【SS】ᶘイ^⇁^ナ川吸血ss【ラブライブ!虹ヶ咲】

ラブライブ

【SS】ᶘイ^⇁^ナ川吸血ss【ラブライブ!虹ヶ咲】

1: (ワッチョイ 76ab-9c18) 2023/12/15(金) 16:22:35 ID:8V5mzGOU00

キャラ、イナ川崩壊注意

 

2: (ササクッテロ bd9b-9c18) 2023/12/15(金) 16:23:36 ID:U8mopQyESp

R3校内ライブ後部室

ランジュ「今日もみんなランジュにメロメロだったわ!」

ランジュ「まぁランジュが作ったラブソングを直接聴いたんだもの、当然よね!栞子とミアのファンもランジュの虜になってたわ!」

ミア「何言ってるんだか…今日一番観客を魅了したLove songを歌ったのはボクさ!」

栞子「まぁまぁ…皆さんどの曲も楽しんでくれて良かったじゃないですか。それに誰の歌が一番胸に響いたかは私たちが議論して決める事ではないでしょう?大切なのはステージを見てくださった皆さん一人一人がどう感じたかです」

ランジュ「…そうね!二人の歌もとっても素敵だったしまた私達のファンが増えるわよ!」

ミア「当然さ!次はもっと…っとベイビーちゃんからだ…呼び出されたからちょっと行ってくるよ」

栞子「あっハイ、急ぎでも廊下は走らないようにしてくださいね?」

ミア「わ、わかってるよ…」

ガラッ

ランジュ「…」

ランジュ「…栞子はランジュのラブソング、どう思った?」

栞子「…?はい、ラブソングという分野でも自信に溢れて強気でとてもランジュらしい曲だと感じました。ステージ袖から見ていてドキッとしてしまいました」

 

4: (ササクッテロ 16b6-9c18) 2023/12/15(金) 16:25:40 ID:zSuRHKaYSp

ランジュ「…!!そうよね!ランジュのラブソングだもの!当然よね!」

ランジュ「でも…それで言うと栞子の歌詞は少し意外だったわ…栞子って今はあんな大胆な事をするのね…」

栞子「あ、あれは仮定であって実際にしたわけではなく…あくまで理想の恋愛について考えた時の一つ例というか…その…///」

ランジュ「照れなくっても良いじゃない、とっても素敵だったわよ?それに…した事がなくてもあれが栞子の考える理想の恋愛なのは変わりないでしょ?」

栞子「それは…」

ランジュ「…ねぇ…栞子は…ランジュに痕を残してみたい、って思ったりしないの?」

ᴗº˶リ !!

栞子「な!?き、急に何を言い出すんですか!からかわないでくださいっ」

 

5: (ササクッテロ a356-9c18) 2023/12/15(金) 16:26:20 ID:NP.vHSKESp

ランジュ「本気で聞いてるのよ?ランジュのステージを見てドキドキしたんでしょう?だったらランジュのここに噛みついて、痕をつけても良いのよ?」グイッ

栞子「あれはそういう意味ではなく…」

栞子(うっ…なんでしょう…ランジュの首筋を見てると胸がどきどきして…我慢が…これでは本当に…)

栞子「…ほ、本当に良いんですか?」

ランジュ「もちろんよ!さぁ栞子もランジュの虜になりなさい…」

栞子「そ、それでは…」

ᶘイ^⇁^ナ川「失礼します」

ランジュ「!?」

ᴗº˶リ !?

 

6: (ササクッテロ 9697-9c18) 2023/12/15(金) 16:28:44 ID:xJKwWVNsSp

ランジュ「ちょ、ちょっとどうしたのその顔!?あなた栞子よね!?」

ᶘイ^⇁^ナ川「当たり前じゃないですか何を言ってるんですかまったく」

ランジュ「そ、そうよね…ずっと目の前にいたんだものね、ごめんなさい…」

ᶘイ^⇁^ナ川「やれやれ…じゃあ気を取り直して血を吸いますよ?」

ランジュ「え、えぇ…ランジュが誘ったんだもの、もちろんよ…ってえ?血?吸う?」

ᶘイ^⇁^ナ川「いただきます」ガブッ

ちゅるるるるるる

ランジュ「んっ…えっ?栞子?何して…あっ…」フラッ

ゴトンッ!

 

8: (ササクッテロ 3c7c-9c18) 2023/12/15(金) 16:35:24 ID:jXsZ9M4cSp

ᶘイ^⇁^ナ川「ふぅ…久しぶりの幼馴染の血は最高ですね…つい吸いすぎてしまいました…さて…」

ᶘイ^⇁^ナ川「先程から隠れて見ているのはしずくさんですね?」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ!?

ᶘイ^⇁^ナ川「見られてしまった以上放っておく理由はありませんね…お腹もまだ空いてる事ですし丁度いいでしょう」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ 「待って?私今から栞子さんに乱暴されちゃう流れですか?」

ᶘイ^⇁^ナ川「何を言ってるんですか?私の渇きを満たすのは血のみです…」ガシッ

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「ああっ💙そんな💙」

ᶘイ^⇁^ナ川「いただきます」カプッ

jΣミイ˶º ᴗº˶リ(ああっ💙吸血鬼のプリンス栞子さんに血を吸われてしまう私…しかし栞子さんは私の血の味が忘れられなくなり毎晩毎晩私を求めるように…💙ってあっ…意識が…💙)

ドサッ

ᶘイ^⇁^ナ川「ふぅ…しずくさんの血はとても高級な味がして大変美味でした…しかし栄養が少し足りてませんね、あと1人くらい探しにいきますか…」

 

9: (ササクッテロ 3c7c-9c18) 2023/12/15(金) 16:40:18 ID:jXsZ9M4cSp

ミア「まったく…急に呼び出すから何かと思ったらステージの小物運ぶの手伝ってって…ボクはさっきまでステージで踊ってたんだぞ?」

侑「ごめんごめん…私1人じゃ重いし他のみんなも手が離せなくてさ…それに、ライブの感想を1秒でも早くミアちゃんに直接伝えたかったから丁度いいかなって…」

ミア「はぁー…ベイビーちゃんはさぁ…」

侑「あれ?部室の扉開きっぱなしだ」

ミア「両手塞がってるし丁度いいさ、早く運んじゃおう」

ミア「!!!」

侑「ん?どうしたのミアちゃん…入り口で止まって…え!?ランジュちゃん!?…としずくちゃん!?」

ミア「What’s!?2人ともそんな所で倒れてどうしたんだよ!く、首から血が出てる…」

侑「そんなっ…一体何が…」

ガシャァァァァン

侑ミア「!?!?」

ミア「窓が割れる音?廊下の方からだ!ベ、ベイビーちゃんは2人を見てて!」

侑「ちょっと!ミアちゃん1人じゃ危ないよ!私も行く!…ごめん2人ともっ!すぐ戻るからっ」

 

11: (ササクッテロ c217-9c18) 2023/12/15(金) 16:52:20 ID:hHPwIcEISp

タッタッタッ

ミア「こっちだ!…愛!?」

侑「愛ちゃん!と栞子ちゃん…?」

ᶘイ^⇁^ナ川「ごちそうさまでした…人の身でありながら私に必〇八重歯まで使わせるとは…流石は愛さんですね…危うく死ぬところでしたよ」

侑「栞子ちゃん…だよね?何してるの…?」

ᶘイ^⇁^ナ川「おや侑さんにミアさん…見ての通り愛さんから血を戴いていたんです」

ミア「血…?何言ってるんだ?もしかしてさっきの2人も…」

ᶘイ^⇁^ナ川「大変美味でしたよ、侑さん達の味も気になりますがお腹がいっぱいですので今日はここで失礼します、それでは」バッ

ガシャァァン

侑「嘘!?窓から!?」

ミア「何が起きてるんだ…」

侑「とりあえずみんなに!ってまずは病院?警察?」

薫子「ちょっと今の音どうしたの!?」

侑「あっ!三船先生!今栞子ちゃんが愛ちゃんを…」

薫子「…!!そんな…まさか…」

薫子「ごめん、警察は待って…とりあえず傷の手当てを…」

侑「何か知ってるんですか…?」

薫子「…全部話すわ…他のみんなも部室に呼んでもらえる?」

 

13: (ササクッテロ 382a-9c18) 2023/12/15(金) 17:21:50 ID:ajriXMrwSp

部室

歩夢「そんな…3人ともどうして…」

果林「栞子ちゃんがそんな事を…?信じられないわ…」

エマ「3人とも血は止まってるし気を失ってるだけみたいだけど…」

かすみ「というかなんでしず子はこんなに笑顔で倒れてるんですかね」

jΣミイ˶^ ᴗ^˶リ

璃奈「3人はもう大丈夫、少ししたら目を覚ますはず」

せつ菜「ですが一応病院に連れて行った方が良いのでは?」

璃奈「いや…今病院や警察に行くと新たなトラブルになりかねない、無事だと分かった以上ここで安静にしてた方が良い…ですよね?」

薫子「本当にごめんなさい…あれを病院や警察に説明するのはとても難しくてね」

侑「あれってなんですか?栞子ちゃんじゃないんですか?」

薫子「うん…あれは栞子であって栞子でないもの、私達の家では…」

薫子「イナ川と呼ばれているわ」

 

15: (ササクッテロ 1eae-9c18) 2023/12/15(金) 17:47:13 ID:bZRIdDeESp

歩夢「イナ川…?なんですかそれ」

薫子「正確な年代は分からないけど、三船家には吸血鬼の血が混ざった事があるみたいなの」

かすみ「吸血鬼!?」

薫子「そう…三船家が吸血鬼の一族って訳じゃなくて、あくまでどこか一代でそういうものの血が混ざったってだけの話なんだけどね」

薫子「その外から入ってきた吸血鬼の出身地が猪名川という川の下流域付近だった事からイナ川という名がついたみたい」

薫子「基本的に私達子孫に影響はなくて精々鋭い八重歯が生えてくるくらいのものなんだけど、ごく稀に吸血鬼の因子を多く受け継ぐ者がでてくるの…それが…」

歩夢「栞子ちゃんってことですか?」

薫子「そう…」

かすみ「じ、じゃあそのイナ川って言う大昔の人がしお子の身体を乗っ取ってるって事ですか!?」

薫子「いいえ、イナ川の吸血鬼因子から強い影響を受けてはいるけどあくまで主人格は栞子のままで二つの心が混ざり合った中間の状態になってるみたい」

薫子「イナ川化の特徴は突然まぬけ面になり身体能力が大きく向上し、親しい女性の血を求めるようになるというもの」

薫子「栞子達は忘れてるみたいだけど幼少期にも一度イナ川化した事があってね、その時も一緒に遊んでたランジュの血を吸ってしまったの」

侑「そんな事が…」

薫子「その時は通りすがりのエクソシストがなんとか抑えてくれて…それからはイナ川化する様子もなかったから安心してたんだけどね…」

薫子「強い興奮がイナ川化のトリガーになるとも言われてるからライブ後の高揚感でスイッチが入ってしまったのかも」

 

16: (ササクッテロ 1eae-9c18) 2023/12/15(金) 17:52:19 ID:bZRIdDeESp

果林「親しい人…というと次のターゲットはおそらく家族か私達でしょうね」

彼方「うーんこれじゃ危なくておうちに帰れないよ…」

愛「…多分、しばらくは大丈夫だよ…」ヨロッ

璃奈「愛さん…!!良かった…!」トテトテ ボフッ

愛「おっと、心配かけてごめんね?りなりー」

果林「もう…本当に心配したんだから…それで、しばらく大丈夫っていうのは?」

愛「うん、しおってぃーには悪いんだけどこのままだとみんなにも被害が及ぶと思ってやられる前になんとか骨を数本折っておいたんだ」

愛「身体能力は上がってたけどあれだけ折れば暫く何処かで回復に努めてるんじゃないかな」

せつ菜「さすがは愛さんです!!」

璃奈「その間に私は三船先生から貰った血液サンプルを元にイナ川封じの薬を開発してみせる」

璃奈「栞子ちゃんは大切なお友達、絶対に助ける」

jΣミイ˶^ ᴗ^˶リ「ああっ💙私を食糧としか見ていないヴァンパイアプリンス栞子さんの冷たくも獰猛な瞳!あまりにも辛すぎます💙」ガバッ

jΣミイ˶º ᴗº˶リ あれ?

かすみ「あっしず子起きた」

彼方「しずくちゃんもおはよ~彼方ちゃん達心配してたんだよ~」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ おはようございます

エマ「あとはランジュちゃんだけだね…」

ミア「ランジュ…」

 

17: (ササクッテロ 1eae-9c18) 2023/12/15(金) 17:55:14 ID:bZRIdDeESp

同時刻虹ヶ咲学園横

ᶘイ^⇁^ナ川「うう…身体中が痛いです…」

ᶘイ^⇁^ナ川「最後の必〇八重歯が当たらなければ危なかったですね…まぁとりあえず血は沢山貰いましたし今日はここの植え込みに隠れて骨を治しましょう…」

 

18: (ササクッテロ 1eae-9c18) 2023/12/15(金) 18:03:40 ID:bZRIdDeESp

翌日放課後

璃奈「できた、イナ川因子を消滅させる薬」

歩夢「もうできたの!?」

彼方「璃奈ちゃんが一晩でやってくれたぜ」

璃奈「緊急時だから仮病で休んで完成させた、反省文は後で書く」

侑「三船先生は今エクソシストを探しに行ってていないけどどうするの?」

璃奈「イナ川に関する情報は既に全部貰ってる、薬ができた以上次の被害が出る前に行動にうつした方が良い。璃奈ちゃんボード、データは揃った」

せつ菜「生徒会にも話を通して今日は放課後完全下校にしていただきました!旧生徒会長権限です!本当はこういうの良くないですが」

璃奈「ありがとうせつ菜さん、みんなが集まり次第作戦会議を始める。今いないのは…」

エマ「かすみちゃんだけだね」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ あれ?さっきまでいたんですけどね

ミア「子犬ちゃんなら教室に忘れ物を取りに行くって出ていったけど…」

ぎにゃあああああああああ!!!!

侑「!!いまのは!」

歩夢「かすみちゃんの声だ!助けに行かなきゃ!」

璃奈「みんな気をつけて、固まっていこう」

 

19: (ササクッテロ 1eae-9c18) 2023/12/15(金) 18:05:29 ID:bZRIdDeESp

ᶘイ^⇁^ナ川「ふぅ…かすみさんの血は味も栄養もなんだか薄いですが目覚めの一杯にはまぁ良いでしょう」

ᶘイ^⇁^ナ川「おや…集団がこちらに走ってきますね…血が馴染むまでもう少し時間が欲しいですしここは一旦引きますか」カサカサ…

侑「かすみちゃん!」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ 轢かれたカエルみたいになってますね

果林「他には誰もいないけど…首筋から血…間違いないわね、とりあえずかすみちゃんを部室まで運びましょう」

───────────────────

 

22: (ササクッテロ a9fd-9c18) 2023/12/15(金) 18:34:39 ID:QnOGTGXgSp

璃奈「迂闊だった…ごめんねかすみちゃん…」

愛「まぁとりあえず意識を失ってるだけなんだしさ、心配だけどそれよりしおってぃ…イナ川をどうにかするのが先だよ」

果林「薬ができたっていうけど投与する必要があるのよね」

璃奈「うん、この注射器で栞子ちゃんの体内に薬を流し込めばイナ川は消滅する。問題は…」

侑「イナ川化して身体能力が強化された栞子ちゃんにどうやって投与するか、だよね…」

璃奈「それに関してはこちらで選抜メンバーを組ませて貰った、大人数になるとかえって危険な可能性があるから」

 

24: (ササクッテロ a9fd-9c18) 2023/12/15(金) 18:41:36 ID:QnOGTGXgSp

璃奈「まず彼方さんと歩夢さんにはここでランジュさんとかすみちゃんの看病をお願いしたい。もし怪我人が出たらここに連れてくるから2人でこの部室を守ってほしい」

歩夢「う、うん!」

彼方「任された」

璃奈「あと荒事で役にたたなさそうな侑さんミアちゃんしずくちゃんもここで2人のお手伝いをお願い」

侑ミア「…」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ え?私もその括りなんですか?

璃奈「怪我人が増える可能性もあるから守りは人が多い方が良い」

璃奈「そして実働部隊にはイナ川のスピードに対応できそうなせつ菜さんと果林さん、それと…病み上がりだけど愛さんに協力してもらいたい…」

果林「ええ、まかせて頂戴」

せつ菜「うおおおおお!!不謹慎ですがなんだか燃えてきましたね!!!」

愛「ははっ心強いね!今度は2人もいるし愛さん絶対負けないよ!」

璃奈「ありがとう、それと、ごめんなさい…」

愛「いいのいいの!もう動けるし愛さんもこれが今組めるベストメンバーだと思うから!」

エマ「あれ?私はどうしたらいいの?」

璃奈「エマさんには私の護衛をお願いしたい。本当は私も足手纏い側だけどイナ川の様子を見て指示を出したり薬を渡したりしないといけないから頼れるディフェンスが欲しい」

エマ「うん!分かった!任せて!」

歩夢「みんな、気をつけてね?」

せつ菜「はい!歩夢さん達はここをよろしくお願いします!」

璃奈「それじゃあ…作戦開始…!」

 

26: (ササクッテロ 905b-9c18) 2023/12/15(金) 18:53:02 ID:WY4i9B/ISp

果林「とはいえどこにいるのかしら…かすみちゃんを襲ったばかりだしこの辺りにいるのは間違いないと思うんだけど…」

愛「うーん…この学校広いからね~ってあれそうじゃない?」

璃奈「あっ栞子ちゃん」

エマ「コンビニ前のベンチでジュース飲んでるね」

ᶘイ^⇁^ナ川チュー

せつ菜「うおおおおお!!!見つけましたよ!!栞子さん!!!!」ダッ

果林「ちょっとせつ菜!」

ᶘイ^⇁^ナ川!!ヒョイッ

せつ菜「うおおおお止まれません!!」

ゴシャアッ!

ᶘイ^⇁^ナ川「見つかってしまいましたか…少ないお小遣いでジュースを買って飲んでいた所だというのに困ったものです」

璃奈「栞子ちゃんの身体、返してもらう」

ᶘイ^⇁^ナ川「やれやれ私も栞子なのですがね」

 

27: (ササクッテロ f506-9c18) 2023/12/15(金) 18:54:47 ID:k4dh.FCUSp

果林「行くわよ愛!」

愛「オッケー果林!」

せつ菜「待ってください!!私もまだまだいけますよ!うおおおお!!!」

ᶘイ^⇁^ナ川ヒョイッ

ヒョイッ ᶘイ^⇁^ナ川

☝️ᶘイ^⇁^ナ川えい ツンッ

果林「あんっ💙」

ᶘイ^⇁^ナ川「失礼します」カプッ ちゅるる…

愛「果林!」バッ

ヒョイッ ᶘイ^⇁^ナ川「おっと」

愛「大丈夫!?」

果林「ええ…ありがとう、少しフラつくけど意識は失わずに済んだわ」

エマ「そんな…3人がかりでも捕まえられないなんて…」

璃奈「元のイナ川の身体能力に加えて血を吸った人達の性質も獲得してるみたい…かすみちゃんやしずくちゃんのは大した事ないけどイナ川は愛さんやランジュさんの血も吸ってる…これはとても厄介」

 

28: (ササクッテロ 76ae-9c18) 2023/12/15(金) 19:01:54 ID:YctrHHbISp

ᶘイ^⇁^ナ川「流石は璃奈さん、よく分かりましたね、私はお二人の血を吸って大幅にパワーアップを遂げた…」

ᶘイ^⇁^ナ川「愛さんに不覚をとって骨をボッキボキに折られていた昨日までの私はいないいないいないイナいのです」

ᶘイ^⇁^ナ川「さて…どうやらその手に持っている注射器を刺したいようですが果たして皆さんのスピードで私を捕らえる事ができるのでしょうか?」

果林「それにしても腹立つ顔してるわね…普段の栞子ちゃんはあんなに可愛いのに」

せつ菜「うおおおおお!!!今度は外しません!!!せつ菜スカーレットストーム!!!!」

果林「ちょっと!また1人で突っ込んでどうするの」グイッ

せつ菜「ぐおおお!!!苦しいです!!!」

愛「でも本当にどうしようか…正直捕まえられる気がしないよ」

ᶘイ^⇁^ナ川

 

29: (ササクッテロ 76ae-9c18) 2023/12/15(金) 19:24:03 ID:YctrHHbISp

ランジュ「そこまでよ!!」

エマ「あ…ラ、ランジュちゃん!?目が覚めたんだ!良かった~…ってさっきまで倒れてたんだからまだ動いたらダメだよ!」

ランジュ「ありがとう、彼方たちと同じ事言うのね…でももう大丈夫よ?あとはランジュに任せて?」

ランジュ「この薬を栞子の体内に入れれば良いのよね?」

璃奈「うん、身体であれば鼻に刺しても眼球に刺してもちゃんと効く」

ランジュ「だったら簡単だわ!こうやって…えい!」プスッ

あいかり「なっ!?自分の身体に注射を!?」

/⁄*イ`^ᗜ^リ 「なにしてるんですか!!!!」

ランジュ「ほら栞子?ランジュの血、吸っていいわよ?」

 

31: (ササクッテロ 43cd-9c18) 2023/12/15(金) 19:40:58 ID:hfPlTP5oSp

ᶘイ^⇁^ナ川「いきなり出てきて何をするのかと思えば…目の前で罠の説明をされて食いつくわけがないじゃないですか…」

ランジュ「いいえ食いつくわ、だって栞子はもうランジュの虜になってるんですもの」

グイッ

ランジュ「ほら見て?昨日栞子が私の身体につけた痕…貴女、夢中で吸ってたものね…今度は気を失ったりしないから好きなだけ吸いなさい!」

/⁄*イ`^ᗜ^リ 「な、なんか工  ですよ!!!!ヤダ!!!!」

ᶘイ^⇁^ナ川(な、なんですかこれは…罠だと分かっているのにランジュの首筋を見ていると身体が勝手に…か、噛みついて血を吸いたいです…)

愛「え!本当に引き寄せられてる!?」

璃奈「そうか…栞子ちゃんはあんな歌詞を描くくらいだから元々ムッツリ…そこに吸血鬼としての吸血衝動としずくちゃんの血を吸った事によって獲得してしまった欲望への忠実さが合わさって自分を抑えられなくなってるんだ」

エマ「なるほど?」

 

32: (ササクッテロ 5ce3-9c18) 2023/12/15(金) 19:44:15 ID:gNPuwm8wSp

ᶘイ^⇁^ナ川「あぁダメです…吸ってしまえば恐らく私はこの身体から…しかし…これはもう…抑えきれませんっ…」

ᶘイ^⇁^ナ川「失礼します」カプッ

ちゅるるるるる…

ランジュ「んっ……」

ᶘイ^⇁^ナ川!!! ドクンッ

ᶘイ^⇁^ナ川👍good!

ᶘイ^⇁^ナ川「ぐおおおおおおお!!!!!」

果林「薬が効いてる!?」

ᶘイ^⇁^ナ川「ぐおおおおおおお!!!!!」

璃奈「凄い、捕まえられないなら引き寄せる、逆転の発想」

ᶘイ^⇁^ナ川「ぐおおおおダメです!!身体がっ!もうっ!!耐えられませんっ!」

ズリュン!!!

愛「あっ!しおってぃーの身体からなんか変なのが出てきた!」

栞子「…」フラッ

ガシッ

ランジュ「お帰りなさい、栞子」

 

33: (ササクッテロ 71fc-9c18) 2023/12/15(金) 19:46:31 ID:sLnkMKvUSp

ᶘイ^⇁^ナ川「ああっ!本体を失ってしまいました…このままではっ」ダッ

せつ菜「あっ!!!!逃げました!!!!」

璃奈「大丈夫、三船先生に渡された文献によるとあれは本体を失った半思念体、だから身体も2頭身くらいに縮んでるし半透明になってる」

璃奈「ああなってしまってはもう悪さはできない、数分後には形を維持できず自然に崩壊するはず」

せつ菜「じゃあ安心ですね!!!一件落着です!!」

果林「そうね、でも…」

エマ「なんだかちょっとかわいそう…」

愛「そうだね…」

 

34: (ササクッテロ 6d24-9c18) 2023/12/15(金) 20:11:08 ID:qzcycISQSp

ᶘイ^⇁^ナ川「身体が半透明になってしまいました…生き物に触れようとするとすり抜けてひまいます…これではもう…」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ 「おーいランジュさーん?どこいっちゃったんですか~あっ…」

ᶘイ^⇁^ナ川「これはしずくさん、不用心ですね、1人で出歩くなんて」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「し、栞子さん…?なんか小さくなってるし透けてるけど…あっ!もしかしてこの状況、血を吸われてしまうのでは!?!?💙」

ᶘイ^⇁^ナ川「いえ…安心してください…私にもう血を吸う力は残っていません…それどころか触れることすら…」

jΣミイ˶º ᴗº˶リえっ

ᶘイ^⇁^ナ川「まったく困ったものです。しずくさんのやらしい血を吸ったばかりに自制心を失ってしまうとは…」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ???

ᶘイ^⇁^ナ川「欲望は今も膨れ上がる一方なのに自分の身体しか触れられないのでは発散はできません…これでは生〇しです…まぁもう少しで私自身が消えるので構いませんが」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ…

jΣミイ˶º ᴗº˶リ他人に触れられずとも欲望は発散できますよ?吸血ではないですけど

ᶘイ^⇁^ナ川え?

jΣミイ˶º ᴗº˶リ 自分で自分を慰めればいいの💙ほら、栞子さんの股間にあるそれに触れて💙

ᶘイ^⇁^ナ川「な、何を言って…私にそんなもの…あっ、ありました」ポロンッ

jΣミイ˶º ᴗº˶リ💙

 

35: (ササクッテロ 20a1-9c18) 2023/12/15(金) 20:11:50 ID:d2BTSqD.Sp

ᶘイ^⇁^ナ川「あの…できればしずくさんを見ながらしても良いですか?その…見抜きというものを」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ「最後かもしれないもんね、いいよ💙」

ᶘイ^⇁^ナ川「ありがとうございます」シコシコ

ᶘイ^⇁^ナ川「うっ…」ピュルル

jΣミイ˶º ᴗº˶リ はっやw

ᶘイ^⇁^ナ川「これが…見抜き…血を吸う以外にもこんな悦びがあったんですね…」

ᶘイ^⇁^ナ川スウッ

ᶘイ^⇁^ナ「どうやら本当に消える時が来たようです…しずくさん、最期に見抜きをさせてくれてありがとうございました。私は満足してです」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ うん

ᶘイ^⇁「それと…私が言えた事ではないかもしれませんがこれに懲りずこれからも私の本体と仲良くしてあげてくださいね」

jΣミイ˶º ᴗº˶リうん

ᶘイ^それでは…またいつか…

フッ

jΣミイ˶º ᴗº˶リ消えちゃった…

jΣミイ˶º ᴗº˶リあっ、雪….

 

36: (ササクッテロ e479-9c18) 2023/12/15(金) 20:32:43 ID:f/77OtaYSp

璃奈(あれから数日…三船先生の尽力もあって大事にはならずあの事件は私達の中で処理されて割れた窓ガラス等も私達が活動中に誤って割ってしまった事になった)

璃奈(反省文はしんどかったけどこれで全部元通り…ほぼ…)

栞子「あ、あのっ…ランジュ、今大丈夫ですか…?」///

ランジュ「…ええ、大丈夫よ!みんな!ちょっと出てくるわね!行くわよ!栞子!」

栞子「そんな大声出さないでくださいっ」

璃奈(イナ川の人格は消えたけどあんな形で薬を投与したせいか栞子ちゃんは定期的にランジュさんの血を吸いたい衝動に駆られるようになった)

璃奈(みんなが部屋にいる時でも我慢できなくなったらこうして2人でいなくなって数分したら帰ってくる)

歩夢「幼馴染っていいね、侑ちゃんももし血が吸いたくなったら私に言ってね?」

侑「あはは…」

 

37: (ササクッテロ e479-9c18) 2023/12/15(金) 20:33:52 ID:f/77OtaYSp

栞子「んっ…はぁっ…んっ」

ランジュ「んっ…可愛いわ、栞子…好きなだけ吸っていいのよ?」

栞子「ぷはっ…も、もう大丈夫です…」

ランジュ「そう?ランジュは全然大丈夫だけど」

栞子「いつもいつもすみません…こんな…」

ランジュ「いいのよ!だってランジュ嬉しいもの…栞子に痕つけられるの!」

栞子「!!」

栞子「ふふっ…全然秘密にできてませんけどね…」

栞子「さて、皆さんを待たせては行けませんし戻りましょうか」

ランジュ「そうね!今日の活動も楽しみだわ!」

ᶘイ^⇁^ナ川完

 

38: (アウアウ bcdd-410a) 2023/12/15(金) 21:04:44 ID:A.MB9P6MSa

イナ川が物理的に崩壊してるじゃないか!

 

39: (バックシ efd5-bf92) 2023/12/15(金) 22:25:47 ID:9IoZ.DRMMM

💧が最後まで霊体のままで草

 

44: (ワッチョイ e351-2f08) 2023/12/16(土) 03:20:14 ID:ifb7pviQ00

しずくが影のMVPだな

 

43: (ワッチョイ c629-541a) 2023/12/16(土) 01:29:56 ID:wKewhKqE00

面白かった
吸血鬼のプリンス栞子さんで捗るミイリ好き

 

引用元: https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/11177/1702624955/

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