果南「んあ？何か鼻がムズムズして痒い……かゆい……」【SS】

梨子「怪物くんは知ってるけど、唐突すぎて……」

善子「暑さで気が触れたのかと思ったわ」

果南「失礼な！私は至って正常だよ！」

果南「あれ？そうだったっけ？」

梨子「わざとじゃなかったんだ……」

善子「むしろそっちの方がギャグセンス高いんじゃない？」

梨子「自分で言うのもなんだけど、世間の女子高生に怪物くんのOPネタは通じないと思うよ？」

果南「いいのいいの。付き合ってくれてありがとね。じゃあまた放課後の練習で！」

善子「何だったのかしら？」

梨子「さあ？」

鞠莉「まだ地区予選まで時間はあるけど、余裕を持って次の準備しておくことは大切デース！」

果南「みんなも意見があったら遠慮なんかせずにどんどん言ってねー」

梨子(善子ちゃん、あれ……)

善子(果南、さっきからしきりに鼻の頭を気にするそぶりをしてるわね)

善子(辛辣ね。まあ確かに驚くほどつまらなかったけど)

花丸「果南ちゃん、さっきからずっと鼻の頭を触ってるけどどうしたの？」

よしりこ「！」

花丸「そっか、ならいいんだ」

曜「それで次の衣装のイメージ案なんだけど……」

よしりこ(セーフ！)

梨子(良かった、実践してたら大惨事は間違いなし……あれ、果南ちゃんからLine？)

果南:次に私が鼻をかく仕草に合わせて痒いなー的なこといったら、タイミングを見計らってドラキュラの口上よろしく！

梨子:えっ！？嫌だよ！？というか本当にやるつもりだったの！？

梨子:あ、あのこと？

果南:いいのかなーん？

梨子:言って

果南:でもなー

梨子:言って！

梨子:何でもお手伝いさせていただきます

果南:そう？ありがと！ちなみに善子にも同様の脅迫、もといお願いしてるから頼っても無駄だから。じゃあ、手筈通りによろしくー

梨子(……善子ちゃん、果南ちゃんからLine来た？)

善子(来たわよ！オオカミ男やれってね！あいつ、だから昼休みに私たち呼んだのね！)

よしりこ「！！！」

ダイヤ「大丈夫ですか？そういえばあなた、今日1日中鼻の辺りを気にしていましたね」

鞠莉「皮膚科に行った方がいいんじゃない？良かったらおすすめの病院教えるわよ？」

梨子(善子ちゃんも脅迫されてるんでしょ！？背に腹はかえられないよ！)

善子(くっ……)

果南「いやー大丈夫！それにしても痒いなー痒い……かゆ…………」

梨子(も、もうどどうにでもなれ！)

ダイヤ「は？」

善子「い、いくでガンス！！！」

ルビィ「……ふんが！」

梨子(ルビィちゃんがフランケンなのね……)

善子(ルビィがフランケンなんだ……)

ルビィ(や、やばい！昨日夜更かししてたせいでついウトウトして恥ずかしい声出ちゃった！？)

善子「はっははははは……！」

千歌「…………うるさーい！！！！！！！」

よしりこ「」

千歌「2人ともなんなの！？みんな真面目に話して『てれてれてれーてーんｗｗｗｗｗ』……は？」

果南「てれてれてれーれんｗｗｗｗｗ」

果南「カーイカイカイｗカーイカイカイｗ」

果南「カワイコちゃんにはｗよわｗ……いｗけどｗ……？？？」

千歌「……」

ダイヤ「……」

曜「……」

花丸「……」

鞠莉「……」

ルビィ「……」

ようりこ「」

果南「あっ……スベったねこりゃｗ」