【SS】栞子「皆んな私の邪魔をする」【ラブライブ!虹ヶ咲】

【SS】栞子「皆んな私の邪魔をする」【ラブライブ!虹ヶ咲】

1:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 22:21:59.93 ID:AF22PQj5

栞子「さて、今日は練習もお休みだし。勉強でもしよ、、、」

薫子「随分と説明口調だね〜栞子」

栞子「姉さん、、、何をしてるんですか?」

薫子「何って暇だから栞子と遊ぼうと思って」

栞子「そう言う事を言ってるのではありません。ここは私の部屋なのですが」

 

2:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 22:25:13.06 ID:AF22PQj5

薫子「知ってるよ」

栞子「私が言いたい事が伝わらない様ですね」

薫子「言いたい事?」

栞子「人の部屋に勝手に入らないで下さい!!!」

薫子「あぁ、、、ごめん。入るね」

栞子「入ってから言わないで下さい」

薫子「ごめん、ごめん。怒るなよ〜暇なんだよ〜ツーリング行こう!」

 

4:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 22:31:26.69 ID:AF22PQj5

栞子「行きません。私はこれから勉強するので」

薫子「せっかくの休日なのに?」

栞子「同好会の練習も稽古もない休日だから勉強するんです。出来る時にやらないと」

薫子「え〜でもさ〜学生なんて遊ぶ方が大事じゃん?」

栞子「とても教職志望とは思えない発言ですね」

 

5:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 22:37:14.88 ID:AF22PQj5

薫子「別に勉強を教えるだけ教師の仕事じゃないんだよ。栞子みたいな真面目な子にはもっと違う事も教えてあげなきゃ。と言う事でツーリング行こう!」

栞子「だから行きませんよ。妹を悪の道に引き込まないでください」

薫子「悪の道って、、、実の姉に随分な言いようだね。だいたいね、バイクを悪者扱いするなんて時代遅れだよ」

栞子「バイクを悪者扱いしてる訳じゃありません。姉さんの事を言ってるんです」

 

6:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 22:40:46.89 ID:AF22PQj5

薫子「つれないなぁ」

栞子「他の人を誘えば良いでしょう。居ないんですか?友達とか恋人とか」

薫子「居るけどさ〜」

栞子「え?」

薫子「何で驚いてるの?友達居たらおかしいの?」

栞子「いえ、、、あぁ、、なら友達行ってくれば良いでしょう」

薫子「集まるのが面倒なんだよ」

栞子「私を説得する方が面倒ですよ」

 

7:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 22:44:17.21 ID:AF22PQj5

薫子「面倒くさい所が可愛いだよ、栞子は」

栞子「私は姉さんの事を面倒くさいと思っていますが可愛いと思えた事がありません」

薫子「毒舌だなぁ」

ピ口リン

栞子「あっ!」

薫子「携帯鳴ったよ?」

 

8:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 22:46:47.88 ID:AF22PQj5

栞子「分かってます」

薫子「ほら!見ないの?友達からお誘いかもよ?」

栞子「、、、勉強するので。見ると気が散るでしょう」

薫子「とか言って〜本当は休みの日に連絡が来て嬉しいくせに」

栞子「そんな事、、、ありません」

薫子「へ〜まあいいや。じゃあ、一人でツーリング行ってこよ」

 

9:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 22:50:36.01 ID:AF22PQj5

栞子「そうしてください」

薫子「はいはい。じゃ、行って来るわ」バタン

栞子「ふう。やっと行った、、、、さて、連絡は誰から」

かすみん☆:やっほー!しおこー海いこー

栞子「、、、海?」

 

10:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 22:53:43.17 ID:AF22PQj5

ピ口リン

かすみん:既読したね!海行こう!海でスクールアイドルぽい写真撮ろうよ〜

栞子「今から海、、、」ボチポチ

栞子:どこの海行くんですか?

ピ口リン

かすみん:えっと、、、千葉の江ノ島?

栞子「江ノ島は神奈川ですが、、、」

 

11:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 22:57:20.33 ID:AF22PQj5

薫子「変わった子だね〜」

栞子「はい。姉さんと一緒で、、、え?」

薫子「勉強するから見ないんじゃなかったのかい?」

栞子「ツーリングに行ったんじゃなかったのですか?」

薫子「エンジンの掛かりが悪くてさぁ。やめた」

栞子「それでなぜ私の部屋に来るのですか?」

 

13:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 23:01:34.47 ID:AF22PQj5

薫子「そこに栞子が居るからさ!」

栞子「自室ですから」

ピ口リン

薫子「ほら!来たよ!」

栞子「分かってます。って言うか覗かないでください」

かすみん☆:無視しないでよぉ。海行こうよ。りなこもしずこも行くよ。まだ誘ってないけど」

 

14:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 23:05:24.46 ID:AF22PQj5

薫子「計画性のない子だね」

栞子「姉さんに言われたくないと思いますけど」

薫子「今から江ノ島じゃ着くのは何時だろうね」

栞子「大丈夫です。行かないので」

 

15:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 23:10:14.08 ID:AF22PQj5

薫子「行かないの?」

栞子「勉強するので」

薫子「頑固だね〜私は海行きたいけどなぁ」

栞子「行ってくればいいじゃないですか。止めませんよ」

薫子「じゃあ、栞子の代わりに私が行くって連絡してよ」

栞子「は?」

 

16:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 23:13:37.99 ID:AF22PQj5

薫子「栞子行かないんでしょ?可哀想だし私が代わりに行ってきてあげるよ」

栞子「やめて下さい」

薫子「なんで?」

栞子「恥ずかしいでしょ。だいたい、大人が女子高生に混じって、、、浮きますよ?」

薫子「え?私、、、もう女子高生じゃキツイかな?」

栞子「はい」

薫子「そうかなぁ」

 

17:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 23:16:41.39 ID:AF22PQj5

ピ口リン

薫子「ほら!返信しないから催促来たよ〜」

栞子「姉さんがちょっかい出すから返せなかったんです。部屋出てって下さいよ」

中川菜々:栞子さん!第二話見ましたか?

栞子「あっ、、、」

 

18:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 23:18:42.53 ID:AF22PQj5

薫子「第二話?なんの?」

栞子「だから、、、はあ、、せつ菜さんからアニメを勧められてDVDをお借りしてるんです」

薫子「へ〜栞子がアニメを?」

栞子「なんです?」

薫子「変わったなぁと思ってさ。で?見たの?」

栞子「、、、まだですが」

 

19:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 23:22:11.37 ID:AF22PQj5

薫子「勉強なんてしてる場合じゃないね」

栞子「そんな事ありません」

薫子「え〜だって感想待ってるよ?」

栞子「後で見ます。今はとにかく勉強するって決めたので、、、」

ピ口リン

薫子「人気者だね」

栞子「たまたまです」

 

20:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 23:24:23.45 ID:AF22PQj5

上原歩夢:栞子ちゃんこんにちは。変な事聞くけど、もしかして侑ちゃんと一緒だったりしない?

栞子「歩夢さん、、、」

薫子「侑ちゃんってあの子でしょ?」

栞子「そうです。あの子です。姉さんが誰を言ってるのか分かりませんけど」

薫子「適当にあしらうなよ〜」

 

21:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 23:26:13.10 ID:AF22PQj5

ピ口リン

上原歩夢:朝から侑ちゃんと連絡が取れなくて

ピ口リン

上原歩夢:一緒にお買い物に行く約束してたんだけど

ピ口リン

かすみん☆:しおこーーーー

ピ口リン

上原歩夢:何かあったんじゃないかって心配で

 

22:(もんじゃ) 2023/08/06(日) 23:28:40.13 ID:AF22PQj5

薫子「本当に人気者だね」

栞子「初めての経験でビックリしてます」

ピ口リン

桜坂しずく:かすみさんから海に行くって連絡が来たんだけど。栞子さんも行くの?

 

32:(もんじゃ) 2023/08/07(月) 21:01:42.21 ID:jZ6/1iv3

栞子「誰から返せばいいのか」

薫子「来た順番に返せば良いじゃん。そんなに悩む事?」

栞子「ですが、歩夢さんは緊急事態っぽいし」

薫子「じゃあ、早く返してあげなよ」

 

33:(もんじゃ) 2023/08/07(月) 22:48:49.77 ID:jZ6/1iv3

ランジュ「休みの日だし寝てるんじゃない?」

栞子「いや、、、流石にこの時間まで寝てるなんて事は、、、」

ランジュ「何言ってるのよ。果林なんてもっと遅くまで寝てるわよ。別に不思議じゃないわ」

薫子「高校生なんてほっとけばいつまでも寝てる生き物だもんね」

栞子「そんな事は、、、え?」

ランジュ「どうしたのよ?」

栞子「何でランジュここに?」

 

35:(もんじゃ) 2023/08/07(月) 22:55:22.54 ID:jZ6/1iv3

ランジュ「暇だから遊びに来たわ」

薫子「いらっしゃい〜」

栞子「そう言う事ではなく、、、何で人の部屋に勝手に」

ランジュ「勝手じゃないわ。ちゃんと家の人に入れて貰ったのよ」

栞子「家の人って、、、今日はこの家には私と姉さんしか」

薫子「そう言う事よ!」

栞子「どのタイミングで、、、はっ!一度部屋を出た時、、、」

薫子「正解!」

 

36:(もんじゃ) 2023/08/07(月) 23:03:06.60 ID:jZ6/1iv3

栞子「せめて入る時はノックくらいして下さい」

ランジュ「そんなに照れることないじゃない」

薫子「そうよ。見られて困る事なんてないんだから」

栞子「照れてないし、困るとか困らないとかの問題じゃないんです。常識の問題です」

薫子「妹に常識を説かれちゃったわ」

ランジュ「大丈夫よ!私もしょっちゅう栞子に言われてるわ!」

 

37:(もんじゃ) 2023/08/07(月) 23:07:19.02 ID:jZ6/1iv3

栞子「今も言ってるのですが。ランジュにも」

ランジュ「そうだったのね」

薫子「一緒だね」

栞子「はあ。二人は昔から自由過ぎるというか、、、」

ランジュ「いやぁ。それほどでも」

栞子「褒めてませんよ」

 

41:(もんじゃ) 2023/08/08(火) 20:29:51.84 ID:2CA0FcsN

薫子「それよりも返信待ってるんじゃないの?」

栞子「そうですね」

ピ口リン

かすみが栞子を「海へ行こうに」に招待しました。

薫子「ほら。海に行く計画がどんどん進んでるわよ」

栞子「行くなんて言ってないのに」

ランジュ「あっ、、」

薫子「どしたの?」

ランジュ「私は、、、誘われないのね」

 

43:(もんじゃ) 2023/08/08(火) 20:34:40.52 ID:2CA0FcsN

薫子「あ、あ〜」

ランジュ「別に、、、私は忙しいし」

栞子「暇だから遊び来たと言ってたじゃないですか」

薫子「それ言う?我が妹ながら恐ろしいわ」

栞子「あのですね。ランジュは早とちりなんです。これは一年生同士で行こうって話なんです」

 

44:(もんじゃ) 2023/08/08(火) 20:37:53.97 ID:2CA0FcsN

ランジュ「一年生同士で?」

栞子「そうです。かすみさんが言い出しっぺで、私としずくさんと璃奈さんを誘ってるんです」

薫子「なるほど。それなら納得だ」

ランジュ「そうなのね!そうだったのね!なんだ、ランジュを誘うのが嫌って訳じゃないのね!」

栞子「そう言う事です。ランジュはちょっとは早とちりし過ぎなんですよ」

 

45:(もんじゃ) 2023/08/08(火) 20:40:53.08 ID:2CA0FcsN

ピ口リン

かすみん☆:しおこーーー参加してよぉ

薫子「せめてグループに入ってあげなよ」

栞子「分かってます」

栞子が「海に行こう」に参加しました。

 

46:(もんじゃ) 2023/08/08(火) 20:44:15.56 ID:2CA0FcsN

「海に行こう」4

かすみん☆:しおこキターーー

栞子:返信が滞ってしまい申し訳ありません

桜坂しずく:栞子さんも本気で行く気なの?私は江ノ島近いから良いけど。

栞子:行きませんよ

かすみ:え?

侑:え?

 

48:(もんじゃ) 2023/08/08(火) 20:47:34.00 ID:2CA0FcsN

栞子「え?」

薫子「どったの?」

栞子「いや、、、侑さんが参加していて」

ランジュ「一年生だけの計画じゃなかったの?」

栞子「いや、、しずくさんと璃奈さんを誘うと聞いていたのですが。璃奈さんいないし」

 

49:(もんじゃ) 2023/08/08(火) 20:51:30.66 ID:2CA0FcsN

「海へ行こう」4

かすみん☆:しおこ海に行かないってどう言う事?

桜坂しずく:かすみさん?

栞子:そのままの意味ですが。逆に聞きたいことがあるのですが

かすみん☆:聞きたい事?

栞子:璃奈さんは?それと侑さん、歩夢さんが連絡つかないと言ってましたが?

 

50:(もんじゃ) 2023/08/08(火) 20:52:59.95 ID:2CA0FcsN

侑:歩夢が?

栞子:約束してたのに連絡つかないと

侑:約束明日だけど。って言うか歩夢から連絡きてないないよ?

かすみん☆:ないないよ?

侑:来てた

 

52:(もんじゃ) 2023/08/08(火) 20:57:13.59 ID:2CA0FcsN

栞子「一つ解決しそうですね」

薫子「行き違いがあったのね」

ランジュ「ねえ?どうして侑は海に誘われてるの?一年じゃないのに」

栞子「え?さ、さあ?たまたまじゃないですか?ほら?他の人は居ないですし」

 

56:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 19:36:30.05 ID:9nNVg4QO

ランジュ「………確かに」

栞子「そうでしょう?」

ランジュ「そうね!栞子の言う通りだわ」

ピ口リン

栞子「また、、、」

ランジュ「あっ、私のも鳴ってるわ」

薫子「君たち忙しいね」

 

57:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 19:42:41.75 ID:9nNVg4QO

「同好会♡」13

朝香果林:何で起こしてくれなかったの、エマ

ランジュ「果林からだわ」

栞子「これ、、、果林さん間違えてませんか?」

ピ口リン

かすみん☆:かりんせんぱ〜い海

emma:起こしたよ〜

朝香果林が送信を削除しました。

かすみん☆:あれ?かりん先輩?

中川菜々:間違えたのでは?

 

58:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 19:49:18.09 ID:9nNVg4QO

かすみん☆:そんな事より海行くひとーーー

かすみん☆:海行くひと!!!!

かすみん☆:誰か反応して

中川菜々:すいません。今から海はちょっと

かすみん☆:なんでですか?しおこもしずこも行きますよ!

ランジュ:行くわ!

栞子:行きません

 

60:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 21:59:08.31 ID:9nNVg4QO

ランジュ「行かないの?」

栞子「最初から行かないと言ってるじゃないですか」

薫子「別に海とは言わなくても遊びに行ってくれば良いのに」

ランジュ「そうよ!行きましょう、栞子」

栞子「ですから!私は!勉強したいんです!」

 

61:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 22:07:50.80 ID:9nNVg4QO

ランジュ「何で休日に勉強するのよー」

薫子「ほら〜同じ事言ってるじゃない」

ランジュ「勉強なんて授業を聞いてればそれで十分じゃない」

栞子「私は姉さんやランジュほど優秀じゃないので、家でも勉強しないと今の成績を維持できないんです」

ランジュ「え〜でも、、、愛も果林も寮で勉強してる所見た事ないわよ?」

栞子「愛さんもランジュと一緒です。果林さんは、、、まあ、、、」

 

62:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 22:11:03.60 ID:9nNVg4QO

ランジュ「まあ?」

ピ口リン

ピ口リン

ピ口リン

薫子「ほら。鳴ってるよ」

 

63:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 22:13:51.04 ID:9nNVg4QO

「同好会♡」13

かすみん☆:しおこ…行こうよ。

栞子:すいません。今日は勉強すると決めてるので

かすみん☆:せっかくの休みなのに?

ランジュ:ほら!かすみも同じ事言ってるわ

かすみん☆:どう言う事ですか?

 

65:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 22:27:50.60 ID:9nNVg4QO

桜坂しずく:聞いてた話とだいぶ違うけど

侑:まあまあ

上原歩夢:侑ちゃん?

侑:あ、歩夢。ごめん。勘違いしてた

上原歩夢:勘違いってどう言う事?

 

67:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 22:29:21.83 ID:9nNVg4QO

侑:今日じゃないと思ってた

上原歩夢:私まだ何も言ってないけど何でお出かけの話って分かるの?

侑:え?それは栞子ち

かすみん☆:栞子ち?

上原歩夢:栞子ちゃんが何?

 

68:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 22:37:41.54 ID:9nNVg4QO

上原歩夢:栞子ちゃんと一緒にいるの?

中川菜々:皆んなでアニメ鑑賞会しませんかーー?

中川菜々がメッセージを取り消しました。

侑:違うよ。栞子ちゃんが歩夢が困ってるって教えてくれて

上原歩夢:困ってるって?

侑:そう。歩夢から連絡来てるのも気がつかなくてさ

 

70:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 22:43:55.40 ID:9nNVg4QO

かすみん☆:海は?

桜坂しずく:また今度だね

らんじゅ:来週?

かすみん☆:何でこのタイミングで平仮名にしたんですか?

上原歩夢:別にちゃんと約束しなかったもんね

侑:違うんだよ。本当に勘違いしてただけで

上原歩夢:先月も同じ事言ってたよね

侑:それは。先月は忙しかったし

上原歩夢:それでも、返事するくらいは出来るでしょ?

 

72:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 22:46:18.74 ID:9nNVg4QO

栞子「………はあ」

ピッ

ランジュ「何でスマホの電源切ったの?」

栞子「いえ、、、何を見せられているのかなと思いまして」

薫子「栞子も無関係じゃないでしょうに。フォローしてあげなよ」

栞子「やめときます」

 

73:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 22:54:42.94 ID:9nNVg4QO

薫子「いいの?喧嘩しちゃうよ」

栞子「犬も食わないと言うやつですよ」

ランジュ「何でいきなり犬の話なのよ?」

薫子「日本の諺だよ。すぐに仲直りするから放っておけば良いって事さ」

ランジュ「それで何で犬なのかしらね?」

栞子「犬が身近だからでしょう」

 

74:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 22:56:45.81 ID:9nNVg4QO

ランジュ「ふ〜ん」

栞子「さあ。そんな事より二人とも。出て行って下さい」

ランジュ「え?」

薫子「私達を追い出すの?」

ランジュ「どうして?」

栞子「だから勉強するんです!!!何回目ですか!!!」

 

76:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 22:59:11.69 ID:9nNVg4QO

薫子「おおっ。栞子もこんなに大きな声が出せる様になったんだね」

栞子「お陰様で。さあ、早く出て行って」

薫子「えぇ、、、でも、、」

栞子「これ以上居座ると言うなら」

薫子「言うなら?」

栞子「縁を切ります。二度と口もききません」

薫子「え〜そこまで?」

ランジュ「流石に厳し過ぎるんじゃないの?」

栞子「ランジュもです」

ランジュ「えぇ」

 

77:(もんじゃ) 2023/08/09(水) 23:36:23.61 ID:9nNVg4QO

薫子「諦めよう。これは結構本気で怒ってる」

ランジュ「そうね」

栞子「伝わった様で何よりです」

バタン

栞子「ふう。やっと落ち着いて勉強ができる」

 

81:(もんじゃ) 2023/08/10(木) 23:58:34.04 ID:o+1bTIve

ガチャ

薫子「栞子、、、」

栞子「姉さん、、、何ですか?出て行ってと言ったでしょ」

薫子「大丈夫。言われなくても、、、もう出て行くから」

栞子「何ですか?」

 

83:(もんじゃ) 2023/08/11(金) 00:12:01.43 ID:knLI8DUu

薫子「栞子に後悔して欲しくないのは本当なんだ」

栞子「姉さんに言われなくても後悔しない様に生きていますが」

薫子「栞子の言う通り勉強は大事だ。それは間違いないよ」

栞子「知ってます」

薫子「でもね学生時代、、、特に多感な青春時代ってのは、その時にしか体験出来ない事ってあってさ」

 

84:(もんじゃ) 2023/08/11(金) 00:14:47.15 ID:knLI8DUu

栞子「だから、、、何が言いたいんですか?」

薫子「同じ海の青さでも大人と学生じゃ違く見えるって事さ」

栞子「はあ、、、」

薫子「いずれ栞子にも分かる日が来るよ。その時が来た時、栞子は後悔しない様にね」

栞子「あぁ、、、はい。姉さんもまだ学生ですけどね」

 

85:(もんじゃ) 2023/08/11(金) 00:19:19.22 ID:knLI8DUu

薫子「じゃあ、栞子。もう行くよ」

栞子「え?姉さん?」

薫子「元気で」

栞子「どう言う事ですか?また、、、また出て行ってしまうのですか?」

薫子「ごめんね。我儘な姉さんで」

栞子「姉さん。行かないで下さい。本当は、、、本当は姉さんが家から出て行った時、寂しくて悲しくて。やっと、、、やっと、帰って来たと思ったのに」

 

87:(もんじゃ) 2023/08/11(金) 00:28:10.93 ID:knLI8DUu

薫子「栞子、、、」

栞子「なんて言う訳ないでしょう」

薫子「え?」

栞子「出て行くならちゃんと部屋を綺麗にしてから出て行って下さいね」

 

89:(もんじゃ) 2023/08/11(金) 00:31:28.29 ID:knLI8DUu

薫子「可愛くない、、、」

栞子「姉さんに似たんでしょうね」

薫子「そうですか〜八ツ橋買って来てあげないからね」

栞子「八ツ橋?」

薫子「今からランジュと京都に行ってくるんだよ」

栞子「は?出てくって」

薫子「だから京都行って来るよ。明日には帰る」

 

91:(もんじゃ) 2023/08/11(金) 00:34:29.75 ID:knLI8DUu

栞子「今から京都に」

薫子「暇でやる事ないからね。栞子が遊んでくれないから」

栞子「え、、、今、決めたんですか?」

薫子「そうだよ。栞子も行く?」

栞子「絶対行かないです」

 

92:(もんじゃ) 2023/08/11(金) 00:54:00.45 ID:knLI8DUu

薫子「言うと思ったよ」

栞子「どうせなら3泊くらいして来て下さい」

薫子「そうしたいのはやまやまなんだけどねぇ。大人はそうはいかないのよ」

栞子「もうツッコミません。早く行ってきてください」

 

96:(しうまい) 2023/08/11(金) 11:50:48.54 ID:8ASFpYw/

薫子「栞子も行こうよ〜」

栞子「行きません」

薫子「しお子〜」

栞子「かすみさんの真似をするのやめて下さい。と言うかクオリティ高いですね」

薫子「そう?じゃあ、次!林檎やります〜」

栞子「やらなくて良いです」

 

101:(もんじゃ) 2023/08/12(土) 20:35:57.08 ID:mz2t5jDx

薫子「冷たいなぁ。友達にも言われるでしょ?」

栞子「姉さんにだけなので大丈夫です」

薫子「普段の行いってふとした瞬間に出るよ」

栞子「分かってます。反面教師が多いので」

薫子「栞子の周りは問題児が多いんだね」

 

102:(もんじゃ) 2023/08/12(土) 20:38:17.35 ID:mz2t5jDx

栞子「そうですね。本人は自覚がない様ですが」

薫子「ふ〜ん。さて、ちょっくら京都に行ってくるかな」

栞子「はい。気をつけて」

薫子「本当に置いてっちゃうよ?」

栞子「ご遠慮なく」

 

103:(もんじゃ) 2023/08/12(土) 20:41:59.32 ID:mz2t5jDx

薫子「はあ、、、じゃあ、行って来るわ」

栞子「行ってらっしゃい、、、、、あっ」

薫子「なになに?やっぱり行きたくなった?」

 

104:(もんじゃ) 2023/08/12(土) 21:19:16.22 ID:mz2t5jDx

栞子「お土産は八ツ橋ではなく生八ツ橋で」

薫子「……良い性格してるよ。栞子も」

栞子「だてに姉さんの妹やってませんからね」

薫子「じゃあ、今度こそ行って来るよ」

栞子「はい。行ってらっしゃい」

 

105:(もんじゃ) 2023/08/12(土) 21:31:05.95 ID:mz2t5jDx

栞子「ふう。今度こそ静かになった」

ドタバタ ドタバタ

薫子「ゲリラ豪雨だ!!!」

ランジュ「京都中止よ!中止!」

栞子「天気まで私の敵だとは思いませんでした」

 

106:(もんじゃ) 2023/08/12(土) 21:32:49.02 ID:mz2t5jDx

おわり

 

107:(もんじゃ) 2023/08/12(土) 21:40:33.85 ID:ffmWd8Dg

面白かった乙!

 

109:(らっかせい) 2023/08/12(土) 22:48:59.95 ID:027mezr9


今度から図書館に行く事にしよう

 

111:(たまごやき) 2023/08/13(日) 21:00:30.75 ID:NEFmhMiD

実家のような安心感

 

110:(SB-iPhone) 2023/08/13(日) 20:58:41.83 ID:I6et2fHq

おつ!メンバーとのやり取りがかわいかった

 

引用元: https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1691328119/

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