花帆「瑠璃乃ちゃんの電池がとれちゃった」
花帆「ほらみてこれ」つ🔋
さやか「……電池ですね」
花帆「瑠璃乃ちゃんと遊んでた拍子にぶつかっちゃって、これがポーンって飛び出してきたんだよね」
花帆「で、瑠璃乃ちゃんはいまこんな感じ」
📦<ﾓｳﾀﾞﾒﾀﾞ…
さやか「なんと、瑠璃乃さんの充電って、比喩ではなかったんですね」
花帆「待ってよさやかちゃん、本当にそれでいいの？」
📦<…ｴ?
花帆「こんなに無気力な瑠璃乃ちゃんが、あんなに元気一杯になるくらいのエネルギーが、この電池🔋には詰まってるわけだよ？」
花帆「ちょ～っと試してみたくなぁい？」ニヤ
さやか「そ、それは」
📦<ｴ?ｴ?
さやか「確かに！！✨」
花帆「だよね！だよね！」
📦<ｴｪｴｴｴ
さやか「え～と、入れる、入れる……ここですか？」つ🔋
花帆「んっ……たぶん、もうちょっと下……」
さやか「んと、んと……ここ、かな？」スリスリ
花帆「あっ……うんっ…そこぉ」
📦<ﾅﾆｺﾚ
花帆「はやくぅ……！」
さやか「ふぅ───せえぇええええええええええい！！」
ズブッッッッ！！！！
─────ピカーン
花帆「す、すごい……力がみなぎってくる……！！」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝ
さやか「迸るエネルギーが目に見えるようです！これが瑠璃乃さんの電池の力！」
花帆「いまのあたしなら……誰にも負けない！」
花帆「むむむ……はぁあああああああ！！！」バッ✋
ピュピュピュン！！───ドーン…!!!
さやか「なっエネルギー弾！？」
📦<ﾌﾞ､ﾌﾞｼﾂｶﾞ…
さやか「はっまずいです！」
さやか「えーい！」ポコン
花帆「いた」ポーン🔋
花帆「……あれ、あたし？」
さやか「ふう、危ないところでした」
花帆「って、部室がめちゃくちゃだあ！？」
さやか「どうやらあまりのエネルギーに人格が変わってしまうようですね……恐ろしい電池です」
さやか「ですねえ」←無関係のつもりの顔
ガチャ
さやかほ「「！！」」
梢「───話は聞かせてもらったわ」
花帆「こ、梢センパイ……」
梢「…………」ゴゴゴゴゴゴ
花帆（や、やばい、梢センパイめちゃくちゃ怒ってるぅ……！！）
梢「絶対に許さない……」
花帆「あ、あわわわわわわわ」
さやか「大変ですね花帆さん」
梢「絶対に許さないわよ”さやかさん”……」
さやか「」☕ダバー
梢「自分がなにをしたかわかっているのかしら？」
さやか「な、ぶ、部室をエネルギー弾で破壊したのは花帆さんで……！」
梢「花帆さんになにをしたか思い出してごらんなさい」
さやか「……え？」
梢「花帆さんの──だ、大事なところに──棒状のナニかを挿入したでしょう！？」
さやか「えぇ！？」
梢「その手でいやらしく──あ、穴の位置を探って……！」
梢「あ、あろうことか最後は一気に突き入れるだなんて……！！」
さやか「言い方おかしくないですか！？」
梢「私だってソコはタオル越しにしか見たことがないのに！！！」
さやか「ソコってドコのこと言ってます！？」
さやか「と、いうか！私は花帆さんに言われて入れたわけで！」
梢「”入れた”って言わないでぇ！！！」ポロポロ
さやか「な、泣くほどに……」
梢「かわいそうな花帆さん……無理矢理されて……」
花帆「！」ピコーン💡
花帆「わーん梢センパイ怖かったですー」ダキツキー
梢「あぁ！花帆さん！」
梢「もう大丈夫よ、私に任せなさい」スリスリーズ
さやか「な！？」
花帆（ごめんねさやかちゃん、さすがに部室破壊の罪を一人で負うのは重すぎるよ）👅
さやか「こ、この～～～～」
梢「覚悟はいいかしら、さやかさん？」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
さやか（ま、まずい……こうなったら）
さやか「……ごく」🔋
さやか（やるしかない！）
さやか「───相手にとって不足なし！」
ズブッッッッ！！！！
─────ピカーン
さやか「 覚 悟 完 了 」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝ
花帆「じ、自分で……！」
梢「こ、この力は……！」
さやか「理解しましたか、梢先輩」
さやか「私たちはなにも、女子校にありがちなおふざけエッチ遊びをしていたわけではないんですよ」
さやか「さっき花帆さんに挿入したのは、いま私に挿入したものと同じ瑠璃乃さんの電池！」
さやか「ディルドでもないし脱着式オチ〇チンでもないんです」
さやか「まあ、常に発情期な梢先輩からすると同じかもしれませんが」
梢「くっ……」
花帆（なんか微妙に言葉の鋭利さが増してる……！）
📦<ﾃｶｱﾂｶｲﾋﾄﾞｸﾈ
花帆「え、きゃっ」
梢「な、なにを！？」
さやか「決まってるじゃないですか、梢先輩の想像通りのことをするだけですよ」
さやか「ね、花帆さん」ふぅ
花帆「んっ//」ぴく
梢「や、やめて！花帆さんを離しなさい……！」
梢「く……なんて力！」
さやか「梢先輩も、ほんとうはこういうのがお好きなんですよね？」
梢「……………え」
さやか「大切な人が汚されていくのを、傍らでただ眺めるだけ」
さやか「無力な自分に溺れるのが心地良いんですよね」
さやか「”これまで”も、これからも……」
梢「そ、そんなことは……！」
花帆「梢センパ──」
さやか「──ふぅ♡」
花帆「んっ♡」ぴくん
梢「──────っっ」ゾクゾク！
さやか「心配しなくても、あとでまとめて相手してあげますよ♡」
梢「だめ、だめよ……」
綴理「…………」じー
📦<………
花帆「さやかちゃ……」
さやか「ほら、もうこんなに……」
梢「や……あぁ……」
綴理「…………」じー
さやか「………………」
梢「………………」
花帆「………………」
📦<……………
綴理「…………あれ？終わった？」
さやか「つ、つつつつつ、綴理先輩！？！？！？！」ポーン🔋
綴理「お～。さやは電池式だった」🔋
さやか「あ、あのあの、これはその……」
梢「……さやかさん」
さやか「はい！」
梢「あとで、ね」
さやか（ひっ）
梢（…………）ドキドキ
さやかほ「「うっ」」
綴理「でもちょっと寒いな」
さやかほ「「ううっっ」」
📦<ﾊｼﾞｦｼﾚ ﾊｼﾞｦ
梢「ともあれ、さすがにこれは私たちの手に負えないわね……沙知先輩に相談しましょう」
梢「花帆さん、さやかさん、行くわよ」
さやかほ「「はぁい……」」
綴理「こず、ボクは？」
梢「あなたはいま来たばかりだし、そうね、瑠璃乃さんの様子を見るのと、慈が来たらいろいろ説明をお願いしてもいいかしら」
綴理「うん、わかった」
梢「ふふ、頼りにしてるわ」
パタン
📦<…………
綴理「…………」つ🔋
📦<ｱ ｶｴｼﾃｸﾚﾙﾉｶﾅ
綴理「あーーーーん」つ🔋
📦<ｴ? ｴ?
綴理「ぱくん」
綴理「…電気の味がする」
─────ピカーン
—————–
————
—
「るりちゃーん、起きてる～？」
「あら、電池すっからかんじゃん」つ🪫
「ふふん～充電が必要みたいだね」ゴソゴソ
めぐちゃん……二人は入れないよ……。
「だいじょーぶだいじょーぶ。ほら、上にカーテン被せたから、ダンボールから出ても真っ暗だし、狭せまだよー」
あ、ほんとだ……おちつく……。
「はい、るりちゃん見っけ！はぐはぐ～～」ぎゅぅうう
めぐちゃん……。
「るりちゃんはあったかいな～」
めぐちゃんもあったかいよ……。
「それにいい匂～い」すんすん
恥ずかしいし……、めぐちゃんのほうがいい匂いだし……。
「そりゃあめぐちゃんは”藤島慈”だし～」
「完全無欠な女の子なんだも～ん」エッヘン
「そんなめぐちゃんの大大大好きなるりちゃんも、すっごいんだから」
「可愛くて、カッコよくて、明るくて、みんなを笑顔にできる、天才」
「だからね、すっごい分、休んでいいんだよ」
「るりちゃんはだいじょーぶ、だいじょーぶ」
「めぐちゃんが大好きなんだから、だいじょーぶ」ぎゅう
めぐちゃん……。
だいじょーぶ、かも。
「んー？ もっとゆっくりでもいいんだよー？」
「たっぷり、たっぷり、充電に時間かけちゃっても」
でも、でもね、めぐちゃん。
るり、もう、入れてほしい……かも。
「うん……そっか」
「じゃあ、力抜いてね」
うん……めぐちゃん。
「なぁに？」
めぐちゃん───大好き。
「私も───大好きだよ」ちゅ
──────（挿入音）
─────ピカーン
瑠璃乃「うぉおおおおおおおおおおお！」
瑠璃乃「復ッ活ッ」
瑠璃乃「大沢瑠璃乃復活ッッ」
慈「わぁ～～～るりちゃんカッコイイ～～♡」パチパチ
瑠璃乃「わ～んめぐちゃんありがとうだよ～～」ぎゅう
慈「なんのなんの～お互い様だよ♡」
瑠璃乃「くぅ～やっぱめぐちゃん最高だよ～」
慈「ぶい✌」
瑠璃乃「ここどこ？ルリ、部室にいたような……」キョロキョロ
瑠璃乃「なんだかすっごい野原というか……」
慈「う～ん、それが、ここが部室というか、部室だったというか」
瑠璃乃「……………え？」
慈「綴理がね、るりちゃんの電池使ったら、えねるぎー？が強すぎたみたいで、部室ごと消し飛んじゃったみたいなんだよね～」
瑠璃乃「ええ！？」
慈「うん……これ……」
めぐるり「「すっごーーい！！！！」」
瑠璃乃「ルリの電池にそんなパワーがあったなんて！」
慈「うんうん！さっすがるりちゃん！サイキョーのスクールアイドルだよ～！！」
瑠璃乃「わーい！サイキョーだぜー！」
慈「わーい！わーい！」
めぐるり「「あははははははははははは」」
綴理「まことにごめんなさいでした。」
花帆「ご、ごめんなさい～！」
さやか「申し訳ございません！申し訳ございません！申し訳ございません！」
梢「本当に、申し開きもなく、どう償えば良いのか……」
沙知「」
なんか最終的に生徒会長が上手いこと元に戻してくれたみたいだよ！
すっごいね！
めぐるり「「あははははははははははは」」
怒涛のマジキチからの解像度高いめぐるりで風邪ひきそうになった
すげぇ勢いで草
面白かったわ
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