果林「んんっ…んーーっ…ふう 今日も疲れたわね」ブチン
果林「困ったわねえ 最近少し甘いもの食べすぎたかしら」プルンプルン
果林「寮で良かったわぁ 部室から近いし、ニジガクの生徒しかいないしね」
侑「もう鍵閉めちゃうよ~」ガラガラ
侑「!!!???!!!??????!!!!!」
果林「あ、侑 ごめんなさいね もう少しで着替え終わるから」
侑「」
果林「侑?」
果林「あのー」
侑「」
果林「もしもし?」
侑「……っっっっで!!!!!!」
果林「はあ?」
侑「なんっで!???!!!」
果林「なによ」
侑「なんで胸出してるの!??!!!!?」
果林「ああ」
侑「そ、そうなんだ!??!」
果林「スタイル維持には気を使ってるつもりだったのにね、最近何かとお菓子が出てくるじゃない?」
侑「そうだね!!!?!!!」
果林「つい食べすぎちゃって、多分脂肪が胸に行ったのね」
侑「う、うん!!!!?」
果林「新しい下着買いに行かないと」
侑「あのっっっっっさあ!!!!!!!」
果林「なによ」
果林「え?」
侑「胸丸見えなんだよ??!!!?」
果林「それはそうだけど」
侑「丸見えな状態でわたしと喋ってるんだよ!!???」
果林「別によくないかしら」
侑「ええ??!!!」
果林「だってここ部室だし」
侑「それはそうだけど!!!」
果林「相手はよく知る同じ同好会の仲間だし」
侑「そうだけど!!!!!!!!!」
果林「気にする要素なくないかしら?」
それはわかる
果林「ないわね」
侑「なんで!!!!」
果林「いやだから、部室だし相手は侑だし」
侑「それはさっき聞いたよ!!!!!」
果林「なんなのよ……」
果林「…」
果林「あれ、もしかして侑」
侑「なに!!!」
果林「侑って変態なの?」
侑「???????!!!!!!!????」
侑「!!!!!!!!!!」
果林「もしかして、わたしの胸をいやらしい目で見てるの?」
侑「ち、違うから!!わたしは本気で胸丸見えなことを心配してるの!!!」
果林「知ってるわ?」
侑「え?」
果林「侑はそういう性格だし」
侑「っっもう!」
果林「まあ…侑にならそういう目で見られても嫌じゃないわよ♡」
侑「っっっっっっ///」
果林「冗談だけど♡」
侑「っっっっっっっっっっっっもう!!!からかわないで!!!!!!」
果林「ふふ♪」
果林「ごめんなさいね アタフタする侑が面白くて」
侑「もう」
果林「……あんまり見てくれないのね?」
侑「うん?」
果林「胸よ胸 侑が部室に入ってきた時だけじゃないの」
侑「はい?!」
果林「それ以降ずっと目線が遥か彼方に向いてるし、どうして見てくれないの?」
侑「そ、そんながっつり見るようなものでもないじゃん!!」
果林「あら、ショックね 形には自信があるんだけど」
侑「し、しらない!」
侑「み、見ないよ!//」
果林「見なさいよ 形も大きさも綺麗に維持してるんだから♡」
侑「で、でも太ったって言ってたじゃん!」
果林「…」
果林「ナマイキ言うじゃない」グリグリ
侑「ぎゃ、逆ギレじゃん~!!」
果林「知らないわ」
侑「ていうか!わたしよりよっぽど果林さんの方が変態じゃん!」
果林「人聞き悪いわね わたしはただ、自慢のスタイルを見てほしいだけよ」
侑「………………でも太ったじゃん…………」ボソッ
果林「…」ニッコリ
侑「痛い!痛いよ果林さん!!!」
果林「今のは侑がいけないのよ」グリグリ
こいつあなたちゃんだろ
そのまま続きを頼む
果林「あ」
侑「そのためにここに来たんだから」
果林「忘れてたわ すぐに服着るわね」
侑「え」
果林「どうしたの?」
侑「そのままワイシャツ着るの!??!」
果林「だってブラジャーが使い物にならないし、そうするしかなくない?」
侑「いやいやいや!だめだよ!」
果林「なんでよ」
果林「なにが」
侑「胸が!!」
果林「別によくない?」
侑「よくないよ!誰かに見られたらどうするの!?」
果林「と言っても、下校時刻はもう過ぎてるし、そんなに人いないでしょ?」
侑「そうだけど!」
果林「それに、寮まで長い距離歩くわけじゃないし」
侑「だめ!」
侑「それでも誰かに見られちゃう可能性はあるの!」
果林「まあそれもそうね 何だか痴女みたいだし」
侑「でしょ!それに、服と擦れて痛いよ!果林さんの肌に傷がついちゃうよ」
果林「ありがと 心配してくれて♡」
侑「…//」
侑「わたしに提案があるんだけど」
果林「なあに?」
侑「わたしね、今日1度も使ってないロングタオルを持ってるんだけど、それを使ってブラジャーを固定出来ないかって」
果林「なるほど それは名案ね」
侑「うん!これ、ロングタオルね」
果林「…1人じゃ出来なくない?」
侑「え?」
果林「だってわたしはパットの部分が定位置にあるように支えてなきゃいけないから、手があかないわよ」
侑「!!!!!!」
侑「……」
果林「侑?」
侑「う、うん!わかった!!」
果林「それじゃあ、よろしくね」
侑「う、うん…」ドキドキ
果林「…」
侑「………」
果林「侑?」
侑「せ、背中綺麗だね!!」
果林「…ありがと♡」
侑「ううん、果林さんも手が辛いだろうし急ぐよ」
果林「そ♪」
侑「えっと……それじゃタオルを前に通すね…」ドキドキ
果林「ええ♡」
侑「……」ドキドキ
スッ
果林「ねえ」
侑「な、なに!?」
果林「なんだか侑に後ろから抱きつかれてるみたいね♡」
侑「へ、変なこと言わないでよ!///」
侑「え?」
ムニュ
侑「!!!!!!」
侑「…」
侑「!」
果林「…ふふ、聞こえる…?わたしの心臓の音」
侑「う、うん…」
果林「余裕なお姉さんを演じているつもりだったけれど…そろそろ限界が近いみたいなの…」
侑「うん…//」
果林「あっ…」
侑「よいしょ…」
果林(もう…鈍感なんだから)
侑「……よし!支える手を離してみて」
果林「…」スッ
侑「ちゃんと固定出来てる?」
果林「ええ、大丈夫よ」
侑「よかった~!それじゃ、早く部室から出よっか!」
─────────
果林「結局誰にも会わなかったわね」
侑「念には念を、だよ」
果林「そうね」フフッ
侑「じゃ、わたしは帰るね」
果林「今日はありがと」
侑「ううん、気にしないで」
果林「侑が居てくれて助かったわ♪」
侑「わたしも果林さんの力になれて嬉しいよ!」
果林「ふふ♪」
侑「確かに」
果林「こんなこと侑くらいしか頼めないわ」
侑「え、そ、そう?」
果林「ええ …あ、エマでもいいわね」
侑「…」
果林「歩夢でもせつ菜でも…ていうか、同好会のメンバーなら誰でも頼れるかも♡」
侑「ふーん」
果林「あら」
侑「じゃあもうわたしは助けないからねー」
果林「冗談よ~」
果林「ふふ……♡」
侑「……!」
果林「少しだけ…こうさせていて…//」
侑「う、うん……//」ドキドキ
───────
果林「ええ、また明日♪」
ギィ
バタン
果林「ふう…暑いわねぇ それにしても、侑って中々頑固なのね」
果林(わたしは本当に、部室から寮までの距離なら透けてても擦れてもよかったのだけれど)
「果林ちゃん」
果林「ゆ、侑?!」
訂正
侑「それじゃ、また明日ね~!」
果林「ええ、また明日♪」
ギィ
バタン
果林「ふう…暑いわねぇ それにしても、侑って中々頑固なのね」
果林(わたしは本当に、部室から寮までの距離なら透けてても擦れてもよかったのだけれど)
『果林さん』
果林「ゆ、侑?!」
果林「ど、どうしたの?」
侑『ちょっとだけいいかな』
果林「え、ええ 忘れ物?」
侑『あ、ドアは閉めたままで』
果林「?」
侑『顔真っ赤だからさ』
果林「え?」
侑『…あのね、果林さん』
果林「うん」
侑『わたしだけを頼ってほしい』
果林「…さっきのこと、まだ怒ってる?」
侑『ちょっとだけね でも、言いたいことはそれじゃないんだ』
果林「なに?」
侑『なんかね、果林さんの綺麗な肌を、わたし以外の誰かに見られたくないって思っちゃった』
果林「!!!!!」
侑『だからね、わたしだけを頼ってくれると…嬉しいな、なんて………//』
果林「……………ドアが開いてなくてよかったわ」
侑『そっか……//』
果林「……」
侑『そ、それじゃ!本当にまた明日ね!』
果林「ええ、また明日!」
スタスタ
果林「…」チラッ
果林「ふふ……本当にひどい顔ね」クスッ
訂正
果林「…………ふう」
果林「…」チラッ
果林「ふふ……本当に誰にも見せられないくらいひどい顔してるわね、わたし」クスッ
めっちゃよかったぞ
でもまだまだできるとも思うんだ
また頼むぜ
うちのコアラも喜んでおる
……ん?
是非またゆうかり書いてくれ
でもまあ、エマを除けば侑以外に置き換えてもいけそうなシチュだな
朝からいいもん見た、朝香だけに
自分の私物を持ち出して胸を固定する案を持ち出すあたりにちょっとあなたちゃん味を感じた
この絶妙な距離と空気感良すぎる……
また是非ゆうかり書いて欲しい
この前半のクソうるささもう優木侑だろ
伸びすぎやろこのスレ
果林「メットライフドームはどこかしら…」
読んでたわ
自分が思ってる以上にゆうかり好きなのかもしれん
あなただったか
これも良いゆうかりだったなぁ
ゆうかり、少し意外な組み合わせだけどめちゃくちゃ刺さるんだよなぁ
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