【SS】かすみ「OVAを観に行きますよ～！」【ラブライブ！虹ヶ咲】

侑「みんなはもうOVA観に行った？」

栞子「はい、姉と一緒に行きました。ちょっと恥ずかしかったですが……」

侑「へえ、そうなんだ！薫子先生何か言ってた？」

栞子「姉は……泣いていました……。」

侑「あはは……相変わらず妹想いのお姉さんだねえ。」

せつ菜「はい！劇場版のお知らせも喜んでもらえてよかったです！」ﾍﾟｶｰ

しずく「私たちは今から観に行ってきます。」

かすみ「ただでさえ可愛いかすみんが、大きなスクリーンに映ると、もっともっと可愛くなっちゃいますねぇ！楽しみです～！」

璃奈「新曲のMV、頑張って作ったから楽しみ。」

璃奈「あっちもこっちもポスターが貼ってある。うれしい。」

しずく「初日はグッズ販売の列があそこの階段まで伸びてたみたいだよ。」

かすみ「お待たせ2人とも、ポップコーン買ってきたよ！バター醤油とキャラメルのハーフにしたんだ～！」

璃奈「えぇ、それ相性どうなの。」

しずく「欲張りなかすみさんらしいね。」ｸｽｸｽ

かすみ「もうっ！2人とも、文句言ってるとあげないよ？……あ！みてみて！歩夢先輩の等身大パネルが置いてる！」

かすみ「身長は等身大だけど、本物と違って随分とスリムですねぇ～」

しずく「もう、かすみさん。そんなこと言ったら歩夢さんに失礼だよ？」

かすみ「しず子は堅いなぁ。大丈夫だよ～、ここだけの秘密に……」

？？「本物とちがってスリムってどういうことかな、かすみちゃん？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

歩夢「みんなここだったんだね。私は今日は侑ちゃんと違う映画を観に来たんだ～。」

しずく「こ、こんにちは、歩夢さん！じゃあ、私飲み物買ってくるね、かすみさん！」ｽﾀｽﾀ

璃奈「あわわ、私はチケット発券してくるね。璃奈ちゃんボード『退散』」

かすみ「ま、待ってよ、2人とも！！」

歩夢「じゃあ、かすみちゃん、どういうことかゆっくり聞かせてくれるかな？」ﾆｺﾆｺ

かすみ「ひいぃぃぃ！！」

かすみ「うぅ……酷い目にあった……」ｽﾞｰﾝ

しずく「だから言ったのに。」

璃奈「璃奈ちゃんボード『自業自得』。私たちの席は、ここかな？」

かすみ「あ、かすみん予告の間にお花摘んでくるね。りな子、ポップコーン持ってて！」ｽﾀｽﾀ

璃奈「任せて。」

璃奈「私も久しぶり。おうちで、Netflixならよく観るよ。あ、このアニメまたやるんだ。」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

しずく「五つ子のやつだよね。私もテレビでやってたのは観たよ。かわいいよね。」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

璃奈「私も好き。今度一緒に観に行こうよ。」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

かすみ「やっほ～、可愛いかすみんが戻りましたよ～。あぁ！かすみんもポップコーン食べよう……あれ……？」ｶﾗｯﾎﾟ

しずく「……。」ｽﾝｯ

かすみ「ええ！？もう食べちゃったの！？かすみんの無いんですけど！？！？」ﾑｷｰｯ

璃奈「かすみちゃん。」ﾁｮｲﾁｮｲ

かすみ「なにりな子？私怒って……」

璃奈「……。」ﾕﾋﾞｻｼ

『上映中はお静かに。No, talking.』

かすみ「ぐぬぬぬ……。」

かすみ「みんな可愛くて最高でしたねぇ～。あ、もちろんかすみんが一番可愛かったけど！」

璃奈「R3BIRTHの新しい曲もカッコよかった。ミアちゃんにLINEしてあげよう。」

しずく「最後のメッセージ企画も、あんなにたくさんの方が送ってくれたと思うとなんだか感動しちゃったな。」

かすみ「そういえば、2人ともお腹空いてない？何か食べて帰ろうよ。」

かすみ「ていうか2人が私のポップコーン全部食べちゃったからでしょ！？」ｸﾞﾇﾇﾇ

璃奈「かすみちゃん、どうどう。そういえば私、みんなが考えたラーメン食べに行きたい。」

しずく「いいね。あれ、私たち別々だったからお互いのはあんまり知らないんだよね。」

かすみ「せっかくだし、私たち以外のやつ食べよっか！」

しずく「ラーメン注文したらカードが貰えるんだね。」

璃奈「誰のだろう、愛さんがいいなあ。」ﾍﾟﾘﾍﾟﾘ

璃奈「……かすみちゃんだ。twitterで愛さんとトレードしてもらおう。」

かすみ「酷くない！？」ｶﾞｰﾝ

璃奈「わーい、ありがとう。大事にするね。お礼にかすみちゃんいる？」

しずく「うーん、いいかな。璃奈さんが大事にしてあげて？」

かすみ「もう、2人とも、あとから超プレミアになっても知らないからね！？かすみんも開けてみよ……」ﾍﾟﾘﾍﾟﾘ

かすみ「あ、りな子だ。」

璃奈「おめでとう、大当たりだよ。副賞でこのほうれん草あげるね。」ﾋｮｲ

かすみ「ありがとう……って、苦手なだけでしょ！？ちゃんと食べなよ！」

璃奈「苦手なわけじゃない。あんまり食べないだけ。はむっ……意外と美味しい。」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

璃奈「私も、彼方さんに任せっきりだった。私がエビ食べたいって言ったら海老ワンタン入れてくれた。」

かすみ「そういえば、しお子が、ランジュ先輩が次から次に高級食材ばっかり入れようとするから止めるの大変だったって言ってた！」

璃奈「一杯二万円とかしそう。」

しずく「ふふっ、ランジュさんらしいね。」ｸｽｸｽ

璃奈「それで、映画いつ見に行こっか？」

しずく「じゃあ、来週の……」

ｶﾞﾁｬ

かすみ「やっほ～、可愛いかすみんが来ましたよ～！ってあれ？先輩たちはまだなんだ。」

♪ﾋﾟﾛﾝ

璃奈「うん？愛さんからLINEだ。……学年集会があるみたい。」ｽﾏﾎｲｼﾞｲｼﾞ

璃奈「ああ、見ないで！」

かすみ「これ、昨日の……こんなに大事にされちゃうと、かすみん照れちゃいますねぇ。」ﾆｼｼ

璃奈「違う。スマホのキズ隠し。」ﾌﾟｲｯ

かすみ「ええ～、キズなんて付いてないクセに～」ﾆﾔﾆﾔ

しずく「ふふっ、かすみさんったらすごい嬉しそう。」

かすみ「もう、りな子ってば照れちゃって～」

璃奈「照れてない。」ﾌﾝｯ

おしまい