【SS】曜「男子に告白されたの」千歌「ふーん」【ラブライブ!サンシャイン!!】
千歌「付き合っちゃえば?」
曜「……それだけ?」
千歌「うん」
千歌「あの水泳部の人でしょ?良い人だしイケメンじゃん」
曜「千歌ちゃんは何とも思わない?」
千歌「思わないよ」
曜「私がこんなに千歌ちゃんのこと好きなのに?」
千歌「……」
千歌「……よーちゃん、女の子同士は付き合えないんだよ」
曜「付き合えるよ」
千歌「結婚だってできない」
曜「いつか出来るようになるよ」
千歌「子供もつくれないよ?」
曜「……千歌ちゃんと一緒に居られるならつくれなくていい」
千歌「……そんなこと言ったらよーちゃんのパパ、哀しむよ」
曜「……」
曜「パパが哀しむのは辛いけど、仕方ないよ」
曜「私の人生だもん」
千歌「……よーちゃんは何もわかってないね」
曜「わかってないのは千歌ちゃんだよ」
曜「私みたいに覚悟も無い、逃げてばっかり」
千歌「……だからわかってないんだよ」
千歌「一時の迷いで付き合ったりしたら、絶対後悔するよ」
曜「後悔なんてしないよ!」
千歌「絶対後悔するよ」
曜「しないよ!」
千歌「表面上批判はされなくても、誰も応援してくれないよ?」
曜「応援なんか要らないよ、千歌ちゃんさえいればいい……」
千歌「パパやママにも会いにくくなるよ?Aqoursの皆にだって」
曜「……」
千歌「周りの目はもっと厳しいよ」
千歌「大学生のうちはルームシェアで済んだとしても、それ以降は一緒に住んだら変な目で見られちゃう」
千歌「友達ができても家には呼べないだろうね」
曜「……千歌ちゃんはどう思ってるの?」
曜「私と一緒にいたくないの…?」
千歌「……」
曜「もし一緒いたいって思ってるなら、どうすれば良いか考えようよ」
曜「駄目な理由ばっかり探さないでさぁ…」
千歌「……チカだって考えたの」
千歌「ずっと一緒にいる方法なんて無いから言ってるんだよ!」
曜「同性婚が許されてる国に行けばいいよ!」
千歌「よーちゃんは英語話せるの?」
曜「……勉強すればきっと」
千歌「それに海外だって同性愛に風当たりが強いのは同じだよ」
曜「……日本でもいつか認められる日が来るかもしれないじゃん」
千歌「あるかもわからない未来のために全部捨てられるの?」
千歌「親も友達も、普通に生きてれば出来る生活も全部?」
千歌「よーちゃんはいつかきっと後悔するよ」
曜「……」
千歌「私もきっと……」
曜「そっか…」
千歌「だからごめん、よーちゃんは男子と付き合って」
千歌「それがきっとよーちゃんの幸せに繋がるから」
曜「……わかった。そうするよ」
千歌「……」
曜「じゃあね、千歌ちゃん」
千歌「あ、あの……」
千歌「でももし、いつかよーちゃんが大人になって、それでもまだ千歌と付き合いたいって思ってくれるなら……」
曜「そんな未来は無いよ」
千歌「っ……」
曜「私は千歌ちゃんとの未来を信じてた」
曜「きっと千歌ちゃんも同じ気持ちだって……」
曜「でももう、信じられなくなったんだ」
千歌「ごめん、ごめんね……」
曜「……私も千歌ちゃんに信頼される人になれなかった」
曜「バイバイ千歌ちゃん、もうこの話はしないよ」
千歌「あっ……」
ガチャ バタン
千歌「よーちゃん……」
千歌「だって仕方ないじゃん…」グスッ
千歌「よーちゃんはモテるから、いつかチカのこと捨てるんだもん……」
千歌「その時チカはどうしたらいいの?」
千歌「周りにレズだってバレて、よーちゃんとしか付き合ったことなくて……」
千歌「よーちゃんが居なくなった後、どうしようもないじゃんか……」
千歌「だから私は間違ってない……間違ってないんだよね…?」グスッ
おわり
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1497794799/
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