メイ「きな子、付き合ってくれ」きな子「…分かったっす」【SS】

ラブライブ

メイ「きな子、付き合ってくれ」きな子「…分かったっす」【SS】

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3: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 20:49:47.47 ID:DxCMXv1j

きな子「って、何に付き合えばいいんすか?」

メイ「いや、その…ほらこれ」

きな子「なんすかこれ?映画のチケット?えーっと”この世で一番ピュアな初恋をキミに”…」

メイ「あー!あー!!あー!!!!!」

きな子「ぴいっ?!」ビクゥッ

4: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 20:51:37.54 ID:DxCMXv1j
メイ「はあっ、とにかくこの映画を今度見に行きたいんだ。付き合ってくれるか?」

きな子「それなら全然いいっすよ!東京に来て映画なんて初めてっす、楽しみっす!」

メイ「ありがとうきな子。せっかくだし、週末一日使って二人で遊ぶか?」

きな子「いいんすか?メイちゃんがよければぜひ!!」

メイ「いいに決まってるだろ、私が付き合ってもらってるんだから」ナデコリナデコリ

きな子「えへへ、ほんとっすか?嬉しいっす!楽しみにしてるっす!」

メイ「じゃあ、週末な。あとでラインするから」

きな子「はいっす!!」

7: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 20:55:10.40 ID:DxCMXv1j
メイ「あ、ちなみになんだけどさ。一緒に映画行くってことは…その、誰にも言わないで欲しいんだ」

きな子「? なんでっすか?」

メイ「いやその…恥ずかしいんだよ!こんなベタベタの恋愛映画見てるなんてあんま知られたくないし」

きな子「そういうもんなんすか…わかったっす!二人だけの秘密にしとくっす」

メイ「助かるよきな子」

8: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 20:56:14.85 ID:DxCMXv1j
メイ(やっぱりきな子を誘ってみてよかった)

メイ(夏美はこういうのあんま興味なさそうだし)

メイ(先輩がたを誘うのはハードル高いし)

メイ(四季は…なんか変な雰囲気になっちゃいそうで怖いし)

メイ(でも、恋愛映画をソロで行くのはキツいし!)

メイ(でもでも、絶対絶対見に行きたかったし!!)

メイ(何年か前に女優になった元スクールアイドルが主演のこの映画)

メイ(絶対に見逃せなかったし!)グッ

メイ「ふふ~ん、週末はきな子にも満足してもらわなきゃな♪」

四季『……..』

11: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:00:52.94 ID:DxCMXv1j
~四季の部屋~

メイ『きな子、付き合ってくれ』

きな子『…分かったっs』ブツッ

四季「えっうそ?!最悪のタイミングで盗聴器の電源が切れた…」

四季「四年も使ってたらさすがにバッテリーがヘタってるのかな。こんなことなら新しいのに買い換えておくべきだった」

四季「っていうかそんなことより」

四季「なんで?メイがきな子に?!メイ絶対に私に気があると思ってたのに!」

四季「確かに最近のメイは私をオカズにしてる回数も少なかったけど(盗聴調べ)」

四季「それにしたってきな子に…いやでも勘違いの可能性も…」ブツブツ

四季「とにかく…様子を見つつ動きがあったら尾行を…」

12: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:06:50.49 ID:DxCMXv1j
~土曜日、駅近くの公園~

メイ「ごめん、待たせたな」

きな子「ううん、今着いたとこっす。道に迷うかもしれないんで早く家出たんすけど、意外と迷わなかったっす」

メイ「そっか良かった。きな子ももうだいぶ東京に慣れてきたんじゃないのか?」

きな子「えへへ~そうかもっす~」

メイ「よし、じゃあ行くか」

きな子「っす!」

15: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:12:11.18 ID:DxCMXv1j

夏美「ななな、なんですのこれ?!休日いきなり呼び出されたと思ったら」アワアワ

四季「見ての通り。メイときな子がナイショでデートしてる」

夏美「そんなの見れば分かりますの!いや、ただ二人で遊んでるだけの可能性も…でもきな子の気合の入った可愛らしい服装は…」ブツブツ

四季(まずい、夏美ちゃんの脳が破壊されかけてる)

四季「とにかく、二人を追って確かめよう」

夏美「そうしますの…ああ、きな子は私のことがスキだと思っていたのに」

四季「夏美ちゃん。まだ付き合ってると決まったわけじゃないから」

夏美「…ところで、四季はどうして二人が今日会うと分かりましたの?」

四季「…………女の勘」

夏美「それはすごい大当たりですの。私も勘を磨く必要がありますの」

四季(盗聴器がダメになったから発信機で追ってたとは言えないな)

16: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:17:10.23 ID:DxCMXv1j
~

メイ「よし。時間ちょうどだな」

きな子「ほわ~、こんなおっきい映画館私はじめてっす」

メイ「じゃ入るか。チケットはもうあるし…あ、トイレは大丈夫か?一時間半くらいあるけど」

きな子「大丈夫っす!さささ行きましょうっす!」ギュ

メイ「うきうきだなきな子。そんなに急がなくても大丈夫だって」ポンポン

きな子「だって楽しみだったし~」

四季「」

夏美「」

18: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:22:01.55 ID:DxCMXv1j
四季「はっ…」

夏美「一瞬気を失ってましたの…メイの腕に抱きつくきな子の幻覚が見えましたの」

四季「私はメイがきな子ちゃんの頭をポンポンなでる幻覚が」

夏美「早く二人を追いますの!映画…これは恋愛映画?」

四季「どうする?中はいる?」

夏美「当たり前ですの!私たちのぶんは部費で落としますの」

四季「大丈夫なの?それ」

夏美「スクールアイドルの部内恋愛なんて大問題ですの。これはれっきとした調査費ですの!」

四季「それもそうか。よし、そうと決まれば早く!」

結女スクールアイドル経費
調査費
高校生料金1,200 × 2人
計-2,400

22: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:27:15.56 ID:DxCMXv1j
メイ「…」

きな子「…」

メイ「思ってたより、凄かったな」

きな子「そうっすね…まさかあんなガッツリと」

メイ「ちょっと喫茶店入って話さないか?」

きな子「賛成っす!」

夏美「不覚にも普通に映画に見入ってしまいましたの…」

四季「そうだね、面白かった」

夏美「! 二人が喫茶店に入っていきますの!」

四季「よし追おう。あんな映画見た後で、いい雰囲気になるのは阻止しなきゃ」

23: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:30:00.52 ID:DxCMXv1j
メイ「…で、あそこのシーンで…」

きな子「…そこのシーンで、きな子は…」

メイ「…ちなみに主演の女優が…」

四季「なんか普通に映画の話してるね」

夏美「そうですの」

四季「そういえば主演の女優さん、メイが中学の時好きだったスクールアイドルだった」

夏美「そうなんですの?じゃあ二人はただ…」

25: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:34:09.83 ID:DxCMXv1j
店員さん「ご注文お決まりですか?」

四季「あっ…えっと」

夏美「これとこれと…あとこれを二人分…あとこれも」

四季「な、夏美ちゃん?」

店員「かしこまりました。以上でよろしいですか?」

夏美「はいですの」

店員「では少々お待ちください」

四季「ちょっと夏美ちゃん、大丈夫なの?」

夏美「経費ですの」

四季「そっか、じゃあ大丈夫だね」

結女スクールアイドル経費
調査費(喫茶店) 
コーヒー 350 × 2
パンケーキ 750 × 2
ミニパフェ(チョコ) 650
ミニパフェ(抹茶) 750
計-3,600

26: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:37:26.74 ID:DxCMXv1j
~翌週、放課後~

恋「あれ?おかしいですね」

すみれ「どしたのよ恋」

恋「部費なんですけが、六千円くらいなくなっていて。使われたのが土曜ということは分かっているのですが」

すみれ「なになに…なにこれ?調査費?」

恋「帳簿にはそう書かれていますが…」

四季「…」

夏美「…」

28: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:39:34.26 ID:DxCMXv1j
恋「私はサヤさんと大掃除をしていましたし」

千砂都「私は可可ちゃんにスクールアイドルのライブに連れて行ってもらってたよ」

可可「そうデス!」

かのん「私はすみれちゃんとありあの三人で、私のおうちでゲームしてた!」

すみれ「ふふ、かのんったら弱いのよ!一回も勝てないんだから」

かのん「すみれちゃんがズルするんだよ~!!」

くぅ「…へえ~」

ちぃ「ふ、ふーん…」

30: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:43:09.87 ID:DxCMXv1j
恋「メイさんたちはどうされていましたか?」

メイ「いやその私は…」

メイ(映画のことは言えない!)

きな子「メイちゃんは私と遊んでたっす!ぷりくら撮ったっす!これ!」

可可「え~カワイイデス!ククも行きたかったデス!」

かのん「お~これはなかなか」

メイ(きな子ナイス!)

メイ「先輩も今度行きましょう!」

35: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:49:21.23 ID:DxCMXv1j
きな子「夏美ちゃんたちは?」

夏美「バ…バイトでしたの」

四季「えっと…虫取り?」

メイ「…」

恋「そうですか…ではこのお金は誰が」

きな子「え?夏美ちゃんと四季ちゃん、二人で一緒に映画見て喫茶店でお茶してなかったっすか?」

四季「」

夏美「」

37: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:52:43.65 ID:DxCMXv1j
恋「………どういうことですか?」ニコ

四季「いや、えっと…」

夏美「これはメイときな子が付き合ってるかどうか調査するために…」

恋「私、まだ何も言っていませんが」ニコッ

夏美「あ」

このあと反省文10枚と練習量3倍の刑を言い渡された

39: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 21:56:14.09 ID:DxCMXv1j
四季(ひどいめにあった…どれもこれも夏美のせい)

四季(ようやく落ち着いたし、新しい盗聴器の性能テストがてら…メイは今日何してるかな)ピピッ

メイ『どうしたんだよきな子。言わないんじゃなかったのか?』

きな子『部活のお金使ってたんなら悪いことっす。先輩に報告の義務があるっす』プンスコ

きな子『…私に黙って、四季ちゃんとデートなんて。浮気っす』

メイ『付き合ってないんじゃなかったのか?』

きな子『そうっすけど!とにかく浮気っすこれは!なんかパフェとか交換し合ってたし。きな子とはそんなことしたことないのに!!』

メイ『確かに、なんか雰囲気は良さそうだったよな』

きな子『絶対個人的にお仕置きしてやるっす』

43: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 22:00:58.90 ID:DxCMXv1j
きな子『ところでメイちゃん。抱きしめていいっすか?』

メイ『ああ、いいけど…ってはぁ?!いきなりなんでだよ?!!』

きな子『いいからいいから~えいっ!』ギュム

メイ『お、おい!』

きな子『えへへ~メイちゃんの胸やわらけぇっす~』

メイ『なんなんだよいきなり!もう離れろ』

きな子『…………四季ちゃん。見逃してあげるから夏美ちゃんには言わないでね』ボソ

メイ『何か言ったか?』

きな子『何でもないっす~? ささ、帰るっす』

メイ『ほんとになんなんだよ…』

四季「…」ガクガクブルブル

四季(きな子ちゃん…絶対に敵にしないようにしよう)

おわり

48: 名無しで叶える物語(なっとう) 2022/10/20(木) 22:06:50.34 ID:DxCMXv1j
お付き合いいただきありがとうございました!

遅くなりましたが代行いただきありがとうございました

きななつすきっす
しきめいもすきっす

51: 名無しで叶える物語(カボス) 2022/10/20(木) 22:08:52.72 ID:qX1K0GxO
おつ
次はきなナッツか四季メイでもええんやで

53: 名無しで叶える物語(おにぎり) 2022/10/20(木) 23:26:59.95 ID:yXF5WSrv
きな子は見聞色の覇気でも持ってるのか…

54: 名無しで叶える物語(もこりん) 2022/10/20(木) 23:29:55.86 ID:gly92XDD
たすかる

56: 名無しで叶える物語(しうまい) 2022/10/21(金) 00:29:22.84 ID:xD40UYvc
きなメイからの悪友四季ナッツからのかのすみからのくぅちぃ嫉妬からの強キャラきな子とは…素晴らしい
面白かったからまたこういうの書いてくれたら嬉しいな

57: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2022/10/21(金) 06:14:26.05 ID:ISe2PpwT
百合の花が咲いたっすー!?

58: 名無しで叶える物語(しまむら) 2022/10/21(金) 07:16:37.06 ID:++6Ejz0y
こういうのでいいんだよ

59: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2022/10/21(金) 10:15:14.91 ID:bKt2Oxuq
ありがとう
またきななつしきメイが読みたい

引用元:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1666266421/

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