【SS】蓮ノ空1年’sのお話【ラブライブ!蓮ノ空】
初めての形式で書きます。
さやかほるり~~~
なお、pixiv及びしたらばにも掲載しております
~夜 寮のラウンジにて~
花帆「はあ~~~」
さやか「花帆さん、どうしたのですか?」
花帆「わっ。さやかちゃん!」アタフタ
瑠璃乃「花帆ちゃん、どったの?」
花帆「瑠璃乃ちゃんまで!」
あたしがラウンジでぼ~っと物思いに耽っていると同級生二人がやってきた。
花帆「どうしたの2人とも?」
思わず聞いてみる。
さやか「私も明日の朝練に備えて早く寝ようと思ったのですが。なんとなく寝付けずにいたら夜食が食べたくなってしまいまして。本当は寝る前にものを食べるとよくないんですけどね」
瑠璃乃ちゃんはともかく、さやかちゃんまで夜食を食べに来るとは意外だった。
さやるり「それで、花帆さん(ちゃん)は?」
花帆「あたしはちょ~っと考え事をしていまして」エヘヘ
瑠璃乃「るりもちょー気になるぜ」
花帆「え~っとね」
そろそろ自室に戻ろうと思っていたんだけど、2人とも興味津々って顔であたしの方を見てくるものだから話し始めた。
ほんとはちょっぴり照れくさいというか、恥ずかしいんだけどね。
花帆「センパイ達3人の過去についてね、考えてたんだ」
さやるり「???」
2人とも怪訝な顔をする。
これだけじゃ当たり前だよね。
さやか「はい。そうですね。お互いのことを信頼しあっていらっしゃいますよね」
瑠璃乃「めぐちゃんことあるたびに梢先輩や綴理先輩のこと楽しそうにルリに話してくるよ」ウンウン
花帆「そうっ。そこなんだよ。あたしも梢センパイからよく綴理センパイや慈センパイの話を聞くんだけどさ~。ああいう関係性が羨ましいんだよ。」
さやか「なるほど」
花帆「蓮ノ大三角ってかつて呼ばれていたみたいだしね。」
瑠璃乃「めぐちゃんからよく聞くよ」
花帆(あたしもさやかちゃんと瑠璃乃ちゃんとそういう関係になれるのかな…)
心の中でそう呟いた。
さやるり「花帆さん(ちゃん)!」ダキッ
花帆「わっ、どうしたの2人とも?」
2人に抱きつかれちゃった。
さやか「そうですよ。私たちも先輩方3人に負けないくらいの関係性を作っていけばいいんです」
あたしの心、読まれたの?
さやか「花帆さんの考えていることなんて分かりますよ。ずっと一緒にいるじゃないですか」
瑠璃乃「う゛ん゛う゛ん゛」
花帆「さやかちゃん、瑠璃乃ちゃん//」
花帆「ありがとね」
さやるり「花帆さん(ちゃん)、大好きだよ」ダキッ
花帆「あたしも、2人とも大好きだよ」ダキッ
そう言って2人のことを力いっぱい抱きしめた。
さやかの部屋
う~ん。なかなか寝付けない。
夜食を食べてお腹は膨れたはずなのに。
あのあと、花帆さんと瑠璃乃さんとしばらく談笑した後、別れて私は今自分の部屋に1人でいる。
先ほどのやり取りを思い浮かべる。
花帆さんがあんなことを考えていたなんて。
2年生の3人が過ごした時間と比べれば当たり前だが短い。
さやか(だけど…)
さやか(過ごした時間なんて関係ないんです。いや、関係あったとしてもこれからたくさん時間を作っていければ…)
さやか(花帆さん、瑠璃乃さん、お2人に出会えて良かったです。これからも、末永くお願いします…)
そうこう考えているうちに眠気は急に襲ってきてゆっくりと眠りに落ちていった。
瑠璃乃の部屋
さっきの花帆ちゃん、とっても可愛かったなあ。
ルリは今、夜食を食べ終えてラウンジから部屋に戻ってきたでやんす。
花帆ちゃんのお話、ルリなんだかとっても心にきちゃったぜ。
花帆ちゃんの本音?っつーの聞けてベリーベリーハッピーで宿題の残りが手につかないどうしよう…
いやあまさか花帆ちゃんがあんなこと考えているなんてね~
ルリびっくりしちゃったよ。
梢先輩と綴理先輩の話をしているときのめぐちゃん、本当に輝いってからな~
ちょっと妬けちゃうぜ…
ってそうじゃなくって。
ルリたちも、あんな風になれたらいいなって、こっそ~り思ってたから、花帆ちゃんも、そしてさやかちゃんも同じ思いだったと知ってルリ嬉しい。
めぐちゃんに今日の出来事話したら何て言うかな~なんって。
いくらめぐちゃん相手でも今日の出来事は話せないぜ~
これはルリたち3人の秘密だっからね。
えへへ。
ルリたち、きっと蓮ノ大三角を超える3人組になってみせっから。
めぐちゃん、見ててね。
翌朝 部室
ガラッ
花帆「おはようございます~ってあれ、さやかちゃんと瑠璃乃ちゃんだけ?」
さやか「おはようございます。花帆さん。はい先輩方はまだ来ていませんよ」ニコッ
瑠璃乃「花帆ちゃんぐっもーにんぐ!まさか梢先輩よりも早いとはとは」ニコッ
花帆「2人ともやけに機嫌が良くない?」
さやか「そうでしょうか?」ニコニコ
瑠璃乃「ルリはいたってふつーふつー!」ニコニコ
花帆「え~、そんなことないよ~なんかいいことあったの?」
瑠璃乃「ふっふっふ~」チラッ
花帆「え~2人で目を合わせて何?教えてよぉ~~」
さやか「花帆さんには内緒です。ね、瑠璃乃さん?」
瑠璃乃「う゛ん゛う゛ん゛花帆ちゃんには内緒だぜ~。さやかちゃん」
花帆「何それ~」
ワイワイキャッキャ
さやか「はい。空いていますが」
瑠璃乃「ルリもばっちり、空いてるぜ~」
花帆「3人で遊びに行かない?」
さやるり「ふふっ」
花帆「もうっ、さっきから何なの~」プンスカ
瑠璃乃「花帆ちゃん怒らないで~」
さやか「そうですよ花帆さん。」
花帆「もうっ、もうっ」
さやるり(可愛い…)
瑠璃乃「う゛ん゛う゛ん゛」
花帆「そうなの?」パァ
さやるり(可愛い…)
瑠璃乃「ルリたち3人とも同じことを考えているんだなって考えるとなんだかおかしくなっちゃって」
さやか「そうですね。」フフッ
花帆「でもさっきあたしの反応見て楽しんでいたよね?」
瑠璃乃「はて。何のことっすかね」
さやか「さあ、どうでしょうか」
花帆「もう、瑠璃乃ちゃん!さやかちゃんも!」
ワイワイキャッキャッ
梢「あら。みんな。おはよう。随分と早いわね」
さやかほるり「梢先輩(センパイ)おはようございます」
梢「ふふっ。元気ね。いいことだわ」
梢「綴理と慈がまだだけれど、朝練先に始めるわよ」
さやかほるり「はいっ!」
こうして1年生3人の絆がより深まったのであった。
おしまい
良かった
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