【SS】歩夢「アユムの歩」【ラブライブ!虹ヶ咲】
歩夢「そうかな…?えへへ///」
歩夢ママ「…あ、ねえ…歩夢。将棋盤……外に捨ててあったけど…」
歩夢「……うん。私が捨てたの」
歩夢ママ「歩夢…」
歩夢「お母さん、あのね…」
「……私、もう将棋はしないから」
アユム(5)「しょーぎきょーしつ?」
ユウ(5)「うん!なんかね、メージンがきてね、おしえてくれるんだって!」
アユム「メージンってなに?」
ユウ「とにかくいこうよ!ほら!」
アユム「わあ!まってよユウちゃん~!」
~~~
『以上、優木名人の講演でした』
パチパチパチパチ
ユウ「ユウキメージン…!かっこいい!」
アユム「う、うん」(よくわかんなかった…)
『この後、優木名人による100面指しを…』
ユウ「アユム!メージンとさせるんだって!いこう!」
アユム「ゆ、ユウちゃん!?」
アユム「え…!ユウちゃんまけちゃった…?」
ユウ「うん…。ごめんアユム、いっぱいおーえんしてくれてたのに…」
アユム「ううん!すごかった!」(よくわかんないけど…)
メージン「あなたの将棋、すばらしいですね」
ユウ「め、メージン…!」
アユム(ユウちゃんをたおしたすごいひと…)
メージン「この歳だと力任せに指す子が多いですが、あなたは将棋の基本をしっかり守ってます。それだけでも同年代の子より一歩前です」
ユウ「あ、ありがとうございます…!」
アユム(ユウちゃんほめられてる…?すごい!)
メージン「”歩”に、こだわりがあるみたいですね」
ユウ「え、わかるんですか…!?そうなんです!」
ユウ「歩は、”アユムの歩”だから…いっぱいカツヤクさせたいんです!」
アユム「!」
ユウ「はい!」
「おーい名人!早くこっちの相手してくれよー」
メージン「あ、忘れてました…!すみません……では、私はこれで」
ユウ「た、たいきょく…ありがとうございました!」ペコッ
アユム(わたしもペコッてしておこう)ペコッ
ユウ「はぁ~!ときめいちゃったよー!メージンとおはなししちゃったー!」
アユム「やさしいひとだったね」
ユウ「うん!いやー、きょうのことはいっしょーわすれないよー!」
アユム「……ねえ、ユウちゃん」
ユウ「ん?どうしたのアユム」
アユム「あの……わたしも、しょうぎ…」
ユウ「やりたいんだね!?よしやろう!」
アユム「!……うん!」
歩夢(侑ちゃんと私は毎日のように対局して、互いに磨きあっていった)
歩夢(いつかプロになって、タイトル戦で会おう……そう約束した)
歩夢(けれど……侑ちゃんは死んだ。事故死だった)
歩夢(将棋のことを考えると真っ先に、侑ちゃんの顔が浮かんでくる)
『歩夢~。一局やろー!』
歩夢(侑ちゃん……)
歩夢「囲碁部…オセロ部…チェス部……」
歩夢(部活勧誘かぁ……どこに入部しようか決めあぐねてたら、そのまま2年になっちゃったなぁ)
歩夢(今年からは予備校だし…もう部活とは縁が…)
「ねえねえ、向こうで優木せつ菜ちゃんが将棋の10面指しやってるんだって!」
「マジ!?見に行こー!」
歩夢(優木…!)
歩夢(将棋からは離れようと思ってたのに……いやいや、これは見てるだけだからノーカン…?)
「愛ちゃんー!がんばれー!」
愛「応援ありがと~!」
愛「……と言っても、ぜんぜん勝てる気しないけどね…」アハハ
せつ菜「いえ!私相手にここまで指せたなら上出来です!!」
歩夢(あの人が、優木さん…!)
「せつ菜ちゃんすごい!あっという間に9人倒して、残る愛ちゃんと一騎討ちだもん!」
「虹ヶ咲に時たま現れる神出鬼没の棋士、優木せつ菜!そんな幻の存在に会えるなんて光栄だよ~!」
歩夢(優木名人と同じ名前……もしかして、名人の娘さん…?)
せつ菜「」バチッ
歩夢(早指し!)
愛「そうきたか~!じゃあ……こっちからも攻めるよ!」カタッ
せつ菜「いい手です。この局面では最善手でしょう」バチッ
歩夢(わあ…せつ菜ちゃんの手に迷いがない……)
歩夢(もう完全に、詰みまで読み切ってるんだ)
愛「やば……これもう詰んでない…?」
歩夢「!」
歩夢(いや、まだ…活路はあるよ…!気づいて……)
愛「んー……何回考えてもだめだー」
歩夢(諦めちゃだめ…!)
愛「参りまし…」
歩夢「待ったー!!」
ザワザワザワ…
歩夢「うっ…///」(つい大声出しちゃった…///)
愛「もしかしてあなた、ここから逆転できるの!?」
歩夢「ええっ!?そ、そこまでは言ってな…」
せつ菜「代打ちですか?いいですよ!私は気にしません!」
愛「愛さんからバトンタッチ!いぇーい!」ハイファイブ!
歩夢「えええ~…!」(やる流れになっちゃった…)
歩夢「あ、あの……私が指示するので、その通りに動かしてね。1三歩」
愛「え…?うん、1の三……ここに打てばいいんだね」カタッ
せつ菜「」バチッ
歩夢(早い!読まれてる…!)
歩夢(だったら…)
歩夢「4七銀」
愛「4七…」カタッ
せつ菜「…」バチッ
バチッ
カタッ
バチッ
愛「……」カタッ
せつ菜「」バチッ
歩夢「……同歩」
愛「…はい」カタッ
せつ菜(そこを取ってきましたか。だったら同桂で…)
せつ菜「!?」
せつ菜(ま、待ってください……この盤面、何か変です…)
せつ菜(もしここで歩を取ったら……数手先で詰んでしまいます…!)
せつ菜(真ん中に陣取っている、この歩が……活きてます…!!)
せつ菜(読みを間違えた…?いえ、そんなはずは…)
せつ菜「…………………………」
「せつ菜ちゃん、初めての長考…!」
「あのピンク髪の子、何者!?」
愛「すごっ…!」
歩夢「……………………………」
歩夢「え…!」
愛「もしこのまま勝てたとしても、愛さんが戦ったわけじゃないしさ」
歩夢「い、いや……」
愛「はい、今度こそ交代!」
歩夢「~~~!?」
歩夢(私が……将棋を……?)
『アユム!また強くなったね!』
歩夢(侑ちゃん……)
歩夢「いやあああああーーーーー!!!」
愛「うわあ!?ちょっとー!」
せつ菜「……逃げちゃい、ましたね」
「えー、対戦放棄ですかー」
「逆転の目が見えてきたとこなのに……残念だね~」
愛「あーあ。あの子の名前、聞いておけばよかったー」
せつ菜(普通科2年…上原歩夢さん…!)
せつ菜(見つけました…!)
歩夢ママ「おかえりなさい」
歩夢「……!」
歩夢「お母さん…これ……」
歩夢ママ「…つらい気持ちもわかる。でも、大切な思い出でしょ?そう簡単に手放しちゃいけないわ」
歩夢「お母さん……」
歩夢(将棋盤…きれいに磨かれてる…)
歩夢(いつも、侑ちゃんと対局してた…侑ちゃんとの思い出…)
歩夢(大切な…思い出……!)
歩夢「……ありがとう、お母さん」
歩夢(私は指示してただけだった……)
歩夢(でも、すごくドキドキした…!!)
歩夢(忘れかけていたあの感覚…!懐かしいなぁ…)
歩夢(将棋盤の、榧のにおい…)
パカッ…カラカラ
歩夢(指に吸いつく駒の感触…)
バチッ!
歩夢(盤に打つと響く、この音…)
歩夢「ねえ、侑ちゃん……」
歩夢「私、また…将棋指しても……いいかな…?」
侑「もちろん!いいに決まってるよ!」
歩夢「えっ」
侑「え?」
歩夢「あはは。私ったら、幻覚見えてる…」
侑「あ、歩夢……?もしかして、私のこと…見えてる…?」
歩夢「え…ほんとに……」
歩夢「ああ…侑ちゃんが…成長してたら……ちょうどこんな感じの見た目なんだろうなぁって……」
歩夢「何回も……想像してた………」
侑「歩夢…!ほんとに…見えてるの…!?」
歩夢「侑…ちゃん……!」
スカッ!
歩夢「!?あ、あれ…?」
侑「……ごめんね、歩夢」
侑「私……幽霊なんだ」
歩夢「侑ちゃんが……幽ちゃん…?」
侑「ごめん…。透けちゃうから…歩夢を抱きしめることもできないの」
歩夢「……それでもいい」
侑「!」
歩夢「侑ちゃんに……会えただけで、うれしい…!」
侑「歩夢ぅ…!」
⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞
かわいい
歩夢「それは…」
侑「……ま、いっか!」
侑「それより歩夢!将棋しよ!」
歩夢「え…!でも侑ちゃん…駒に触れないんじゃ…」
侑「代わりに歩夢が指してくれるでしょ?ほら、私が先攻ね!」
歩夢「あ!もーずるいよ侑ちゃん~」
ワイワイワイ!!
歩夢「すごい侑ちゃん!腕上げたね?」
歩夢「でも私だって、負けないよ!」
歩夢「えい!えい!」バチッ
歩夢ママ「む、娘が幻覚見てるわ…」アワワ…
歩夢「あの将棋盤に憑いた地縛霊かと思ったけど……意外とアクティブだね?」
侑「うん!歩夢が近くにいる限りどこでも行けそうだよ!」
「普通科2年、上原歩夢さん」
歩夢「!」(生徒会長さんだ)
侑「この人、生徒会長だよね」
歩夢「え、知ってるの…?」
菜々「はい。全校生徒の顔と名前は把握してます」
歩夢「!?……そ、そうなんですね」
歩夢(そうだ、侑ちゃんは私以外には見えてないんだった…!)
歩夢(他の人の前では気をつけないと…)
菜々「実は昨日、優木せつ菜さんからあなたを呼び出してほしいと頼まれたんです」
歩夢「せつ菜ちゃんから…?」
侑「せつ菜ちゃん!あの将棋強くてお●ぱい大きい子だよね!?ときめいちゃうな~」
歩夢「侑ちゃん」ニコッ
菜々「ゆ、ゆうちゃん…!?」
歩夢「あ、いや……なんでもないです!!」
菜々(びっくりしました…!私が優木せつ菜なのがバレているのかと…)ドキドキ
歩夢「!?」
侑「ブラのサイズも同じ!これはまさか……」
歩夢「侑ちゃん!そんなことしちゃだめだよ!」
菜々「……あ、あのぉ」
歩夢「!?ち、違うんです!私は変な人じゃありません!!」
菜々「そ、そうですか……?」
歩夢(もう、侑ちゃん~///)
菜々「……放課後、将棋同好会の部室で待っているそうです。私は頼まれた通りに伝えましたので……では」
歩夢「はい、ありがとうございます」
スタスタスタ…
侑「せつ菜ちゃんに呼ばれたってことは、やっぱり昨日の対局のことだよね」
歩夢「侑ちゃんも見てたんだ?」
侑「うん!あの劣勢からの追い上げ、すごかったよ!」
歩夢「そ、そんなことないよ…///」
侑「……たぶん、昨日の続きだよね。歩夢、指せそう?」
歩夢「うん!私、今度はがんばれそう」
歩夢「侑ちゃんがそばにいてくれるから…!」
ガラガラ
歩夢「こんにちは。えっと、せつ菜ちゃんいますか…?」
「せつ菜ちゃんはまだ来てないよ」
歩夢「そうですか…。せつ菜ちゃんから部室へ来るようにって…」
「えー!?プライベートのせつ菜先輩に会ったんですかー!」
歩夢「え……いや、私は生徒会長からの伝言で…」
「せつ菜さんは神出鬼没、主に放課後にしか現れませんからね」
侑「なんかレアポケモンみたいだね」
歩夢「あはは…」
かすみ「私、中須かすみですっ!かすみんって呼んでください♪ 先輩のお名前は?」
歩夢「歩夢です。上原歩夢」
かすみ「歩夢先輩ですね!」
歩夢(先輩…!いい響き…)
かすみ「突然ですが、歩夢先輩~…」
かすみ「ここでかすみんの踏み台となってもらいますよ…!」
歩夢「へっ…?」
プロはエグいな
しずく「傍目八目です」
かすみ「そう、それ!途中参加でいい気にならないでください!私だってあれぐらい打てますよ!」
「ほんとかな~?」
かすみ「ほ、ほんとですよ!」
かすみ「とにかく!歩夢先輩を倒して、せつ菜先輩に実力を認めてもらいます!!」
歩夢「ええ…?まあ…せつ菜ちゃんが来るまでならいいけど…」
かすみ「では、かすみんが先攻で♪」
しずく「かすみさん…卑怯です」
かすみ「うぐっ…。か、かすみは後輩だから、先攻譲ってくれますよね…?」
歩夢「うん、いいよ」
「強者の余裕…!」
「もうこの時点でかすみちゃん負けてるね」
かすみ「うるさいですよ!なんで味方なのにやじ飛ばすんですか~!?」
彼方「あ、まだ名乗ってなかったね。私は彼方ちゃん」
エマ「エマだよ~」
歩夢「上原歩夢です。部室おじゃましてます」
かすみ「先輩たち無視しないでください~!」
かすみ「!」
かすみ「そうです…!かすみんの棋力で目にもの見せてやります!」ニシシ
かすみ「さあ、勝負です歩夢先輩!泣かせちゃったらごめんなさい!」
~~~
かすみ「ふぇ~ん……ぐすっ…」
彼方「よしよし」ナデナデ
エマ「よくがんばったね~。えらいよ~」ナデナデ
しずく「歩夢さん、本当にお強いですね…!」
歩夢「そうかな…?えへへ」
侑「うんうん!歩夢ほんと強くなったよ!」
歩夢「あ、ありがと…///」
「その指し筋……流石です!」
歩夢「!」
せつ菜「お待たせしました、歩夢さん!」
歩夢「せつ菜ちゃん…!」
せつ菜「いえ、問題ありません!今日ここで再戦しましょう!」
歩夢「うん」
侑「やっぱり、生徒会長と同じパンツ…」
歩夢(ツッコまないからね…?)
せつ菜「では、盤面を…」
歩夢「あ、私がやるね」
バチッ バチッ バチッ バチッ
せつ菜「リプレイ……?」
せつ菜「!?……あ、歩夢さん!」
歩夢「ん?」
せつ菜「歩夢さん……昨日の対局は、途中から見に来てましたよね…?」
歩夢「うん…そうだけど」
せつ菜「では…なぜ!序盤中盤の流れを、完璧に再現しているんですか…!?」
彼方「見てない盤面を知ってる…?」
しずく「ありえるんですか、そんなこと…!?」
歩夢「えっと…」
歩夢「盤を見たら、そこににじむ棋士の思惑とか、苦悩とか…いろんな感情が伝わってきて…対局の流れとかもわかるんです」
せつ菜「!!」
せつ菜(この才能…)
せつ菜(やはり、歩夢さんを選んで正解でした…!)
歩夢「ここで私が逃走」バチッ
せつ菜「はい……リプレイは終了ですね」
せつ菜「では、私からの封切りです」バチッ
歩夢「!」
侑「7四角……きっと昨日から考え込んだ最善手なんだ!」
せつ菜「かなりズルいですが……どうかお許しください」
歩夢「…ううん。大丈夫」
歩夢(真ん中の歩……この子がカギを握ってるんだ)
歩夢(この歩をもとに、展開していけば…)
歩夢「…」バチッ
かすみ「……今どういう状況なんですか?」
しずく「拮抗……に見えますね」
エマ「せつ菜ちゃんの兵隊さんは敵にゴン攻めしてて、自分のお城は守りが薄いんだね」
エマ「だから真ん中にある歩を注意してて…でもその間に歩夢ちゃんも兵隊さんを助けに向かわせてるの」
彼方「なかなかいい解説ですな」
かすみ「なるほど…じゃあどっちが勝ちそうなんですか?」
かなしずエマ「せつ菜ちゃん(先輩)!」
侑「歩夢しか勝たないよー!!」
歩夢「…………」
歩夢(警戒度を上げられちゃった今、攻め入るのは難しい……)
歩夢「でも……まだ道は消えてない!」バチッ
せつ菜「……………………」
Wow wow! Wow wow! Wow wow!
せつ菜「……DIVE!」
歩夢「!?」
かすみ「出ました!せつ菜先輩のダイブ!」
しずく「うるさい代わりに、とんでもない集中力で先を読み切る能力です…!」
せつ菜「…………ふぅ!すべて読みました!」
歩夢「え…」
せつ菜「歩夢さん!」
せつ菜「20手先の投了まで……全力で戦いましょう!!」
歩夢「…………」
かすみ「さっすがせつ菜先輩~!」
彼方「歩夢ちゃんもよぅがんばっとる」
歩夢「……はい」
せつ菜「この対局、歩夢さんに不利な面が多かったですし、この結果がすべてとは思っていません」
せつ菜「ただ……とても楽しいゲームでした!ありがとうございました!」
歩夢「…ありがとうございました」
せつ菜「歩夢さん……あなたの将棋、すばらしいですね」
歩夢「…!」
侑「優木…名人……?」
せつ菜「……すみません。私の都合で、同好会活動の方が遅れてしまいました」
エマ「大丈夫だよ~」
しずく「はい!いいもの見させてもらいました!」
せつ菜「…歩夢さん」
せつ菜「よければ、我が将棋同好会に入っていただけませんか…?」
エマ「大歓迎だよ~!」
彼方「うぇるかむ歩夢ちゃん~」
かすみ「歩夢先輩~♡将棋教えてください~」
しずく「わ、私にも教えてください!」
歩夢「教える…!うーん、私にできるかな……」
せつ菜「皆さん!今日からこの将棋同好会は、本格始動となります!」
せつ菜「実は皆さんに、伝えなければならないことがあります」
歩夢「…?」
せつ菜「この同好会の実態は……なんと!悪と戦うための正義の機関なんです!!」
しずく「……はい?」
せつ菜「まずはこちらの映像をご覧ください」ポチィ
歩夢(スーツの人に囲まれた場所で、将棋を指してる2人…)
歩夢(あ、片方の人が降参した)
『や、やめろ……やめてくれぇ……』
『ぐわあああああああ!!!』
歩夢「!?」
歩夢「!!」
~昨夜、侑との対局中
歩夢『……侑ちゃんが生きてたら…抱きしめられるのに…』
歩夢『侑ちゃん……どうして死んじゃったの…』
侑『うーん……実はよく覚えてないんだよねー』
侑『あ!でも最後に……誰かに会ったような…』
歩夢『誰かって…?』
侑『えっと、確か…………』
~~~
侑「音将会……!」
歩夢(侑ちゃんの死に関わってるかもしれない人たち…!)
せつ菜「音将会は棋士に対局をけしかけ、負けた方は殺害するやり方で人類の選別を続けています」
せつ菜「……我々は、そんな音将会を倒すべく集まった正義の味方!ヒーローです!」
せつ菜「さあ皆さん!悪を滅ぼすために将棋の腕を磨き、世界を救いましょう!!」
しずく「私も、ちょっと……」
せつ菜「え……皆さん……?」
彼方「彼方ちゃん…かわいい妹がいるから……危険なことには関わりたくないな…」
エマ「ごめんね…?」
せつ菜「あ!待ってください~!もう少しだけ話を~!!」
せつ菜「……2人きり…ですね」アハハ…
歩夢「せつ菜ちゃん…」
せつ菜「歩夢さんは、残るんですか…?」
歩夢「うん…。私も、関係してることだと思うから…」
せつ菜「!」
歩夢(音将会を追えば……侑ちゃんの死の真相に辿り着けるはず…!)
侑「歩夢……」
せつ菜「しかし…2人で戦うのは困難です。もっと仲間がほしいところですね…」
歩夢「そうだね……あ!あの人はどうかな?昨日私がサポートしたあの金髪の…」
せつ菜「宮下愛さん……いいですね!彼女も勧誘してみましょう!」
歩夢(どんな敵が現れても…倒してみせる……)
歩夢(待っててね、侑ちゃん…!)
おわり
またいつか完結編まで書くかも
完結編も待ってるで
負けたら56されるんだからそうなるよね…
続き楽しみに待っとるよー
期待してます
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