【SS】慈「花帆ちゃん何読んでるの?漫画?」花帆「はい!エイハブっていう漫画です!」【ラブライブ!蓮ノ空】
花帆「あ、これ短期間集中連載してた漫画なんですよ…だからそこまで知名度も無くて…」
慈「ふぅん、そういうことかぁ」
花帆「あ!でもでも!連載してたのはグランド・ジャンプさんなんですよ!」
慈「あ~!グランド・ジャンプ!めぐちゃん達の漫画が連載されてる!」
花帆「月間ジャンプですね、銀英伝とかジョジョも連載されてます」
慈「凄いじゃん凄いじゃん!めちゃくちゃメジャーな雑誌だよ!え?読みたい、俄然興味が湧いてきたんだけど」
花帆「ですよね!作家さんも大ベテランなんですよ!」
慈「へ~!だれだれ?」
花帆「猿渡哲也先生です!」
慈「あ、やっぱいいや読むの」
花帆「慈センパイーっ!猿先生を愚弄する気ですかーっ!」
花帆「アレとはなんですか!なんなんですか!なんなんですか!」プンプン
慈「さやかちゃんの持ちネタだよそれ……ほら、猿渡哲也先生って言ったら……」
慈「代表作がTOUGHだよ?」
慈「って言われてもなぁ……龍を継ぐもの、るりちゃんがケラケラ読んでたから貸して貰ったけどアレだったよ?TOUGHの良かった点とか事件とか全部無かった扱いされてたし」
花帆「半分は当たってます、耳が痛い…」
慈「なにが違うの?てか、悪魔王子とか玄腿と幻突があれば瞬殺できるけどなんかいつの間にか使えなくなってるよね、キー坊がネオじゃなくなった辺りから急に」
花帆「めちゃくちゃ詳しいじゃないですか……ってそうじゃなくて~!」
慈「え?そうなの?」
花帆「はい!それはもう圧倒的に……!龍継ぐがあたしや瑠璃乃ちゃんくらいの体力だとしたら短編は梢センパイくらいの体力なんです!そのくらい差があるんです!」
慈「そ、そんなに差があるんだ…」
慈「あれ?ならなんで龍継ぐずっと連載してるの?短編漫画やってた方が作者も読者もハッピーハッピーやんケじゃない?」
花帆「ククク酷い言われようですね……まぁ事実だからしょうがないけど」
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慈「わ、こんな一気に7冊も!?てか7巻って長編の部類じゃない?」
花帆「あ、一応全4巻の漫画と全2巻の短編集と全1巻の短編集なので…」
慈「ふぅん長編ではないのか…」
花帆「短編集の方は両方ともスピン・オフがメインですけどね」
花帆「猿先生の代表作のスピンオフです」
慈「もうその時点で不安しかないんだけど……」
花帆「と、とりあえずご一読を…なにとぞ…」
慈「分かったよ…また後で感想言いに部屋に行くからね」
花帆「ん……えと…映ってるかな?大丈夫かな?」
大丈夫だよ
大丈夫
音声しか流れていないのだけれども
フラワー!
花帆ちゃんフラワー!
花帆「あ!大丈夫みたいだね!みんな~フラワー」
花帆「えっとね、今日はね、ゲストの人に漫画を貸しててね?その人が後で感想を言いに来るって言ってたから…せっかくだから配信にしようと思って!」
なんの漫画?銀英伝?
漫画の貸し借りとか高校っぽい!
今度は音声が聞こえないのだけれども
花帆「そうなの!あたしたち結構漫画の貸し借りはしててね…ほら、寮生活で娯楽も少ないから!」
花帆「それじゃ早速ゲストを呼ぶね!今日のゲストは…!じゃーん!藤島慈センパイで~す!拍手~!」
花帆「瑠璃乃ちゃんみたいな事言い出した!?」
慈「猿先生の実力を舐めていました……今まで愚弄してきてすいません、短編漫画めちゃくちゃ面白かったです……」
なにがあった
猿先生?
↑だれだっけそれ、刹那で忘れちゃった
↑おいあんた!ふざけたこと言って愚弄する気かぁっ
今度は私の顔が画面に映っているのだけれども
猿先生の漫画貸したのかぁ…
「しばしまたれよ」
ハロめぐ~
ハロめぐ~
タフめぐ~
↑愚弄やめろ
ふぅ…機械さんは綴理が治してくれたから大丈夫よ
さっきからコメントに梢ちゃん居ない?
慈「借りてました~」
花帆「1つめの漫画を読み終わった後にあたしにLINEしてきてね、それがすっごい興奮しててね!なら続きは夜に配信でやりませんかって言ったらOK貰ったんです」
慈「OKしました~」
花帆「あ、そう、それ!それじゃ貸してた漫画をここに出して貰って良いですか?慈センパイ」
慈「良いよ~えっとね~めぐちゃんが今日読んでたのは~これです!」
なにっ!
な、なんだあっ!
う……うあああ!猿漫画が蓮ノ空を練り歩いている!
◇このラインナップは……?
こ、こんなことが許されていいのか!
1000万部売れてるんだから国民の12人に1人は猿漫画を持っていると考えられる
↑お、お前へんなクスリでもやってるのか?
花帆「許せなかった……あたしの視聴者さんかマネモブだらけだった事が!」
花帆「そ、それでどうでした?猿先生の短編漫画を読んでみて!」
慈「正直舐めてたね!猿渡哲也先生のこと!」
慈「ロックアップなんてめちゃくちゃ熱い人間ドラマと漢の生き様が描かれてるし…」
慈「OTONもDevilsDevilもスピンオフとして申し分ない出来……っていうか龍継ぐより面白くてびっくりしたよ!」
花帆「猿先生のことを愚弄する人の9割くらいが短編漫画読まずに愚弄してるんですよね!」
花帆「語録だけ使ったりして!」
慈「でも作品の9割くらいに893が出てきてチャカ撃ってるのはどうかと思う」
花帆「猿先生は……893出さないと死んでしまう体質なんで……」
花帆「ロックアップにもガッツリ絡みますからね893…」
花帆「あ!でも!昼間にあたしが読んでた最新作品には893出ませんよ!」
慈「え、そうなの!?」
花帆「石油が見つかる前の時代のアメリカが舞台ですからね!」
花帆「あ、でも」
花帆「主人公の義足はちゃんとメカ・フットになってるんで!そこは安心してください!」
慈「安心できないよ!石油ない時代になんでメカ・フットはあるの!」
花帆「やっぱ怖いスね、猿漫画は」
ボクは買った、きみも買おう?
連休中にロックアップを読み直してガチ泣きしたのがボクなんだよね、凄くない?
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