果林「3年生で」エマ「デート…///」彼方「果林ちゃんとエマちゃんだよ~♪」
果林「ひょんなことからエマと彼方に誘われてガールズトークをすることになった私たち♪」
エマ「ふだんはしないようなお話でたくさん盛り上がったよね♪」
彼方「でも~そんな中果林ちゃんの妄想が爆発しちゃって~」
果林「ちょ、彼方!?そんな言い方ないじゃない…」
エマ「あはは…いろいろあって3年生3人でデートをすることになったんだよ~♪」
果林「もう…彼方ってば…」
果林「ふふっ…♪できた…できたわ♡完璧なデートプランよ・・・♡」
果林「こ、これで彼方とエマのこと…満足させてあげられると良いんだけど…と、とにかくあとは日程だけね!」
虹学スクールアイドル3年生 (3)
果林:ハーイ♪エマ、彼方♪
彼方:どうしたの~?
彼方:ゴクリ…
エマ:わぁ♪デート♡
果林:い、一応それなりに考えたから…2人の予定を聞きたいんだけど…明日はどうかしら?
エマ:あした…
エマ:私はだいじょうぶ♪
彼方:彼方ちゃんも大丈夫だよ~?
果林:モデルの仕事が入っちゃってすぐにとなると明日くらいしか入れられなくて…
彼方:すごいね~さすが果林ちゃんだよ~
エマ:うんうん♪
果林:そ、それでね?
彼方:?
エマ:?
果林:似たようなことを言ったかもしれないけど…デートだからってそんなに気合い入れなくて良いからね?
エマ:果林ちゃん…
彼方:がってんだよ~彼方ちゃんはいつでも自然体なのだ~♪
果林:ふふっ♪彼方は心配なさそうね
果林:あっ、それとエマ?
エマ:なに?
果林:さすがに…デートの日は起こさなくて良いからね?
エマ:えぇ~!?
果林:・・・それじゃあ格好つかないじゃない
エマ:でも必要だと思ったらいつでも言ってね?
果林:はい…
果林:それじゃあ明日9時半に駅前に集合で良いかしら?
彼方:彼方ちゃんはOKだよ~♪
エマ:うん♪私も大丈夫♪
果林:それじゃあ決まりね♪また明日♪
彼方:は~い…
果林:そういうことは言わないの…
果林「ふふ…♪エマと彼方…楽しんでくれるかしら…」ギュッ…
エマ「はぁ…いつもの私で大丈夫なのかな…?」
彼方「むにゃ~デート楽しみだなぁ…♪……Zzzzz」
AM:7:30
エマ (・・・果林ちゃんにああ言われちゃったけど…やっぱり気になっちゃうよごめんね果林ちゃん!)ガチャ
エマ「あ、あれ?果林ちゃんは??」
エマ「ど、どうしよう・・・果林ちゃんもしかしていなくなっちゃったのかな」アワアワ
エマ「あれ?机の上に何かある…てがみ?」
この手紙を見てるってことはエマは私を起こしにきてくれたのかしら~?
ふふっ♪ダメよ?今日の私はちゃんと早起きして一足早くお出かけしたわ♡
9:30に駅前に集合よ?もちろんエマなら心配いらないと思うけど♪
エマ「果林ちゃんが起きてるなんて!!!びっくりだよ~」
エマ「よーし♪それじゃあ私も気持ちをひきしめて準備しないとだね♪」
エマ「彼方ちゃんは起きてるのかな~??」
彼方「むにゃむにゃ…遥ちゃ~ん♪おはよう~♪」
遥「お姉ちゃんおはよう♪あっ、私今日朝早いから…先に行くね?」
彼方「ええ!?…彼方ちゃん何も聞いてないよ~??」
遥「行ってきま~す♪」
彼方「そ、そんなぁ~遥ちゃ~ん…」
彼方 (・・・今日は果林ちゃんたちとのデート……でも遥ちゃんがいないから服、どうしよう……それに~遥ちゃんはどこ行っちゃったの~??)
彼方「う~~これは難問…彼方ちゃん困っちゃったぞ~?」
エマ「ふんふふ~ん♪これくらいに寮を出れば大丈夫だよね♪」
ピロン
エマ「?」
彼方ちゃん
彼方:エマちゃ~ん…
エマ:どうしたの?
彼方:彼方ちゃん一大事だよ~
エマ:どうしたの?大丈夫?
彼方:遥ちゃんが…遥ちゃんがどこに行くかも言わずに出て行っちゃったよ~
エマ:ええ!?
エマ:ど、どうするの?
彼方:彼方ちゃん…遥ちゃんを探しに行こうと思う
エマ:ええ!?
エマ:今日デートなんだよ?!
彼方:むぅ…果林ちゃんとエマちゃんとのデートは確かに楽しみ…彼方ちゃんがこれまで寝た中で2番目に短い時間の夜だった…
彼方:でも、もし遥ちゃんに何かあったらと思うと彼方ちゃん…
エマ:分かったよ♪果林ちゃんには私から言ってデートを延期してもらうから♪
エマ:えっ?
彼方:彼方ちゃんもう果林ちゃんには言ってあるよ~それで…エマちゃんはデートに行ってもらうよ~?
エマ:ええ!?
エマ:わ、私が果林ちゃんと2人で!!?
エマ:む、むりだよ~
彼方:ふっふふ♪彼方ちゃんまた良い仕事をしてしまった♪
エマ:彼方ちゃん?
彼方:じょ、冗談だよ~だから彼方ちゃんは今遥ちゃん探しの真っ最中だよ~
エマ「わたしと果林ちゃん2人でデート…///恥ずかしいよ…///で、でもとにかく待ち合わせ場所に行かないとだよね…?」
それより少し前…
果林「…ふぅ……ちょっと早く着きすぎちゃったかしら?でも…遅れるよりはマシだし大丈夫よね♪」
ピロン
果林「・・あら?何かしら?ふふっ♪おおかた彼方が寝坊しちゃったとかかしらね♪」
彼方:果林ちゃん本当にごめん
果林:あらあら彼方…寝坊しちゃったの?
彼方:彼方ちゃん…と~~っても大事な用事ができちゃってデート行けなくなっちゃった…
果林:ええ?どうしたの?
果林:なるほどね…それはまあ仕方ないわね
果林:彼方が遥ちゃんのこと大事なのはよく知ってるし♪
彼方:ありがと~♪果林ちゃん大好きだよ~♪
果林:も、もう!彼方ってば…それじゃあエマに中止って連絡しておかないといけないわね…
彼方:その心配はないよ~?彼方ちゃんエマちゃんに連絡しておいたよ♪
果林:彼方~♪
彼方:果林ちゃんとのデートを楽しんでって・・・
果林:彼方!?
果林:ちょっと彼方!!?
果林:寝ないで
果林「はぁ…まさかエマと2人でデートになるなんてね…もう…彼方にはいつも振り回されるわ」
果林 (も、勿論エマと2人のデートが嫌ってわけではないし…そもそもデートは2人きりでするものよね…♪な、なんで私ったら安堵してるの!?まるでエマのこと……あぁ…もう!ダメダメ!)
果林 (きょ、今日は私がリードするのよ…私なら、できるわ…///エマに楽しんでもらうのよ…!)
エマ「ご、ごめんね~お待たせ~♪果林ちゃん♪」
果林「あら♪エマ♪早かったわね♡」
エマ「ううん、そんなことないよ~満員電車に乗るのは慣れたけど…降りるのが難しくって…えへへ♪乗り過ごしちゃった」
エマ「果林ちゃん待ったでしょ?」
果林「いいえ?私も迷っちゃってついさっき来たところだったから大丈夫よ♪さっ、いきましょ?」
スッ…
エマ「?」
果林「手…繋ぐの嫌だったかしら?せっかくデートならそれくらい良いかなって思ったんだけど…///」
エマ「う、ううん!全然嫌じゃないよ///」ギューーー
エマ「あっ!ご、ごめんね?果林ちゃんと手を繋げるの…嬉しくって///」
果林「ふふっ♪ありがと♪それじゃあ今日は楽しみましょ?」
エマ (・・・果林ちゃんの手スベスベで指も細くて…こういうの…華奢って言うんだったかな?うぅ~日本語ってむずかしいね)
エマかり (・・・それにしても…)
果林 (エマったらいつもの格好で良いって言ったのに…あんな白いワンピースを着てくるなんて…!!清楚なんだけど…エマのボディがセクシーさを醸し出して…直視できないわ///)
エマ (果林ちゃん…いつもよりもおしゃれしてる?もちろんいっつもおしゃれだけど…カッコいい…///でも…私のこの服似合ってなかったのかな…?しずくちゃんに選んでもらったんだけど…なにも言ってもらえないのはさみしいかも)
エマ「?」
果林「・・・その服とっても似合ってるわよ♪」
エマ「果林ちゃ~ん♡ありがとう♪えへへ…///」
エマ「果林ちゃん?そういえば今日はどこに行くの?」
果林「ふふっ♪ヒ・ミ・ツよ♪でも大丈夫よ?きっとエマの満足いくようにしてみせるわ♪」
エマ「わぁ~♪楽しみだよ~♪……道は大丈夫?」
果林「ま、任せて?流石にこういう時は迷わない……はずよ?」
果林「着いたわよ♪」
エマ「ここって…植物園?」
果林「ええ♪エマはよく自然公園に行ってるでしょ?だからこういうところの方が良いかなって思ったの♪」
エマ「自然公園にはよく行くけど…植物園はあんまりきたことなかったかも♪」
果林「それは良かったわ♪それじゃいきましょ♡」
エマ「果林ちゃんはよく来るの?」
果林「実を言うと私…来たのは初めてなのよね」
エマ「ええ!?そうなの?」
エマ「もったいないよ~私もそんなには行かないけど…」
果林「エマは自然公園によく行くのよね?」
エマ「うん♪スイスの自然を思い出すんだ~♪そこでお弁当を食べたりして…自然に耳をかたむけていると……とっても落ち着くの♪」
果林「確かに…こういう緑が多いところにいるとそれだけで気持ちが落ち着くわね♪」
エマ「あっ!見て果林ちゃん♪ひまわりだよ~♪」
果林「あら本当ね♪夏らしさがあって良いわね♪」
エマ「なつかしいな~♪ひまわり小さい頃よく見てたよ♪」
エマ「咲いてたよ?こうして見ると…わたしたちひまわりと同じくらいなんだね♪むかしはとっても高くて見上げてたのに」166cm
果林「・・そうね♪それだけ私たちが大きくなったってことよ」167cm
エマ「そうだね♪」
果林「もっともかすみちゃんとかは例外だけど♪」
エマ「あはは…でもそこがかすみちゃんの良いところだと思うな♪」
果林「ふふっ♪それもそうね♪」
果林「バラね…ふふ♪愛なら『バラバラにしないように~!薔薇だけに♪』とか言いそうね」
エマ「果林ちゃんがダジャレ!珍しいね♪」
果林「あらあら…愛が移っちゃったみたいね♪」
エマ「バラか~贈り物とかによくあるんだよね?」
果林「そうね♪本数によって意味が変わるっていうのは聞いたことあるわ。…一本だったら一目惚れとかだったかしら?」
エマ「ひとめぼれ?それって確かお米だよね!!」
果林「そ、そうじゃなくて~!」
果林「・・・・」ムスッ
エマ「果林ちゃん?どうしたの?」
果林「・・・デート中なのにほかの娘の話ばっかりなのちょっとやきもきしちゃうわね…」
エマ「えへへ♪」
果林「な、何がおかしいの!?」
エマ「果林ちゃんもさっきまでたくさんみんなのこと話してたよ?」
果林「…そ、そうだったわね!!」アセアセ
エマ「果林ちゃんも私も同好会のみんなのことが大好きなんだなーってうれしくなっちゃった♪」
果林「そうね…♪私も同好会のみんなのことは大好きよ」
エマ「あ~!見てみて果林ちゃん!あそこに果林ちゃんの青いバラ咲いてるよ♪」
果林「わ、私のってわけじゃないけど…そうね、青いバラは…人工的に作られたのよね?」
エマ「となりに緑のバラも咲いてる…えへへ♪私たちといっしょだね?」ピトッ
果林「エ、エマ!?近くないかしら…?」
エマ「ご、ごめんね!!ダメだった?」シュン…
果林 (もうっ!何やってるの果林?私がリードするって決めたじゃない…ここでエマを落ち込ませたらダメじゃない!)
果林「・・ダメじゃないわよ?」スッ
エマ「!!」
果林「さっきは突然でちょっと驚いちゃったわ♪」
果林「エマがそれが良いならこうしておくわね♪」ボソッ
エマ (・・・果林ちゃんのよこ顔きれい…♡)
果林 (こ、こんな感じで良かったのかしら…///ダメね…やっぱりちょっと恥ずかしいわ)
グゥー
エマ「!!」
果林「?」
エマ「か、果林ちゃん!お腹空かない?」
果林「よく見たらもうお昼すぎなのね~♪それじゃあ近くにあるカフェに…」
エマ「あのね!私お弁当作ってきたんだ♪よかったら果林ちゃんと食べたいな♪」
エマ「今日もサンドイッチだけどどう?美味しい?」
果林「ええ♪やっぱりエマの作るサンドイッチは最高ね♪」
エマ「ありがと~♪彼方ちゃんの分まで作ってきちゃったから少し余っちゃうかもしれないけど…作ってきて良かった~♪」
果林「こんなに美味しいサンドイッチなら毎日食べても飽きないと思うわ♡」
エマ「・・・?」
果林「あら、どうしたのエマ?手が止まってるわよ?」
エマ (い、今のって…しずくちゃんに見せもらった舞台とかでよくある…『おまえの作るみそ汁が毎日のみたい』とかそういうこと…だよね?!)
エマ「ご、ごめんね?考え事しちゃってたよ~」
果林「ふふっ珍しいのね♪スイスの家族のこと?」
エマ「ううん?違うよ!」
果林「そうなの?深くは聞かないけど…エマもたまには私のこと頼っていいからね?」
エマ「ありがと♪果林ちゃん♪」
果林「ふふっ♪それにしても予想以上に植物園回れてないんだけど…次の場所に行っても良いかしら?」
エマ「えへへ♪今日は果林ちゃんがエスコートしてくれるんだよね?だったら私はそれでいいよ?」
エマ「は~い♪」
果林「ということで小物屋さんに到着よ♪」
エマ「わぁ~いっぱいあるね~♪…ヤギのステンドグラス!?欲し~い♪」
果林「・・・説明するまでもなく気に入ってもらえたみたいでよかったわ♪」
エマ「・・あっ!こんなところにレターセットもある~♪ちょうどもうすぐ手紙がなくなりそうだったんだよね~」
果林「エマは定期的にスイスの家族に手紙を書いてるのよね?」
果林「エマは家族のことが大好きなのね♪」
エマ「もちろんだよ♪果林ちゃんは家族にお手紙書かないの?」
果林「わ、私!?私は…そうね……手紙は書かないかしら?」
果林「簡易的な報告とかはスマホで連絡してるけど…」
エマ「果林ちゃん!」ガシッ
果林「な、なに?」
エマ「果林ちゃんもお手紙書こう?」
エマ「大丈夫♪果林ちゃんからお手紙もらったらきっとお父さん、お母さんも嬉しいと思うな~♪」
果林「え、エマがそう言うなら…買ってみようかしら?」
エマ「きまりだね♪それじゃあ便箋と封筒を選んで一緒に買おう?」
エマ「果林ちゃんが~封筒で私が便箋でどうかな?」
果林「ええ♪それで良いわよ?」
エマ「それじゃあ私はもうちょっと探してみるね~♪」
果林「流石に茶色とか白だと味気ないし…かといってピンクとかも何かこれじゃない気がするのよね~」
果林「・・・青色の封筒ね幸せの青い鳥ともいうし良いかもしれないわ♪」ブツブツ
果林 (って…私さっきから1人でブツブツ言って…変な人と思われてないわよね??)
果林「あっ…優しい緑色・・・これにしようかしら?」
エマ「果林ちゃんどう~?私、だいぶ時間かかっちゃったよ~こんなステキなお店を知ってるなんてさすが果林ちゃんだね♪」
果林「私も今決めたところだから大丈夫よ?って、エマ…そんなに買うの?」
エマ「見たことないものがいっぱいあったから…えへへ♪」
エマ「果林ちゃん用のはこれだよ♪」スッ
果林 (・・・あっ、私が見てた青色の…ふふっ♪)
店員「~円になりまーす」
エマ「果林ちゃん!ここは私が出すからね?」
果林「ええっ?でも…」
エマ「いいからいいから♪」
店員「ありがとうございましたー!」
エマ「たくさん買ったね~♪」ドッサリ
果林「・・・手紙を書くなんて久しぶりかも、エマ今度一緒に書いても良いかしら?」
エマ「えへへ♪果林ちゃんなら大歓迎だよ~」
果林「あっ、エマ?それ持つわよ?」
エマ「ええ?だいじょうぶだよー?」
エマ「スイスでいっぱいの荷物をもって山を登り降りしてたから♪」
果林「・・・それなら」
エマ「えっ?」
ギュー
果林「こ、こうして持ったら…良いかなって…///」
エマ「・・・///」
エマ「か、果林ちゃん!?次はどこに行くの~?!」
果林「次は~映画館よ♪」
エマ「映画館!!ポップコーン買ってもいい!?」
エマ「それなら~これなんてどうかな?」
果林「?」
果林「ポケモン?」
エマ「せつ菜ちゃんが前に夏といえばポケモンです!って言ってたから♪」
果林「エマが観たいって言うなら良いけど…ポケモンね・・・」
エマ「嫌だった?果林ちゃんに無理にとは言わないから果林ちゃんがみたいものがあるならそっちをみよ?」
果林「ふふっ♪そんなことないわよ…ただちょっと苦い思い出があっただけ♪」
果林「あっ、エマ私がやるわよ?キャラメルと塩はどっちにする?」
エマ「ん~~~~どっちもじゃ…ダメかなぁ?」
果林 (・・・食べ物のことになると少し子供っぽくなるエマって可愛いと思うわ…♡)
果林「分かったわ♪それならハーフ&ハーフがあったはずだからそれを買ってくるわ♪」
エマ「ありがとう果林ちゃん♪」
果林 (それとチケットも購入しておかないといけないわね♪)
果林「ちょうど直近の時間の上映があるのは助かったわ…♪」
果林 (か、カップルシート…!?・・・なるほど、ソファーみたいな感じなのね…そ、それならカップルシートにしてみようかしら…///)ドキドキ
エマ「果林ちゃんありがと~♪」
果林「ふふっ♪これくらい当然よ♪」
エマ「もう入場できるんだ!!早く早く~♪」
果林 (・・・大人っぽさは薄いけど…エマは嬉しそうだし良いわね♪)
エマ「えっと~・・・この席?」
果林「そうよ♪」
エマ「すご~い♪普通の椅子よりもフカフカだね♪」
果林「それじゃあ私も隣に失礼するわね♪」ウインク
果林「暗くなってきたわね…もうすぐ始まるのかしら?」
期待
果林 (そ、その台詞は反則よ…///)
___
_____
エマ「あ~面白かった♪面白かったね果林ちゃん♪」
果林「ふぇ!?え、ええ…そうね!」(ピカチュウがサトシに向かって泣いてるシーンで泣いてたなんて言えないわ…)
果林「…あら、まだちょっと時間があるわね?」
エマ「?」
果林「エマ、そこの公園で少しお喋りしていかない?」
エマ「うん♪」
エマ「こちらこそだよ~♪果林ちゃんが私のために色々考えてくれてたんだな~って感じれて…しあわせだったよ♪」
果林「そう言ってもらえると…嬉しいわ♡エマこそ私のためにオシャレしてくれてありがとう…///」
果林「ねえ、エマ?」
エマ「なあに?」
果林「エマは…虹学を卒業したら…どうするの?」
エマ「えっ?」
果林「私…モデルやってて、それで他の娘から一歩引かれて接されることが多かったのよ」
果林「それでも、あなたや彼方はそんなの関係なく…私と接してくれたでしょ?・・・嬉しかったわ」
果林「だ、だからね…エマがスイスに戻ってしまうなら…とてもさみしいなって思ったの」
果林「ごめんなさいね?こんなこと話しちゃって…いつもエマに甘えてるのに…私ったら///」
エマ「・・・私ね?」
果林「?」
エマ「憧れから日本に来たけど…じっさいに触れてまだまだ私が知らないことってたくさんあるんだな~って思ったんだ」
エマ「だから、まだまだ日本にはいるつもりだよ?」
果林「そ、そうなの?」
エマ「うん♪」
果林「そうだったのね…私ったら…勘違いしちゃってたわ///」
エマ「果林ちゃん可愛い~♪」
果林 (・・・まだエマと彼方と一緒に会えるのね…♪良かった…♡)
果林「ふふっ♪……エマ・・・最後に付き合って欲しいところがあるんだけど良いかしら?」
エマ「ええ?でも…こんな時間だし寮の門限すぎちゃうよ?」
エマ「ううん!いやじゃないよ…♪」
果林「ありがとう♪それじゃあ…少し歩くわよ」
___
_____
果林「ここよ♪」
エマ「ここって…船だよね?」
果林「ナイトクルージング…オトナっぽくて素敵かなと思って…ちょっと奮発しちゃったわ♡」
エマ「果林ちゃんごめんね?私…果林ちゃんにお金出してもらってばっかりでなにもできてないよ…」
エマ「ありがとう果林ちゃん♪それじゃあ私はお礼にもっと果林ちゃんのお世話がんばっちゃうね♪」
果林「ふふっ♪よろしくね♪」
___
_____
エマ「わあ~♪広いね~♪海風が気持ちいい~♡」
果林「さすがに周りに高校生くらいの人はいないわね…」キョロキョロ
果林 (・・・!?)
果林 (・・・男の人が女の人とキスしてる…20歳くらいかしら…情熱的ね///)
エマ「どうしたの果林ちゃん?」
果林「な、何でもないわ?短い時間の航海で…ディナー付きだから早く食べておきましょ♪」
エマ「ディナー!?食べる食べる♪」
_____
ウェイター「お客様、食後のデザートとお飲み物またはアルコール類はいかがいたしましょう?」
果林「あの、私たち成人じゃないんですけど…」
ウェイター「・・・!?失礼いたしました…」
エマ「わ~♪どれも美味しそう~♪チーズケーキにティラミスに…ミルフィーユも良いなぁ~♪」
果林「私の分はエマにあげるから2つ選んだら?」
エマ「そんなのダメだよ!!果林ちゃんも食べたいのを選ぼう?」
果林「そうね……それじゃあミルフィーユにしようかしら?」
エマ「じゃあ私はティラミスで!」
ウェイター「かしこまりました…快適なクルージングをお楽しみください」
エマ「果林ちゃん♪大人っぽいもんね~♪」
果林「まさか…まさかだったわ…ちょっぴり複雑よ」
ウェイター「お待たせいたしました。ティラミスとミルフィーユとコーヒーが2つになります」
エマ「お料理も美味しかったけど…デザートも美味し~い♪」
エマ「あれ?果林ちゃん残ってるよー?」
果林「・・エマも食べたそうにしてたから予め半分切っておいたのよ♪」
エマ「…ありがとう♪」
エマ (・・・スイスにいた時は弟たちがケンカした時によく自分の分あげたりしてたな~それが今では…)
果林「・・・?私の顔に何かついてるかしら?」
エマ「ううん♪なんにもついてないよ♪」
エマ「ねぇ、果林ちゃん?」
果林「何かしら?」
エマ「た、食べさせてくれないかな…?」
果林「・・・!?」
エマ「しずくちゃんにデートといえば食べさせてもらうのは外せませんって教えてもらったから……ダメ?」
果林「だ、だめじゃないけど…その…恥ずかしいわ///」
果林 (・・・落ち着くのよ果林これくらい…想定してたでしょ?エマの期待に応えられないなんて絶対ダメ…!)
果林「そ、それじゃあいくわよ?」
エマ「うん♪」アー
果林「はいっ…!」プルプル
果林「・・・どうかしら?美味しい?」
エマ「う、うん…///このミルフィーユとっても甘いね…//」
果林 「・・・これ甘さは控えめなはずなんだけど…///」
エマ「果林ちゃんに食べさせてもらったからなのかな…///不思議だね♡」
果林 (こ、これ…そんなに長いクルージングじゃなくて良かったわ…長かったら色々ともたないかも…)
エマ「えぇ~?もうおしまいなの?」
果林「ほんと…あっという間ね♪外で夜景…見ましょ?」
エマ「わぁ~見て果林ちゃん♪とってもきれいだよ♡Splendida♪」キラキラ
果林「・・・・」
ー私の目に映るエマは無邪気に夜景に目を輝かせて…その青い目に光が反射してどこか幻想的なものさえ感じさせてくれた。
綺麗、そんな一言では形容しきれないくらいに魅力的に映っていたわ…
エマ「どうしたの?きもちわるくなっちゃった?」
エマ「だ、だいじょうぶ?ちょっと横になる?膝貸すよ?」
果林「・・・ごめんなさい」チュッ
エマ「えっ・・・」
果林「・・ご、ごめんねエマ…夜景に目を輝かせる貴女が…その…可愛すぎて…///」
エマ「果林ちゃん…」プルプル
果林「い、嫌だったわよね…ごめん!」
エマ「・・・・嫌じゃないよ…?その……もう一回してほしい…♡」
果林「・・・それじゃあ……もう一度するわね…」スッ…
エマ「…うん♡」
チュ♡
終わり エマかりも良いよね…
せっつー並みに熱い思いをぶつけていただけると嬉しいです!
かりかなデートも見てみたいと思った!
エマちゃんの恥ずかしがり屋な部分とドキッとさせられる素直さの両方の意味のピュア感があって非常に良かった
あと2人の故郷の家族についての会話見てみたかったから嬉しい
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