【SS】梢「歓談中に申し訳ないのだけれど、花帆さん、ちょっといいかしら?」 花帆「梢センパイ!?はいっ!なんでしょうか?」【ラブライブ!蓮ノ空】
~昼休み~
えな「駅前に新しいスイーツのお店できたらしいよ」
びわこ「ほんと?行ってみたい~!」
しいな「次の日曜にでも外出許可取って行ってみようか?」
花帆「次の日曜ならクラブの練習休みだから、あたしも行きたい!!」
えな「いいね!みんなで行こうか!!」
びわこ「決まりだね!」
花帆「すっごく楽しみだなぁ~!えへへっ!」ニコニコ
梢「歓談中に申し訳ないのだけれど、花帆さん、ちょっといいかしら?」
>>6
これを見に来た
花帆「あ、梢センパイ!!はいっ!なんでしょうか?」
梢「部室まで一緒に来てくれる?」ニコッ
花帆「わかりました!!」
梢「クラスメイトの皆さん、少し花帆さんをお借りするわね」
しいな「あ、はい!」
梢「では、行きましょう」
花帆「はい!」
────
──
~部室~
バタンッ
花帆「梢センパイ、急にどうしたんですか?」
梢「・・・・・・・・・・・・」
花帆「??」
梢「花帆さん、こういうことを言うのはわたくしとしても不本意なのだけれど、これも伝統の一つだから伝えておくわね」
花帆「は、はい・・・・・・」
梢「蓮ノ空のスクールアイドルクラブでは、ユニットのパートナーと休日も共に過ごさなければいけないの」
花帆「そ、そうだったんですか!?すみません!!」
梢「だから、先程クラスメイトの方達と街に遊びへ行く約束をしていたようだけれど、それは全くもって好ましくないわ」
花帆「あ・・・・・・あたし、そんなこと知らなかったから・・・・・・ご、ごめんなさい」シュン
梢「花帆さんなら、言葉でこのことをわざわざ伝えなくても、分かってくれると思っていたのだけれど、わたくし・・・・・・少し遺憾だわ」
花帆「は、はい・・・・・・」
梢「・・・・・・まぁ、新しいお店が出来たというのならば、行ってみたいという気持ちが芽生えるのも分かります」
花帆「・・・・・・」
梢「・・・・・・だけど、わたくしをないがしろにしてチャラチャラとクラスメイトと遊ぼうとするなんて・・・・・・」ハァッ
花帆「そ、そんなつもりはありません!!」
花帆「そ、それに、チャラチャラだなんて・・・・・・」
梢「自覚はなくとも、まわりからはそう見えることもあるの」
花帆「・・・・・・・・・・・・はい」
梢「・・・・・・分かってくれたかしら?」
花帆「・・・・・・ううっ」グズッ
花帆「ううう・・・・・・」シクシク
梢「・・・・・・!?」
梢「か、花帆さん!?」
花帆「あ、あたし・・・・・・ううっ・・・・・・うっ・・・」シクシク
梢「ど、どうしたの??わ、わたくしが強く言い過ぎたかしら!?」アタフタ
花帆「うう・・・・・・ぐずっ・・・・・・うううっ・・・・・・」シクシク
梢「だ、大丈夫??わたくしのせいならば謝るわ??」オロオロ
花帆「ううっ・・・あ、あたし・・・・・・何も知らなかったのに・・・・・・そ、そこまで・・・・・・いわなくても・・・・・・ううっ・・・」シクシク
梢「ごめんなさい、本当にごめんなさい・・・・・・」
花帆「うううっ・・・・・・」シクシク
梢「ほら、わたくしが抱きしめて差し上げるから、泣き止んで・・・・・・」ギュッ
花帆「ううっ・・・」シクシク
梢「花帆さんは何も悪くないの・・・・・・」
花帆「ううう・・・・・・」グズッ
梢「わたくし・・・・・・花帆さんがクラスメイトと仲良くお話ししてることに嫉妬してしまったの・・・・・・」
梢「しかも、日曜に遊びに行く約束までしていたから、わたくし・・・胸が苦しくて・・・・・・」
花帆「ううっ・・・」シクシク
梢「だから、あんなことを・・・・・・」
花帆「ぐずっ・・・・・・そ、そうだったんですね・・・・・・」
梢「わたくしを、許してくれるかしら??」
花帆「許すもなにも、あたしは怒っていません・・・・・・」
梢「ごめんなさい・・・・・・」
花帆「抱きしめてくれてありがとうございます。・・・・・・とりあえず落ち着きました」
梢「それならよかったわ」ニコッ
花帆「梢センパイ??」
梢「ん?何かしら??」
花帆「その伝統というのも本当なんですか??」
梢「・・・・・・・・・う、嘘よ」
花帆「ふふっ!」
梢「ごめんなさい・・・・・・そういうと、花帆さんを引き留められると思ったのだけれど・・・・・・大人げなかったわね」
花帆「梢センパイも、可愛いところいっぱいあるんですね!!」ニコッ
梢「えっ!?わ、わたくしが・・・・・・可愛い!?」
花帆「はい!可愛いです!!」
梢「わ、わたくしが・・・・・・」ドキドキ
花帆「あたし、クラスのお友達と一緒に行くの断ります」
梢「えっ!?そ、それはもういいから、楽しんで来てくれるといいわ!」
花帆「クラスの友達とは行かず、梢センパイと行きます!!二人で!!」ニコッ
梢「えっ!?・・・・・・い、いいのかしら・・・・・・」ドキドキ
花帆「美味しいスイーツ食べて、その他にも色々なところ、案内してくださいね!」
梢「花帆さん・・・・・・わかったわ」ニコッ
花帆「約束ですよ!」ニコッ
梢「そうね、約束ね」
花帆「じゃあ、クラスの教室に戻ります!!」
梢「わかったわ、わたくしは日曜のプランでも考えておこうかしら」
花帆「よろしくお願いしますね!」ニコッ
~おしまい~
素晴らしいですわね
友達と話してる所に割って入って連れ出すのが正史ってすごいよな梢先輩
攻守逆転いいぞ
策士が策に溺れてるのも可愛いな
続きが見たいのだけれど……花帆さん?
これはこれでいいものね…
こういうのでいいのだけれど、こういうので
素晴らしいわね
花帆さんがタチでも良いのだけれど
こずはネコだからね
引用元: https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1685359337/
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