花帆「さやかちゃんってキスしたことある?」さやか「ないです」
さやか「……そういう花帆さんはあるんですか?」
花帆「実はあたしもないんだ」
花帆「中学までは友達ともあんまり遊べなかったし、恋愛なんて以ての外だったもん」
さやか「あぁ、そういえばそうでしたね」
花帆「マンガでなら読んだことあるんだけどね……」
花帆「やっぱりあたしも年頃なわけだしキスってどんな感じなのかなって気にはなるんだよね」
花帆「さやかちゃんならかわいいしもしかしたらキスしたことあるかもって思ったけど、そっかぁ……」
花帆「さやかちゃんもないのかぁ……」
さやか「なんだか、哀れみの目で見てません?」
さやか「あなたも一緒ですよね?」
さやか「わたしと花帆さんが、ですか」
花帆「うん、どうかな?」ドキドキ
花帆「ほら、友達同士だったらノーカウントっていうか──」ドキドキ
さやか「……」ジッ
花帆「……」ドキドキ
花帆「な、なーんて冗談! 冗談だから気にしないで!」
さやか「いいですよ」
花帆「へ?」
さやか「キス。いいですよ」
花帆「ええええええええ!?」
さやか「花帆さんがしたいって言ったんじゃないですか」
さやか「わたしも、まあ年頃ですし興味がないといえば嘘になるというか」
さやか「花帆さんとだったら、構わないかなと思って」
花帆「えっ、で、でで、でもファーストキスでしょ!?」
さやか「友達同士ならノーカウント、なんですよね?」
花帆「そ、それは、そうなんだけど!」
花帆「……」ドキドキ
さやか「……」
花帆「す、する! します!」
さやか「じゃあ、はい。どうぞ」
花帆「あ、あたしからするの!?」
さやか「花帆さんから言い出したの忘れたんですか?」
花帆「……そ、それじゃあ、するからね!」ドキドキ
さやか「はい」
花帆「本当の本当にしちゃうからね!?」
さやか「いいですよ」
さやか「……」ツムリッ
花帆「……」プルプル
花帆「…………」
花帆「やっぱり無理!」
さやか「……花帆さん?」
花帆「だ、だって! なんか恥ずかしくなっちゃって!」
花帆「さやかちゃんからしてよ!」
花帆「なんか余裕そうだもん!」
さやか「……いいですよ」
花帆「なんでそんな普通なの!? キスするんだよ!?」
さやか「ノーカウントなんですよね?」
花帆「そうは言ったけど!」
さやか「……」スッ
花帆「ちょ、やっぱりまっ──んむっ」チュッ
さやか「……ふぅ」
さやか「これでいいですか?」プイッ
花帆「う、うん」ドキドキ
さやか「どうでした?」
花帆「その、柔らかかった……////」
さやか「それはよかったです」
花帆「キスしたんだよ!?」ガシッ
さやか「あっ、ちょっ──」
花帆「……さやかちゃん?」
さやか「あ、あんまり顔を見ないでください/////」
さやか「わ、わたしだって恥ずかしかったんですから/////」
花帆「……」
花帆「……んっ」チュッ
さやか「ちょ、ちょっと花帆さん!?//////」
花帆「さやかちゃんがかわいいからしたくなっちゃった……❤」
さやか「うぅ……////」
花帆「……さやかちゃんはどうだったの?」
さやか「はい?」
花帆「あたしとキスして、どうだった?」
さやか「そ、それは──」
さやか「……柔らかいな、と/////」
さやか「あと、その、唇が熱いです」
花帆「……」
花帆「ね、さやかちゃん。もう1回しよ?」
さやか「きょ、今日はもういいです!」
花帆「……今日は?」
さやか「……」
花帆「明日だったらいいの?」
さやか「……えぇ、まあ」コクン
花帆「さやかちゃん!」
さやか「ま、毎日ですか!?」
花帆「だって、さやかちゃんとのキスすっごく楽しい!」
花帆「さやかちゃんは楽しくない?」
さやか「……。楽しいかと言われると、よくわかりませんが──」
さやか「嫌いではない、です////」
花帆「! さやかちゃん、かわいい!」チュッ
さやか「明日の約束はどこにいったんですか!」
花帆「ノーカウントなんだししなきゃ損でしょ?」
さやか「わ、わたしは別にノーカウントじゃなくても──」ボソッ
花帆「うん? なにか言った?」
さやか「なんでもありません!」
おわり
もっとうまい人さやかほどんどん書いてくれ、頼んだ
次はわた、こずかほもお願い致します
私はあなたにもっと自信を持ってほしいの
またいつでもスレ立てていらしてね
綴理先輩だけがなんか一人静かにショック受けてそうなのが
解釈一致すぎて笑った
またひとつ尊い蓮ノ空の歴史が刻まれましたわ
むしろ現状の文章だけってのもらしさ出てる気がする