【SS】~初夜~「近江彼方はすきだらけ」【ラブライブ!虹ヶ咲】
彼方「……おっ?」
彼方「………」
彼方「……んー…」
彼方「……っ……」
彼方「…よっ!」
彼方「ふふ~びっくりしたかね」
彼方「いやぁ、まさかこんなところでキミに会えるとはね~」
彼方「……日頃の行いがいいって奴かな~」
彼方「……何してたの~?」
彼方「買い物?なにかの用事?」
彼方「……ふーん」
彼方「……じゃあ、さ、この後、なんもないって事…だよね」
彼方「…お互い暇同士なわけだし~」
彼方「ちょっと彼方ちゃんに付き合ってくれたまえよ~」
彼方「……なんて」
彼方「……いいの?」
彼方「…………やった」
彼方「んーん、なんでもないっ。んじゃー行こ~」
彼方「ん?」
彼方「腕組み…嫌?」
彼方「…ん…だって…」
彼方「付き合ってるん…だし…」
彼方「こーいうこと…したいじゃん」
彼方「…嫌なら…しないけど…」
彼方「……よかった」
彼方「えへへ」
彼方「……んー?今ねー、今日のご飯の買い物してたの」
彼方「…大したもの買うつもり無かったんだけどね」
彼方「でも、キミに会えたから…どうしよっかなっ……て」
彼方「……え…っと……」
彼方「……ほんと……全然…よかったら…なんだけど……」
彼方「……今日…ウチ…ひとり……だか…ら」
彼方「…ごはん…食べに来てくれたり……して…ほし……ぃ」
彼方「…………なんて…」
彼方「っ…………」
彼方「…………ほんと?」
彼方「………やた」
彼方「…うれしい……」
彼方「…じゃあ、今日2人で食べるもの…一緒に買いに行こ!」
彼方「…えへ…えへへ……」
彼方「…ふー…ただいまーっと…」
彼方「今日暑かったねー…あ、お手洗いこっちね~…」
彼方「まってて~いま麦茶あげる~」
彼方「は~い、今日は荷物持ってくれてありがとう。」
彼方「……ん……く……っはぁ……」
彼方「ふーー……生き返る~……」
彼方「んー……と」
彼方「……扇風機で我慢しておくれ…」
彼方「……っと、食材 冷蔵庫しまわないとっ」
彼方「ん、あぁいーよいーよ、キミは涼んでて」
彼方「彼方ちゃんが付き合わせちゃったんだから、キミは今日はお客様」
彼方「我が家に初めてきたキミに、精一杯おもてなししようではないか~……」
彼方「……はは」
彼方「下ごしらえからしようかな~…」
彼方「……」
彼方「………」
彼方「…………」
彼方「……キミに…キミだけのために料理して」
彼方「…キミとふたりで食べるの」
彼方「なんか、それってなんか……」
彼方「……」
彼方「………ふ…ぅ……………ふ」
彼方「……み、たい……じゃん…………って……」
彼方「ぁ……はは…………へへ……ふふ……」
彼方「……」
彼方「っ……ごくっ…ごくっ!……んっ……ゴホッ!ゴホッ!!」
彼方「ごめ……むせ……ゴホッ…」
彼方「……ん、もう…大丈夫……えへへ…」
彼方「……ん……ありがと…背中…」
彼方「…優しいよね…ほんと」
彼方「だから、好きだなぁって」
彼方「…んぁ……あ、汗……彼方ちゃん、今 汗すごいから……」
彼方「……ん……彼方ちゃん…は、嫌じゃ…ない…けど……」
彼方「ん…彼方ちゃん…も、キミに抱きしめられるの……好き…だよ」
彼方「暑いのに、汗かいてるのに…ずっとこうしていたくなるの」
彼方「…………」
彼方「………………」
彼方「でも」
彼方「この先は」
彼方「………ご飯食べてからに、しよ」
彼方「ね」
彼方「はーい、おまたせ~」
彼方「今日のメニューは、辛くない麻婆豆腐で~す」
彼方「冷やし中華とかも考えたんだけど、あまり冷たいものばかり食べても、お腹に悪いからね~」
彼方「それじゃ、いただきまーす」
彼方「………」
彼方「…………ふふ」
彼方「…よかった……」
彼方「うれしい」
彼方「………でも」
彼方「なんか食べるの遅いね」
彼方「ね」
彼方「………ふふ、もじもじしてる」
彼方「……」
彼方「意識しちゃう?」
彼方「そっか」
彼方「……でも、彼方ちゃんは」
彼方「いつもみたいに、おっきいひとくちで」
彼方「ペロッと食べちゃうキミが」
彼方「…好きだなぁ」
彼方「って」
彼方「…………ね」
彼方「はい、ご馳走様。」
彼方「…結局、彼方ちゃんの方が食べるの早かったね」
彼方「………」
彼方「こわい?」
彼方「がっついたら、嫌われるかもって」
彼方「そういう気持ちになったら、嫌われるかもって」
彼方「………思っちゃった?」
彼方「『私』の料理、美味しかった?」
彼方「…うん。ありがとう。」
彼方「『あなた』にそう言って欲しくて、頑張ったんだよ」
彼方「……ふふ」
彼方「彼方ちゃんと、キミ」
彼方「……じゃなくて」
彼方「私とあなた」
彼方「……で、いさせて」
彼方「2人だけの、関係で」
彼方「ね」
彼方「…………」
彼方「……」
彼方「………」
彼方「お皿洗うから、休んでて」
彼方「そっち」
彼方「………………私の、部屋だから」
彼方「……」
彼方「……ぷっ」
彼方「ずっと立って待ってたの?」
彼方「もぅ、はい、このクッション使っていいからっ」
彼方「座ってっ」
彼方「……」
彼方「…ね」
彼方「……私の事、好き?」
彼方「……」
彼方「好きって言って」
彼方「好きって」
彼方「言って」
彼方「…………私も、好き」
彼方「あなたが」
彼方「好き」
彼方「好き」
彼方「だから」
彼方「何回も言って」
彼方「言って」
彼方「もっと」
彼方「ふふ」
彼方「………ね」
彼方「窓のほう」
彼方「セミの鳴き声」
彼方「扇風機の音」
彼方「意識して」
彼方「聴いてみて」
彼方「……………」
彼方「………………」
彼方「っ」
──────
彼方「………………」
彼方「聴くだけで良かったのに」
彼方「目 つむっちゃうんだもん」
彼方「だから」
彼方「すきだらけ」
彼方「………」
彼方「何が聴こえる?」
彼方「何が見える?」
彼方「私は」
彼方「あなたしか見えない」
彼方「あなたの鼓動しか」
彼方「聞こえない」
彼方「………ん」
彼方「どうかな」
彼方「私のも、聴こえる?」
彼方「私もあなたと同じくらい」
彼方「熱くて」
彼方「大きく鳴ってるの」
彼方「セミの声なんて」
彼方「掻き消しちゃおうか」
彼方「ね」
彼方「今度は」
彼方「ちゃんと見て」
彼方「私を」
彼方「見て」
彼方「……ん」
彼方「……っ……はぁ………」
彼方「……くちびる……熱い……」
彼方「………んっ………ぁ………っ……ちゅっ…………」
彼方「っん………は………ぁ………れ………ん……」
彼方「………はぁぁ……………きす…きもちぃ………」
彼方「ずっと……」
彼方「ずーーーっと…してたい……」
彼方「………もっと……」
彼方「……っは」
彼方「……ふふ」
彼方「息止めちゃってるの?」
彼方「くるしい?きもちい?」
彼方「ふふ」
彼方「かわいい」
彼方「もっとしたくなっちゃう」
彼方「ね」
彼方「………あつい?」
彼方「顔、真っ赤だよ?」
彼方「……ん」
彼方「…………私も」
彼方「………ふぅ」
彼方「ふふ……すずしい、ね」
彼方「あせ、かいてたから」
彼方「………ん?」
彼方「…………ふふ」
彼方「……はい、ぎゅー」
彼方「気になってたよね」
彼方「触りたかったんだよね」
彼方「ここまできたら、もう隠さなくてもいいよ」
彼方「……すきに、して、いいから」
彼方「だから」
彼方「やさしくしてね」
彼方「………あっ………はぁ………」
彼方「………んっ………ふふ」
彼方「………私の胸、すき?」
彼方「……ぁん……だって……っん………」
彼方「…………すっごく…真剣なんだもん……」
彼方「かわいいね」
彼方「………っんぁ………ふふ……」
彼方「……ねぇ」
彼方「………これ」
彼方「………あたってるよ…」
彼方「………苦しそうだから」
彼方「……脱がせちゃうね」
彼方「………」
彼方「…………あの、ね」
彼方「私…」
彼方「え、と…」
彼方「……痛かったら…言って…ね」
彼方「……ふふ、ごめん……」
彼方「さすがにちょっと……緊張してる」
彼方「……さ、わる……ね」
彼方「……ぁ……」
彼方「……すご……」
彼方「…………あつ…」
彼方「……もう、すこし…」
彼方「さわる、から」
彼方「……ぁ………わぁ………」
彼方「……びくびくして、る」
彼方「………きもち……いい、の?」
彼方「………ん」
彼方「…ぁ……なんか……」
彼方「……なんか……ぬれて」
彼方「っわ……ごめ……ぇ」
彼方「…さきっぽ…敏感なんだ……へぇ…」
彼方「……ぬるぬるしてる……」
彼方「…………」
彼方「………しちゃお………か」
彼方「………あの……ね」
彼方「……私、も……その」
彼方「………もう………」
彼方「………がまん……できなくなりそうで」
彼方「……私ももう限界なの」
彼方「………ね」
彼方「………しよ」
彼方「…………」
彼方「ほしいの」
彼方「こんな、かんじかな」
彼方「………大丈夫?」
彼方「痛くない?」
彼方「……こんなの練習する機会なんてないもん」
彼方「こわいの」
彼方「不安なの」
彼方「でも」
彼方「あなたに好きって」
彼方「言って欲しくて」
彼方「好きって言いたいから」
彼方「……頑張るから」
彼方「…………ね」
彼方「………き、て………」
彼方「………ん………ぅん………そこ………」
彼方「………わ、かんない、けど」
彼方「…た、ぶん……そのまま……ゆっく
彼方「ごめ」
彼方「まっ…………て」
彼方「はぁ…………はぁ…………はぁ…………」
彼方「………け、ど………もうすぐ………」
彼方「……痛くなるって………思っちゃって………」
彼方「………ごめ、ん………ちょっと………っ………こわ、くて……」
彼方「………ぁ」
彼方「ぬか、ない…で」
彼方「だい…じょうぶ……だから」
彼方「彼方ちゃん…頑張るから……」
彼方「お姉ちゃんだから……大丈夫だから……」
彼方「だから……だから………」
彼方「………う」
彼方「………ぐす………」
彼方「……ごめ…………んね………」
彼方「……ごめんね………ごめんね…………ぐすっ」
彼方「…あり、がとう…………」
彼方「……もう、少しだけ」
彼方「………キミにぎゅーって」
彼方「してほしい……」
彼方「………ぐすっ」
彼方「…………ぅぅ」
彼方「………ん」
彼方「………きす」
彼方「…………んっ………はぁ………ん……」
彼方「……ちゅ………ん……」
彼方「………ん」
彼方「………ふふ」
彼方「………復活した…ね」
彼方「私も」
彼方「……………うん」
彼方「………もう大丈夫」
彼方「あなたに…もらってほしい、から」
彼方「………もう、なかない、よ」
彼方「………ん」
彼方「…………ちゅっ………」
彼方「…………ふぅ…………はぁ………」
彼方「……んっ………くっ………」
彼方「………っ」
彼方「っ……………………く……………うぅ…………」
彼方「…………っ」
彼方「…………っは………………はぁ…………っ」
彼方「………ぜん、ぶ………はいった………」
彼方「………はいった…………はいったね……」
彼方「……やったね………頑張ったね………」
彼方「………彼方ちゃん頑張ったよ……」
彼方「………えらい?……すごい?………」
彼方「………うれ、しい…………」
彼方「………なか、ないでよ……」
彼方「もう、泣かないって……決めたのに……」
彼方「………泣かないって………」
彼方「………うっ……うう………ぐすっ………」
彼方「………キミでよかった………」
彼方「………ありがと」
彼方「大好き」
彼方「だーい好き」
彼方「好き…」
彼方「……………」
彼方「すき」
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