがとう。ミアさん。私も楽しかったよ」
しずく「あの時、ミアさんを誘ってよかったって思ってる」
しずく「もっと遊びたいし、なにより、同好会も一緒にがんばろ」
しずく「だから、これからもよろしくね」
ミア「うん….こちらこそよろしく」
列車が参ります～黄色い線の内側でお待ちください
ミア「…..じゃあこの電車で帰るよ….」
キラ子「うん。じゃあまたね、ミアちゃん」
しずく「ミアさん、またね」
ミア「うん、バイバイ…」
しずく「さっき、ミアさん、「キラ子にも出会えた」って言ってなかった？」
キラ子「言ってたw言ってたw よしあとで真相を聞いてみよう」
しずく「もお、あんまり、しつこいとミアさんおこっちゃうよ」
キラ子「あははっwたしかにwでも、そこがかわいいんだよねぇ」
ーーーーー
キラ子「ねぇ、しずくちゃん、さっき言ってた同好会ってなあに？」
しずく「ああそれはね」
私はキラ子さんに話した、高校での同好会のことや、演劇部のことなど、
キラ子さんからも海の見える鎌倉の高校に通っていることや、部活でバンドをしていることを聞けた
電車を降りてからも帰り道でずっと話していた
キラ子「しずくちゃんとミアちゃんのライブ！。やばいめっちゃ観たい」
しずく「もう～恥ずかしいって」
キラ子「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会か」
キラ子「くぅ～また応援するチームが一つ増えちまったよ」
しずく「そんなこと言ったら、私もキラ子さんがやってるバンドを応援するよ」
キラ子「やめてよ～そんな人に見せれるレベルじゃないってぇ」
しずく「そんなことないよ。お互い様じゃん」
キラ子「うぅ～」
キラ子「じゃあ、こうしようよ。私のバンドがライブをする時は、しずくちゃんとミアちゃんを招待するよ。
その代わり、しずくちゃんとミアちゃんがライブをする時か、しずくちゃんが演劇部で出演する時は、私を招待してほしい」
しずく「うん、いいよ。お互いにこれを目標にがんばろ」
キラ子「よし、明日から練習もっと頑張らないと！」
しずく「私も頑張らないと」
しずく「じゃあ私こっちだから」
キラ子「そっか、ここでお別れだね」
しずく「うん。キラ子さん、今日はありがとう。試合もそうだしなによりこうやって話してるのも楽しかった」
しずく「お互いに自分の目標のためにがんばろうね」
しずく「お互いのライブも行き合いたいし….」
しずく「あと…それから…これからも一緒に遊んで良い？」
キラ子「もちろんいいよ！私もしずくちゃんと一緒に遊びたかったんだ」
キラ子「だから、しずくちゃん、これからもよろしく」
キラ子「学校は違っても私たちは友達だよ」
しずく「キラ子さん…///うん！よろしくね！」
キラ子「じゃあ、またね。おやすみ」
しずく「うん。おやすみ」
私はキラ子さんとも別れて、帰宅した
しずく「ふぅ」
今日は楽しかったな
最初は野球の試合を観ることに抵抗があったのに
いざ行ってみると、とても楽しかった
試合内容もそうだが
なにより、昔の友達とばったり会って、昔以上に仲良くなれたり
今の友達と今以上に仲良くなれた
そのことが1番嬉しかった
私の３回目のベイスターズ戦は勝利以上に大切な友情を深めることができた
おしまい
キラ子ってなんかモチーフあるの？
DB.キララから名前をひねった
野球SSはいいぞ
Aqours5thDay2の日にやってた試合思い出したわ
楠本グラスラで大逆転勝利
>>98
打線も実は主軸除くと悲惨な成績だからね…
層の薄さは結構厳しい
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