梨子「わ、私と曜ちゃんの」曜「短編集だよ!」Vol.5
ドキドキようりこ⚓️🌸💕 pic.twitter.com/Z20lQYD5sH
— ゆち⚠️コラボ期間雑多 (@kireha0731) May 26, 2020
曜「久しぶりだねー、このメンバーで集まるの」
千歌「そうだねー、半年ぶりくらいかな?」
善子「時間が経つのは早いわね」
梨子「うん。なんだかあっという間だよね」
千歌「曜ちゃんと梨子ちゃんは同棲してるんだっけ?」
梨子「っ///」
曜「うんしてるよー。梨子ちゃんは朝が弱いんだよねー」
梨子「もー、言わないで///」
曜「梨子ちゃんの甘えん坊な話とかもあるんだよー?」
善子「え、なにそれ」
梨子「曜ちゃん!」
曜「梨子ちゃんね、夜に寂しくなると布団に入ってくるんだよ」
曜「『曜ちゃん、入れて?』って言いながらぎゅって抱きついてくるんだよねー」
梨子「う~~///」ポカポカポカ
千歌「梨子ちゃんも意外な一面があるんだねー」
梨子「よ、曜ちゃんだって甘えん坊なんだよ」
梨子「大会の時は毎回応援に来てってお願いしてくるもん」
曜「梨子ちゃんに応援に来てもらえると力が湧いてくるからね」
梨子「っ///お、お弁当作ってってよく抱きついてくるし///」
曜「梨子ちゃんのお弁当美味しいんだよ!」
曜「たまに『I love you♡』って書いてあるもんね」
梨子「も、も~///ばかぁ///」
千歌「やっぱり曜ちゃんは強いんだねー」
梨子「そ、そんなことないもん」
曜「へー?もっといろいろ話しちゃっていいんだ?」
梨子「ま、まだあった?」
曜「梨子ちゃんがヤキモチ妬いてるところとか」
梨子「や、妬いてないもん///」
曜「他の子に告白された日はずっと機嫌悪くて大変だったなぁ」
梨子「ぅぅぅ///」グビグビ
千歌「おお!いい飲みっぷり!」
善子「リリーってお酒強かったっけ?」
梨子「はぁ、曜ちゃんってほんとヘタレよね」
梨子「誘っても毎回手を出してこないし、なにやってるんだか」グビグビ
曜「あ、あの、梨子ちゃん、お酒はそのくらいに……」
梨子「正座」
曜「え?」
梨子「正座して」
曜「いや、でも」
梨子「曜ちゃん?」
曜「……はい」ペタン
曜「一年と半年くらい……」
梨子「それなのになんでしないの?」
曜「いや、それは……」
梨子「私がどれだけ恥ずかしい思いしてるか知ってる?」
梨子「何回も誘ってるでしょ?なんでそんなにヘタレなの?」
曜「……ごめんなさい」
梨子「お酒飲んだ時にたくさん挑発したよね?」
梨子「押し倒したのに真っ赤になって逃げ出したの誰だっけ?」
曜「……私です」
梨子「はぁ、ほんと情けない」
梨子「今日は帰ったらするの?」
曜「ま、まだ早い……ような」
梨子「は?」
曜「ひっ……」
梨子「するから。決定ね」
梨子「今度は逃げないでよ?」
千歌「……梨子ちゃん、お酒飲むと変わるんだね」
善子「曜さん負けてるじゃない」
千歌「そう?この衣装凄くいいと思うけど」
千歌「次のユニット曲は楽しい感じだし、流石曜ちゃんだよね!」
曜「確かにいいんだけど……あ、帽子とかどうかな?」
曜「うん!絶対似合う!よーし、それじゃあ千歌ちゃんは帽子を追加……と」メモメモ
千歌「ちょっとー?よーちゃん聞いてますー?」
梨子「…………」
梨子「ん?」
千歌「どうしたの?ぼーっとして」
梨子「なんでもないよ」
梨子「それよりどうかしたの?」
千歌「うん、私の衣装合わせ終わったから次は梨子ちゃんだよ!」
梨子「ああ、そうだったね」
梨子「?なんで千歌ちゃん帰る用意してるの?」
千歌「今日は旅館のお手伝いしなくちゃいけないからだよー」
梨子「そうなんだ、頑張ってね」
千歌「うん!じゃあまた明日ー!」
曜「じゃあねー!」
ガラガラピシャン
曜「よーし、それじゃあ梨子ちゃん!この衣装に着替えて!」
梨子「そうかな?」
曜「おとなしい梨子ちゃんがカッコいい服着るとギャップがあっていいよね!」
梨子「ありがとう。でも、そんなに褒めても何もでないわよ」
曜「明日のお昼ご飯でもいいよ?」
梨子「それは難しいわね」
曜「あらら、残念」
曜「歌詞って誰が書いてるの?」
梨子「私よ」
曜「そうなんだ!どういうこと考えながら書いてるの?」
梨子「……どうしよう、かなぁ」ボソッ
曜「梨子ちゃーん?どうしましたー?」
梨子「……ふふ、もういいかな」ボソッ
曜「梨子ちゃーん?」
曜「あ、分かった!もしかして曜ちゃんのこと考えて書いてるんでしょー」ニシシ
梨子「そうだよ、って言ったらどうする?」
梨子「歌詞はね、いつも曜ちゃんのことを考えて書いてるの」
梨子「みんなの人気者の曜ちゃんを……私だけのものにしてあげたいってね」クスッ
曜「お、おお……!」
曜「凄いよ梨子ちゃん!今の演技凄い上手だよ!」
曜「もしかしたら役者になれるんじゃないのかな!」
梨子「役者になんてなれないわよ」
梨子「だって、本当に曜ちゃんを狙ってるんだもの」
曜「それでそれで、梨子ちゃんに狙われちゃった曜ちゃんはどうなっちゃうの?」
梨子「そうね……身も心も私のものになっちゃうの」
曜「おー、それはそれは困ったことになっちゃうね」
曜「でも、曜ちゃんをゲットするのは中々難しいですよー?」ニシシ
梨子「……ふふ、それじゃあ試してみる?」
曜「え?」
ドン!
梨子「どう、壁ドンされる気持ちは?」
曜「えっ!?///」
曜「い、いや、べ、別になんでもなっ!?///」
梨子「どうかした?曜ちゃん」アゴクイ
曜「っ……あ、あはは、今日の梨子ちゃんは積極的だね」
梨子「ええ。そろそろ待つのにも飽きたから……本気で曜ちゃんの心を奪っちゃおうかと思ってね」
曜「ふ、ふーん……ま、まあ頑張ってね///」
梨子「曜ちゃん、何処を向いてるの?」
梨子「私の目を見なさい」ズイッ
曜「ぅぁ///」
梨子「いつも元気で笑顔なのに……本当は寂しがりやなところとか」
曜「っ///」
梨子「ふふっ」ジッ
曜「……っ///」メソラシ
梨子「あらあら、また目を逸らしちゃった」クスッ
梨子「曜ちゃん、顔赤くなってるよ」ミミモトボソッ
曜「ぅ///」カァァァ
梨子「可愛いわね」クスクス
曜「ぅぅぅ///」
梨子「私のことを好きになる呪文をね」
曜「そ、そんな簡単に、好きになんて……」
梨子「ふふ、なるわよ」
梨子「今まで何人堕として来たと思ってるの?」
梨子「欲しいものは……絶対に手に入れるのよ」
チュッ……チュ
曜「んっ……っ♡」
曜「ぁ……、っ、ぃ、♡」
曜「っ、ぷはっ、ぁ、ぁ、」ガクガク
曜「……ぁ」ヘタリ
梨子「ゆっくりゆっくり、私に堕としてあげるから」
梨子「大丈夫。そのうち自分から私を求めるようになるわ」
梨子「その時は、いっぱい可愛がってあげる」
曜「……ない」
梨子「ん?」
曜「ならない。絶対に、そんなことに」
梨子「ふふ、強情なところも好きよ」
梨子「それがいつまで続くのか、楽しみにしてるわ」
梨子「それじゃあまた明日ね、曜ちゃん」
鞠莉「ストーップ!」
鞠莉「曜、どうしたの?」
曜「え?」
鞠莉「さっきから集中できてないわよ」
曜「ごめんなさい……」
梨子「大丈夫?体調悪いの?」ギュッ
梨子「保健室……行く?」
曜「っ、誰のせーー」
梨子「みんなの前だよ?」ボソッ
曜「…………っ」
曜「でも大丈夫だよ。ちょっと衣装で考え事してただけだから」
鞠莉「そう。いつもありがとね」
鞠莉「でも、練習は手を抜かないわよ」
曜「うん。もちろんであります!」
鞠莉「それじゃあもう一度やるわよ」
曜「……」キッ
梨子「ふふふ」クスクス
曜「梨子ちゃんのせいで集中できなかった」
曜「昨日……あんなことするから」
曜「……唇、柔らかかった」
曜「そのせいで昨日は全然眠れなかったし」
曜「っ~~~~」ブンブン
曜「だめだめ!これじゃあ梨子ちゃんの思う壺だよ!」
曜「衣装の続きを考えないと……ん?」
曜「忘れ物?練習着……これ、梨子ちゃんのやつ?」
曜「…………っ」ゴクリ
曜「ん……♡」
曜(梨子ちゃんの匂いがいっぱい……頭くらくらする)
曜(だめ、こんなの、やめないといけないのに)
曜(でも梨子ちゃんが悪いんだよ。私にあんなことするから)
曜(っ、梨子ちゃん、梨子ちゃん、梨子ちゃん)
パシャッ
曜「っ!?」
梨子「ふふ、そんなに私の練習着が気に入ったの、曜ちゃん?」
曜「り、梨子ちゃん……」
曜「罠……?」
梨子「そう。練習着を忘れたのはわざと」
梨子「私の匂い、どうだった?」
梨子「頭が痺れちゃったでしょ」クスクス
曜「っ、そ、そんなこと、ない」
梨子「そう。それじゃあ、もっと私の匂いを好きにさせてあげる」
梨子「曜ちゃん、今日のおかずはそれでやってね、貸してあげるから」
曜「な、何言ってるの、そんなのやだよ」
梨子「ふーん、じゃあこの写真が学校中にばら撒かれてもいいんだ」
曜「っ……!」
梨子「決まり……ね♡」
梨子「どうしたの、曜ちゃん?」
曜「……手、繋ぎたい、です」
梨子「いいわよ。ほら、早く来なさい」グイッ
曜「きゃっ///」
梨子「ふふ、あの曜ちゃんが随分しおらしくなったわね」
梨子「ちゃんと私好みになってくれて嬉しいわ」ナデナデ
曜「ぁ……///」
梨子「みんなの前では普通に振る舞うのよ」
梨子「そうしたらちゃーんとご褒美あげるから」
曜「はい///」ギュゥゥ
チュゥゥゥッ
曜「ん……ぁっ♡」
梨子「明日はそれをつけて登校しなさい」
梨子「曜ちゃんが私のものだって証、みんなに見せないとね」
曜「っ///」
梨子「ふふ、曜ちゃんはこれで私のもの」
梨子「ずーっと可愛がってあげるわ」
善子「ルビィ、最近リリーと仲よさそうに話してるけどどうしたの?」
ルビィ「えへへ、いろいろ教わってるの。楽しみにしててね」
善子「可愛いわね」
曜「反応悪いぞよーしこー」ツンツン
善子「ヨハネよ!暇だから遊ぼうって言われてきたけどこれはなんの遊びよ!」
曜「何ってナンパだよ」
曜「暇つぶしにはこれが一番だよね~」
善子「いやいや、そんなことしないわよ」
曜「え?ナンパせずにどうやって生きてきたの?」
善子「そんな驚かれても」
曜「うーん、これって子が見つからなくって」
曜「今日は不作だなー……お!」
曜「見て見て!あそこの子!後ろ姿だけだけど絶対可愛いよ!」
善子「ああ、あそこの」
曜「どうしよ、ちょっとときめいちゃってる」
善子「いや、あれって……」
曜「声掛けて連れてくるね!絶対可愛いって!」
曜「もー付き合っちゃおうかなー」
善子「……あー」
善子「逃げよう」
曜「今暇かな?良かったら遊びに行かない?」
曜「後ろ姿見ただけで恋しちゃったみたいなの」
曜「損はさせないからさー」
曜「もう付き合っちゃおう!それくらい好きだよ!」
曜「ね?とりあえず振り向いてくれない?」
曜「可愛い顔見せてよー」
「……曜ちゃん?」
曜「え?」
梨子「えーと……私、でいいんだよね?」
曜「」
曜「あ、いや、えっと、ち、違くて!」
曜「善子ちゃんと遊びにきてるんだよ!あはは!あははは!」
梨子「へー、どこにいるの?」
曜「どこって……あれ!?いない!?」
梨子「……ナンパしにきたんだ」
曜「いや、これはなんといいますか……」
梨子「……私、曜ちゃんにナンパされたんだよね?」
曜「そ、そうです……」
曜「す、好きかどうかで聞かれたら好きかな」
梨子「付き合いたいくらい?」
曜「あの、それは誘い文句といいますか……」
梨子「ふーん、好きじゃないのに付き合おうって言葉かけるんだ」
曜「それは違くて……あの時は一目惚れしちゃった感じではい……」
梨子「私ってわかったら付き合いたくなくなるの?」
曜「そうじゃなくて……その、付き合えたら嬉しいけど知り合いだとやっぱり恥ずかしいといいますか……」
梨子「ふーん」
曜「暇だったから……」
梨子「はぁ。もうしょうがないなぁ、曜ちゃんは」
梨子「他の人に迷惑かけるといけないから、今から遊んであげる」
曜「え、いいの!?」
梨子「ちゃんとエスコートしてよ?」
曜「う、うん!任せて!」
曜「えへへ~梨子ちゃんとデートだ~!」
梨子「もうナンパしたらだめだからね」
曜「うん!わかった!」
梨子「……全く。人の気も知らないで」ボソッ
曜「ん?何か言った?」
梨子「なんでもないわ」
果南「あれ?曜と遊びに行ったんじゃないの?」
善子「まあいろいろあってね」
でも梨子ちゃんが他の人にナンパされてたら許さないやつ
善子「お邪魔しまーす」
善子「って結構散らかってるわね」
善子「やっぱり一人暮らしって大変なの?」
曜「うーん、どうなんだろう」
曜「今はそんなに苦労してないかなー」
善子「ふーん、やっぱり曜さんはなんでもできるのね」
曜「いや、私というか」
善子「?」
梨子「あー!曜ちゃん、また部屋散らかしてる!」
梨子「もー!昨日片付けたばっかりでしょ!」
曜「ごめんねー」
曜「善子ちゃん来てるから飲み物出してあげてー」
梨子「はいはい。あ、久しぶり、よっちゃん」
善子「うん……久しぶり」
善子「なんか、曜さん変わったわね」
曜「そう?」
善子「うん。なんというか……」
梨子「はい、オレンジジュース」
曜「ありがとー」
梨子「宿取ってるらしいから仕方ないよ」
曜「そっかー。今日のご飯はー?」
梨子「肉じゃが作ってるから待ってて」
曜「えへへー、楽しみー」ゴロゴロ
梨子「お風呂入れたから先に入ってくれる?」
曜「はーい」
曜「あ、梨子ちゃんも一緒に入るー?」
梨子「ご飯作ってるから無理だよ」
曜「そっかー」
梨子「曜ちゃん、片付け終わったよ」
曜「ありがとう梨子ちゃーん」ギュー
梨子「はいはい、分かったから///」
曜「膝枕してー」
梨子「全く……」
曜「えへへ~梨子ちゃんのお膝~」ゴロゴロ
梨子「もー、暴れないで」
曜「耳かきしてー」
梨子「はいはい」
梨子「明日の用意、家に置いてあるから」
曜「なら仕方ないねー」
梨子「明日の服はこれね。ちゃんと遅れずに大学来るんだよ?」
曜「はーい」
梨子「お弁当作ってくから、朝渡すね?」
曜「わーい、梨子ちゃんのお弁当ー」
善子「なんていうか、大学って簡単に入れるのね」
曜「授業も入れるよー」
曜「受けてく?」
善子「流石にそれはやめとくわ」
梨子「おはよう、曜ちゃん、よっちゃん」
梨子「はい、お弁当」
曜「やったー!梨子ちゃんのお弁当ー!」
曜「ありがとー」ギュー
梨子「わ、分かったから離して///」
梨子「うん。曜ちゃんが美味しいって言ってくれるから」
善子「ふーん」
「あ、曜せんぱーい!」
曜「おはよー」
「きゃー!」
善子「相変わらず凄い人気ね」
梨子「うん。大学でも大会でも凄い人気なんだよ」
梨子「何が?」
善子「毎日曜さんの世話焼いてるんでしょ?」
善子「ご飯に掃除に洗濯、全部やってるように見えたわ」
梨子「うん。してるけど……何が大変なの?」
善子「……え?」
梨子「曜ちゃんのお世話するのね、凄く楽しいの」
梨子「曜ちゃんが甘えてくれるだけで嬉しいし」
梨子「何も大変じゃないよ」
善子「……ねえ、もしかしてなんたけど」
梨子「うん」
善子「曜さんがああなったのって、リリーのせいなの?」
曜「なんの話ししてるのー?」
曜「あー、梨子ちゃんのせいかもー」
曜「梨子ちゃんが私からすることどんどん取り上げるんだもーん」
梨子「曜ちゃんは頑張りすぎだからいいの」
曜「最初のうちは手伝おうとしてたのに、今じゃもう面倒くさくて何もできないよー」
曜「もう梨子ちゃん無しじゃ生きられないー、お嫁に来てー」ギュー
梨子「もー、しょうがないんだから曜ちゃんは///」
梨子「今日はお泊りに行くね///」
曜「わーい!」
善子「……誰か世話焼いてくれる人いないかな」
千歌「善子ちゃんは甘やかされたいの?」
果南「なんだか体調悪そうだけど」
曜「うーん、わかんない」
曜「なんだか頭がぼーっとしてるの」
曜「なんていうんだろう、なんかこう、体が何かしたいって訴えてるみたいな感じ」
鞠莉「風邪……じゃないわよね」
曜「うん。多分違うと思う」
ガラッ
梨子「すいません、遅れました」
曜「!」
梨子「きゃっ!?」
曜「梨子ちゃん、梨子ちゃん!」スンスン
梨子「よ、曜ちゃん、急にどうしたの!?///」
梨子「恥ずかしいから離して///」
曜「ん~///この匂い好き~///」スンスン
果南「あー……」
梨子「か、果南さん、これはどういう状況なんですか?」
果南「曜のことは梨子ちゃんに任せようって状況だね」
鞠莉「保健室にレッツゴーデェス!」
梨子「えぇ~!?///」
梨子「ね、ねぇ、曜ちゃん少し離れてくれる?///」
曜「やだっ」
曜「梨子ちゃんの香りがいっぱい~」ギュゥゥ
梨子「ど、どうしちゃったの本当に///」
曜「ちゅー」チュッ
梨子「ひゃっ///」
曜「梨子ちゃん可愛いっ」
梨子「い、一度落ち着いてぇ///」
曜「わかんない!」
曜「なんかね、梨子ちゃんを見ると我慢ができなくなるの!」
曜「梨子ちゃんにいっぱい触りたくなってね、でもなんだかもどかしいの」
曜「なんでだろう」サワサワ
梨子「ぅぅぅ///」
曜「直接触っていい?」
梨子「だ、だめぇ///」
梨子(よ、曜ちゃん、は、発情しちゃってるの!?///)
梨子(し、しかもその対象が私……!?///)
梨子(し、死んじゃう///嬉しいけど死んじゃう///)
曜「梨子ちゃん……んー」チュッ
梨子「ひゃっ///」
梨子「お願いだから、やめてぇ///」
曜「だめ、我慢できない」
曜「もっと近くで梨子ちゃんを感じたい」
梨子「ぬ、脱がないで!まってぇ!!」
梨子「い、嫌じゃない……けどぉ///」
梨子「こういうのには順序があってね、まだ早いと思うの///」
曜「梨子ちゃんの言ってることわかんない」
曜「こうすればもっと感じられる……」プチプチ
梨子「ふ、服脱がさないで///」
曜「ん……梨子ちゃん、肌柔らかい」
梨子「だ、だめぇ///」
梨子「そ、そこはだめなの、本当にぃ///」
梨子「お、お嫁に行けなくなっちゃう~///」
ダイヤ「鞠莉さん、保健室は破廉恥な行為をする場所ではありません!」
鞠莉「んー、じゃあ私たちは理事長室でする?」
破廉恥ですわね
曜「これで最後かな?」
梨子「うん。そうみたい」
曜「それにしても先生も人使い荒いよねー」
曜「倉庫への荷物運び手伝ってなんてさ」
梨子「ふふ、それより頼りにされてるってことだよ」
曜「それならいいけどさー」
梨子「荷物たくさん運んだけど大丈夫?」
曜「大丈夫だよ、鍛えてるからね」
梨子「凄いなぁ。私はもうバテバテなのに」
曜「大丈夫?ちょっと教室で休んでから帰ろうか」
梨子「ごめんね」
曜「いいって!それじゃあーー」
ガシャン
梨子「今のって……」
曜「ちょっとー!待ってー!」ドンドン
シーン
曜「だめだ……返事がない」
梨子「もしかして……」
曜「うん」
曜「閉じ込められちゃった、かな」
曜「うーん、わかんない」
曜「とりあえず鞠莉ちゃんに連絡を……」
曜「あ……スマホがない」
曜「カバンに入れっぱなしだった……梨子ちゃんは?」
梨子「私も、カバンの中」
梨子「どうしよう……」
曜「多分、すぐに気付いて助けに来てくれるよ」
曜「それまでちょっと待ってようか」
曜「……」
梨子「来ないね」
曜「そうだね……よっと」
梨子「どうしたの?」
曜「何処かから脱出できないかなって」
曜「窓はあるけど小さいなぁ」
梨子「無理だった?」
曜「うん。やっぱり待ってるしかないね」
曜「風邪ひいちゃうよ」ファサ
梨子「!だめだよ、そしたら曜ちゃんが」
曜「大丈夫!なんとかは風邪ひかないっていうし」
曜「それに、風邪ひいたら梨子ちゃんに看病してもらえばいいからさ」
梨子「……ばか」ギュッ
曜「わっ」
梨子「こうすれば、暖かいよね」
曜「……ふふ、名案だね」ギュッ
曜「かもしれないね」
梨子「否定してくれないんだ」
曜「いやー、最悪のパターンはそうかなって」
梨子「明日って、学校休みだっけ」
曜「うん。明後日もね」
梨子「なんで休みなんてあるんだろう」
曜「休みがないと生きていけないからだよ」
梨子「なんだか不思議なの」
曜「何が?」
梨子「こんな状況なのに、全然怖くないの」
梨子「なんでか分かる?」
曜「……なんで?」
梨子「多分、曜ちゃんが一緒だから」
梨子「曜ちゃんが隣にいてくれるから、なんだか安心するの」
梨子「一人だったら、多分泣いてた」
梨子「うん」
曜「そうだね、私も、今はすごく落ち着いてる」
梨子「なんで?」
曜「きっと、梨子ちゃんにカッコ悪いところ見せたくないから」
梨子「いいんだよ、少しくらい見せても」
曜「やだ。梨子ちゃんにだけは見せない」
梨子「もー、強情なんだから」
梨子「ううん、ないよ」
梨子「いきなりどうしたの?」
曜「いや、私もないからさ」
曜「なんだか、勿体無いかなって」
梨子「……もしかして、口説かれてる?」
曜「口説く……うん、そうかもしれない」
梨子「ふふ、正直なんだから」
梨子「ロマンチックにしてよね」
梨子「そこは嘘でも頷いてくれないと」クスッ
曜「手、繋いでいい?」
梨子「うん。もちろんだよ」
曜「やり方、あってるのかな」
梨子「分かんない。でも、ちょっとドキドキしてる」
曜「私も」
曜「梨子ちゃんの目、綺麗」
梨子「……曜ちゃんも。なんだか吸い込まれちゃいそう」
曜「……目、閉じてくれる?」
梨子「うん……」
スッ
ダンダンダン!
千歌「よーちゃーん!梨子ちゃーん!ここにいるの!?」
梨子「また今度、かな」
曜「今度……あるかな」
梨子「それは、曜ちゃん次第でしょ?」
曜「頑張るね」
梨子「うん。待ってるからね」
曜「じゃあ、行こうか」
梨子「うん」
ギュッ
果南「二人とも平気来そうでよかったー」
千歌「果南ちゃんだったら泣いてたよねー」
果南「……泣かされたい?」
曜「あーん」パクッ
梨子「美味しい?」
曜「うん。美味しいよ」
曜「美味しすぎて毎日食べたくなっちゃうくらい」
梨子「えへへ、ありがとう///」
曜「ううん、私こそありがとう」
曜「梨子ちゃんと出会えて本当に幸せだよ」
梨子「///」
曜「ダイヤさん、どうしたんですか?」
ダイヤ「お二人とも、少々距離が近すぎるのではありませんか?」
曜「そうですか?」
果南「いいじゃん、お弁当くらい」
鞠莉「そうそう、ダイヤは硬すぎるのよ」
ダイヤ「そうはいいますが、高校生としてはやはり節度を持ったーー」
鞠莉「ねぇねぇ、次はどうするの?お泊まりとか?」
梨子「そ、それは……その……」
梨子「今度、しよって///」
鞠莉「ワーオ!楽しみね!」
ダイヤ「鞠莉さん!ちゃんと話しは聞いてください!」
曜「私がご飯持ってきてたらどうするつもりだったの?」
梨子「曜ちゃんのお母さんには確認済みよ」
曜「は?」
梨子「そこまで気が回らなかった?」
梨子「まあ田舎者だから仕方ないよね」
曜「いや、人の親に勝手に連絡してる非常識な都会人に驚いただけだよ」
曜「泊まり?梨子ちゃんと?最悪なんだけど」
梨子「奇遇ね。私も曜ちゃんとの泊まりなんてお断りだわ」
梨子「でも、だからこそする価値があるのよ」
曜「……はぁ。いつやるの?」
梨子「あら、素直ね。てっきり逃げると思ったんだけど」
曜「そうやって煽られるのが面倒だからね」
曜「都会人は性格悪いから悪口がすぐ飛ぶから扱いに困るよ」
梨子「……うざっ」
曜「こっちのセリフ」
曜「お邪魔しまーす!」
梨子「いらっしゃい、曜ちゃん」
梨子ママ「こんにちは」
梨子ママ「貴女が曜ちゃんね。梨子から話しは聞いてるわ」
曜「え、そうなんですか?」
梨子ママ「ええ。梨子ったら、いつも曜ちゃんの話ばかりするからね」
梨子「も、もー、お母さんたら!///」
梨子「曜ちゃん、行こ///」
梨子ママ「あらあら」クスクス
梨子「当たり前でしょ」
梨子「お母さん同士が会った時にバレる可能性があるもの」
曜「はいはい、良くそこまで気が回るね梨子ちゃんは」
梨子「嫌味を言ってる暇があるならお風呂入ってきて」
曜「あれ、お風呂は一緒に入らないんだ」
梨子「一人ずつでいいでしょ」
曜「あらら、じゃあここは私の勝ちっと」
梨子「は?何いきなり勝ちとか言ってるの?」
梨子「いいわよ、一緒に入りましょう」
梨子「洗うわよ」
曜「……うん」
サワッ
曜「っ!?」
曜「ちょっと!何手で触ってんの!」
曜「気色悪いんだけど!」
梨子「あら、ごめんなさい」
梨子「恋愛経験が子供レベルの曜ちゃんは素手で恋人の体を洗うってことが分からないのね」
曜「はぁ?それくらいで何勝ち誇ってんの?」
曜「それが最高レベルと思ってるんなら梨子ちゃんの頭は幸せだね」
曜「うん。恋人ならもっと凄い洗い方があるからね」
梨子「何よ」
曜「胸でするんだよ」
梨子「っ!?」
曜「ま、無理しなくてもいいよ」
曜「梨子ちゃんの覚悟なんてそんなもんだろうし」
梨子「…………」
梨子「覚えて、なさいよ」
曜「なんだ、するんだ」
梨子「絶対後悔させてあげる」
今日はお泊まり会♡
もちろん曜ちゃんと一緒です♡
さっき曜ちゃんに恥ずかしいことしちゃって、ドキドキが止まらないよぉメイ*,> _ <,リ
♡1万2千 →1万
曜
私も凄くドキドキしちゃった!
梨子ちゃんにあんなことしてもらえるのは私だけなんだよね、えへへ。
♡8636 →7111
曜「あはは、さっきのは傑作だったよね」
曜「梨子ちゃんの悔しそうな顔すっごい楽しかったよ」
梨子「うるさい、この猿」
曜「なんで梨子ちゃんのベッドに行かないといけないの」
曜「私は床で寝るからいいよ」
梨子「逃げないでくれる?」
曜「逃げるわけないじゃん」
曜「で、その服装は何?」
梨子「童貞を殺す服よ、知らないの?」
梨子「曜ちゃんなんか瞬殺しちゃうわね」
曜「されるわけないじゃん」
曜「自分に自信持ちすぎ。そういうの本当気持ち悪いからやめたほうがいいよ」
梨子「そんなの決まってるでしょ」
パシャッ
梨子
曜ちゃんと一緒のベッドで、寝ちゃいます♡
どうしよう、緊張して眠れないよぉ。
はわわ……
♡3万4千 →3万3千
梨子「じゃあ寝るわ」
曜「梨子ちゃんと同じベッドとか寝られないんだけど」
梨子「じゃあずっと起きてれば」
曜「うざ。先に寝るね」
梨子「そう」
曜(こ、こんなに梨子ちゃんが近くにいるんだよ!?凄くいい匂いがする!)
曜(と、というか、お風呂ではあんなこと梨子ちゃんにさせちゃった)
曜(どうしよう、今日死んじゃうかもしれない)
曜(て、ていうか、梨子ちゃんの服ヤバすぎるって!)
曜(何あの露出!目をそらすのに必死だったんだから!)
曜(こんなので迫られたら本当に瞬殺されちゃうよ!)
曜(明日起きれないよこんなの……)
梨子(今日はずっと胸がドキドキしてて死んじゃいそう///)
梨子(お風呂……曜ちゃんは満足してくれたのかな?///)
梨子(この服だって恥ずかしいけど頑張ったんだから///)
梨子(ぅぅ、それにしてもお母さんに口止め忘れちゃってたな///)
梨子(なんとか誤魔化せたから良かったけど……)
梨子(こんなの絶対眠れない……よね///)
梨子(だから……それまで曜ちゃんを感じちゃうんだもん///)
花丸「ルビィちゃん家にお泊りずら~」
ルビィ「えへへ、今日はお姉ちゃんに内緒で夜更かししようね」
毎日更新ありがとう
進展が気になる
あと、576と577の間飛んでません…?
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