【SS】跡部「なるほど 水色のSUNDAYじゃねーの」可可「(すみれの服が)スケスケデス!」【ラブライブ!スーパースター!!】
可可「(すみれの服が)スケスケデス! なんて服着てるのデスか///」
すみれ「はぁ? 何言ってんのよ。これはシースルーってやつよ」
すみれ「ちゃんと下にも服着てるでしょ? そういうファッションなのよ」
可可(なんてエッッッッッッな服なのデスか…///)
すみれ「それで今日はどこ行くの? アンタからの誘いだけど…」
可可「今日はお友だちのテニスの試合を見にいきましょう」
すみれ「へぇ、テニス? アンタテニス部の友達とかいたのね」
可可「ハイ。アトベという素敵な男性デス!」
すみれ「ギャラクシー!?」
すみれ(男!?)ドガピッシャーン
可可「アトベー! 約束通り見に来ましたよー!」
すみれ「な゙っ゙…!?」
跡部「あーん? なんだ可可じゃねーの」キラキラキラキラ
すみれ(なななななななななななななななななな菜々彼方天王寺璃奈ぁぁぁぁ!?)
すみれ(すごいイケメンじゃなーーーい!? く、可可さん…!?)
可可「なんだとはなんデスかー! アトベと可可の仲じゃないデスか」
跡部「まぁ、そうだな…」
すみれ(どんな仲なの!?)ガーン
すみれ(いやいやいやいや! この人と本当にどんな仲なの可可!?)ゴロゴロ
すみれ(まさか…)ハッ
すみれ(可可の家、絶対お金持ちだし…もしかしたら許嫁とかだったり…!?)ブルブル
すみれ「ね、ねねねねねぇくくくく可可可?」カタカタ
すみれ「あの人って一体」
可可「?? アトベのことデスか?」
可可「アトベは氷帝学園の部長。テニスの全国大会に出てて日本代表メンバーにも選ばれてマス
でもって生徒会長で跡部財閥の御曹司で単独のCDがオリコン10位以内にも入ったことがありマス
趣味はフライフィッシング、読書、ピアノ。家族は祖父祖母父母。行きたい旅行先は銀河系、デス」
すみれ「めっちゃよく知ってる!?」ガーン
すみれ「アンタとはどういう関係なのよ…?」
可可「お友だちデスが?」
すみれ「お友だち…」ホッ
跡部「あーん? 俺様たちはいつ友だちになったんだ?」
跡部「俺様と可可はもっと別のもんだろうがよ」グッ
可可「アトベ…! そうデスね!」グッ
すみれ(友だちじゃないならなんなのよぉぉぉぉぉぉぉ!!!)グワングワン
行きたい旅行先銀河系は草
跡部「開会式の準備があるから俺様は行くぜ」
跡部「しっかり見ていけ…! 俺様の美技に酔いな!」パチン
可可「頑張ってくだサイー!」
\ワーキャー!/ \跡部様ーー!/\俺たち雄猫の方も見てぇぇ!/
すみれ「なんて人気なの…!? スクールアイドルよりよっぽど凄いじゃない!」
すみれ(このカリスマ人気の人と可可はお友だちじゃなく何か特別扱いされるような関係だっていうの!?)
すみれ「氷帝学園の跡部…」スマスマ
すみれ「…」
すみれ「跡部景吾、とんでもないスペックね。日本代表のリーダーを務めるのも納得だわ」
すみれ「ぎゃらっ!? 女の子ナンパしてるし女を二三百人は紹介出来るとか言ってる!?」
すみれ「可可…アンタもしかして…騙されてるんじゃないの…!?」フルフル
\氷帝!氷帝!氷帝!/\常勝ー立海大!/\勝つのは氷帝!/\レッツゴーレッツゴー立海大!/
すみれ「すごい雰囲気…!」ビリビリ
すみれ(けど、あれ…? 両校の選手が集まってるのに跡部って子いなくない?)
可可「アトベならあそこデスよ」↑
跡部onパラシュート
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
・バサッ
\勝つのは氷帝!/\勝つのは氷帝!/\勝つのは氷帝!/\勝つのは………/パチン
跡部「俺だぁ!」ドンドンバンバンワァァァァァーーーー—————
すみれ「!?」
すみれ「????????????????????????」
すみれ「…」ポカン
すみれ「なんであの人パラシュートで降下してきたの? あの演出いる?」
可可「そーいうのが好きな人なんデス」
すみれ(お金かけすぎでしょ…)
可可「アトベの演出はスクールアイドルの演出を考えるうえでいいインスピレーションになってマス」
…
「ただいまより、跡部グループプレゼンツ氷帝学園VS立海大付属エキシビジョンマッチを執り行います!」
tenipuri.jp/h-r/
すみれ「氷帝学園…立海大付属…」スマスマ
すみれ「へぇ、中学テニスで全国大会に出てる名門校なのね。世界大会に出た子も多数いるなんて凄いわ」
すみれ(まぁまぁ面白そうだけど中学生同士の試合なのに盛り上がりすぎでしょ…)
すみれ(ショウビジネスの世界を見て来た私にとっては退屈かもね)フフン
すみれ「…何よこれ」ミョウギツナワタリ
すみれ「え、こんな動きする?」モットトベルヤロォー!
すみれ「プロの試合でもこんなの見たことないんだけど…」ウゴクコトライテイノゴトク
可可「なんでもプロだとお互いに技を打ち消し合うそうデス」コクリュウフタエノザン
すみれ「えぇ…? 聖闘士星矢の世界に入れてもやっていけそうな動きしてるんだけど…」カマイタチ
可可「千砂都も同じような動きをしていマシタよ?」イッキュウニューコン!
すみれ「!?」レーザービーム!
可可「現に『Welcome to 僕らのセカイ』等の曲でテニス技を使ったエフェクトを出していたではないデスか」
すみれ「あの謎エフェクト小道具じゃなかったの!?」
可可「そんなことよりほら、アトベの試合が始まりマスよ!」
と思ったらそうでもないのか
\ワーワー!/ \跡部様ーー!/\ひゃだ…ひゃだ…!/\勝つのは氷帝!/\勝つのは氷帝!/
可可「アトベー! ここで勝ったら格好いいデスよー!」フリフリ
跡部「ったくキャンキャン高い声出しやがって…」
跡部「そこで見てな! 可可!」
すみれ(また可可と話してる!? このギャラリーの中でただ一人を見つけて…)
すみれ(一体どういう関係なのよ! まさか本当に…)カタカタ
すみれ(そんなの嫌ぁっ…! 可可は私の………!!)
跡部「…」
跡部(可可の隣にいるのは平安名すみれか…)
跡部((すみれの服が)スケスケだぜ!)
すみれ「相手の人…幸村精市…」スマスマ
すみれ「『神の子』『中学テニス界最強』『五感を奪う』かぁ…凄く強いのね」
すみれ「…」
すみれ(五感を奪う…????????)
幸村「はあっ!」スパァン
跡部「…」
可可「なぁっ!? アトベがサービスエースを奪われるなんて…」
可可「まさか…もう五感を奪われたのデスか!? 早過ぎマス!」
すみれ(五感を奪うのってテニス界では常識なのかしら…?)
すみれ(千砂都も出来たりしないわよね? もし私が出来たら…)ハッ
すみれ(何を想像してるのよ私は~~~~~!!)
跡部(…いきなりやってくれるじゃねえか、幸村)
跡部(何も見えねえ、何も聞こえねえ、手の感覚もねえ)
跡部(…だが)
跡部(他の野郎が破れた技を破れない俺様じゃねぇんだよぉ!)
跡部「…」
跡部(というのは置いといて)
跡部(平安名の服…スケスケだったな)
跡部(…)
跡部(もう一度見たいぜ!)パリィン
跡部「俺様の美技に酔いなぁ!」スパァン
幸村「!?」
幸村(もう五感を取り戻したのか…流石跡部だ!)
跡部((すみれの服が)スケスケなのがよく見えるぜ!)
跡部「一度五感を奪われたおかげか却って感覚が研ぎ澄まされたようだぜ!」
跡部「相手の死角がよく見える! 氷の世界!」スパァン
幸村「くぅっ!」
幸村(しまった…)
幸村(すみれちゃんの服がスケスケなのに見惚れていた一瞬の隙を狙われた…!!)
跡部「らぁっ!」
幸村「しまっ…!」ラケットポイー
跡部「破滅への輪舞曲だ! 食らいなぁっ!」バァーン
すみれ(なんか時々視線を感じるんだけど気のせいかしら)
可可「熱い試合になってきマシタね」ウズウズ
可可「すみれ、暑くなってきたので可可は一枚脱ぎマスね」ヌギッ
跡部・幸村「!!?」
ジャッカル「氷の世界か…どこに打っても幸村に死角なんてねえよ!」
幸村「なっ…!」アウトー
幸村(ぐぅっ…! 可可ちゃんも一枚脱いだ…! しかも汗をかいている!)
幸村(それを見たいと思う心の隙を狙われてしまった!)
跡部(俺様のインサイトには見えてるぜ…!)
跡部(汗をかいて一枚脱いだ可可も、スケスケの平安名もなぁ!)
向日「跡部の奴、凄い集中力だな」
忍足「ああ、幸村のことしか目に入ってへんわ」
すみれ「ほら可可、暑いでしょ? アクエリアス飲みなさいよ」イチャ
可可「エェ~? それ、すみれの飲みかけじゃないデスか」イチャ
可可「けどアッツいので飲んでやりマス」ゴクゴク
跡部・幸村「!!??」
柳「一進一退の攻防…なんて戦いなんだ」
真田「あの二人の目には一体どんな世界が見えているというのだ…!」
幸村(クゥすみ尊いなぁ!)
すみれ「凄い試合ね…」
可可「ハイ。今までアトベの試合をいくつか見てきましたがこれは熱戦デス」
すみれ「跡部って子も五感を奪うみたいな必殺技があるの?」
可可「勿論デス! 『破滅への輪舞曲』『失意への遁走曲』『慟哭への舞曲』などなどありマス」
可可「『氷の皇帝』はその衝撃で照明のガラスを破壊する危険な技デス。ガラスの雨に気を付けマショウ」
すみれ「客席に危険が及ぶ技とか禁止すべきじゃないの?」
すみれ「…まぁ、その時は私が貴女を守ってあげるわよ///」
可可「しゅみれぇ…///」
跡部(クゥすみ尊いぜ!)
ついこの間dアニメストアで観たからタイムリーだわ
審判「タイブレーク!」
可可「おお~! タイブレークに突入しましたね」
すみれ「延長戦かぁ。本当にいい試合なのね」
可可「アトベはこのタイブレークで数多の試合を制してきました! 持久力勝負なら負けまセン!」
すみれ「へぇ~、見た目と違って泥臭い戦い方が得意なのね」
すみれ「…」
幸村(クゥすみが気になるせいで思った以上に死角を突かれてしまった…)
跡部(このタイブレークでトドメを刺してやる! 食らいやがれ!)
跡部「氷の皇帝!」ドシャーーーン
すみれ「!! 言った側から危険な技が!」
――ガラスの雨が降りしきる
――もちろん客席には殆ど振らないし、粉になったガラスでケガをすることなんてない…けど
可可「きゃあっ!」ギュッ
すみれ「可可!」ギュゥッ
すみれ(大丈夫よ。貴女は私が守る…!)
跡部「跡部王国(キングダム)! スケスケだぜ!」
跡部(見える…見えるぜ! 抱き合うクゥすみが!)
跡部(……スケスケにしすぎて骨しか見えねえだと!?)
幸村「はああああっ!」スパァン
跡部「!?」
幸村「君がどこかで跡部王国を発動するのは読んでいたよ」
幸村「ここからは俺の感性だけでいかせてもらう…零感のテニスでね!」
幸村(そう、感性で感じるんだ…! 抱き合うクゥすみを!)
すみれ「まだ続くのね、タイブレーク…」106-106
すみれ(派手なパフォーマンスとそれに恥じない経歴・肩書・実力)
すみれ(けど…本当は泥臭い戦い方を得意としている努力家)
すみれ(まるで…)
可可「すみれに…ずっとアトベの試合を見せたかったのデス。きっと刺さるところがあるハズ」
可可「例え更に上の存在がいようと諦めず、努力し続ける」
可可「それが、可可の信じる平安名すみれの姿デス!」
跡部(幸村…お前には一つだけどうしても適わねえと思っていることがある)
跡部(お前はスパスタが見られなくなるかもしれないという最悪のドン底から這い上がってきた)
跡部(未だスクスタに出られず…諸事情ロッジの件に心を痛め…2期11話の留学匂わせからの中止…)
跡部(だがそれでもお前だけが3期と新しいクゥすみを信じていた…!)
跡部(だからこそ、お前は俺が戦うべき相手!)
草
跡部「うおおおおおおお! 王国なんて小せぇ小せぇ!」
跡部「跡部ディメンション!」
すみれ「!!!」
――目の前の恋敵かもしれないその人からギャラクシーを感じる
――私も五感を剥奪されている? それともそういうテニス技なの?
――けど…
――可可の言葉通り、彼の戦いぶりに心動かされている私がいる
――私はかのんのような歌も、千砂都のダンスも、恋の優雅さもない
――だからこそ、これからも彼のようにあがき続けていくんだ…!
跡部「うおおおおお!」
幸村「はあああああ!」
※この対決の行方は是非、本編で確認してください
tenipuri.jp/h-r/
可可「アトベーーー!」
跡部「なんだ可可、まだ会場にいたのか」
可可「可可は感動しました…。とっても熱い試合を有難うございマス!」
すみれ「私も…もっと頑張ろうって思わされたわ」
跡部「あーん? 当然だろ」
跡部「俺様の美技に酔わねえやつはいねえ!」
可可「格好良すぎデスよ、アトベ…」
すみれ「…」ジェラッ
すみれ「ねぇ、貴女たちって一体どんな関係なの?」
跡部「あーん?」
すみれ「お友だちじゃないんでしょ? 一体なんなのよ…なんなのよったらなんなの…?」
跡部「…」
すみれ「…」ギュゥッ…
跡部「俺様と可可の関係? 決まってんだろ」
可可「可可とアトベは…お友だちではなく」
可可「ライバルデス!」
跡部「俺様は全国制覇…いや、世界でNo.1のプレーヤーになる」
可可「可可はラブライブで連覇を目指しマス!」
可可「どちらも高い高い壁…先に頂に立つのはどちらなのか競っているのデス!」
可可「意識が高く、常に諦めない気持ちを持ち続けるアトベを見るのは良い刺激になりマス!」
すみれ「…」ポカン
すみれ「じゃあ…別にその」ポッ
跡部「付き合ってるとかじゃねーから安心しな」ボソッ
跡部「可可のこと…大事にしてやれ」ポンポン
すみれ「!!!!???」ボゥッ
すみれ(可可、あの人と付き合ってるんじゃないのね…!)
可可「本当にいい試合でした…白熱しすぎて疲れちゃいマシタね」
すみれ「どこかで休憩していく?」
すみれ「どこか良さげな場所は…」チラチラ
HOTEL FUTUREKINGDOM
すみれ「…」ポッ
すみれ(いやいやいや! ここはそういう場所じゃないから! 普通のホテルだから!)
すみれ「…」
すみれ「ね、ねぇ可可…///」ポッ
すみれ「ここで休憩していきましょうよ…///」
可可「ヘ?」
完
ホテル編はまだですかね?
氷帝立海見てくるわ
dアニメストアにあるんだな