【SS】海未「ただ呼んで欲しかった」【ラブライブ!】

ラブライブ

【SS】海未「ただ呼んで欲しかった」【ラブライブ!】

3:(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/03/14(月) 21:12:59.74 ID:b3JlUgo2.net

ホントに短い
うみにこ
少し地の文あります
二期最終回みんなで最後に校内の思い出の場所を巡っている場面のトコです

 

4:(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/03/14(月) 21:14:10.17 ID:b3JlUgo2.net

にこ「さぁて、次はドコを見てまわるのかしら」

海未(………………)

海未「……にこ」

にこ「どうかした?」

海未「私は…にこのアイドルに懸ける想いや姿勢を本当に尊敬しています」

海未「一緒にμ’sとして活動している間も…にこの事をお手本にしていました」

にこ「何よ、改まっちゃって」

海未「いえ…最後に伝えておきたかったんです…」

にこ「そんな風に全然見えなかったんだけどぉ~?」

海未「そ、そうですか?」

にこ「ま、この宇宙NO.1アイドルにこにーならぁ、尊敬されて当然よね~」

にこ「……………」

にこ「有り難く頂戴しとくわよ、その言葉」

 

5:(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/03/14(月) 21:15:05.88 ID:b3JlUgo2.net

海未「ふふっ」クスッ

にこ「なによ」

海未「今日は流石に、にこもしおらしいなと思いまして」

にこ「うっさいわね~」ムスッ

にこ「………アンタも」

にこ「よく頑張ったわね」

海未「いえ、そんな…」

にこ「向いてると思うわよアンタ」

にこ「アイドルに」

海未「えぇ?」

海未「わ、私がですか!?」

にこ「ええ」

にこ「重度のあがり症なくせに、ひと度ステージに上がれば最高の笑顔とパフォーマンスを魅せるトコとか…」

にこ「アイドルにとってとても大事な事よ」

 

6:(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/03/14(月) 21:15:52.75 ID:b3JlUgo2.net

海未「!!」

海未「ありがとうございます」

海未「まさかにこに誉められる日が来るとは…」

にこ「光栄に思いなさい」ドヤァ

にこ「まぁ本来なら~?にこみたいに~普段からアイドルらしい立ち振舞いをするのが一番なんだけど~」

海未「はいはい、そうですね」

にこ「アンタホントににこの事尊敬してる?」

海未「もちろんです」

にこ「絶対バカにしてるわ…」

ウワッアブネッ
カヨチンダイジョウブ-?
サイゴハヤッパリココダネ

にこ「あ、最後は屋上みたいね」

海未「そうみたいですね」

海未(………………)

きっと

気付いてないんでしょうね

今まで一度も───

───────
─────
───

 

7:(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/03/14(月) 21:17:30.67 ID:b3JlUgo2.net

サァモウイキマショウカ
ソウヤネ

にこ「さぁて…」

海未「あのっ、にこ!」

にこ「?」

海未「私はずっと…」

海未「にこの事…応援しています…」

最後に

最後に一度くらい

海未「ずっとずっと……」

海未「見ていますから…」

にこ「…………」

にこ「ありがと」

にこ「ねぇ…アンタと私…似てると思わない?」

海未「そう…でしょうか?」

にこ「えぇ」

にこ「変に意地っ張りで頑固なトコとか…自分だけじゃなくて、周りにも妥協を許さないトコとかね」

海未「まぁ言われてみれば…」

海未「アイドル研究部に入部する時に穂乃果とことりにそんな事言われた気が…」

にこ「だからね」

にこ「抵抗があったのよ」

 

8:(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/03/14(月) 21:18:37.35 ID:b3JlUgo2.net

にこ「それをアンタがそんなに気にしてるなんて思わなかったけど」

海未「にこ……」

にこ「………悪かったわ」

海未「いえ、そんな…」

にこ「…まぁ、またその内ここにも顔出しにくるから」

にこ「お茶とサイン色紙でも用意しときなさいよ」

海未「はいっ!」

海未「必ず来てください」

にこ「ええ」

にこ「じゃあまたね」

 

9:(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/03/14(月) 21:19:37.21 ID:b3JlUgo2.net

そう言ってにこは絵里と希と

しっかり前だけを見据えて歩き始めた

3人を祝うように桜舞う校庭を

そして───

きっとまた

また何度でも呼んでくれますよね

「じゃあまたね」

「海未」

 

10:(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/03/14(月) 21:20:37.85 ID:b3JlUgo2.net

これで終わりです
明日の海未ちゃんのお誕生日祝いの一環として他にSSを書いてたのですが全然間に合わなかったので、急遽短編を書かせてもらいました
目を通してくれた方ありがとうございました
またスレ立て代行して頂いてありがとうございました

 

引用元: undefined

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